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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 まさかの新キャラ投入、第10話。島田フミカネ絵の空飛ぶ少女、中の人が伊藤静っていうと、なんだか別な作品に見えますが。

 特殊作戦のために招聘された外部からの「エース」、マルセイユ。彼女との因縁が深いのは祖国を同じくするバルクホルンとハルトマンで、しかも上下関係がややこしかったり、勝手にライバル認定していたりと、色々と騒がしそうだ。

 とはいえ、気にしているのはバルクホルンばかり。元々彼女とマルセイユの2人で挑む予定だった今回の作戦。バルクホルンはマルセイユの挑発に煽られ、気付けば作戦行動からはずされてしまうという恥辱を味わわされている。苦虫をかみつぶすバルクホルンとは対照的に、ハルトマンはいつも通りに「面倒臭い」を連発。そんな状態でもきちんと2人で作戦行動を遂行してしまったわけで、冷静に見ると可哀想なバルクホルンに対するフォローが無かったことに。ただでさえ新キャラなんか突っ込まれたら色んな連中の出番が減っちゃうのに、不憫な話である。力比べても五分五分だったし……彼女が今回大人しく引き下がっていい話っぽくまとめてたのは奇跡的だ。

 他方、ハルトマン側の視点から見ると、「よく分からない昔なじみに挑戦される」→「何となく喧嘩を買ってたらルームメイトが不機嫌」→「あんまり邪険にしちゃ駄目だと釘を刺す」→「実力大発揮」→「なんとなくいい話」というルート。改めて見ると、今回のエピソードでハルトマンがバルクホルンに対して負い目を感じる要素は無い気がするのだが、写真絡みのエピソードで珍しい彼女の気遣いと愛情が確認出来たのは収穫と言える。小隊の中でも一番関係性が見えにくいデコボココンビだけに、この2人の絡みをストレートに描写するとなんだか浮いて見えてしまうため、今回のようにイレギュラー要素を混ぜ込んでほのかな関係性を見せてもらえると丁度良いバランスになる。

 今回のエピソードはキャラ数が増えて既存の連中にあまりスポットが当たらなかったので、微妙に見どころが少なかった気がするんだが……ハルトマンのファンとかには嬉しい回だったんでしょうか。逆に本筋にそこまで魅力を感じなかったので、個人的にはどうでもいい要素にばかり目がいってしまいました。せっかくなので細かい要素を列挙していこう。

 1、もっさんの烈風斬が強化された。本人はへろへろになって「駄目か……」みたいなことを言ってたけど、あの威力なら充分じゃね? 鴉羽や美哉より威力は上かもしれません。

 2,ご飯はどこへ消えた? マルセイユが2杯おかわりをしたシーン。1杯目のときには残ってたご飯が、次の瞬間には空っぽに。誰がどこにやった?

 3、マルセイユとシャーリーのおっぱい対決。……御前のキャラが揉まれる側とは。

 4、バルクホルンが用意した写真、めっちゃ刺さる。天井に刺さるブロマイドって一体……

 5,今回のネウロイは何だったんだろう。ミーナさんの口調からするとだいぶ前からあそこにいたみたいだが、外側が完全な防壁、中に入ってきた敵には40を越えるコアで集中砲火。……何を想定したネウロイなんだろう。

 

 ま、今回もこだわり満点のアクロバットシーンは充分な出来だったので、そこだけ見ても文句はないんですけどね。人対人の構図だったおかげか、普段よりも見応えがあったかも。でも、一番面白かった尻は、冒頭に作戦室で指令を受けたミーナ隊長が尻のカットで驚きを表現したとこ。尻は口ほどに物を……いわねぇよ。

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 鈿女の最期、第10話。退場をここまできちんとやってもらったキャラというのはなかなか幸せなものです。

 結、月海コンビVS鈿女。だが、数の面で不利に立とうとした鈿女の狙いはすぐに月海によって看過され、彼女は結との直接対決を強いられる。以前は圧倒していたはずの結は、長い出雲荘の生活で鈿女と互角に渡り合えるほどに成長していた。苦戦し、どうにもならない状況ながら満足げな鈿女。結局、2人の激闘は双方体力切れという結果となる。

 そんな疲弊した隙を狙っていたのが東の氷峨陣営。新たに2体のセキレイを送り出し、結と月海を亡き者にしようと奇襲を仕掛けてきた。しかし、2人のピンチに間一髪で風花と焔が間に合う。数で有利に立った出雲荘側には安堵が漂うが、氷峨陣営の棒術使いは、置き土産替わりに結にとどめを刺そうと武器を振り上げる。次の瞬間、結の窮状を救ったのは、身体が自然に動いてしまった鈿女だった。「北」陣営を打倒する使命を受けていた哀しき暗殺者は、怨敵の命と引き替えに、ゲームから去ってしまった。

 氷峨の非道な策略に怒りと困惑を隠せない皆人。松の力を得て彼とコンタクトを取ろうとするが、松が全力で仕掛けたサイバーテロと時を同じくして、鈿女の葦牙、千穂の容態が急変する。焦る皆人に、氷峨は余裕の表情で接触を図るのだった。

 

 まぁ、こうなるだろう、という教科書通りの展開。鈿女と結の死闘に、避けようの無かった鈿女の最期。エンディング変更なども使って鈿女というキャラクターの退場にはそれなりの華が添えられており、1つのクライマックスとしてはまずまずのボリュームではなかろうか。考えてみれば常勝の「北」陣営にとって、一応部外者とはいえ鶺鴒計画による「退場者」はこれが初めてのこと。出雲荘が暗く沈んだ空気になるのも致し方ないところだ。

 ただ、正直に言えば、鈿女については「1期からずっと登場してるからいいよね」というなあなあの描写が多く、もう少し彼女のメンタリティを見せて欲しかった、という欲求もある。今回はようやく千穂との馴れ初めが描かれたわけだが、それだって結局「運命」という一言で片付けられたもので、鈿女があそこまで千穂に入れ込んでいた理由としては不完全だ。「自分は何故生まれてきたのか」と問い、鶺鴒計画に乗ることに抗っていたはずの鈿女が、「葦牙に惹かれる」というセキレイの本能に対しては素直に従ったのがちょっとちぐはぐなのである。もし本当にポリシーがあるなら、初期月海のように、自分が理性以外の要素に縛られることに反抗しても良かったはずなのだから。

 でもまぁ、濃密なキスシーンを経てビジュアル的な美しさをプラスすることで、千穂との関係性はそれなりに見せられたとも言える。最終的に鈿女は「自らの命を投げ出す」という、セキレイが葦牙に対して絶対にやってはいけない行動に出たわけだが、それだって、自分が汚れ仕事についていて千穂に隠し立てしていたことに対する贖罪の要素もあるはず。結局彼女は、「出雲荘に属することは出来ないが、出雲荘のために戦いたい」という意識を捨てきれなかったわけだ。そんな鈿女の心情を察してなのか、ただ天真爛漫に対峙する結と、その様子を冷静に観察に回る月海の対応は、ひょっとしたらありがたいものだったのかもしれない。彼女は、非道な暗殺役ではなく、1羽のセキレイとして真っ向から勝負して散ることが出来たのだから。

 最後に千穂が流した涙は、そんな鈿女の全ての意志を悟った上でのものであると信じたい。千穂は鈿女に置いて行かれたのではなく、あくまで「千穂に愛されるべき存在」でいるための信念を通したのだと。そう思わないとちょっとやってられないものでね。

 「キャラの死」という、バトルものを描く上で避けられないファクターを実にまっとうな方向性で描いた今回。福田道生氏による王道的な構成に不満はないのだが、1つ目のクライマックスである結VS鈿女からのセキレイ乱闘シーンは、ちょっと動画の枚数が足りなくて不自由していた印象。コンテ原画はかなりいい動きに見えただけに、ちょっと残念。むしろその後の松のリミッター解除の方が動き的には面白かったですわ。この作品で一番好きなのは、調子に乗った松かテンションの上がったユカリだな。

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 ユカリの攻撃は本当に痛そうな第9話。アスミスキャラはやたら他人に女装を強要している気がするなぁ。

 皆中の策略により一気に加速度を増す鶺鴒計画。これまで影に潜んでいた数々の葦牙たちも動かざるを得ないようになり、殺伐とした空気は町中に蔓延している。そんな中で、出雲荘のセキレイたちは皆人の判断を信じて動き続けることを確認する。焔は言葉によってそれを表し、月海も皆人の胸中を確認し、セキレイであることを改めて実感する。ユカリと椎菜は、巻き込まれたいざこざでノルマをクリアしつつ、葦牙とのコンビネーションや、戦う意味を改めて確認していく。

 そんな中、唯一その立ち位置を確定させられなかったのが鈿女。氷俄のよからぬ計画に荷担することは確定的ながら、やはり情があるので踏ん切りはつかない。しかし、その背中を押してしまったのは皮肉にも皆人自身の判断だった。草野が病院で出会ってしまった鈿女の葦牙。その縁がセキレイどうしを引き合わせ、彼女に決断を強いることになってしまう。「死んでくれない?」の一言とともに、ヒレのセキレイがその正体を現した。

 

 今回はまず、なんと言ってもユカリの大活躍が一番の見どころ。前回までにリタイア危機に瀕していた仲間陣営の中でユカリ組がまずノルマをクリア。どう見てもクズの敵葦牙を出したことで「殺し合い」にユカリが参加することの敷居の高さはあっさり解消。椎菜はその強さを特に隠し立てすることもなくいきなりフル回転させてくれたし、そんな椎菜を支えるユカリも、より一層の外道っぷりを遺憾なく発揮。今回はキャラ画の質がちょっと不安定な部分が多かったのだが、ユカリ登場シーンから渾身のストレート、そして「とどめ」までのくだりは本当に大迫力の画面(まぁ、パンチのアクションはちょっとおふざけが過ぎた気もするが)。また、月海と初遭遇したユカリの変態っぷりも実に愉快で、トータルすれば今回はユカリ回と言っても過言ではない出来。おかげで、その影でちょろちょろと登場していた他のセキレイ組がイマイチ目立ちませんでした。

 他にも出雲荘で謎の泥相撲とか、美哉さんの般若連打とか、いつも通りの見どころも多かったが、やはり最後を全部持っていったのは悲劇のヒロイン、鈿女だろう。千穂との関係性が更に明確に提示されて「負けられない理由」が強調され、それだけにラストシーンの悲壮な決意はクるものがある。泣いたり懇願したり、というのではなく、辛くても邪悪な笑みを浮かべることで、自分なりの踏ん切りを付けようと苦悩する鈿女。避けては通れぬ、今期の山場だろう。笑ってみせながらも、どこか泣いているように見える最後の表情は秀逸。

 松や風花、焔も鈿女の心配はし続けていることが分かり、どうしたって鈿女と出雲荘の関係は無視することが出来ない。「セキレイはしょせんセキレイですから」という氷俄陣営の主張と皆人の胸中も、ここでぶつけるべきイデオロギーだろう。サブタイトルからすると次回は哀しい結末を避けて通ることは出来ないだろうが、こういうエピソードがあって初めて「デスゲーム設定」が活きるのは間違いない。なんとか「盛り上がる」展開にしてほしいものである。

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 一転燃える展開の第8話。先週のバカ騒ぎは一体何だったんでしょうね。ま、この二面性と徹底したエッジ化がこの作品の売りだとは思いますけどね。

 坂本少佐の「烈風斬」を見てもっと強くなりたいと願う芳佳。しかし、そんな彼女の願いとは裏腹に、原因不明のスランプが彼女を襲う。まともに飛ぶことすら叶わなくなった芳佳は必死に特訓を繰り返すも、不調の原因が分からずに四苦八苦。回りのメンバーも心配したり励ましたりと彼女を気遣うが、実務面では同情するわけにもいかず、バルクホルンの注進により、芳佳は作戦行動に参加することが出来なくなってしまう。

 落ち込む芳佳の下に届いた知らせは、あの大戦艦大和からの救助を求めるもの。火災による怪我人がでたとのことで、治癒能力に優れた芳佳は自ら救助隊に名乗り出て、リーネとともに大和へ。魔力は正常に働いており、次々と怪我の手当をしていく芳佳。そんな折、突如現れたネウロイが大和を急襲する。絶大な破壊力を誇るネウロイを相手になすすべの無い大和クルー。仕方なくリーネが時間を稼いでいるうちに待避することとなる。

 絶対的なネウロイの攻撃に防戦一方のリーネ。飛ぶことすら出来なくなった芳佳は大和のドックで「力がほしい」と絶叫する。すると、突然ハッチが開き、中からは導かれたようにあらたなストライカーユニットが現れる。芳佳の父の手紙によって開発が進められた新型ユニット「震電」。それはまるで芳佳のために作られたような機体。これまでのユニットは、あまりに大きくなった芳佳の魔力に耐えられず、自動的にリミッターによる制御がかかっていたために力を発揮できなくなっていたのだ。

 巨大魔方陣を伴って起動した震電は、圧倒的な加速と爆発的な破壊力により、巨大なネウロイを一撃で葬り去る。新たな力を手にした芳佳。また、仲間とともに空を駆ることが出来た。

 

 あまりに王道的な「パワーアップイベント」であるために、特に突っ込む余地も無いお話。この2期だけでも既に3話で1度特訓しているし、バルクホルンやエイラなど、伸び悩み、成長する物語もいくつか描かれている。そして今回ようやく主人公である芳佳にお鉢が回ってきたわけだが、これまでと比べて飛び抜けて劇的なドラマとも言えないし、最初のうちから芳佳の不調の原因は察しがついてしまうので、最後に劇的なカタルシスが待ち受けているわけでもない。

 それでも、今回はオープニング無しでいきなり本編に入ることからも分かるように、実に様々な描写でもって「主人公のパワーアップ」という一大イベントに彩りを添えている。一番嬉しいのは他の隊員たちが芳佳のスランプを気遣ってくれる様子が細かく描かれていることで、1期の頃はひよっこ扱いされていた彼女もきちんと「軍の一員」としてのポジションを確立しており、それ故にパワーアップを完遂出来たのであろうことが理解出来るようになっている。

 シンプルな励ましをくれるのは、例えばシャーリーのようなお気楽なメンバー。どうもあの様子だと、ウィッチが不調になるという出来事はしばしば起こることらしいね。そして、そんな芳佳を一番身近で見守ってきたリーネは、芳佳に一番近い場所からアドバイスを送っているし、ネウロイ戦で自らが盾となって芳佳に託したことで、彼女が奮起する直接のきっかけとなった。色々なメンバーにちょっかいを出しているイメージの芳佳だが、やはりベストパートナーはリーネである。

 逆に厳しく当たることで彼女の発憤を促したのは、坂本少佐やバルクホルンといった軍人気質の面々。「使い物にならなかったら出撃出来ない」とは、バルクホルン自身がつい最近身をもって味わったこと。芳佳にもなんとかその苦境を乗り越えて貰わなければならぬと、はっぱをかけているわけだ。もっさんについては「いつも通り」としか言いようがないが、個人的には「真・烈風斬」ってなんやねん、ということくらいである。単なる衝撃波なんだよねぇ。「セキレイ」の美哉や鴉羽はもっと凄い技を出せるぜ!

 そして、今回最も芳佳を心配していたのが、無敵のツンデレクイーン・ペリーヌ様。芳佳の不調をきちんと指摘したのも彼女だし、戦闘訓練で芳佳を打ち破りながらも、「ライバルなのに私に負けるなんてとんでもない!」とばかりに怒りを露わにしている。その後も通い妻のようにことごとく芳佳の回りに現れ、彼女の動向を逐一観察してくれているのだ。いやぁ、近年なかなかいなくなったストレートなツンデレっぷりですよね。まぁ、芳佳さんの本命は残念ながらリーネちゃんだと思いますけど。ラストシーンの手の位置については、流石に偶然なわけはないだろうからな!

 ところで、大和の艦長役は麦人さんなわけだが、彼はある意味でこの作品の舞台となった大戦を生きて経験した人間でもあるわけで(まぁ、記憶は無いだろうが)。日本という国を確立させた過去の大戦をパンツやズボンで埋め尽くしたこの作品を、一体どんな気持ちで演じているのでしょう。ま、ムギさんなら笑って楽しんでくれている気もするけどね。

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 般若が一際大きな第8話。最強布陣は鴉羽と美哉さん。中の人的にいうとハミュッツ・メセタとオリビア=リットレット。最強対決。

 タイトルから期待された草野回というわけではなく、皆中から出されたお題に反応する人々を描くエピソード。前回はうっかり勘違いしてたんだが、勝ち星の無い「セキレイ」じゃなくて「葦牙」がアウトなんだね。作中で説明していた通り、出雲荘メンバーは結が2羽倒してるから問題なし……って、あれだけ寄せ集められたチーム出雲荘も、実際の撃墜マークは2つだけってことなんだね。意外に少ないな。現時点で108羽のうちどれくらいがリタイアしてるのか分からないが、このペースで進んでこのゲームはいつ終わるんだろう。ま、だから皆中が動き出したとも言えるわけだけど。

 今回のルールに引っかかるのは、これまでの登場キャラでは主に3チーム。1つ目はユカリ・椎菜コンビ。こちらは心機一転、ガチで取りにいく姿勢に変更らしい。確か椎菜はかなりのスペックを誇るセキレイだったはずなので、本気でやろうと思えば2週間でなんとかクリア出来るって見通しだろう。ただ、セキレイ討伐って適当にそのへん歩いて出来るもんなのかね。松みたいな広域レーダーや他の大規模チームみたいな情報網でもあれば話は別なんだろうが……完全個人運営のユカリはちょっと不安。

 2組目は、瀬尾率いる3人組。序盤は羽化しきってないセキレイ目当てにあれだけ暴れ回っていたのに、気付けばすっかり大人しいネタ要員になっている美人双子。葦牙もやる気が全く感じられないのだが、大丈夫なんだろうか。瀬尾が真面目に他の連中と戦ってる姿は想像しにくいな……

 そして、意外なことにまだ勝ち星を挙げていなかった3組目は、鈿女である。これまで汚れ仕事にばかり手を染めてしまい、公式な撃墜記録として残っていないんだとか。うーむ、MBIもいい加減な仕事をするもんだな……ま、目的意識が高い鈿女のこと、本気を出して「狩り」にいけばそれなりの保証は得られそうなものだが、何故か上からのお達しは「北のセキレイを狩れ」という痛々しいもの。それでもすぐに首肯してみせたということは、しばらくの別れを経て、彼女もようやく吹っ切れる気になったということだろうか。そもそも誰か1人しか生き残れないデスゲーム設定の本作。いつかはやって来る「仲間同士のつぶし合い」。どうやら2期クライマックスは鈿女の物語になりそうだが……どう考えても幸せな結末ってないんだよね。辛いところだわ。

 他にもなんだかいけ好かない帝都脱出希望者とかが出てきましたが、愉快そうな目をした鴉羽様に瞬殺されておりました。あのセキレイ(七葉ちゃん)はどんな能力だったんだろう。気になります。そして、「機能停止する」っていう宣言は、帝都の外に逃げ切った久能たちには影響しないんだろうか? よく分かりませんね。

 とまぁ、シナリオラインは確実に動いているわけだが、出雲荘の面々は相変わらずお気楽である。今回はサブタイトルにもなった草野のカードゲーム。どう見てもUNOだけどウノじゃなくてNAHO。しかもリーチ時じゃなくて宣言はあがった時。これまたよく分かりませんね。ゲーム性薄いわ。今回はこの謎のカードゲームが「お買い物勝負」やじゃんけんの代わりのツールとして登場したわけだが、もう1つの役割として、草野と鈿女を結びつけるツールの役割も果たしている。今回の引きから考えれば、鈿女が狩るであろう出雲荘メンバーは草野ということになるだろう(実際、草野が一番与しやすかろう)。友情を繋ぐツールが前もって出てくるというのは、お約束ながらも辛い演出。一体どうなってしまうやら。

 とかいいながら、今回の最大のみどころは、そんなの関係無しに大家さんの回想シーンだった気もします。あ、あの般若って旦那から譲り受けたものだったんだ……どんな技能譲渡だよ。

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もう手遅れな第7話。そりゃ、サブタイトルがこれの時点で覚悟はしていたが……こんなアニメばっかり作ってるから日本のアニメはどんどんユーザーから離れていくんだ! どこに力入れてんだ! いいぞ、もっとやれ!

 完全無欠の馬鹿エピソード。一応前回の特大ネウロイの次に今回みたいな極小ネウロイを持ってくるあたり、まるで使徒のようなネウロイの不可解さ、際限なさが良く出ていたと見ることも出来る。そして、これまで以上に、ネウロイの目的は謎に包まれている。一応ウィッチーズのベースをアタックしようという意志があったのかもしれないが……もっとやりようあるだろ。それこそマギを乗っ取って自爆決議やっちゃうくらいの破壊的なサイバー攻撃が望ましい。今回って、結局電線切ってただけだもんな……

 そういや宿舎に念願のお風呂が出来ましたよ、という意味でも大切なエピソードといえなくもないんですが、1期の例を参照すると、もう風呂は出てくる必要無いな。ただ、やっぱりサブタイトルが1期の「スースーするの」から来ていることを考えると、今回の話は風呂でやらなきゃいけないんだろうな。みんなして水を得た魚のように「ズボン」「ズボン」ゆーてたしな。「パンツじゃないから恥ずかしくないもんキャンペーン実施中」っていうCMもすごいよな。

 というわけで、今回は触れるべき点も大して無いので、各キャラクターのいじられ方を見ていきましょう。

 出番順でいうとまずはルッキーニ。今回はず〜〜〜〜っと「私のムシ〜」ってしか言ってなかったよ。台詞考えるの面倒だったんかな。自分のズボン見て「シマシマ〜」は中の人のアドリブな気がする。続いて坂本さん。「見えた!」じゃねぇよ。この人の場合はくそ真面目にネタをやらされるので逆にレベルが高い。それにしても、この人隊員走らせるの好きよねー。

 風呂場で胸の描写になると必ず目を見張る我らが宮藤さん。「早く脱がないと!」っていう台詞がやけに生き生きしてる気がするのはなんで? 扶桑の軍服は他国のズボンよりも虫が逃げにくそうで大変だね。そしてそんな芳佳さんに胸を狙われるリーネさん。今回は出番特になし。

 1人だけネウロイに2回襲撃された、完全汚れ役のペリーヌさん。丸出しに水流攻撃はエロとかいう次元じゃなくてドリフとかのレベル。「普段からだらしなくするからズボンに虫なんか入るんですのよ!」って、無茶も大概にせい。

 主な敵はネウロイじゃなくてジークフリート線を越えてくる同胞であるバルクホルンさん。几帳面なんだか、ただの馬鹿なんだか。冷静に判断すると、丸出しですか。そんなジークフリート線を侵害するハルトマン。「あと40分〜」って結構斬新な台詞だよね。必ずあの寝相になっているのは、かえって器用。寝づらかろうに。今回迎撃したものは、バルクホルンさんの尻。

 シャーリーは気付けば博士キャラに回されている。「こんなこともあろうかと」っていうお約束台詞を言わせたかっただけじゃねぇか。「何で私たちのお尻に入ってくるんです?!」「それは知りません!」「あ、そですか……」っていうやりとりがツボ。

 ダウジングを得意技としてもつエイラさんと、ダウジングロッドの向かう先にいたサーニャさん。前回あれだけのエピソードを展開してくれたのに……あくまでプラトニックな関係だったんですね。バルクホルンさんは尻に手形、エイラさんはたんこぶ。ネウロイなんかよりも見方とのもめ事の方がおっかない。

 最後は、完全にオチ役にされてしまった可哀想なミーナさん。肩を叩く年寄りじみた仕種が痛々しいです。巷ではババァ言われてるけど、本当は若いんだからもう少し若々しさを出していこうよ! 尻は若いよ。そして貰った勲章はどう考えても当てつけ! ほんとにひでぇ!

 今回のエピソードが後々の重大な伏線とかになってたら笑うに笑えねぇよ。こんなに「脱げ」「ズボン」が連呼されるのは最後だと思いますが……改めて言わせてくれ。

 ほんとに馬鹿だね! 安心のクオリティだ!!

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 やんちゃ〜やんちゃ〜な第7話。過去話がメインになったので進行はしずかですが、土壇場の一言のせいで随分きな臭い話数になりました。

 無事に篝と一緒に帰還した皆人たち。篝の心情を確認した上で、皆人は6羽のセキレイを引き連れて正式に鶺鴒計画に介入する腹を決める。その鍵を握るのは、全てを知るもの、松だった。

 松が語るセキレイの成り立ち。およその顛末は既知のものであるが、「懲罰部隊」絡みの話にはサプライズポイントが少なからず存在していた。まず、松自身が懲罰部隊に参加していたという事実。シングルナンバーのNo.5までが当面の数合わせの懲罰部隊として多国籍軍相手の軍備となったわけだが、問答無用の強さを誇る鴉羽や風花と同じく、松も戦闘機や軍艦相手に戦ったことがあったのだ。まぁ、松の能力は電子機器のハッキング(覗くだけ?)なので、個別の戦力が物をいうセキレイどうしの殴り合いよりも現代兵器を多用した軍を相手にした方が力を発揮できそうではあるが。

 そして、松が敵の情報を仲間に伝達することで、効率よく敵軍を駆逐していく懲罰部隊。その筆頭として指揮を執っていたのが、何と美哉である。こちらも強い強いと言われ続けてきた人物だが、実際の戦闘シーンは初お披露目(まぁ、回想シーンだけど)。風を飛ばしてヘリを落とせる風花も充分強いが、剣をひと払いするだけで衝撃波を発生させて軍艦を駆逐する戦闘力はバケモノ。鴉羽たちが束になっても勝てるかどうかわかりゃしない。どう考えても最強の武力だと思うのだが……さて、今回正式に「セキレイであること」が判明した美哉さんだが、現在あのように隠居しているのはどうしたことだろうか。羽化しているのかどうかもよく分からないし、まだまだ大家さんには謎が多いですわ(普通に考えれば旦那である浅間建人が羽化させたんだろうが)。

 こうして確認すると、出雲荘には大家さんをカウントしなくてもシングルナンバーが2人もいる時点でやばそう。さらに結と草野は調整者が同じ高美さんであり、このあたりの繋がりが優秀なセキレイとしての条件になっている可能性はある。今のところ他に気になる勢力は元懲罰部隊の陸奥がいるところとかなんだろうか。流石に108体もいると把握しきれないのだが、原作はどの程度進んでるんでしょうかね。そして、アニメはどう落とし前を付けるんでしょうかね。ラストに宣言された皆中の爆弾発言は、どういう影響を与えるのかがよく分からないことに。勝ち星が無いセキレイって……ユカリと椎菜のコンビはアウトじゃねぇか?

 さておき、今回は具体的な戦闘がなかったので一応静かなエピソードだったわけだが、凛々しい懲罰部隊の姿が壮絶だったのでバトル面の埋め合わせは充分。その上で、松の部屋を舞台にして月海たちのコントも見られたので、お話の密度に不満はありません。「やんちゃやんちゃ〜」とかね。月海が弱気になってるところは初めて見たかもしれません。あと、セキレイどうしで自分のナンバーに対する認識ってのがどの程度あるのかが少し気になるところ。シングルナンバーとか若い数字が特別強いってことでもないんだろうけど、やっぱりシングルナンバーの月海はちょっと得意だったりするんだろうか。

 

 次回は……くーちゃんメイン? この一大事にそんな余裕があるんかい。

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 なんかもう、好きにしたらいいと思い始めた第6話。ほんと、この作品はどこに行きたいんだろう。いや、分かっちゃいるが……

 今回はエイラとサーニャ、いわゆるエイラーニャ回。いきなり現れた新たなネウロイは、相変わらず目的がさっぱり分からないが文句ナシの過去最大級で、地上3万メートルという規格外のサイズを実現。しかもご丁寧にコアはその最上部に位置しており、破壊するにはロンギヌスの槍かアクエリオン、もしくはグレンラガンが必須な状態。一応地元ロマーニャ軍が挑んでみるも、キリンに蟻が立ち向かうがごとき様相で、とてもじゃないけど文字通りの意味で手が出せない。

 そこでもちろん、我らがウィッチの出番だ。しかし、流石の彼女たちも普通のストライカーユニットで上昇できる高度は1万メートルがやっと。そこで、新兵器のジェットを組み込んだ上で一致団結、多段ロケット構造を構成し、一番破壊力の高いサーニャを打ち上げる算段となった。そして、サーニャだけでは狙撃と軌道修正だけで手一杯なので壁役も1人付けなきゃいけないってことになって、そこで芳佳とエイラがどーたらこーたら。

 今回のお話、簡潔にまとめると「面倒なネウロイが現れたので芳佳とサーニャに特殊ミッションを任せたのだが、嫉妬に駆られたエイラが暴走して好き勝手やっちゃった」というお話。結果オーライではあるものの、あのミッションで芳佳があがっていても問題無く成功していた可能性は高く、エイラの暴走は、必要に迫られて軍規違反を犯した4話のバルクホルンとは事情が違う。エイラは、単にわがままで隊列を乱し、自分の欲求を押し通しただけである。これまで散々勝手な行動を取ってきたウィッチーズの面々であるが、ちょっとフォローしにくい行動である(まぁ、前回のルッキーニの使い込みの方が悪質な可能性はあるが)。

 と言っても、何故かその画面作りのせいでそんなエイラの無鉄砲ぶりも許せる気がしてくるのが不思議なところ。「声が聞こえない」という絶妙な伏線を回収して挿入歌をバックに無音の連繋を決める2人。高度3万メートルに散らばる銀河とネウロイの輝きが、2人の関係性を無駄に豪華に飾り立てる。前半にエイラが持ってきたお土産の針葉樹などからサーニャのノスタルジーなども効果的に機能しており、はるか眼下に広がる故郷の山並みに馳せる思いが、何とも切ないシーンである。おかしいなぁ、感情移入する要素は少ないはずなんだが……やっぱり構成がうまいのか。

 そして、そんなちょっとセンチメンタルな要素以外では、今回はちょっと珍しい隊員どうしのコミュニケーションが新鮮である。特に新しいのはペリーヌ×エイラという組み合わせで、エイラ自身がペリーヌに対して「お前とつるむのは特に仲がいいからじゃないぞ」と断りを入れているし、ペリーヌもペリーヌで「サーニャはちょっと苦手」なんてきな臭い発言を平気で口にしている。ここだけ見ているとなんだかかなり空気の悪い部隊である。ま、今回のエイラはサーニャ絡みなので少しおかしくなりすぎた、と思っておくことにしよう。隊の他の連中もそのあたりのことは分かっているので、明らかに無茶を言い出したエイラに対し、芳佳はあっさりと場所を譲り、2人の関係性を応援してくれている。芳佳さんは隊の中でも一番空気が読める娘やで。まぁ、その割りには冒頭でエイラにしつこく絡むシーンとかはちょっとウザい気もしたけど。

 そして、そんな微妙な人間関係の小隊の中でも、一際異質な関係性を見せつけるエイラーニャ。相思相愛なのはもちろん自明なのだが、今回さっそく先週買ってきた枕が有効活用されているのが印象的。エイラがサーニャのためにプレゼントした枕が、今回サーニャ自身の手によって投げつけられる。そして、「未来予知のおかげでシールドをはったことがない」とのたまうほどの回避性能を誇るエイラが、この枕だけは一切よけられずに顔面を直撃するのだ。なんか、本当にいじらしい関係性ですわね。

 百合百合してくれているんだから個人的には文句の付けようもない回のはずなんだが、なんだか消化不良なのはやっぱりエイラっていうキャラクターがいまいち消化し切れていないから。というか、エイラだけ、ちょっと中の人がね……他が鉄板だからちょっと浮くんだよなぁ。

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 幾久しく、第6話。まぁ、想定通りの展開ですよね。「ここからが真の始まり」とか言われても、もう第2クールも6話目ですがな。

 焔争奪戦は3つの陣営が直接絡む、これまでで最も壮絶な葦牙の意地のぶつかり合い。しかし、事態を甘く見ていたのか、2羽しかセキレイを連れてこなかった南の御子上は、秋津1体では限界と判断して早々に離脱。遅れて登場して傍観を決め込んだ西の真田は直接絡まず、最終的には北の出雲荘と東の氷峨という2つの勢力がぶつかり合うことに。

 マッチメイクは奇しくも4対4。鈿女の相手は全てを理解する風花が受け持ち、唯一セキレイではない司令塔の柿崎はくーちゃんがさっさと捕縛。「おまえ、その植木鉢はどこに隠してたんだよ」という突っ込みが真っ先に浮かんだのだが、くーちゃんのしたり顔が可愛らしかったので不問とする。

 そして、残りの2体は初顔合わせの直接対決。まず、月海の相手をするのは井口ボイスのチャクラム使い、名前を織刃というらしい。なんだか軽い娘なのだが、覚醒前の月海とはそれなりに互角の試合を展開していたわけで、そこそこの強さというレベル。そして結と対峙したのは、同じく肉弾戦を得意とする、金元寿子ボイスの無口っ娘。名前は葛城というらしい。

 セキレイどうしではデフォルト設定でそこまで戦力に差が無いのか、3極の戦いは互角のままで進んだが、皆人が主人公モードで焔を羽化させたことにより、実に理不尽な妬みパワーが嫁候補たちに発生。月海は女の嫉妬の権化とも言える蛇の属性に覚醒し、突如生み出された八岐大蛇で織刃を一気に押し返す。そして面白かったのは、意識せずに自然に嫉妬パワーを爆発させた結。これまでも何度となく彼女のバックに姿を見せた「熊の迫力」だが、どうやら彼女の持つポテンシャルをそのまま具現化させたものであったらしいことが判明。そのものずばり「熊拳!」を炸裂させ、なんとセキレイ1体を機能停止にまで追い込む破壊力を見せつけた。2人してここまで本気になるってことは、やっぱり皆人が羽化させたセキレイが増え続けるのは後々問題がある気がするのだが……

 ともあれ、無事に出雲荘に6人目のセキレイとして焔が帰還。これをもって鶺鴒計画も次なるフェイズに移行することになる。6人ものヒロインからひたすら絡みつかれる皆人のことを思うと、「結局誰エンドなんだよ」と思わないではないが、松はそこまで本気じゃなさそうだし、風花も皆中に対して未練がありそう。焔だってそこまで皆人に熱を上げるというのでもなかろうし、草野は法的に論外。となると結局結と月海の2人だけがマジってことになるか。まぁ、そこそこうまいこと出来ているのかもね。

 今回は本気バトルが色々な組み合わせで楽しめると思ったのだが、焔の改心を描くのがメインプロットだったため、激しいバトルは省略気味。せっかく新能力を持つセキレイがお目見えしたというのに、ちょっと勿体ない扱いである。ま、この作品はそこまでガチバトルが売りってことでもないからなぁ。画的なサービスは熊拳発動シーンくらいで満足しておくか。今回一番の見どころは焔が覚醒したときに現れた炎の翼の演出かな。一瞬量子化したガンダムかと思ったわ。

 そして、そんなこととは別に楽しめるのが、実にぜいたくな幕の内弁当みたいなすし詰めの声優陣。今回は新たなセキレイで井口裕香・金元寿子という「イカ娘じみた声優」が共演。ま、かねもっちゃんはもう退場みたいだけど……井口はまだ出番があるってことかな。マッチメイクだけを見れば「ゆかなVS生天目」とか「麻里奈VS井口」とか、なかなか渋い組み合わせじゃないですか。さらに、この作品は朴璐美、小林ゆう、齊賀みつき、甲斐田ゆきと、「男前声優」が大挙しているというよく分からないボーナスもある。これで小林早苗と平田宏美が参加すれば完璧だぜ!

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