最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
変な構成のアニメ、第64話。ここでサブとも言える珍奇な家族のエピソードをまるまる1話挟んできた。どうなんだろ、シリーズを全力で追っかけてる人からしたら何かターニングポイントになってるのかもしれんけど、ふわっと観てるだけの人間からすると「そこ掘り下げられても……」みたいな感想が先に立つな。試合結果だけ見たら「チート勇者が傍から入ってきて瞬殺」だしな。 まぁ、前回のガーフ戦に続いて、今回のヴィル戦も大罪司教相手ですらない「前座戦」であって、バトルとしての重要度はそこまで高くないはずなんだよな。そもそも俺、なんで屍としてこの女の人が使役されてたのかもよくわかってないしな。単に色欲がその辺の強い戦士の屍を利用してたからってことなのかしら。だとしたらここでヴィルとぶつかったのも単なる偶然なんだよな。ヴィルは責任を感じて自分の手で決着つけようとして(失敗して)、最終的にチート勇者が家族の縁も何もかもをないまぜにしたままで一刀両断。爺さんが戦いにくい相手だったなら最初からマッチメイクを入れ替えておけばよかった気がするんだが、そこは自分の手で決着をつけないとダメだって思ったんだろうか。最後にラインハルトが言ったように「あれは単なる相手の魔物だよ」っていうスタンスを(うわべだけでも)飲み込めていれば、いっそ他人に任せちゃうって選択肢もあったとは思うんだけどね。まぁ、そうしなかったからこそ、この場できちんとお別れが出来たのだから正解といえば正解だったのだろう。「敵が駆使する屍術で味方が蘇って攻撃してくるけど、最終的には意識を取り戻して図らずも最後のお別れが出来る」っていうプロットも定番といえば定番。 まぁ、今回はそんなわけであんまりバックグラウンドに理解が及んでないので重要性がいまいち分からんかったが、CVがたかみなとお姉ちゃんで行ったり来たりする人生がちょっと面白かった。 PR 1ワードだけ喋ってギャラもらって帰る黒田崇矢、第63話。でもまぁ、あそこはしょうがねよなぁ、たった一言だけど、絶対に「ちゃんとした声」が必要だったもんなぁ。 というわけで今回のメインはガーフVSなんかアシュラマンみたいな人だが、前にもちょっと触れたように、この屍兵の人たちが誰なのか、ぶっちゃけよく分かってない。ヴィルと戦ってる奥さんも同様である。まぁ、今回はそのためにご丁寧に回想シーンで「あの腕が多い人は伝説の人なんだよね」という後出しレジェンド話を繰り広げてくれたわけだが、だからってそこまで盛り上がるもんでもなし。これが異修羅だったら「そういうすごい人なのかぁ」で丸め込まれそうなもんだけど、この世界は大罪司教を筆頭に「明らかにこれより上のヤバいやつ」がいるからなぁ。「ま、ガーフならこれでいいんじゃね?」というくらいのマッチメイクである。 ただ、その分バトル作画に力を入れて見せ場にするという望外のご褒美扱いにはなっており、見たことない構図や演出で短いながらもぎゅいんぎゅいんするバトルはちょっとやりすぎ感すらある。こういう「何してるかよく分からないけどなんかすごいバトルシーン」は評価に困るわね。呪術廻戦の時も悩んだけど。今作は常に顔芸作画などのディティールも凝ってるし、本気出したらここまでいけるんやで、というのを見せつける意味もあったのかもしれない。とりあえずガーフと腕の人は役得だったということで満足してもらうか。流石にゴージャスタイガーの取り巻きがいっぱい出てきてヒーローショーみたいになる流れはいかがなものかとは思ったがね。「周りの全部を吹き飛ばすドッカンバトル」っていう設定がそもそも「有観客試合」と相性悪いんだよな。 というわけで1つの試合が終わったが、もちろんその他の戦局も同時多元中継中。今回カメラが収めたのは、まずは暴食VSオットーのマッチ。まぁ、ここも正直何が起こってるかはよく分かってないのだが……「商人だって戦えるんだ!」という、トルネコに見せてあげたいような試合運びで一時は大罪司教を圧倒。でもまぁ、それだけで終わるわけはないので……ここからフェルトが追撃を繰り出せるかどうか。 そして個人的にガーフを差し置いて一番の注目試合となったのがカペラVSアルの外道マッチである。元々王道のヒーローっぽくはなかったアルだが、相手がゲスの極み悠木なカペラということで好きなように攻めることができる。そしてもちろん、それを受けたカペラの返し技も色々とエグいしグロい。なんといっても最大のサービスポイントは「プリシラのモノマネをするカペラ」だろう。言い換えれば「田村ゆかりのモノマネをする悠木碧」なのだが、実際のキャストの仕事を見るとむしろ「悠木碧の真似をする田村ゆかり」になっており、世代を超えた夢の名優コラボが実現。やっぱカペラのクソ台詞はおいちゃんボイスがしっくりくるが、これを田村ゆかりにパスする采配も実に愉快だ。そりゃ関智一だってタジタジでしょうよ。 業界の闇を煮詰めたようなマッチメイク、ぜひクソみたいな試合展開でクソみたいな決着をつけて欲しい。 今期りえりーヒロインはウォーハンマーがよく似合う、第62話。まずは1局の終焉。ここが最初に幕を引くのは意外ではあったが。 対レグルス戦、そのキーとなるのは当然相手の権能の看破だったわけだが、なんかよく分からんうちにスバルが読み解いてしまったらしい。……いや、視聴者目線だとまだよく分かってないんだけど……まぁ、ざっくり言うと「魔界大冒険」ってこと? 後半に使ってた「時を止めて心臓を維持する」能力と「他者に心臓を預けておく」能力って地続きのものなのかしら。なんかよく分かんないけど……とにかく「囲ってる花嫁全員の心臓を止めれば無敵が解除される」という認識らしい。スバルはどの辺からこんな意味不明な能力に気付いたんでしょうね。「レグルス」の名前も含めて、別にヒントはなかった気もするが……まぁ、かつて何度か権能を相手に戦ったことがあるスバルはその辺の勘が鋭かったということにしておこう。 一度看破してしまえば、花嫁の心停止に「氷の魔女」の能力を使うところはそこまで難しい発想ではない。結局その後のステゴロも含め、だいたいのことはエミリアがやってくれるのである。まぁ、スバルもあれだけフィジカルに差があるレグルス相手によくも逃げ切ったものだとは思うけど。スバルも言う通りに舐めプの結果なので、ほんとにギリギリのラッキープレイだったことは間違い無いぞ(いや、死んでも別にいいんだけど)。レグルスも、最初に出てきた時にはもっとあっさり殺しにきてたと思うんだけど、下手に煽られたせいか、やたらお行儀よくスバルの無駄口を聞くようになっちゃったよな。即死技しかないのにあんまり緊張感の無いバトルシーンであった。 そうして「なんかよく分からん権能」「スバルのいつも通りのイラつく煽り口調」などの気に食わない要素はありつつ、今回の結末で「やっぱ石田彰は格好いいな」ということを改めて確認。レグルスは格好良くないよ? 今作は貶めるキャラを徹底的に貶めちゃうのでほんとにダサくて格好悪い死に様にはなるんだけど、あの天下の石田彰が、ここまで格好悪いキャラを徹底してダサく仕立て上げられるのってやっぱりすごい。どう考えても嘘くさいキャラじゃん。ていうか嘘じゃん。こんな奴いるわけないし、こんな奴のこと見ていたいとも思わないはずなのに……なんか魅力を覚えてしまうのはなぜなんだろう。最後の最後までやり切ったキャラの生き様(死に様)に満足してしまうのは何故なのだろう。情けない状態のままでひたすらアキラ節が繰り広げられる最高のエンタメ。アフレコ現場はさぞ盛り上がったことだろう(本人が盛り上がってるかどうかはしらん)。もう、そこだけで満足ですわ。 さて、これにてようやく大罪司教が1つ落ちた。残りの話数で、ちゃんと全部討滅できるのかしら? 顔芸が達者な連中ばっかりだよなぁ、第60話。今回はレグルスさんの表情筋が大活躍だったけど、表情筋が意味すら持たないカペラとかもいるからほんと賑やか。 色欲戦は相手に出し抜かれたかと思いきや、アナスタシアが盤面を読み切って一歩上を行く。その結果VS色欲本体と配下の屍兵戦で2局に分断される形。今回は描写が無かったが暴食戦も2局あるので、現在交戦しているのはトータルで5ヶ所もあるというかなりの混戦模様。流石に毎週全部取り上げてると視点が散漫になりすぎるということで、今回はそこから3つの試合がピックアップされている。 まず、一番状況が読みにくそうなカペラ戦。彼女がクルシュのところにわざわざ侵入してきたのは竜の血に冒されてしまった検体の確認だろうか。異形のカペラ相手にフェリスも苦戦必至だが、彼女が手を出さずに防戦一方だったのは、上手いこと調子に乗ったカペラにクルシュの治療方法をしゃべらせるためだったとか。残念ながらそちらは「処置無し」とのことで、もう遠慮はいらないのでアナスタシアとの直接対決という形になった。アル&アナスタシアのチームは異色だが、なるほど頼りにはなりそうだ。まぁ、直近ドンパチやられてたら病身のクルシュも気が気じゃなかろうが。何でもありの色欲相手に、トリッキーなタッグで対抗できるかどうか。 続いて展開されるのは憤怒・シリウスとゆかりん姫ことプリシラの一戦。お供として連れてったリリアナがあっという間に洗脳されてしまうが、大胆素敵な解除方法で一発KO。リリアナさん、いい目を見てるんだか踏んだり蹴ったりなのかよくわからんな。シリウスは本体も厄介かもしれないが、彼女が操る「共鳴者」たちも厄介な存在。とりあえずリリアナのお歌に特効があれば良いのだが。でも、そこって対決の本筋かどうかも分かってない。なんかよく分からん挑発でまさに「憤怒」の形相のプリシラを余裕を持ってシリウスが迎撃。感情のコントロールが出来ないと、シリウスの術中にはまりかねないところだ。 そして本命となるのはサブタイトルにもなっているレグルス戦。チート兵器ラインハルトもなかなか使い所が難しく、やはり「軍師」スバルが何とかして敵の勘どころを突き破っていくしかないという泥沼の戦闘。そして意外な活躍を見せるのはなんとエミリア。彼女の魔力が強いことは衆知だが、最近は氷結魔法の使い方にも遠慮がなくなってきている。パックがいなくてもやれることはやれる子。そして今回は氷属性を活かしたスケーティングバトルという謎のマッチアップを構成し、1つ1つの動きがやたらと扇情的。ドレスのまんま戦ってるからってのもあるんだろうが、あまりお淑やかなエミリアらしからぬ足の踏ん張り方とか、容赦なく股間を狙う戦術などでいちいちスバル流が滲み出るようなやぼったい戦い。それだけにギャップが激しく見応えがある。肉弾戦だけで倒せればほんとに楽だったんだろうが……当然そう簡単ではないわけで。 今回スバルが何かしらレグルスの真実に辿り着いたらしいのだが、そのきっかけが「名前」だってのがよく分からん部分。大罪司教が星の名前なのはもちろん分かってたが、それってあくまでスバルがいた「こっちの世界」の話なわけで……何で同じギリシャ語が使われてるんだろう。その辺のつながりって過去に説明あったっけ? もしくは「なんかそれっぽく視聴者に伝わるように翻訳しただけ」といういつものなろう異世界問題の可能性もあるが。 とりあえず顔芸のおかげで図星がバレたっぽいので、ここから反撃のフェイズ……になるのか? スバルだけだとフィジカルどうにもならなくない?
放送再開、第59話。一応タイトルクレジットとしては12月までの1クール目が「襲撃編」、再開後の2クール目が「反撃編」とのこと。話数はそれぞれ少ないっぽいですが、自由な編成ができるのは人気作品の強みやね。 とはいえ、約1ヶ月のブランクがあるのでぶっちゃけ状況は忘れがち。1話目はそれぞれどこにどのように戦力を割いたかという分布を示すにとどまったので、とりあえず思い出す目的でそれを列挙しておこう。 基本的に敵側大罪司教は4体だが、なんか知らんけど複数体が同時に存在している奴とか、いると思ったところにいなかった奴とかがいて配置もずいぶんトリッキー。なかなかスバルサイドの思惑通りには組ませてくれない。中でも一番よくわかってないのが「暴食」である。こいつ、現状2人いるらしいんだけど、分身体なのか、そもそも複数で1つの大罪を担当しているのかはよくわからない。スバルたちは一応ガチでぶつける戦力としてユリウスと狼のおっちゃんを選出したはずだが、全然関係ないところでフェルトが「2体目」に遭遇、そこにオットーも行き当たってしまうという、アナスタシアの言葉を借りるなら「貧乏くじ」である。未だ暴食はどれくらいの戦力なのかよく分かってないので、もしかしたらオットーでも戦えるのかもしれないが……確か暴食は名前を知られると「食われちゃう」んだよね……今回ユリウス普通に名乗ってなかったか? 大丈夫かこいつ? 続いて、まだマッチが始まっていないのはプリシラ・リリアナの凸凹コンビが相対するシリウス。こちらはシリウスの能力に対してリリアナが特効耐性を持っているということでのマッチメイクだが、そんなん置いといてもゆかりん姫の根拠不明の自信はどうとでもしてくれそうである。リリアナちゃんがアホ可愛いのは良いが、こんな子が戦場に出てきて大丈夫なのだろうか。 シリアス風味強めなのが、色欲担当のヴィル&ガーフチーム。屍兵との対決ですでに苦戦の様相だし、ヴィルは因縁のある相手と当たっちゃってるし、本丸を攻める前に色々心配。なおかつ、対戦相手がトリッキー代表みたいな色欲である。カペラは本陣にでんと構えているかと見せかけて、それすらも欺瞞。虚飾戦術で相手を煙に巻き、狙っているのは一度ペロリと食べてしまったクルシュのところ。あっさりと侵入を許し、主君のピンチにフェリスがどう立ち向かうかという対戦カードになりそうである。 そして我らがスバルさんはエミリア救出のために面倒オブ面倒のレグルスを担当する。もちろんスバル1人で勝てるわけがないのでラインハルトというチート武器を持って挑んでおり、一度はレグルスのやり口を出し抜いてエミリアの救出には成功。ほんとにラインハルトがズルすぎる。しかし勝負はここからで、絶対に死なないレグルス相手に、何とかその不死身の秘密を暴いて根絶しようと策士スバルが奔走する。いや、策士かどうかもよくわかんないけど。未だにそんなに頼りになるとも思ってないけど。 さぁ、各地で火蓋は切って落とされた。最初にスポットが当たるのはどこになるだろうか。このまま4局5局と同時並行で進行すると視点があっちゃこっちゃ分散してみづらくなりそうなのがちょっと怖いな。 巨乳マニア冒険者について熱く語る杉田ナレの安定感、第12話。結局なんで今作のナレが杉田なのかがよく分からずに終わりそう(ストグリのメンバーらしいが)。 前回気にしてた通りに、どこに向かって進んでるかどんどん分からないお話になっている。どうやら最終回に向けてのメインイベントが大オークションということらしいのだが……そこでドンパチも無しにただクライがうまいこと漁夫の利掠めて終わる展開なんだろうか。まぁ、そのせせこましさもらしいっちゃらしいのだが……ほんとに変なアニメである。最低限のクライマックス感を出そうとクライが目をつけたキモ宝具の値段がどんどん釣り上がっているわけだが、その前条件として「クライが10億の借金をしている」といういらん数字があり、この額のせいで1億だの2億だの言われても「まぁ、こいつの借金に比べれば……」という気になるのであんまり切実さがない。挙句トチ狂ったシトリーがさらに8億の実弾を投入。「イカれ冒険者とはいえ、二十歳そこそこの娘っ子が20億近く貯められる世界なら億単位の取引もそこまで無茶じゃないのでは?」とか色々考えちゃうよね。まぁ、シトリーのスペックがお化けなだけかもしれんけど。ちなみにクライが借金をする先がシトリーだけでリィズじゃない理由が「リィズにお願いすると力づくで金を強奪してくるから」だったのは草。流石にクランリーダーはそこでブレーキかけるくらいの良識は残しているか(まぁ、微々たるもんだが)。カツアゲだけで1億とか稼いできたらどうしよう。 まぁ、とにかくクライが自堕落のために欲しがった宝具を巡ってのオークションバトルが最後の試合となる。参戦するのは、アークと知り合いらしいよく分からん金髪ドリルツインテの貴族令嬢。ポッと出のくせにやたら存在感を発揮しているが、スタンスとしては「クライにいい具合に丸め込まれる新しいカモ」でしかない。一応今回収穫があったとしたら、そのサポートを受けてるであろうアークの方はわりかしまともな人間で、クライのダメな部分も何となく分かってるって確認が取れたことくらいかな。ここまでの組織関係図を見てると、もしかしたらクランの中でまともな人間がアーク1人の可能性もあるので、是非いい具合でブレーキをかけてくれるよう、頑張って欲しい。でもなぁ、あんだけクライがおんぶにだっこでアーク頼みの話ばっかりしてるってことは、やっぱこいつも甘やかしの元凶なのかなぁ。 この世界、税制法とかはしっかりしてんのかな……第11話。婚姻による資産保有の法的意味づけとかって、現実世界だとどれくらいのタイミングで確立したものなんでしょうか。そこも気になるけど、結婚にあたって10億の借金が雲散霧消するトリックも気になるといえば気になる。まぁ、10億「円」ではないわけで、もしかしたらジンバブエドルみたいな単位なのかもしれんからね(とてもそうは見えない)。 などとよく分からん話から始めてみたが、今回のお話、何が中心なのかもよく分からないのでどこをどうひっ捕まえたらまとめられるのかが定かじゃない。一番の争点はもちろんよその冒険者パーティー、リーダーのアーノルドとの確執ということになるんだろうが、前回・前々回のようにダンジョンとかモンスターが相手ではないため、現状「何かを討伐したら終わり」という形になっていない。単にアーノルドを完全に調伏して丸め込むだけが目的だと、前回のお話の途中で転げた意地っぱりの一冒険者の焼き直しみたいになっちゃってお話としてあんまり面白くないし、そこに何かしら今までになかったようなエッセンスが求められるところ。冒頭部分の切り出し方からクランの受付嬢のエピソードが絡んでくるのかとも思ったんだけど、あの子の悩みはもう解決しちゃったみたいだし……どうやって落とし前つけるつもりなんだろう。 一応、ジンバブエドルってことはないだろうから普通に考えると致命傷な額の借金。その事実が監査役の耳に入ってしまってクライさんのお財布事情もちょっとピンチ。まぁ、債権者がシトリーなのでうやむやでも誤魔化せなくはないが、これを理由に婚姻関係を結ばれるのもあまり穏やかではない(何がヤバいってリィズが義理の姉になることである)。解決策を見出すため、味方になってくれそうなのは現状ではティノちゃんくらいのものだが、残念ながら彼女にはまだ夢のような大金を稼ぐ能力は無い。せいぜい因縁つけられた時に形ばかりの対抗馬としてぶつけるくらいである(ひどい)。 街の噂を分析してクライの実情をほぼ看破してみせた意外にも頭が切れるアーノルドさん。前回まであんまりしゃべってなかったもんだから「こいつも実はクライみたいに裏があるレベル7なのでは?」と思ってたんだけど、単に口数が少ないだけで普通に腕っぷしの強い冒険者のようである。お為ごかしにティノをぶつけられるも、体格差の影響もあり圧勝。普通に考えたらティノよりもクソ雑魚なクライ程度なら瞬殺のはずなのだが、話術師以上に口八丁のクライにいらん時間を稼がれ、最後には規格外の宝具の力のみでねじ伏せられるという酷い扱い。いや、そこで宝具使うのかよ。せっかく丁寧にアーノルドさんが外堀埋めてピンチを演出してくれたのに、便利な道具持ってんのかよ。それで名声を維持できるのはラッキーマン体質としてはちょっとずるい展開だなぁ。どうせならここもクライの想定外のハプニングでうまいこと乗り切る展開力を見せてほしかった。その辺に受付嬢のあの子が絡むもんだと期待してたのに……今回の試合結果はいくらかなろう的チートっぽさがにじんでてあまり印象は良くないぞ。このままだと最終的に「超強い呪具を使いこなせる人」という肩書きが成立してしまい、クライのクソ雑魚要素が霞んでしまいかねない。今後はあまり自分の力で解決しないでいただきたい(ひでぇ要望だな)。 まぁ、そうして急場を凌いだクライは今まで以上に立場にあぐらをかいて逃げ切る所存。アーノルドさん、ほんと洞察はいいとこまで行ってるので、あとは闇討ちなりなんなりで有無を言わさず叩きのめしたら勝ちですよ! まぁ、絶対そうはならんのだろうなぁ。クライはどんだけピンチになってもその要素を顔に出さずにのらりくらり逃げ切る時の胆力だけはまじで勇者級ではある。よくもまぁ、アドリブであんだけ都合のいいセリフがポンポン出てくるもんだ。これも長年の修練のおかげなんでしょうかねー。 酒場にP丸様を飼ってる街、第10話。うらやましい……かどうかは分からんけど、宴会は楽しそうである。 「次はどんなクエストかな?」と思ってたのにクエストにすら至らず、ただひたすらシトリーの外道っぷりを見せつけられるだけのお話。ず〜っと「シトリーはクライのことをどう見てるんだろう」ってのは気になり続けてるわけだが、今回酒飲んで酔っ払った時に出た感情が本音だとすると、惚れてるというか、憧れてる部分があるのはどうやら建前ではなさそう。10桁単位(10億?!)の借金抱えててフィジカルがクソ雑魚だってとこまではほぼ確定でわかってる男に憧れるって、それ以外の部分を相当買ってるってことなんでしょうかね。今回のお話を見る限り、やっぱ彼女目線ではクライの底はかなりバレバレな気もするのだが……あくまでも幼馴染の腐れ縁ってやつなのかもしれない。 シトリーの悪行その1、アカシャで育成してたマリスイーターをすんなり回収。見た目は可愛いマンティコア系モンスターだが、どうやら幼獣形態で尻尾をぴたぴたする程度でもクライにとっては致命傷判定になるくらいのダメージは弾き出せる様子。セーフリングとやらがどの程度の防御壁を張れるのかは分からないが、流石に日常レベルの接触でパリンパリン割れるわけはないので、あの猫を飼うのもなかなか命懸けのようである。ただ、そんな猫もシトリーは容易く抱き抱えて遊んでたんだよな。その後のシーンでリィズと組み合って暴れてるシーンもあるし、本人は「直接戦闘はてんでダメ」と言っていたが、最低限、冒険者として戦えるくらいのフィジカルは保持してるってことなんでしょうかね? シトリーの悪行その2、詐欺行為を働き無料で魔力チャージ。まぁ、彼女が提唱していた「枯渇状態からの超回復に成長要素がある」って話が本当なら決して詐欺には当たらないかもしれないが。ちなみに同様の理論は「不徳のギルド」でイズ先生も提唱(&実践)していた修行法ではあるので、ファンタジー世界では魔力吸引の護符は案外ニーズがあるアイテムなのかもしれない。そして、そんな魔力チャージ教室に乱入してきたエルフ(この世界ではノーブル)の2人組。流石にあれだけ大々的に登場して今後絡まないはずはないので、あの高慢チキな様子がコロリ転げるのが今回のお話のオチかな? ちなみにCVが芹澤優である関係上、若干【話術師】とイメージがかぶったりかぶらなかったり。おねーちゃんエルフの方は白石晴香。すぐに重要情報を話しそうな声だな。 シトリーの悪行その3、実の姉に一服盛る。まぁ、殺したりしてないのでセフセフ。リィズの方も妹の性格はある程度わかってるだろうに、馬鹿正直に飲み比べに付き合っちゃうあたりが残念すぎる。クライは例によってシトリーの悪行には全然気付いてない状態であれやってるんだよなぁ……そりゃ恨まれるし絡まれるよなぁ。 シトリーの悪行その4、せっかくのシーンなのに目潰しで見せてくれない。……まぁ、リィズの全裸にそこまでニーズがあるかどうかは分からんが……体型と肌色的にほぼ「プリズマイリヤ」じゃん。 一件落着? 第9話。ネタバラシ回なわけですが……想像以上にえげつないネタだったな……。あ、8話と9話の感想の間がやたら短くなってるんですがこれには事情がありまして、これまでは我が家の放送スケジュールの関係から本作はAT-Xの遅めのリピート放送で視聴してたんですが、「リゼロ」が一段落してしまったせいで感想書きたいアニメが極端に特定の曜日に寄ってしまい、平日の水〜金あたりがめっちゃ空いちゃったんですよ。一応1日1更新を目標にしているので、とりあえず今作を早めの視聴スケジュールに調整してバランスを取ることにしたんです。以上、マジでどうでもいい我が家情報でした。 閑話休題、いわば「シトリー編」の幕引きとなるエピソードだったわけだが、想像以上に色んな意味で「シトリー編」だったわけだね……ここまで抱えてきた違和感が全部まるっと回収され、敵組織の謎も綺麗さっぱり解決した上にシトリーという問題児のキャラもがっつりクローズアップされ、「なるほどこれはリィズの妹……」と非常に納得いく結末となった。まぁ、人道的に飲み込めるかどうかは別問題だけど。 結局リィズは割とあっさり現場に間に合い持ち前の戦闘力で暴れ散らかしてはくれたが、意外や意外、「スピード特化だから破壊力自体はそこまでではない」という設定だったらしく、敵陣(?)最終兵器のアカシャとやらについては装甲が抜けず決定力を欠いた。決して負けたわけではないが、最強チートキャラかと思われていたリィズにもわかりやすい弱点があったことはちょっとびっくり。というか、これって結局壮絶な姉妹喧嘩を茶番でやってただけで……総合力ではシトリーの方が上にいきそうだが、まぁ、接敵した時点でリィズが勝てるから五分といえば五分か。とにかく絶対無敵の魔法鉄甲は強かった。 そしてそんな最強チート兵器がクライに襲いかか……らない。途中でぴょーんて飛んだ。なるほど、「何もせずとも敵側が勝手に自滅する」パターンの裏には「敵側に最強チートキャラが密偵として潜り込んでいる」が包含されてたわけね。そりゃ全部が予定調和なんだから、クライにとって都合のいいように回るのは当たり前だわ。シトリーはやっぱりクライが「武力を持ってない」ことはわかってるんだろうね。だからこそあそこでぴょーんさせたわけで、その上で「クライはなんでも見抜いている最強の司令塔である」という憧れも持ち合わせている様子。ほんとに都合のいい子だよぉ。ご丁寧にビビりのクライがアカシャを見てもひっくり返らないように「暗くて見えなかった」という都合のいい設定でアホラッキーを補強してるのが小憎らしい。 そしてそんなシトリーが仕掛けた最大最悪の罠が、ソフィア・ブラックという「ライバル」の存在であった。チクショウ、敵を欺くならまず味方から。そして当然視聴者も騙す。なんか変だとは思っていたけど、そこまでやってくれるとはなぁ。一番のショックは「最強魔術を操る極悪な上田麗奈なんていなかったのか……」っていう部分だけど、「まぁ、小原好美がわざわざ上田麗奈ボイスに変身してたのか……」ということが分かったので結果オーライ。一応冒険者ギルドにはオドオドしてるだけのモブうえしゃまがいるのは事実だからね。あの子ほんとに不憫なだけの単なるモブなのすごいな。 そうして合法的に(完全に違法ですが)怪しげな魔術実験を果たすことができたシトリーはご満悦で、最終的にこいつがラスボスになるんじゃねぇかと勘繰ってしまうくらいにやべぇことを色々とやっている。世界を滅ぼしかねないスライムの存在が一番やばいんだろうが、眉ひとつ動かさずに敵側の首魁を亡き者にしてほくほく顔なのが一番やばいかも。ちなみにキルキル君の声はなんと古賀葵。シトリー&キルキル君はかぐや様&ショキノチカという禁断のコンビである。 さぁ、どうやら1クールを3つに分けてのシリーズ構成になっているようだが……ラストパートはどんなヤベェやつが出てくるのだろうか。それとも出てこないのだろうか。……クライはいっそなんも出てこない場合の方が化けの皮がはがれそうだけどな。 |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(04/19)
(04/19)
(04/19)
(04/18)
(04/18)
(04/17)
(04/17)
(04/16)
(04/15)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|