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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 できちゃう、友情できちゃう、第4話。ヤベェ、なんかいい話っぽい流れで10人がまとまりつつある。ハイジからしたら今回の外野の乱入劇は全く想定していなかった事態のはずなのに、それがきっかけで何かの歯車がくるくると回り始めている。

 いよいよカケルの過去話。ただ、具体的に彼が何をしでかしたのかまでは具体的に描かれていない。高校時代は成績優秀だった様子で、周りの部員よりも贔屓されていたことはわかっているが、そこからどのように転げてしまったのだろうか。コンビニでパンに手を伸ばすシーンの意味も現時点ではまだ断定できない。嫌味を言ってきたやつ(榊)の様子を見る限り、カケルのやらかした何かのせいで競技自体がポシャってしまったようではあるが……。

 もちろん、カケル以外の部分でも相変わらずハイジの計画は着々と進行している。すでに神童は落ちたようなもの。むしろ持ち前の才能でもって周りにまで影響を与え始め、今やハイジの右腕である。マネージャーとしてハナちゃんを導入した効果は思いの外大きく、双子とキングの完全攻略も時間の問題。もう、こうなってしまえばムサの恐れていた通りの過半数突破だ(過半数って言葉も知ってるんだな)。ニコチャン先輩も黙っているとは言え確実に肯定側だし……。そして、今回決定的だったのは王子の心変わりである。いや、ボロボロの状態だったから本人も何言ってるか分かってなかった可能性もあるが、「漫研の人間なんだから漫画を使って篭絡しよう」というハイジの単純極まりない作戦で精神を揺さぶられ、さらに榊が演出したあまりにも漫画みたいなシチュエーションがやけにツボってしまったらしく、持ち上げられた状態から自分の憧れの漫画の世界へダイブしてしまった様子。うーむ、これだからオタクはちょろい……。

 これで、すでに抵抗勢力は今やユキのみ。ムサの性格ではこれ以上の抵抗も無理だろうし、流れでカケルが傾いてしまった場合、あっさりと折れてしまうだろう。おやぁ、思いの外スピーディーにここまできてしまったぞ……怖いなハイジ。こんなにも邪悪なスポーツ漫画の主人公(?)ってなかなかいないよな……いや、小説だけども。

 とりあえず、すさんだ心は全部アイキャッチのイッヌで癒すべし。ほんと、あそこが無条件で可愛いのがずるいんだよな……。

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 女の子は正義、第3話。タイトル見てなんのことやねん、って思ったけど、そのまんまズバリで女の子が出てくるで、っていうお話やった。なんとなくだけど、珠莉ちゃんってこういう男に囲まれて周りを盛り上げる役でよく見かける気がする(ニルアドだけかもしれん)。

 少しずつメンバーをからめとっていく「人鬼」・ハイジの暴虐が淡々と重ねられていく。「こんなもん、どうあがいても無理やんけ!」という印象は1話目からずっと続いているわけだが、現時点ではさらに具体的な数字がどんどん出てきて、無理レベルは上がる一方だ。まぁ、そうだよね。わざわざ数字を出されなくても「無理!」ってわかってる話だからね……。しかし、寮の連中も意外に頑張るもので、無茶苦茶な早朝ランニングでもなんとか10キロは走れる人間がほとんど。俺、多分大学一年生に上がりたてのタイミングで5キロ走れって言われたら多分王子よりもひどい結果になってたと思うよ。5キロで確実に膝壊してたと思うよ(受験勉強で人生で一番太ってた時期だし)。そう考えれば、絶望的な状況でもちゃんとゴールにたどり着いてる王子はそれだけで偉いといえば偉いんだよな。

 しかし、そうは言っても素人レベルの「偉い」で通用するわけがないのが箱根。現時点ではそのレベルに手が届く可能性は一切見えていないのだが、ハイジは何か秘密兵器でも用意してあるのだろうか。残り10ヶ月とは言っていたが、ちょうどこないだ予選会云々というニュースを見たので、本物の箱根に出場したいなら期間はもっとずっと短い。ここから心身ともに鍛え上げる手段は……ないやろなぁ。どこまで頑張って「嘘」を薄めてくれるのか、今後の展開が見ものである。

 そして、そんな「嘘」の一端となるのが、今回登場した女の子・葉菜子ちゃんである。今キャラ表で名前確認したんだけど、八百屋の娘だからってこの名前はどうかと思うけどな……幸い本人は真っ直ぐな子に育ってくれているようで、地元商店街のよしみなのか、ハイジの途方もない夢にボランティア感覚で付き合ってくれている優しい子。他の連中の反応を見るにルックスも充分可愛らしいようだし、かなりハイスペックなマネージャーポジション。彼女の影響を一番受けているのがキングみたいだが、双子も彼女の存在を呼び水にコロッと落ちてしまっているし、最後まで抵抗していたユキについても、ハイジの脅し+「こっちにきても一応女の子がいるという事実」の合わせ技が意外と馬鹿にできなかった。もう9人中2〜3人は落ちてる状態なので、最後の砦であるカケルさえ落ちてしまえば……いや、でも王子はどうすんだあれ……。

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 アイキャッチのわんこが可愛い、第2話。やっぱ和犬はあのコロコロもふもふしてる感じが良い。いとしいムーコ。

 注目の第2話。あんな絶望的な状況から、一体どんなミラクルがあれば箱根駅伝に出られるようになるのかと思ったら……すげぇ力技だった。まずは全員のモチベーションを最低限のところまで引き上げなければいけないわけだが、ほぼ全員やる気ゼロの状態から、1人1人を脅し、誉めそやし、釣り上げる。あの手この手で各人のパーソナリティにあった勧誘(もしくは恐喝)を展開していく様子は、なるほどこの手の「スポーツもの」ではお馴染みだし、「長屋もの」としては各人の自己紹介パートとしてこれ以上ない導入になっている。おかげで野郎ばかり10人というとんでもなく高い記憶ハードルがあるにもかかわらず、2話目の時点で既におよそメンバーについてはクリアできてしまいそうだ。こんなに導入がスムーズなストーリーテリングって、実はそれだけで結構な技である。

 今回誰よりもキャラが際立ったのは、無論言い出しっぺのハイジであろう。1話目では「気のいいあんちゃん」くらいの印象だったのに、このわずかな期間で見事にサブタイトル通りの「鬼」の称号を獲得。特に王子に対して退去を迫る様子などは、完全にこの日のために伏線を張ってきた狡猾さ、無慈悲さが出ていて実に外道である。まぁ、多分入居の時にも(違法にならないレベルで)説明はあったんだろうけども。でもさ、入居から数ヶ月単位で何も言われなかったら「あ、これでええんやな」って思っちゃうよね。そこにつけこむのはやはり外道のやり口である。

 そして唯一の外国人枠であるムサに対する手管も同じ手法だが、こちらは本人が「一番弱いところ」と評されるくらい精神的に脆弱なお人好しだったため、実質何も手を下さずとも落ちたようなもんである。あとは10人中で一番バカだと思われる双子については「女の子にモテる」の一言で秒で陥落。まぁ、この2人はコントロールするの簡単そうだからな。

 一番わからんのは、学内でねちっこく勧誘されていたクイズ野郎(キング)と秀才くん(神童)の2名。キングについては「就職に有利やで」という誘い文句を使っていたが、現時点で4年生なら、今更そんなとってつけたような実績が欲しい時期でもないような……多分、駅伝の練習するよりもその時間で片っ端からエントリーシート書いたほうがいいと思うぞ。まぁ、キングはそこまで走ることへの抵抗がなかったってことなのかな。そして神童の方は、「テレビに出たら田舎のご両親が喜ぶぞ」というよくわからない誘い方をしていたが……いや、さすがに帰るんじゃね? そんなにしょっちゅうは帰れないかもしれないけど、さすがに大学の学部生なら年に1、2回くらいは帰省するやろ。それだけじゃ足りない何かがある家庭なのか……まぁ、こちらも基本的には「いい人」っぽいので、単にハイジの執念に口説き落とされただけかもしれないけど。

 そして残るは3人。まだ「落ちて」いないのが、法学部の才媛であるユキ。こちらが一体どんな流れで陥落するのかは次回以降に持ち越し。そして、なんだかんだで年の功を見せつけるのが、不思議な存在感を見せつけるヤニ中毒のニコチャン先輩。こちらは陸上経験者ということに加えて、ハイジの必死の様子を見続けていたというシンパシーからも走ることにはそこそこ積極的な様子。多分この人が正式に参加を表明すれば、その流れでツンデレくさいユキも落ちることになるんやろなぁ。

 そして最後のボスであり、チームの最有力候補でもあるカケル。どうやら過去に所属していたチーム(高校時代の陸上部か)で何やらいざこざがあった様子だが……出会ってそのすぐ後でそんな過去の履歴まで調べて迫ってくるハイジって本当に怖いな。さらに負けず嫌いの意地っ張りなところまで見透かされてるし……現時点では対等なように見えてはいるが、実は既にハイジの掌の上な気もする。対人関係に慎重なタチのようであるが、果たして、犠牲にならずに逃げ切ることができるだろうか(出来るわけないやんけ)。

 さぁ、これで10人。意外とあっという間に臨戦態勢に入りそうだ。しかし、モチベーションがクリアできたとしても実力は短期間で埋め合わせられるはずもない。作中でもいわれていたとおり、「選ばれた者たちが、日々必死の練習を繰り返しても一握りしか残れない」という過酷な競技なのだ。そんなところに一朝一夕で出場してしまったら、それこそ侮辱になってしまうだろうし……さて、どういう構成になっていくんでしょうね。

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 猪のおばちゃんのハーレムはいろんな意味でキツそう、最終話。最後に全員集合してくれたのはちょっと嬉しかったですね。まぁ、いちばんの衝撃はイヌさんの家事姿だった気がしますが。

 大戦の方は11話で完全終了。そしてエピローグとして賞品を受け取るネズミの懊悩を延々と描くという構成。常日頃から「物語のエピローグはたっぷり取ってほしい」と言っている勢なので、こういう幕引きはうれしいですね(まぁ、本編の尺ももっと取って欲しかった気もするが)。そして、ネズミは100の分岐を利用して実は他の11人の参加者に色々とインタビューをしていましたよ、ということで全員集合が実現したのである。まぁ、猪やら羊やらはホントに一瞬だけだったのであんまり集まった感じはないけども。

 結局、ネズミは「自分だけのたった1つの願い」を見つけることが出来なかった。この何ともむなしい「全能感と無能感の表裏一体性」は西尾維新が大好きなやつで、マイナス十三組風にいうなら「虚しい勝利」である。おそらく他の11人の誰が優勝したとしても、少なくともネズミよりは有意義な願いの使い方をしていただろう(ウサギが優勝していたら地球上がゾンビだらけになっているだろうが)。そんな自分の虚ろさを痛感してしまい、ネズミは勝者のはずなのに気分的には負けくさい。最終的には全ての記憶を抹消し、不自由で生きづらい世の中を幸せに暮らすことを選んだのである。まぁ、あの能力があるなら、今後の日常でも不自由はしないからそれなりに幸せなんじゃねぇの? ただ、また戦場に駆り出されるとは思うが。もし次の十二大戦にまで駆り出された場合、前回の覇者なのに当人が記憶を無くしているという面倒な状態であり、下手したらまた同じように優勝し、同じような悩みを抱えることになるかもしれない。

 なんとも皮肉だが、それなりに納得できるネズミさんのエピローグ。落としどころとしては無難ではなかろうか(西尾維新だったらこんな感じ、っていう身構えは必要かもしれないが)。あとは、残りの11人のサービス出演でもう一度この世界を総覧しておしまいだ。こうしてみると、あれだけあっけなく殺されていくノルマみたいなバトル展開だったにも関わらず、11人がそれなりにキャラとして立っていたし、振り返ってみると懐かしさもあれば切なさもあるので、やっぱりそういうストーリーテリングは卒がなかったんだなぁ、という印象。特にネズミの中で特別視されていた猿との対話シーンはちょっとグッときちゃったね。実際の悲惨な末路と比較するとなおさらなぁ。他にも、一体どんな方法で仲良くなったんだよ、みたいな無茶苦茶なインタビューが展開されている分岐も存在しており、特にウサギさんをなんとか説得することに成功したフェイズは一体どんな結末を迎えていたのかも気になる。「話してみると意外と普通に話せる」と言っていたが……まぁ、ウサギさんとはあんまり話せなくてもいいな。作中で唯一回想シーンがなかったいレギュラーは伊達ではないよ。他にも辰巳兄弟との対話が成功しているフェイズも気になるし、派手に鳥さんにやられている展開もその後の結末が見もの。牛さんとの対話が実現したフェイズでは牛さんが既にウサギの能力の全容と弱点まで把握しているし、多分、100のうちの30%くらいはやっぱり牛さんの優勝だったんじゃなかろうか(クソザコだと思ってたけど、やっぱり強いのかな?)。

 他にも色々と「分岐を作る」というネズミならではの能力のおかげでこのたった1つのバトルロイヤルが無限の可能性を見せてくれている、というのは単純に面白い設定だ。二次創作なんかも捗りそうだし、続編もいくらでも作れるし。「十二大戦対十二大戦」は読んでみようかなぁ。

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 最後にクラップユアハンズする余裕なかったな、第11話。まぁ、すでに「エビバディ」もいないからしょうがないけどな。

 決着。てっきり最終回まで持ち越すと思っていたが、牛さんが想像以上に雑魚根性を出して潔く死んでくれたおかげで、十二で大戦のはずが11話で決着してしまった。まぁ、次回のオチがどうなるか、っていうのまで含めて、最終回までが十二大戦なので油断は禁物ですけどね。さすがに次回何かもう一捻り(もうひと癖?)無いとちょっと腰砕けですからね。なんかあることを期待しましょう。

 さておき、決着のつけ方であるが、ウサギさんが想像以上にむちゃくちゃやってくれたので「まぁこんなもんかな」って納得はできるレベルだったんじゃないでしょうか。牛さんが前評判の割にクソザコだったことだけはなんとか飲み込む必要があるのだが、そこさえ気にしなければ「ネズミが勝つ理由」も(能力ずるすぎるけど)納得できるし、ウサギの処理、牛の処理も含めて、「終わった」感は出ている。前回までで気にしていた「猿はどこ行ってしまったんや?」とか「羊の爺さんの最終兵器は絶対どこかで使うやろ」は最低限回収してくれたし、さすがにその辺のストーリーテリングに最低限の責任は持ってくれているので一安心である。大きくまとめると、本作で不満が残るのはやっぱり牛さんの見掛け倒しなところくらいだった気がする。他の試合については、まぁ、西尾維新だし。もともと西尾維新って少年漫画だろうがなんだろうが、バトルやらせると(意図的な部分は多分にあるが)しょっぱい試合しか書かないんだよな。あのめだかボックスだってガチでぶつかっての勝利シーンってめだかVS球磨川の試合くらいだったんじゃなかろうか(少年漫画っぽい試合を書こうとするとくじらちゃんVS志布志みたいになる)。

 映像面でもウサギさんの酷さが実にダイレクトに出ていて、猿のあまりにも不憫すぎる末路なんかがなんとも哀れみを誘うものになっている。虎ちゃんがあんな残念な終わり方になったので、結局最後の最後でメイン(不遇)ヒロインの座に返り咲いたのは猿の方でしたね。ちゃんとネズミも猿の功績には触れてくれていたし。あ、あとは頑張ったといえば牛の中の人である。梅原裕一郎は、今回だけギャラを倍もらってもいいような気もする。あのヘンテコな牛さん喋りで延々モノローグってかなり大変だったんじゃなかろうかネ。

 あとはいじるとしたらやっぱりネズミの能力なんだけども……結局、こういうバトルもので最強になる能力って時間操作系とか因果をいじる能力になるんだよな。まぁ、純粋な腕っ節は完全に無視するわけで、文字通り次元が違うチート能力になるんだからしょうがない。一応、ネズミの能力の場合は「100」という数値の限界設定があるところがギリギリ譲歩しているところだろうか(結局運営側には勝てなかったわけだし)。「うじゃうじゃ殺すってそういう意味かよ」っていうのが斜め上から明かされるのはなかなか面白い。結局こいつだけ一切バックグラウンドを語られていないのでこの能力をどんな風に使って、何がどうなって今回の結末に至ったのかがさっぱりイメージできないのが難点といえば難点。その辺りの「落とし前」は次回のお当番回でつけてもらえることを期待したい。そういえば各々の戦士が「どこかで見たことが」みたいなことを繰り返していたのって、ネズミが試行した残りの99の可能性も、一応みんなのイメージの中に残っていたっていうことでいいんだろうか。もしそうだとすると因果の回り方がよくわからないんだけどな。

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 違う、そうじゃない、第10話。俺が望んでいた虎ちゃんはそんなんじゃない。

 もー、なんでこんなところで普通の話にしようとするかなぁ……違うねん、望んでるのはそんなお為ごかしのメロドラマじゃないねん。虎ちゃんは破滅的に道を踏み外したんだから、そのまま全力で脇道に突っ込んで大爆死して欲しかったんや。なんでここまでクソみたいな死に方した奴らしかいないのに、一番期待されたヒロインだけちょっといい話っぽくしようとした。11個も死に様を書かなきゃいけないからって、ここで安易な方向におもねるなよ。頑張れよ。

 というわけで、前回爆上げした虎ちゃん株がしおしおと萎えてしまう残念な結果となった。まぁ、そりゃわずか30分で急に持ち上がったバブル景気だったのは間違いないので、「勝手に盛り上がって勝手にがっかりするな」と言われたらそうなんだけどさ……でも、せっかく破滅的なキャラ設定を生み出して戦場に送り込んだのに、「実は更生してました(テヘペロ)」ってずるくない? 確かに前回「なんで十二大戦にエントリーできたのか分からねぇな」って言ってたし、「牛さんとの因縁が語られてないなぁ」とも言ったけど、こういう方向の解決じゃないねん。もっとこう、ゲスな理由で逆恨みしたり、そういう展開から「やっぱりアタイの選んだ道は駄目だったんだねぇ」って悔やみながら無様に散って欲しかったんや。こんなまっすぐな乙女心から幸せそうに死なれたら、前回のエピソードが丸々無駄じゃん。チクショウめ。

 一応、ウサギの反撃とかは予想通りの展開だったけど、まさかそこから「油断してたクソザコ牛さんを守るために一瞬の乙女心を発揮してしまった虎さんの無駄死に」とかいう心踊らない展開になるとは。どうもこの作品の「強さ」ってのはかなりのフレックス制を採用しているようで、特に牛さんは弱い時はとことん弱い。まぁ、ウサギの能力を完全に把握してなかったっていうビハインドがあったのだろうけど、あんな奇襲一発でやられてたのだとしたら、やっぱりシンプルな武力ってのはへんてこ能力に勝てるもんじゃない、ってことの証左なのだろう。まー、どうせこのあと牛さんは虎の雪辱を果たしてウサギを殲滅した後によくわからないネズミにボコられるターンが待ってるはずだけどさ。

 それにしても虎ちゃんなぁ……勿体無いなぁ……(ずっと言い続けるわ)。

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 虎ちゃん可愛いやんけ!!! 第9話。ただし衣装はせめて戦場で戦ってる時のやつがいい。今の虎コス、エロもなければ可愛くもないのでやめて。せめて昔みたいに髪の毛下ろすだけでも可愛くなると思うんだけど……カチューシャデコ出しはよっぽど絶世の美女でもない限りあんまりプラスにならないと思うよ。どこぞの軽音部部長クラスでないと(至宝)。

 タイトルはウサギだけど今回は虎回。虎のことを掘り下げるためにはとりあえず辰の兄ちゃんが邪魔なので、びっくりするくらいに瞬殺。ゴミカス兄弟にはお似合いの最後だったが、前回あれだけ思わせぶりに貯めておいてからのオープニング瞬殺というのはマジでネタ臭しかしねぇな。もう、そういう存在だったと諦めるしかないんだろう。でもまぁ、前回の兄弟エピソードで作画リソースを節約したおかげで(お似合いの作画だったおかげで)、今回の虎ちゃんがしっかり可愛くなっていたので、適材適所、いい判断だったのかな、っていう気もします。ちなみに辰を殺すために兎が猿をうまいこと使っていたわけですが、あの強豪のお猿さんなんだから、牛戦でももっと上手く使っておけばよかったのに、という気もする。雑魚兄弟をコントロールするので手一杯だったんでしょうかね。

 さておき、そんなこんなで辰を放っておいて虎だ。なんかね、今回のエピソードで彼女の株が爆上げしましたね。女性陣4名の中でもトップレベルに上がってきました(誰がもともとトップだったのかはよくわからんが)。何がいいって、もう完全に個人的な嗜好というか、性癖というか、フェティシズムなんですが、「きちっとした女性が堕落していく」シチュエーションが大好きなんですね。これ、どっか別なところでも書いた気がするけども……NTR好きの派生なんでしょうけど、かっちりした人生遍歴の女性が、何かのきっかけで堕ちて、みっともなくなるのってすごく興奮するんです。お猿さんみたいに「すごく善人だったのに思いっきり残虐に殺される」みたいなのもゾクゾクする部分はあるんですが、今回みたいなわかりやすい「堕ちもの」も一興。

 武を極め、道を定めた女子高生武闘家が、人間の醜い部分を見てゴロゴロと転がり、酒に逃げ道を求めて堕落がスタート。何もかも忘れてしまえるし、考えなくて良くなるってんでそのまま戦場でも酒を浴びはじめ、最終的にはアル中の症状で思考能力までもが退化していくという。これ、エロ漫画ならさらにセックス&ドラッグでバッドエンド一直線なやつなんですが、「高名だった武闘家が最終的には割り算すらできなくなる」っていうだけでも充分にカタルシスがある。自我すら定かでなく、ただ殺すことを生きがいにして濁った目で任務を続ける虎ちゃんの悲哀は、かなり嗜虐心をそそるものになっています。目の下にクマを作ってぼんやりしてる表情、ざっくりまとめれば「まほよめ」のチセと同じカテゴリだからな(暴論すぎる)。

 こうして出来上がった人間のクズみたいな最萌キャラが虎ちゃん。そのままスーツで四つん這いとか、制服で酩酊だったら最高にイケてるキャラになったのだが、残念ながら今回の大会にはわけのわからない虎コスチュームで出場することになってしまったので大幅減点。それじゃギャップの妙が楽しめないんだよ……惜しいよ……でもまぁ、今回の回想のおかげで内面的な可愛らしさはしっかり伝わってきたので許すことにしよう。作画が前回の汚名返上とばかりに良くなっていて、1つ1つの表情がすごく印象深く見られるのもポイントが高いし、五十嵐裕美によるなんとも言えない遣る瀬無さを伴う彼女の立ち居振る舞いも、泣き笑いみたいな不思議な感情を呼び起こす。この「救えない」って感じが堕ちもの系の最大のエレクトポイントなわけです。誰か、この感覚を分かち合える人募集中。いや、別にいいや。

 ぶっちゃけこれでもまだ説明不足な部分はあり、なんで破門になったはずの虎ちゃんが十二大戦に出ることになったのかよくわからないとか、そもそも単なる拳法家がなんでガチの戦場に駆り出されてたんだとかいう部分は首をひねるのだが、もう今作でそうした背景部分は大した問題ではないのだろう。ひょっとしたら暴れるだけの目的で親父さんをなぶり殺して出場権を獲得した可能性すらあるしな。正道で武を極め、そこから酒という逃げ道を手にしてさらに自己流の強さに磨きをかけた虎ちゃん。精神的な弱さはどうしようもないが、大戦出場者ってだいたいメンタルは豆腐なやつらばっかりだしな(代表は馬・鳥)。あとに残るのは正面突破可能な牛さんだし、ここからなんとか勝利をもぎ取りに……って、絶対最後まで残ってエンディングを見るタイプのキャラじゃないのはわかってるので、サブタイトルからして虎ちゃんも来週退場でしょうかね。せめて最後は可愛く(もしくは壮絶にみっともなく)散ってほしいものです。

 みっともない散り方と言えば、あれだけ戦場を荒らしまくった兎さんも最強二人を正面に瞬殺ですよ。でもなぁ、これまでキチピーのふりしながらも色々と策を弄して戦ってきた兎が、まさかあんな簡単に終わるとも思えないんだよな。それこそ猿を使いきってないし。ありがちなのは「自分の死体だって操れるよ」っていう展開だろうか。まだ回想パート担当してないし、次週あたりに兎の回想をいれて最後っ屁をかましてくれるんじゃなかろうか。

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 正直、これまでで一番どうでもいい回だった、第8話。今更辰巳兄弟の過去話を延々聞かされたところで、片方死んでるし、もう片方も何にもしないし……挙句作画がなぁ。この作品でそういう心配しなきゃならないのはよろしくない。

 特に書くことないんだよな。「あぁ、そう……」っていうくらいの印象しかないし。今回のエピソードで辰巳兄弟の内面の厄介さみたいなものを描こうという意図があると思うのだが、すでに散々厄介な連中の独白を見続けてきた後だし、やってることは支離滅裂でそこに掘り下げたいような人間性が感じられるわけでもないし。病院の前で少年にやったことの意味とか、考えても多分意味ないだろ。どこかで「兄と弟の違い」みたいなものがはっきり出るのかな、と思ったけど、今後に繋がりそうな手がかりって言ったら爬虫類ブログの話くらい? 結局十二支の家系ってなんなのかもよくわからなかったしね。

 まぁ、そういう意味では箸休めの回だったのかもしれない。作画リソースも今後訪れるであろうクライマックスのために温存してもらい、どうでもいい双子の顔なんかは適当に崩れても別に構わないという方向性。……アニメってそうやって作るのが正しいんですかね? しかし、牛さんの株が全然回復しないな。マジで瀕死だったやんけ。

 

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 ネクロマンチストがチートすぎる、第7話。もう、あっちの最強もこっちの最強も、全部あいつに振り回されっぱなしじゃないですか。

 今回のお当番は辰と巳の兄弟。だと思っていたのだが……結局回想シーンばっかりで現実の時間帯ではほとんど出番がなかったやんけ。どんだけ影薄いんだこいつら。まぁ、この手のバトルロイヤルは目立たず勝つってのも一つの作ではあるのだが……。個人的にちょっと驚いたのは、兄弟の弟の方のCVが鳥ちゃんだったことである。弟が鳥ちゃん、兄がえぐぅ。なんか変な感じ。

 お約束の死亡フラグと言える回想シーンも、すでに死んでしまった人間ならばへのかっぱ。辰巳兄弟の回想は、回想の中でさらに回想されるおかげで何がどうなってるのか結局よく分からないまま終わってしまうという微妙なものだった。とりあえず、この2人を輩出した家系は常に「二人一対」で代表者を選び出す家系ってことだけは分かった。「最後の一人になるまで殺しあう」イベントに必ずコンビ芸を輩出する家系って一体……。そして、当の兄弟も一応は「最後まで生き残れるのは1人」ってことは認識してたみたいですね。もし万が一生き残るルートだったとしたら、最後に残るのはどっちだったんでしょう。やっぱりお兄ちゃんの方かな?

 注目されていたのは何と言ってもウサギとの邂逅シーン。一体どんな情けない殺され方なんだろう、と不安を抱えながらみていたのだが、なんとまぁ、想像以上にあっさりと、マジで情けない死に様だった。ここまであっさりだと死亡フラグも何もあったもんじゃねぇな。一応、弟の方は何か探知系の能力を持っていたみたいで、あのタイミングでは別現場で細工をしていた猿の動向に気を取られた結果殺された風の描写になっていた。探知能力ってことは、戦闘で使えるスキルはあんまりなさそうだな。実際、回想シーンでもお兄ちゃんに助けられてばっかりだったし。「最高のコンビネーション」とやらがあったらしいが、回想含めて一度たりともそれを見ずに終わってしまいました。本当に最高だったのだろうか。単なる蛇拳と火炎放射器使いに猿やら牛やらに勝てる芸があるとも思えないんだけどな。

 こうして退場したはずの弟だったが、なんとまぁ、死んだ後の方が活き活きしてるという。前回は完全籠城を決め込んだ馬をがっちり追跡し(本当はネズミを追いかけてたはずだけど)、見事にこんがり焼けました。ただ、ちょっとウェルダンで焼きすぎたようで、馬の死体はウサギとお友達になれなかった様子。一応その辺の制限はある能力のはずなのだが……でも、弟の死体はどれだけ寸断されようと、どれだけ細切れになろうと強敵相手に八面六臂の大活躍。いや、0面二臂しか無いけどさ。まさか片腕だけでも最強候補の牛さんを黙らせるパワーがあるなんて……いや、さすがに牛さん情けないのでは。あの場面で虎がいなかったら牛さんはやられてたってことですからね。そしたらもう、残るのはネズミ・ウサギ・タツの3人だけ。うわー、盛り上がらなそう。

 幸か不幸か、なんか因縁があるらしい虎さんが酔った勢いでもなんとか牛さんのいうことを聞いてくれたので、ようやく弟の死体にも片がつきそうである。こうしてみると、肉片一つ残さずにイノシシを啄んで殺してくれた鳥さんは優秀やったんやな。とりあえず虎が火の輪くぐりを終えればなんとか生存できそう(ネクロマンチストの死体が火に弱いのは馬さんが証明済みだ)。そこから牛を助ける判断ができれば、もう一回真正面からのバトル……かな? さすがのウサギも最強候補の一角が欠けるかもしれないシーンだったら黙ってみてるだろう。となると、ラストに関わってきそうなネズミは置いとくとして、問題になるのは飛行能力だけのお兄ちゃんの方ということになるが……次回予告の死亡フラグが本当に切ないなぁ。

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Thraxi
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趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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