最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
何が何だか第9話。ただでさえ分からんだらけの本作であるが、今回のシナリオは久しぶりに分からんがてんこ盛りであった。こればかりは「まて次回!」と言うしかないので、正直あんまり書けることもないんだよなぁ。
とりあえず起こったことをまとめていこう。まず、前回社たちも絡んでいた飛行船突撃オペレーションは、こけおどしでもなんでもなく、本当に大炎上で幕を閉じたらしい。飛行船は当然墜落したであろうし、その実況検分を行うセプター4の連中も大変である。しかし、そんな中に突如紛れ込んだのは、謎の狐面の男達。この怪しげな集団もセプター4同様に全員が同じ制服をまとっており、どうやら現場をあさっていち早く「大事な物」を確保してしまったらしい。 宗像も必死に探した大事なものというのは、「白銀の王」ヴァイスマンの生死の証である。狐面の男達は、第2王権者である「黄金の王」の配下達。いち早くヴァイスマンの遺体の確保に成功した「黄金の王」は、そのまま持ち去り、何故か宗像とはけんか腰。「王権者どうしがぶつかったら拳で語れ」とかそういう決まりでもあるんだろうか。出会い頭に一発かましておきながら、ブロックされるやいなや「殴りあい? 話し合い?」と尋ねるというなかなかひどいお出迎えである。宗像の方も慣れたもので、じいさんを相手にしれっと遺体検分を要求し、これは一応叶ったらしい。しかし実際にヴァイスマンの遺体がある、ということだけが確認され、その先のことは判然としないのである。ヴァイスマンについては、全ての始まりとなった戦時中のエピソードも明らかになったのだが、結局のところ「石版」の意味が明確になっていないので、とにかく「超常的な何かを引き連れ、人間に変革をもたらそうとしたとんでもないドイツ人がいた」ということが分かるだけだ。 その一方で、どう考えてもこのヴァイスマンの手のもの……というかヴァイスマンそのものにしか見えない謎の霊魂状物質が、セプター4に監禁されていた周防のもとへ。なにやら抽象的なやりとりは彼らの間で何が行われたのかはっきりとしないのだが、霊魂の台詞からするに、周防の身体を頂こうとしたように見える。何らかの霊的な手段で「次のステージ」を目指した白銀の王に対して、周防が強引に武力でもって対抗した、という構図だろうか。めでたく十束殺しの自供と、逆探知爆破による居場所のサインまで手に入れた周防は、これまでの鬱憤を晴らすかのように脱獄・脱走・大爆発。本気の「王」の力を前に、淡島さんは吹っ飛び、猿比古も赤子も同然。やっぱりツダケンさん、じゃなくて周防は恰好いい。やっぱり吠舞羅の連中が暴れるとこの作品の動画面が活き活きしはじめるんだよな。 さて、よく分からない状態になってしまったが、とにかく十束を殺したのは「社ではない」ということは確定したと見て良いんだろう。今回の霊魂の動きを見れば操り殺人の可能性が高く、ひょっとしたらあの狐お化けに社が乗っ取られていたということなのだろうか。ただ、その場合には「無色の王」を名乗っていたのがすっきりしないのだけど。「無色の王」ってクロの上司の三輪一言のことだもんねぇ。ヴァイスマンは関係無いはずなんだが。ま、周防は全てを理解した上で動き始めているみたいなので、次回以降の彼の動きを静観するしかないか。次回予告映像ではまた宗像とホモホモしいことしてたんですけど、大丈夫なんですかねぇ。ちなみに、個人的にはまだまだ菊理ちゃんが頑張って登場してくれているのが嬉しいのです。それだけでいい部分もあるので、今週メインの3人が出てきてないことすら忘れていました。まさかの浪川先生も、呼ばれない週があるとは思ってなかっただろうな。 PR
淡島さんが恐ろしすぎる、第8話。以前もバーHOMRAでひどいことをやっていた記憶はあるが、今回の兵器は恐ろしすぎる。なんで見た目が勝負で甘みは均一の和菓子に対してあそこまでの暴虐を行えるのだろう。宗像が完全スルーしてたのは、慣れてるからなのか、おっかないからなのか。でも、放っておいたらあれを淡島さん自身が喰うってことなんだろうなぁ……それであの体型を維持しているわけか……
今回はなんだかゆったりした動きで、事件の規模は大きいものの、画面にはあまり目を引く点は無い。吠舞羅の連中が一切出てこない回というのは多分初めてのことで、あいつらの賑々しい声が聞こえないから粛々と進んだ、っていうのもあるだろう。赤のクランが休みってことで、スポットが当たるのは青い方、そして新たに勢力図に現れた「白銀の王」である。相変わらずこの世界における「王権者」っていうのがどんな存在なのかが全く分からないままなのだが、宗像自身もきちんと自分が「第4」王権者であり、対峙している相手が「第1」王権者であるということは認識している。ということは、ある程度社会的に規定される概念であることは間違いなさそうである。ただ、クロの話だと「黄金の王」が実質「始まりの王」であるのに、イレギュラーな「白銀の王」がいるせいで第2になっている、なんて話もしていたので、何か明確な基準があるというわけではなく、世間的に二つ名として与えられている可能性もある。まぁ、来週あたりで色んな王が絡み始めたら追い追いその辺は明らかになっていくってことなんだろう。 今回のAパートは、前回逃げ切った社チームが、更にセプター4に接触を持ち、交渉を進めつつも手玉にとる、という展開。正直、あんなに間を持たせなくても「どうせ逆探知って失敗するよね」っていうのは分かってたんだからあんなにダラダラと描く必要も無かった気もするのだが、まぁ、社と宗像のやりとりを単に垂れ流すよりはいいか、っていう判断だろうか。通話をしながら猿比古や淡島さんとアイコンタクトで作戦を進めていくセプター4の連携が綺麗なのは一応見どころ。ま、あれだと結果的に猿比古が間抜けみたいに見えてしまうけれども。むしろ咄嗟の判断であの機転を利かせられる社がすげぇ、ってことなんだろうか。社はあんなキャラなのに、事実が判明した途端、吹っ切れたように積極的に行動しているのが意外ではある。確かに思い返してみると、記憶があやふやなくせにやたら自信満々で好き放題やる奴ではあったのだが。「王権者」たちと対峙するっていう恐れはないものだろうか。まぁ、社は底抜けの楽天家、クロは元々王権者に仕えていた身だし、ネコはネコだし……怖がる道理もないか。ちなみに超余談だが、セプター4が本拠地としている古めかしい建物だが、ものすごく見覚えがあった。最初は「京都市役所か?」とおもったのだが、思いだしてみたら「旧山形市役所・文翔館」だ。画像確認したら想像以上にまんまだった。なんでこんなところに登場したんだろうか。 Bパートは、いよいよ動き出したセプター4が、なにやら怪しげな「白銀の王」に迫る展開。「ずっと飛行船で浮きっぱなし」の時点でよく分からない存在だが、その飛行周期が決まっているとか、十束事件前後からおかしくなったとか、確かに胡散臭さは満点。しかも基本的に治外法権ってんだから質が悪くて、セプター4だって責める手は鈍る。しかし、ここでようやく聖域無き弾劾、後のことは考えずに突っ込む決心をするも、どうやら相手の方が一枚上の変態だった模様で、突撃に合わせての飛行船大炎上である。当然、何がなにやらさっぱり分からない。一つだけ言えるのは、中の人であるかっきーは楽しいそうだ、ということくらいだ。変態なんだろうなぁ。他の王は割とまともそうに見えるのになぁ。 次週、ようやく吠舞羅の親玉、周防が動き始めるか。分からないことだらけなので指をくわえて見ているしかないのだが、まだかろうじて菊理ちゃんの出番が残っていたことに感謝しつつ、今後の動向を見守りたい。
どんなジャンルでも節操なく噛んでくる鷹の爪団の商魂に感心せずにいられない第7話。「フィリップ抜刀」はなにげに怖い。
さておき、本編がようやく回り始めた感のあるエピソードであった。これまで与えられていた謎の多くが解明されたのだ。そして、その種明かしが「ネコめっちゃ凄い」というとんでもないものだったので、様々なトリック・ギミックを考えていた設定大好きな人間には腰砕け以外の何ものでもなかっただろう。完全催眠能力とか、どこぞのソウルソサイエティなら乗っ取りに成功してもおかしくないレベルのスキルである(まぁ、中の人的には三輪一言様ということになるのだが)。社はもちろんのこと、菊理ちゃんたち学園の人間は全員ネコに制圧されていたというのが答えだったわけで、「どないやねん」としか反応出来ない。そして、こんだけ便利な最強能力にも関わらず、社がここまで面倒ごとに巻き込まれ続けていたことも訳が分からない。社本人は記憶も悪気も無い状態で「自分の信じる記憶」に振り回されていただけだっただろうから仕方ないとしても、たとえばクロに追われていたシチュエーションや、今回のようにセプター4に絡まれた状況なら、ネコはさっさと外野の記憶操作を起動させて社を逃がしてやれば良かったんじゃなかろうか。全ての局面でそれが出来ていたならば、確かに社(+ネコ)はもっとも警戒が必要な勢力なのは間違いないだろう。 まぁ、最強クラスの能力とはいっても、持っているのがネコだからあまり便利な使い方は出来ない、というのが現時点での答えなのかもしれないけど。ネコが持ってるのは野心でも何でもなくて、単なる社への独占欲だけみたいだし、そのためだけに能力が使える、とかいう設定なら分からなくもない。ただ、今回クロを救出したときのこけおどしなんかを見ると、いくらでもディティールを設定して他者を幻惑、支配できそうな気がするんだよなぁ(あの状態で青の王をたぶらかすことが出来た時点で、ほぼ無敵なのは証明しているだろう)。あんまり便利な能力を与えるのも考え物ですよ。 というわけで、「いつからこの世界が本当だと思っていた?」というキツい展開の下、いよいよ社の記憶溯行が始まった。ネコとの出会いのシーン、学園での一幕は完全に明らかになり、あの日のターニングポイントだった体育倉庫のシーンが、実は「結果」ではなく「始まり」であることが明かされた(それと同時に、菊理ちゃんは今後あんまり出番が無いであろうことも示されてしまった)。もちろん、問題となるのはあのシーンでアリバイを証明する直前の出来事であるから、もうひとがんばりして記憶を遡らなければならない。ネコと会う時点より前の記憶をネコがいじれるんかい、と思ったが、単に「彼女が上書きした記憶を消してバックアップから修復する」っていう作業なんだろうか。あんまり素早く全記憶を取得することが出来ないらしく、現れ出でたのは墜落の直前の様子。ついに登場、4人目の王、「白銀の王」である。まだ公式で名前が明らかになってる程度の謎の人物だ。一応「第一王権者」となっているのだが、CVが柿原の時点でそんなに大した人物じゃない気もする。現時点での問題は奴がどうとかじゃなくて、社が本当に十束を殺したのか、っていう部分なので、さっさと次の記憶にいって欲しい。なんで社が飛行船にしがみついていたのかは謎だが、まぁ、社の性格からすると、どんな事件に首を突っ込んで適当なことを言っててもおかしくはないからな。十束の事件は成り行き次第ではクロとのチーム解消が懸念されるので、まずはそっちだ。このペースでいくと来週には明らかになる気がするが、さて、どうなんでしょうね。 今回は画的な見せ場としては宗像VSクロの格闘戦があり、お互い抜刀しないので素手でペチペチするというよく分からない見せ方になっている。1話の時と同じように、がっつり動いているのは認めるし、綺麗だとは思うのだが、相変わらず目的意識が希薄な気がしてしまう。カメラワークをグルグル回して動かすとすごいだろ? みたいな手段だけが重要で、その技法で何が見せたいのか、っていうのがピンと来ない。見せ場として一番大事なはずの、クロが宗像をぶん殴って逃げるシーンなんかは適当な画で済まされていたし、スタッフがどこに力を注ぎたいのかが伝わってこないのが悩みである。ま、全体的にクオリティが高いのは事実なので印象が悪くなることは無いのだが、せっかくの技術なんだから、もう少しいいとこに使ってやればいいのに、とは思う。淡島さんの尻とかに。
すおうみことってなんか聞き覚えのある名前だと思ってたけど、スクールランブルか、第6話。こんだけ珍しい名前で読みが被るってのは珍しい現象だな。しかもそれなりにメジャーな作品だと思うのに。ナバがやってるのは周防美琴、ツダケンさんは周防尊。要注意だ。
今回は赤のクランを大きく掘りさげるお話になった。ず〜っと「赤のクラン」って書き続けるのもアレなので、ぼちぼち「吠舞羅(ほむら)」という名前で呼んでいくことにしよう(俺の辞書登録にまたどうでもいい単語が増えていく)。これまで疑問だったことがいくつか解決されることになったのでありがたいっちゃぁありがたいのだが、説明回とも言えるので、これまでみたいな急激な動きもなく、かといって愉快なシーンがあるわけでもなく、粛々と地味な印象のエピソードになっている。構成も非常に抑えめなのだが、ラストであのエンディングの演出があったので、一本のシナリオとしての落としどころは理解出来る。過去を語るエピソードのコンセプトは綺麗にまとまっていたんじゃなかろうか。我々視聴者は「これからどうなるのか」ばかりが気になるところだが、今回はひとまず、セピア色になった過去の話に一区切りである。 クラン、という言葉もよくわからなけりゃ、王ってのが何なのかもはっきりしない。それは今でも変わらないことなのだが、一つだけはっきりしたのは、吠舞羅というクランは、周防尊が作り上げたものではなく、実質的に、そのカリスマを見いだし、祭り上げた十束多々良という存在が産みだしたものであるということだ。喧嘩も弱いし、どこかふざけていて威厳も説得力もない。あげくチンピラに絡まれたり周防をおちょくって怒らせたりと、どこかズレた側面ばかりが見える謎の男、十束。彼は見た目通りのことしかしていないはずなのだが、結果的に彼の存在が周防を王として立たせ、その周りに人を集めることになった。青のクラン・セプター4が警察組織として規律で集っているのに対して、吠舞羅の方は完全に家族として、仲間としての繋がりで集まっている。周防を十束が持ち上げ、それを草薙がサポートしたところに、八田などの仲間が集まった。つまり、無色の王に十束が殺害されたあの事件は、吠舞羅にとっては存在意義を揺るがしかねないほどの大事件だったわけだ。現時点では、赤と青の関係性が明確でないので周防が何を考えているかは不明だが、どうもそうした「赤と青の抗争」の根本には、「十束を失った吠舞羅」という状態が関係しているように見える。 こうして、「吠舞羅の成り立ちと現在の状態」についてはある程度の理解が得られた。現時点で分からないのは、セプター4との関係性くらいだろうか。草薙は淡島さんと非常に親しい間柄のようだが、各々の組織が対立し続けていることについては深くは触れなかった。周防が軟禁されていることにより現在の平穏が保たれているらしいが、なんか面倒くさそうな単語も出てきていたし、その辺は置いておこう。また、前回暴れた猿比古というイレギュラーなメンバーの存在も気になる。今回、周防が手から「赤のエネルギー」を発して何かをやらかしているシーンが描かれていたが、どうもあのオーラ的なものこそが「王」であるための、もしくはクランに所属するための条件としてあるようだ。それを2つ使える猿比古の存在は、今後どのように揺さぶりをかけていくのだろう。 そして、もう1つの謎といえば、今回ひたすら鬱々とし続けたシロ組の方である。前回ラストで菊理ちゃんから「知らない」と言われた「無色の王」。何故そんなことを言ったのか、というのが謎だったが、まさか社の記憶ごと抹消されているとは。そして、彼に関する記憶・記録が消えていくだけでなく、彼自身の記憶もどうやら怪しくなっているという。果たして何が起こっているのか。菊理の記憶が消えるというリアルタイムの現象が起こっている時点で、「全てが社の妄想だった」という落としどころはあり得ない。現時点でも、社を取り巻く世界で何かが起こっているのは間違いないだろう。それは一体誰の力なのか。少なくとも、吠舞羅やセプター4が関係しているとは思えないし、本来の「無色の王」であるはずの三輪一言も、今回の事件に関わっているとは思えない。となると、首謀者として考えられるのはやはり社自身ということになってしまう。彼が、赤と青のクランの関係性を揺さぶるために十束を殺害したことと、現在社が置かれている状況の謎は、何か繋がりがあるのだろうか。 「自分についての記憶・記録が消えていく」という現象は、古今東西の様々なメディアで展開されるモチーフであるが、やっぱり何度見ても薄ら寒いものが感じられる。しかも社の場合にはその出自について視聴者も知らなければ本人も知らないのである。拠り所を失った主人公が今後どうなっていくのか、しばらくは鬱々とした空気が続きそうだ。何が辛いって、社との関係性が切れてしまったら、もう菊理ちゃんに出番が無くなってしまう気がすることである。いっそ彼女がどこかの王として立ち上がるくらいの展開希望。 次回は淡島さんメインでセプター4と社の絡みになるんだろうか。クロは今のところあのどうしようもない人の良さのおかげで社に味方して空気を和らげてくれてはいるが、セプター4と刀どうしでぶつかり合ったらどうなるんだろう。とりあえず、そんなむさ苦しい対決よりもネコと淡島さんの破廉恥対決希望。なんだよ、あの次回予告の全裸連行シーンは。
色々と気になる要素も増えてきた、第5話。今回はようやく淡島さんが活躍してくれたので、それだけでも目の保養になる部分は多かった。まぁ、実際パンチらしてたのは菊理ちゃんだったけども。
前回一応アリバイが証明されたことになったので、一応社と黒狗のお話はいったん据え置き。クロは、あのまま学園にすっかり馴染んでしまうことになるのだろうか。セキュリティが売りの巨大学園のはずなのに、帯刀した不信人物がすっかり学園に馴染んでるのってどうなんだろう。ついでにネコっぽいのもいるし。「転校生みたいなもの」が通用する学園が、淡島さんに向かって「生徒の個人情報が云々」とかどの面下げて言えるんだって話ですよ。いや、ギャグパートの方の話を本筋に照らし合わせることが間違ってるんだろうけども。せっかく社がようやくシリアス気味になっているのに、このタイミングで放置ってのはなかなか酷な扱いだぜ。 今回のメインは、1話以来、久しぶりにぶつかった青と赤のクランの対決。正確にはクランの抗争っていうよりも猿比古と八田の個人的などつきあいなわけだが、問答無用のマジバトルになっているあたり、彼らの間で十束という人物が割と大事だったのかなぁ、なんてことは想像出来るか。赤のクランの方は割と分かりやすいキャラになっており、特に八田は1話目から徹底して単細胞として描かれているので、今回のくだりも非常にシンプル。十束殺しの犯人捜しには熱がこもるが、耐性がないせいで女性には尋問できない。そして、クランの裏切り者である猿を見つけたらキレると。分かりやすい。そんな八田にくっついている鎌本も分かりやすく、「中村悠一のデブキャラ」という非常に親しみの持てる人物になっている。周りの女生徒の反応を見る限りでは、すごんだらそれなりに迫力はあるみたいなのだが、今のところ八田に振り回されているだけで、戦闘でも一切役に立っていないので、「三下」というのがしっくりくるキャラである。 ただ、それに対抗する伏見猿比古というのが、まだ分からないキャラクターである。外側の設定としては、赤のクランを裏切って青に加入した卑怯者、というのがメイン。おかげで赤い能力と青い能力の2つを同時に使うことが出来るようになっているらしいのだが、ぶっちゃけ、赤だの青だの、そのパワーの源が何で、どういう違いがあるのかがよく分かってないので、そこまでピンと来る設定ではない。ま、見た感じだと赤が炎っぽくて青が風(?)っぽい? 色が出ているってことはあのオーラ的なものはイメージでなくてちゃんと現実に発現してるってことなんだろうけど、今のところ実際に影響をあたえたシーンがないからなぁ。ま、今後もう少し掘りさげられる部分ではあるのだろうが。 能力云々を差し置いても、彼が何故クランを裏切ったのか、という部分は一切語られておらず、どうも青のクランにも忠誠を誓っているようには見えないので、今のところは「くせ者」というくらいで置いておくしかない。腹黒の策士タイプに分類されるとは思うのだが、その割りには八田の姿を見かけるとわざわざ飛び出してきて挑発したり、あんまりお利口にみえない部分もある。あんだけ怪しげで信用ならない人間を淡島さんたち青のクランが大人しく受け入れちゃったのも謎だ。まぁ、つまりは謎だらけだ。……別にいいか。分からないことが多くても、その場のノリだけでも特に不自由なく見られているわけだし、「分からないなり」の脚本の組み方は悪くないんじゃなかろうか。ただ、その分強く押し出されるような特徴も見えにくくなってはいるんだけどね。一応、ラストシーンでは興味深い謎が持ち出されており、猿比古が調べた結果、社は学園の人間として登録されておらず、さらには菊理がナチュラルに八田に向かって「そんな奴しらん」と言い放つサプライズが起きている。彼女はクロに対して無条件で協力体制を取るなど、裏表無しの素直な子として描写されているので、おそらく素直に本心で「知らない」と言ったのだと思われるが、一体どういうことなのだろうか。この謎は来週まで楽しみな展開ですわ。 今週の画的な見せ場は、刀VSスケボーというよく分からないマッチメイクのバトルシーンだったと思うのだが、1話の大見得と比べると、やっぱり尺も短くておとなしめ。ボチボチ下地も固まってきた時期だし、ここいらで1つ、派手目な何かを見せてもらいたいとこだけどなぁ。
萌えキャラばっかり! 第4話。あざとい萌えキャラが多いよねー、お弁当作っちゃう侍とか、愛らしいお掃除ロボットとか……ん? なんか違うか? 宮野は本役よりもお掃除ロボットの方が台詞多いじゃねぇか。
割と順調に面白い気がします。どっかヌけてるようなアホらしさがメインの見せ方になっているのだが、その裏で着々と進んでいる本筋の方の緊張感もボチボチ。視聴者側はさっぱり分からない状態で観ているわけだが、今回の描写のおかげで、当の社本人も実はさっぱり分かってないってことが判明したので、今後は視点も統一されて観やすくなるだろうし。世界観なんかは相変わらずさっぱりなんだけどね。なんでファンタジー世界って、すぐに学園を巨大施設にして隔離したがるんだろう。巨大な「学園島」になってるのは単なる私立高校ってわけじゃないよなぁ。治安組織である青のクランですら入りにくい、みたいなこと言ってたし。ま、そのくせ社は「ズルして」平気で抜け出せるみたいだが。 今回のメインは社のアリバイ探し。例の映像は(どこまで信頼出来るか怪しいもんだが)犯行時刻が表示されているので、その時間に遠く離れた学園にいることが証明できれば無罪放免、って寸法だ。ただ、社本人がその辺の記憶をはっきりさせていないせいで、アリバイ作りは色々と面倒。最初は必死に証言者を探していたのだが、四六時中賑やかな学園だったおかげでなかなか明確な目撃証言も出ず。で、最後は結局菊理ちゃんが写真撮ってましたよ、っていうオチ。彼女が何であんなどうでもいいシーンで社の写真を撮っていたのかは謎。彼女の様子を見る限り、別に社に気があるようにも見えないし。それこそアリバイ作りに荷担してたんじゃないかと疑ってもいいレベル。 アリバイ探しのプロットで面白かったのは、社が職員室に出向いて島への出入りを確認したタイミング。最初は「入島記録が残るなら最初からそこに行けば良かったやん」と思ったのだが、どうやら割とズルが出来るから意味が無いということ。おそらく、社も最初はちゃんとアリバイ探しをするつもりだったが、なかなか見つからなくて面倒になったんだろう。「この黒狗くらいだったらごまかせるだろ」ってんで、丸め込むためだけに職員室に行ったのがあのタイミング。1話の時からそうだが、なかなかナチュラルに下衆な主人公である。 最終的には、「アリバイ証明出来て良かったね、でも、それじゃ解決しないぞ」っていうんで次回へ。まぁ、普通に考えたら社の別人格とかそういう設定になるわけだが(アリバイなんてあの世界ならどうとでもなるだろうさ)……だとすると社は単なる悪人ってことになっちゃうからあまりよろしくないよね。犯人探しが一番大事なプロットなわけだが、解決はどういう風に持ってくるつもりなんだろうか。未だに「王」っていう概念がよく分からないから、落としどころも想像がつかない。映像の中の「無色の王」は人と会う約束をしている、って言ってたから、そのあたりから新しい展開があるのかな。まだ出てきてない他のクランの王とかも絡むのかも。……まだまだ先は長いな。 今回の見どころは、登場シーンも多くてなかなか良い活躍してくれた菊理ちゃんです。可愛いですね。特に声が。天然要素ありつつ、ナチュラルに社の面倒を見てくれるおねーさんタイプの要素もあり、実に魅力的です。ただ、本作の場合はネコもなかなか阿漕で良いです。猫のくせに飼い主にベタ惚れっていうのがちょっと気になるが、猫は可愛い生き物だし、みかこしボイスの女の子も可愛い生き物なので、文句は言えません。お掃除ロボットと遊んでるときのネコが一番活き活きしてたな。 その他、今回は学園の生徒会長とその側近(副会長なんだろうか?)に内田真礼、山本希望という、ナイス若手が揃って登場。まれいさんは本当に器用な子やな。のぞふぃすも普段の残念さを知っているとキャラも際だって見えます。この2人はぐいぐい行って欲しい人材です。そして更に余談だが、スタッフロールを見ると「佐藤聡美」っていう名前の直後に「佐藤奏美」っていう名前が並んでいてなかなかややこしい。アイムの若手(?)なんでしょうか。聡美さんは宮城出身、奏美さんは岩手出身の方。
だいぶ見やすくなってきた、第3話。最初は「色んな勢力が入り乱れてて力関係が見にくいなー」と思っていたのだが、今回「クランは7つ」とか言われて、もうややこしいどころの話じゃなくなったので逆にすっきりしたよ。大丈夫、ラヴニカだったらギルドは10もあるんだから。
とはいえ、実際に動いてるギルド、違うクランはせいぜい3つか4つ。一番派手にドンパチやらかしている赤と青さえ覚えておけば支障がないということだろう。主人公が「無色の王」容疑をかけられており、そいつが赤の構成員を殺しちゃったもんだから、社(やしろ)は赤いチーマー連中に追われている。まぁ、この辺は「デュラララ」と同じイメージ。そして、その赤いクランのリーダー(つだけん)がややこしい能力を持っているらしく、それを警戒した青いクランのリーダー(杉田)に囲い込まれた。現時点でこの2人が一番ホモホモしい状態であるが、まぁ、深く考えないことにする。青の王は側近に沢城ボイスのぱっつんぱっつんしたおねーちゃんを置いていることから、多分ホモではない、と信じよう。あのおねーちゃん(淡島さん)の乳もかなり無体だが、今回見た限り、より危険なのは尻である。あんなコスで治安を守ろうなんて、存在矛盾も甚だしい。 そして、残ったよく分からないのが「黒狗」と呼ばれる小野D侍である。てっきり「黒」狗なんだから「黒の王」とかの配下なのかと思ったら、レコーダーに入っている速水奨ボイスは「無色の王」であったらしい。ま、黒=無色というとらえ方も出来るわけだが、現時点で容疑がかかっている社が白=無色なわけで、なんだか据わりが悪い。まぁ、今後はその辺の絡みからシナリオも盛り上げていくんだろうけど。無色の王が1つのクランだとすると、まだ4つもクランが残ってるんだが、一体何色が出てくるんだろうか。「黄金」が確定だとすると、あとは戦隊ヒーローに則れば緑、黄色、ピンクってことになるが……ピンクはなさそうだな。なんかエロい集団になっちゃうもんな。 ぶっちゃけ、「赤の王」とか言われても「どこのバーストリンカーやねん」という思いしか湧かず、そのくせドSのロリっ子じゃなくてつだけんボイスのあんちゃんの時点で詐欺じゃねーかと思ってしまったりするのだが、結局はあのゲームの世界と同じように、それぞれの権力者の思惑の絡み合いを見ればいいんだな、というのが分かったのでお話は一気に楽になった。社の立ち位置が分からないのでどう転がるのかも想像出来ないのだが、個人的にはネコが活躍出来ればそれでいいかな、という気もする。あ、あと今回残念ながら登場しなかった生徒会の子ね。放っておくとじわじわ腐った方向へのアピールばかりが強まりそうなので、なんとか可愛い女の子で持ちこたえてほしいものである。
一護の中の人が「なん……だって……」って言ってたよ、第4話。やっぱりもりたせいいちさんは「なん……だと……」が似合うなぁ。
4話までダラダラと見てきたんですが、新番チェックの時に割とひどい書き方をしたので、フォローのための追記のつもりで一回だけ記事立て。ストーリー展開のせいもあるかもしれないけど、1話で辟易した映像面での不満がかなり低減されており、きちんと「描かれた」表情なんかでは割と面白いシーンもあったので、実は案外悪いアニメじゃないかもしれません。シナリオについてはどうなるのかしらないけど、こういう軍記物ってそこまでひどいことにはならないと思うし、表情豊かなキャラクターで盛り上げてくれるなら、ここから苦労せずに見られるかもしれません。まぁ、所々で相変わらず「楽してますよ」っていうシーンがあって苦笑いが出るのは愛嬌ですよ。今回も、相談してる敵兵士の後ろで延々雑魚が量産されるカットがあまりにも淡々としててひどかったな。 そして、この作品の最大の見どころは、なんと言っても「実は今期屈指の釘作品」という部分である。非常に濃密なショタ釘宮が堪能出来るのは良い。実に良い。結論・それが言いたかっただけ。 |
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HN:
Thraxi
性別:
男性
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |