最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
そんなにいっぺんにご飯が降ってきたらアリジゴクも困るのでは、第17話。あのカット、甘水直の残虐性を示す要素としては妙に面白くて、「変な発想だなぁ」と感心した。ちなみに、「人間の五感を全て操る」能力というのが本当だとして、それが昆虫にも適用されてしまうのは逆にすげぇと思う。「昆虫をテイムする能力」は人間に効かないだろうし、「人心を惑わす能力」も多分昆虫には意味がない。両方の共通部分を押さえた異能って、マジでルール無用のチートなのでは。 というわけで、第2部の敵キャラの姿がはっきり描かれましたね。甘水直(うすいなおし)は元々薄刃の人間だったが、生まれながらのサイコパスだったもんでちゃっちゃと断絶。その間を繋ぐのは、ただ1人だけ甘水と繋がれたかもしれない薄羽澄美さん、そしてその後継であり、現在異能バトルの鍵を握ると思われる娘の美世さん。世代を超えてヒロインに因縁が降りかかってくる。美世さん当人は使い方が全く分からずおろおろしてるだけだってのに、周りが勝手に「最強能力! 忌まわしき兵器の可能性あり!」と祭り上げたり忌み嫌ったり、ほんとに因果な血筋に生まれてしまったもんだ。 そして、チート能力者を相手取って美世を守るにあたって、もはやおうちでお留守番をさせていては守りきれないってんで清霞さんも渋々ながら仕事場に引っ張り出すことに。これはまぁ、色々と複雑よね。どうしたって男中心の社会、しかも自分が要職としてバリバリ働いてる現場に嫁を引っ張り出してくるのはどこか気恥ずかしさもある気がするし、結局は「今のままじゃ守りきれません」という敗北宣言みたいなもの。美世に負担をかけてしまっていることを、清霞も申し訳なく思っているだろう。だからこそなるべく負担をかけずに済むよう、わざわざ専門の護衛に女性を当てる配慮までしているわけだ。 そしてこの新たな中心となりそうな女性兵士も色々と訳ありっぽくて刺激が多い。陣之内という有能そうなおねーさん、最後に下野(五道)が何か匂わせてたけど、奴が知ってる範囲での気になる要素っていったいなんなんだろう。最後に思わせぶりな表情を見せてはいたけど、少なくとも美世に対して害意があるようには見えないけどね。「お友達になりましょう」も今のところは本心から言ってるようには見えるし。まー、異能者なんて裏で何考えてるかは分からないけど、少なくとも清霞が名指しで美世の護衛に充ててるわけで、大きなトラブルの原因にはならないと思いたいけどね。もしこれですげぇ悪い奴とかだったら、流石に清霞の責任問題だからな。 多分陣之内さん自身は別に悪い人ってわけじゃなくて、この人を含めた女性全般が、どうしても軍という組織内部では異物扱いされてしまうという問題の方がしばらくは本質的なテーマになりそうだ。かなり露骨な女性蔑視発言が飛び出しているのはなろう的な分かりやすい「落とし」要素ではあるが、この辺は時代背景(厳密な日本の時代とは違うだろうが)を鑑みれば致し方ない部分もある。分かりやすい差別をひっくり返してドヤれるまで美世さんには頑張ってもらおう。一応今回の陣之内さんと、前回までの清霞ママン(芙由さん)と立て続けに「強い女性」を目の当たりにしたことで、引っ込み思案のおどおど美世さんも少しは「強く」なれるサンプルを取得しているんじゃなかろうか。強さの種類が異なる2人の女性に刺激を受けて、もうちょい頑張って前に出てみよう。まぁ、結局やることが家事手伝いなのは生まれ持った性分なのだろうが……。 余談も余談だが、今回のお話で一番の収穫は、澄美さんの声が幼少期は島袋美由利ボイスだったと判明したこと。この子が成長すると日高のり子ボイスになり、娘が上田麗奈ボイスになるのか。…………何その特級呪物。
PR 巨乳マニア冒険者について熱く語る杉田ナレの安定感、第12話。結局なんで今作のナレが杉田なのかがよく分からずに終わりそう(ストグリのメンバーらしいが)。 前回気にしてた通りに、どこに向かって進んでるかどんどん分からないお話になっている。どうやら最終回に向けてのメインイベントが大オークションということらしいのだが……そこでドンパチも無しにただクライがうまいこと漁夫の利掠めて終わる展開なんだろうか。まぁ、そのせせこましさもらしいっちゃらしいのだが……ほんとに変なアニメである。最低限のクライマックス感を出そうとクライが目をつけたキモ宝具の値段がどんどん釣り上がっているわけだが、その前条件として「クライが10億の借金をしている」といういらん数字があり、この額のせいで1億だの2億だの言われても「まぁ、こいつの借金に比べれば……」という気になるのであんまり切実さがない。挙句トチ狂ったシトリーがさらに8億の実弾を投入。「イカれ冒険者とはいえ、二十歳そこそこの娘っ子が20億近く貯められる世界なら億単位の取引もそこまで無茶じゃないのでは?」とか色々考えちゃうよね。まぁ、シトリーのスペックがお化けなだけかもしれんけど。ちなみにクライが借金をする先がシトリーだけでリィズじゃない理由が「リィズにお願いすると力づくで金を強奪してくるから」だったのは草。流石にクランリーダーはそこでブレーキかけるくらいの良識は残しているか(まぁ、微々たるもんだが)。カツアゲだけで1億とか稼いできたらどうしよう。 まぁ、とにかくクライが自堕落のために欲しがった宝具を巡ってのオークションバトルが最後の試合となる。参戦するのは、アークと知り合いらしいよく分からん金髪ドリルツインテの貴族令嬢。ポッと出のくせにやたら存在感を発揮しているが、スタンスとしては「クライにいい具合に丸め込まれる新しいカモ」でしかない。一応今回収穫があったとしたら、そのサポートを受けてるであろうアークの方はわりかしまともな人間で、クライのダメな部分も何となく分かってるって確認が取れたことくらいかな。ここまでの組織関係図を見てると、もしかしたらクランの中でまともな人間がアーク1人の可能性もあるので、是非いい具合でブレーキをかけてくれるよう、頑張って欲しい。でもなぁ、あんだけクライがおんぶにだっこでアーク頼みの話ばっかりしてるってことは、やっぱこいつも甘やかしの元凶なのかなぁ。 この世界、税制法とかはしっかりしてんのかな……第11話。婚姻による資産保有の法的意味づけとかって、現実世界だとどれくらいのタイミングで確立したものなんでしょうか。そこも気になるけど、結婚にあたって10億の借金が雲散霧消するトリックも気になるといえば気になる。まぁ、10億「円」ではないわけで、もしかしたらジンバブエドルみたいな単位なのかもしれんからね(とてもそうは見えない)。 などとよく分からん話から始めてみたが、今回のお話、何が中心なのかもよく分からないのでどこをどうひっ捕まえたらまとめられるのかが定かじゃない。一番の争点はもちろんよその冒険者パーティー、リーダーのアーノルドとの確執ということになるんだろうが、前回・前々回のようにダンジョンとかモンスターが相手ではないため、現状「何かを討伐したら終わり」という形になっていない。単にアーノルドを完全に調伏して丸め込むだけが目的だと、前回のお話の途中で転げた意地っぱりの一冒険者の焼き直しみたいになっちゃってお話としてあんまり面白くないし、そこに何かしら今までになかったようなエッセンスが求められるところ。冒頭部分の切り出し方からクランの受付嬢のエピソードが絡んでくるのかとも思ったんだけど、あの子の悩みはもう解決しちゃったみたいだし……どうやって落とし前つけるつもりなんだろう。 一応、ジンバブエドルってことはないだろうから普通に考えると致命傷な額の借金。その事実が監査役の耳に入ってしまってクライさんのお財布事情もちょっとピンチ。まぁ、債権者がシトリーなのでうやむやでも誤魔化せなくはないが、これを理由に婚姻関係を結ばれるのもあまり穏やかではない(何がヤバいってリィズが義理の姉になることである)。解決策を見出すため、味方になってくれそうなのは現状ではティノちゃんくらいのものだが、残念ながら彼女にはまだ夢のような大金を稼ぐ能力は無い。せいぜい因縁つけられた時に形ばかりの対抗馬としてぶつけるくらいである(ひどい)。 街の噂を分析してクライの実情をほぼ看破してみせた意外にも頭が切れるアーノルドさん。前回まであんまりしゃべってなかったもんだから「こいつも実はクライみたいに裏があるレベル7なのでは?」と思ってたんだけど、単に口数が少ないだけで普通に腕っぷしの強い冒険者のようである。お為ごかしにティノをぶつけられるも、体格差の影響もあり圧勝。普通に考えたらティノよりもクソ雑魚なクライ程度なら瞬殺のはずなのだが、話術師以上に口八丁のクライにいらん時間を稼がれ、最後には規格外の宝具の力のみでねじ伏せられるという酷い扱い。いや、そこで宝具使うのかよ。せっかく丁寧にアーノルドさんが外堀埋めてピンチを演出してくれたのに、便利な道具持ってんのかよ。それで名声を維持できるのはラッキーマン体質としてはちょっとずるい展開だなぁ。どうせならここもクライの想定外のハプニングでうまいこと乗り切る展開力を見せてほしかった。その辺に受付嬢のあの子が絡むもんだと期待してたのに……今回の試合結果はいくらかなろう的チートっぽさがにじんでてあまり印象は良くないぞ。このままだと最終的に「超強い呪具を使いこなせる人」という肩書きが成立してしまい、クライのクソ雑魚要素が霞んでしまいかねない。今後はあまり自分の力で解決しないでいただきたい(ひでぇ要望だな)。 まぁ、そうして急場を凌いだクライは今まで以上に立場にあぐらをかいて逃げ切る所存。アーノルドさん、ほんと洞察はいいとこまで行ってるので、あとは闇討ちなりなんなりで有無を言わさず叩きのめしたら勝ちですよ! まぁ、絶対そうはならんのだろうなぁ。クライはどんだけピンチになってもその要素を顔に出さずにのらりくらり逃げ切る時の胆力だけはまじで勇者級ではある。よくもまぁ、アドリブであんだけ都合のいいセリフがポンポン出てくるもんだ。これも長年の修練のおかげなんでしょうかねー。 酒場にP丸様を飼ってる街、第10話。うらやましい……かどうかは分からんけど、宴会は楽しそうである。 「次はどんなクエストかな?」と思ってたのにクエストにすら至らず、ただひたすらシトリーの外道っぷりを見せつけられるだけのお話。ず〜っと「シトリーはクライのことをどう見てるんだろう」ってのは気になり続けてるわけだが、今回酒飲んで酔っ払った時に出た感情が本音だとすると、惚れてるというか、憧れてる部分があるのはどうやら建前ではなさそう。10桁単位(10億?!)の借金抱えててフィジカルがクソ雑魚だってとこまではほぼ確定でわかってる男に憧れるって、それ以外の部分を相当買ってるってことなんでしょうかね。今回のお話を見る限り、やっぱ彼女目線ではクライの底はかなりバレバレな気もするのだが……あくまでも幼馴染の腐れ縁ってやつなのかもしれない。 シトリーの悪行その1、アカシャで育成してたマリスイーターをすんなり回収。見た目は可愛いマンティコア系モンスターだが、どうやら幼獣形態で尻尾をぴたぴたする程度でもクライにとっては致命傷判定になるくらいのダメージは弾き出せる様子。セーフリングとやらがどの程度の防御壁を張れるのかは分からないが、流石に日常レベルの接触でパリンパリン割れるわけはないので、あの猫を飼うのもなかなか命懸けのようである。ただ、そんな猫もシトリーは容易く抱き抱えて遊んでたんだよな。その後のシーンでリィズと組み合って暴れてるシーンもあるし、本人は「直接戦闘はてんでダメ」と言っていたが、最低限、冒険者として戦えるくらいのフィジカルは保持してるってことなんでしょうかね? シトリーの悪行その2、詐欺行為を働き無料で魔力チャージ。まぁ、彼女が提唱していた「枯渇状態からの超回復に成長要素がある」って話が本当なら決して詐欺には当たらないかもしれないが。ちなみに同様の理論は「不徳のギルド」でイズ先生も提唱(&実践)していた修行法ではあるので、ファンタジー世界では魔力吸引の護符は案外ニーズがあるアイテムなのかもしれない。そして、そんな魔力チャージ教室に乱入してきたエルフ(この世界ではノーブル)の2人組。流石にあれだけ大々的に登場して今後絡まないはずはないので、あの高慢チキな様子がコロリ転げるのが今回のお話のオチかな? ちなみにCVが芹澤優である関係上、若干【話術師】とイメージがかぶったりかぶらなかったり。おねーちゃんエルフの方は白石晴香。すぐに重要情報を話しそうな声だな。 シトリーの悪行その3、実の姉に一服盛る。まぁ、殺したりしてないのでセフセフ。リィズの方も妹の性格はある程度わかってるだろうに、馬鹿正直に飲み比べに付き合っちゃうあたりが残念すぎる。クライは例によってシトリーの悪行には全然気付いてない状態であれやってるんだよなぁ……そりゃ恨まれるし絡まれるよなぁ。 シトリーの悪行その4、せっかくのシーンなのに目潰しで見せてくれない。……まぁ、リィズの全裸にそこまでニーズがあるかどうかは分からんが……体型と肌色的にほぼ「プリズマイリヤ」じゃん。 一件落着? 第9話。ネタバラシ回なわけですが……想像以上にえげつないネタだったな……。あ、8話と9話の感想の間がやたら短くなってるんですがこれには事情がありまして、これまでは我が家の放送スケジュールの関係から本作はAT-Xの遅めのリピート放送で視聴してたんですが、「リゼロ」が一段落してしまったせいで感想書きたいアニメが極端に特定の曜日に寄ってしまい、平日の水〜金あたりがめっちゃ空いちゃったんですよ。一応1日1更新を目標にしているので、とりあえず今作を早めの視聴スケジュールに調整してバランスを取ることにしたんです。以上、マジでどうでもいい我が家情報でした。 閑話休題、いわば「シトリー編」の幕引きとなるエピソードだったわけだが、想像以上に色んな意味で「シトリー編」だったわけだね……ここまで抱えてきた違和感が全部まるっと回収され、敵組織の謎も綺麗さっぱり解決した上にシトリーという問題児のキャラもがっつりクローズアップされ、「なるほどこれはリィズの妹……」と非常に納得いく結末となった。まぁ、人道的に飲み込めるかどうかは別問題だけど。 結局リィズは割とあっさり現場に間に合い持ち前の戦闘力で暴れ散らかしてはくれたが、意外や意外、「スピード特化だから破壊力自体はそこまでではない」という設定だったらしく、敵陣(?)最終兵器のアカシャとやらについては装甲が抜けず決定力を欠いた。決して負けたわけではないが、最強チートキャラかと思われていたリィズにもわかりやすい弱点があったことはちょっとびっくり。というか、これって結局壮絶な姉妹喧嘩を茶番でやってただけで……総合力ではシトリーの方が上にいきそうだが、まぁ、接敵した時点でリィズが勝てるから五分といえば五分か。とにかく絶対無敵の魔法鉄甲は強かった。 そしてそんな最強チート兵器がクライに襲いかか……らない。途中でぴょーんて飛んだ。なるほど、「何もせずとも敵側が勝手に自滅する」パターンの裏には「敵側に最強チートキャラが密偵として潜り込んでいる」が包含されてたわけね。そりゃ全部が予定調和なんだから、クライにとって都合のいいように回るのは当たり前だわ。シトリーはやっぱりクライが「武力を持ってない」ことはわかってるんだろうね。だからこそあそこでぴょーんさせたわけで、その上で「クライはなんでも見抜いている最強の司令塔である」という憧れも持ち合わせている様子。ほんとに都合のいい子だよぉ。ご丁寧にビビりのクライがアカシャを見てもひっくり返らないように「暗くて見えなかった」という都合のいい設定でアホラッキーを補強してるのが小憎らしい。 そしてそんなシトリーが仕掛けた最大最悪の罠が、ソフィア・ブラックという「ライバル」の存在であった。チクショウ、敵を欺くならまず味方から。そして当然視聴者も騙す。なんか変だとは思っていたけど、そこまでやってくれるとはなぁ。一番のショックは「最強魔術を操る極悪な上田麗奈なんていなかったのか……」っていう部分だけど、「まぁ、小原好美がわざわざ上田麗奈ボイスに変身してたのか……」ということが分かったので結果オーライ。一応冒険者ギルドにはオドオドしてるだけのモブうえしゃまがいるのは事実だからね。あの子ほんとに不憫なだけの単なるモブなのすごいな。 そうして合法的に(完全に違法ですが)怪しげな魔術実験を果たすことができたシトリーはご満悦で、最終的にこいつがラスボスになるんじゃねぇかと勘繰ってしまうくらいにやべぇことを色々とやっている。世界を滅ぼしかねないスライムの存在が一番やばいんだろうが、眉ひとつ動かさずに敵側の首魁を亡き者にしてほくほく顔なのが一番やばいかも。ちなみにキルキル君の声はなんと古賀葵。シトリー&キルキル君はかぐや様&ショキノチカという禁断のコンビである。 さぁ、どうやら1クールを3つに分けてのシリーズ構成になっているようだが……ラストパートはどんなヤベェやつが出てくるのだろうか。それとも出てこないのだろうか。……クライはいっそなんも出てこない場合の方が化けの皮がはがれそうだけどな。 流れ変わったな! 第8話。いや、全然変わってないな、最初から予定調和だな。それが千変万化の狙い通りだからな。 クライのラッキーマン体質をうまいこと理由をつけて積み重ねていくのが今作の基本設計だが、「なんかうまいこと行く」理由の1つは「超強すぎる味方と彼らの無条件の信頼」。そして今回そこにさらに「無能な敵が勝手に自爆」が追加された。まー、戦力自体はそれなりだったはずなんだけど、シトリーというイレギュラーを1つ投入されるだけで指揮系統がだいぶおかしなことになり、その結果自然崩壊してしまうという悲しい結果に。こういうのって「流石にそりゃないやろー」と興醒めするリスクがあるわけだが……今回の展開は……まぁ、ギリギリ? 最初のファントム一斉投入は流石にアホすぎて擁護できない気がする。偉そうなこと言って後からマウントとってたソフィアさんも、「想像力が無いんですね」で配下の失敗をこき下ろす前に、万が一のミスが起こらないように使用上の注意はちゃんと書いときゃよかったのに。その辺のチグハグさは、やはり権力争いが醜く集団としての構成があんまり上手くいってないっぽいアカシャの塔の弱点ってことなんだろう。もし正しい戦力展開ができてたら、ファントムは1体叩くだけでもシトリーが苦戦してたわけで、案外あっさりハンターたちを蹴散らせてたかもしれないのに。 しかし結果はとにかく千変万化の株が上がる方向にしか流れないのがこの世界の定め。強襲は失敗し、アカシャの塔はついに守勢へ。リアクション芸人みたいなあまりにアホな捕虜の人たちの答え合わせもあり、本来ならバレなくていい本拠地にまでシトリーたちの進軍を許してしまう。その傍には余計なまでの戦力である支部長までいるし、ステゴロだと普通に掃討されてしまうんじゃないだろうか。一応まだ切り札を抱えてるみたいなことは匂わせていたが……そこは多分シトリーに一蹴されるよなぁ。まだスライムの伏線回収してないし、今回謎の「キルキルくん」という名称まで出てきたし……いったい何を隠し持ってるんだ、シトリーさんよ。 そんな展開の中、気になったことは2点。1つは「シトリーってクライのことをどう見てるんだろう」ということ。チームの連中はリィズを筆頭に基本的にはクライに対して無根拠な信頼(幻影)を抱いていると思っていたのだが、今回シトリーの口から「もしクライがウサギより弱かったとしても」という発言が出ており、シトリーはクライの本当の戦闘力を知っているかのような匂わせがある。というか、普通に考えたら脳筋のリィズとか人斬り狂の剣士君と違って、お利口なシトリーだったらクライの欺瞞なんて全部気づいてるはずなんだよ。その上で姉と同様に無条件のクライageを行っているのはどういう心情からなんだろう。可能性は2つあって、「千変万化」の名が威名として轟く方がストグリに有益だから、都合のいい誤解は放っておくどころか煽ってる説。シトリーが単なるずる賢い奴だったらそれくらいはやってそうだが、これまでのシトリーのクライへの態度はどうもそういう感じがしない。となるとやはり可能性の2つ目として「戦闘力が姉ほどのチートじゃなくてよわよわなのは幼い頃から知ってるけど、それを補ってあまりあるくらいの才覚を持っていると本気で信じている」。まぁ、ここまでのラッキー体質はそれだけで才能といえなくもないので、あながち間違ってはいないのかもしれないが。結局クライが一番恵まれてることって、「放っておいても全部都合よく処理してくれる友人に囲まれてる」ことなんだよなぁ。 そして今回気になったことの2点目は、当然敵側の中枢・ソフィアさんのこと。これまでずっと冒険者パーティーに加わってた赤髪のうえしゃまボイスが「冒険者の振りをして潜入したソフィア」だと思ってたんだが、まずシトリーが気づいてるそぶりを見せないこと、そして捕虜たちからの熱烈アプローチに赤髪の子が素でドン引きしてたことなどから考えると、もしかしてあの子って別人なのか? いや、でも流石に声がなぁ……どういうことなんだろ。認識阻害の魔法とか駆使して紛れ込んでたりするのかな。なんか、今回の思わせぶりな描写の数々からもしかしたらなんかややこしいことになってる可能性もあるかもしれないと思ってしまった。まぁ、最後にはシトリーがなんとかしてくれるだろう。リィズちゃんたちはクライと一緒に到着することになると思うが、果たして姉妹共闘のチャンスはあるのかしら。 よく分かってないんだけど、今回で一旦放送休止? 第58話。3rd seasonは大きく2つに分かれてて「襲撃編」と「反撃編」になるらしいのだが、調べたところ今回までの8話(実質10話分)で一区切り。残りは2月からという変則2クール構成とのこと。そんなよく分からんことするなら最初の90分枠はなんだったんだという気もするのだが、そっちの方が盛り上がるからっていうわがままな編成だったのかもしれない。来週からは再放送とのことです。今回はまとめ感想の対象外としておいて、一旦ここでまとめておきましょう。 といっても、「襲撃編」「反撃編」というタイトル通り、相手の攻撃を一方的に受けて「さぁ巻き返すぞ」のところで終わっちゃったので現状はあんまり触れるべき部分もないのですが。前回のスバルの大演説が今ひとつ響かなかった身としては、とんでもねぇ事態が起こってる割にはそこまで緊急性もなく、スバル陣営ものんびり戦の支度をしてるなぁ、というのが正直な印象。今回ラストであわやエミリアが死んじゃうというギリギリのシーンで間に合ったわけだが、スバルたちがあとちょっとでも作戦会議でだらだらしてたらエミリアの命が無かったことを考えれば、「よく間に合った!」というより「何だらだらしてたんや」ということになるんだよ。その辺の心構えが最終的によく分からんかったな。 改めて、スバルが集めた戦力とその使い方がまとめられる。正直他陣営のお歴々については覚えてない部分もあるので「どんだけの戦力なんだろ?」とよく分かってないのだが、例えばあの憤怒相手にはゆかりん姫とリリアナちゃんがわずかな戦力で乗り込むという。今回のラインハルトの「鑑定スキル」のおかげで対憤怒についてはリリアナちゃんのお歌が特攻を持つ兵器であることは匂わされたが、この思いつきのコンビであのヘンテコ司教を打倒できるんだろうか。あ、ゆかりん姫が出撃するってことは今回は後ろにアルもついてくるってことかな。それならまぁ。 最大戦力であろうと推察されている色欲に対しては、何やら「屍兵」とやらに因縁を持つおじいちゃんと、ミミの敵討ちをしなきゃいけないガーフが選抜される。ガーフはいっぺん完膚なきまでにやられてしまっているので、戦力的に一番心配なのはここ。あのおじいちゃんはそれなりに強いってのはなんとなく覚えてるんだけども、それだけでどうにかなるんだろうか。朗報としてはゆかち姫ことクルシュさんがなんの効果かよく分からんけどスバルとの接触でちょっとだけ回復傾向にあり、もしかしたらここの戦力にはフェリスも加わってくれるかもしれない。そこまでいけばそこそこだろうか。 立ち位置がよく分からない暴食には余った(?)ユリウスとなんかでかい狼の人があてがわれた。ここが一番適当だな。暴食は相手の何かを食べちゃう能力があるようだが、ユリウスはいっぺん接敵してるからその辺は大丈夫か。 そして当然、強欲に対してはスバルが直接赴くことになる。ただ、冷静に立ち返ると「戦力」として一番役にたたねぇのは(ベア子を欠いた)スバルなので、ここには問答無用でチート兵器のラインハルトも投入。なんだかんだで一番死ににくそうなポジションに収まってるスバルずるい。いや、この配置でも死ぬ時は死ぬんだろうけども。こうしてみるといっぱいいたと思っていたスバル軍もそこまで人数が多いわけじゃなく、各戦闘に2人ずつ送ってやっとなのか。そう考えると、確かにハードな試合は多くなりそうだなぁ。2月にまたこのマッチアップを振り返っていきましょうね。
もしかして、今作のオープニングって回を重ねるごとに徐々にその全容が明らかになっていくスタイル? 第7話。 毎回結局飛ばさず見てるけど、今回が一番長かったよね。最初は「全然流れてなくてオープニング担当してる人可哀想だろ」って思ってたんだけど、こうしてちょっとずつ注目を集められるならむしろ恵まれた演出なのかもしれない。 というわけで小出しにされるお預けプレイが今作の見どころ。曲もそうなら主人公もそう、今回はほんとに動かなかったねー。クライ自身がやったことはシトリーへのちょっとしたツッコミくらいで、あとはリィズと対面座位でよろしくやってたくらいである(リィズちゃんは今週もかわいいね)。そしてそんなクライが適当にばら撒いた伏線もなかなか回収されず、現場の冒険者たちには長い長い焦らしが繰り広げられている。ずっと陣頭指揮を取ってるアーチャーの人(スヴェンという)、クライのことを信頼してるからって、いくらなんでも辛抱強すぎるよな。どんな世界でもアーチャークラスの人って我慢強い人が多いんでしょうかね(某キクルくん参照)。 しかし、いくらなんでも無限に戦闘なしで無駄な時間を過ごすわけにもいかないので、ここらで一発ぶちかまそうってんで最初の生物魔導兵器が出撃。理屈はよく分からないがちゃんと空気を読んで「スライムっぽい」性質になった狼戦士が問答無用で配備され、初手から「物理無効・魔法無効」というチート能力で弱小冒険者たちをおびやかす。もしあのままなんの策もなしに突っ込んでたら、ここに集まってた数十人もの冒険者は全滅の可能性もあったんだろうか。アカシャの塔、見える部分だけだと単なるコント集団みたいに思ってたけど、案外技術レベルは高い奴らなのかもしれん。こんなにホイホイチート級のモンスターが醸成されていいんだろうか。 もちろん、相手がチートを使うなら主人公チームもチートで返すだけ。いよいよ出番が回ってきた錬金術師シトリー。リィズの後に見たおかげでずいぶん常識人に見えるし、戦い方だって理知的で何一つ危なっかしさは感じないが、その前のクライと話してるシーンは何かの片鱗がちらほら。この子らって、マジでなんで全員いっぺんにイカれた性質を持っちゃったんでしょうね。誰か1人が発端っとかいうことでもなかろうしなぁ……ほんとに運命のお導きなのか。 シトリーに関して言えば、先にリィズという問題児な姉が生まれているわけで、その姉から身を守るという方向で進化を進めた可能性がある。今回の彼女の振る舞いを見ている感じ、やたらと「自分は戦えないから」という部分を強調しているのが印象的。だってほら、なまじフィジカルで戦える可能性を提示しちゃうと、多分姉から地獄みたいなしごきが入るわけで……今はティノちゃんが担当してるポジションを押し付けられたかもしれないと考えると、そりゃデスクワーク専門に逃げるのも理解できる。まぁ、結局そっち方面で振り切れてイカレちゃったみたいだけどさ。今作においてあんだけひでぇ立ち回りをしているクライがそこまで決定的なヘイトを集めないのって、流石に周りの環境が酷すぎるからってのは理由としてあるかもしれん。シトリーちゃんもかわいいのに。主に声が。
ごめん、ぶっちゃけ私は今回あんまりノリについていけなかった方。だってここでの演説がまるでこれまでのスバルの総決算みたいにして回想がバシバシ挟まれるようなものだとは思えなかったから。これまでもスバルは散々命懸け(というか命ロス)の戦いを繰り広げてきたわけで、今回の試合もそりゃでかいといえばでかいんだろうが、過去の壮絶な履歴の中で突出してるかと言われたらそうでもない。今作における長口上と言えば屈指の名エピソードである「ゼロから」におけるレムの演説があったが、今回はあそこまで「総決算」という意味合いはなく、「なんでみんなしてこんなに入れ込んじゃってるんだろう」とちょっと不思議。話してる内容も、話さなきゃいけない状況も、「言うほどか?」ってのが正直な感想。 まず話してる内容だが、「被災地のみんな、頑張れ」なので応援メッセージとしてはそれなりに。まぁ、「なんも解決してないけどごめんよ」というアナウンスだけを流したところで意味はないし、憤怒の権能とやらがいまだに明確には分かってないけど、「なんとなく共有する感情の増幅」だとしたら住民の不安を消してやるのも一仕事だとは思うが、それが第一の責務かと言われるとそんな気もしない。わざわざ人選で一悶着あった上でわざわざフル尺の演説を行う時間があるなら、とっととプランをまとめて4拠点進軍の戦略でも練ったほうが良かった気もする。わざわざ大声で敵側に自分たちの存在とスタンスを表明するというのもあんまり意味のある行動じゃないし、もしアルの言うように「連中は何も気にしてない」状況でもなかったら単なる藪蛇。まー、レグルスとかシリウスは今回の演説に影響を受けたりしないかもしれないが、煽り煽られの関係にあったカペラあたりは余計な刺激を与えてしまうリスクもあったんじゃなかろうか。 そして、そんな効果のほどがよく分からない演説のための人選にもだいぶ時間を使った上で、まるでスバルがこの大役を果たせる唯一の人間であるかのようにお膳立てされてたけど、ほんとにそうなんだろうか。ガーフが言ってた「過去に大罪司教を討伐したことがある」っていうトロフィーは確かに意味があったかもしれないが、実際の演説でそれを使ったのはほんとに最後も最後。そこまで引っ張ったのは純粋にスバルのべしゃりだけであり、それだっていつも通りに自虐混じりのざっくりトークで、今回ユリウスに揶揄されてた最初期の騎士ヘイトスピーチの頃から本質は変わってないようにも思える。まぁ、響いたんなら別にいいんだけどさ。いっそスバルこそが「騎士」なんてフワッとした肩書きより「話術師」ってジョブにしといたほうがいい気がする。 まぁ、とにかくそうして頑張った演説のおかげでなんとなく雰囲気が良くなり、街の護衛に手数を割かずに本丸の攻略が行えるようになったということにしておこう。今回大罪司教は誰一人動きませんでしたが、ほんとに「ドラゴンの下のアリ」の例え通り、4人が4人とも対抗勢力の動きを気にしてないんだろうか。もう、全員ひっくるめて傲慢だし怠惰だよ。 |
カレンダー
ブログ内検索
リンク
最新記事
(02/01)
(02/01)
(02/01)
(01/31)
(01/31)
(01/31)
(01/30)
(01/30)
(01/29)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |