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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
ようやく辿り着いた哀しみ、第8話。感情は他人と分かち合うものでもないし、教わるものでもない。そんな無慈悲な真実の果てに、見つけた自分の気持ち。 ほんとに毎回毎回このアニメは……また泣かされます。なんでこんなに芯を食った感情に言及できるものだろうか。大きな山場を超えて朝が1つの決着をつけた、そんなお話。 上から目線みたいになって申し訳ないが、今回のお話はいわば朝が「分かってない」ことから起こったお話である。これは別に馬鹿にしているわけではなくて、若者はまだまだ人生の経験が足りていないのだから、無駄に歳くった大人たちよりも「分かっていない」「分かりたくない」のは必然である。さらに朝は1人で受け止めるには重すぎる状況にぶつかっており、「分からなさ」は人一倍。飲み込み、考えるのに時間がかかるというのは槙生の考えていた通りだろう。 前回からの引きで、朝が実里の書いた日記に直面するシーンから始まる。朝はその日記を読んで母の感情を受け止めるでもなく、先に逝ってしまった者への文句が口をつく。その感情は怒りでも哀しみでもなく、純粋な戸惑いだった。だからこそ漏れる言葉は「分かんないじゃん」なのだ。朝には実里の考えが分からない。そして、日記を自分に見せずに「隠して」いた槙生の考えも分からない。若者は得てして、「大人とは、年寄りとは若者に教え諭すもの」だと思っている。もちろん大人の全部が全部そうだとは思っていないかもしれないが、これまでの人生で従ってきた実里という母親は自分に正解の選択肢を示し、時には押し付けてきた「正しさを伝える人物」であった。世の大人は、正しいことであるなら伝えてくれるべきだと思っている。正解を教えてくれる存在であるべきだと思っている。 しかし大人になれば、この仮定には誤りが2つあることに嫌でも気付かされる。1つ、大人は必ず教えてくれるとは限らない。そして1つ、大人が常に真実を理解しているとは限らない。槙生のいう通り、本当に実里が何を考えてこの日記を書いていたかなんて「分からない」。その上で、槙生はいつ日記を託せばよいのかも「分からない」から考えていた。そんな当たり前の事実であっても、大人が「分からない」朝から見ると、槙生は「やるべきことをやっていない大人」であり、「嘘つき」と呼ぶしかない存在になってしまった。 朝ちゃんがアニメの主人公にしてもやたらと異質な部分は、本当にただ、悩んで暴れるふつーの女の子である点だ。決して悪い子ではないのだろうが、決していい子でもない。わがままな部分は多分にあるし、大人に言えないような身勝手なことだってやっちゃうこともある。そして、大人たちはそんな朝の行動を見て、さらに考えることを求められているわけだ。今回は未曾有の事態に直面した槙生がだいぶテンパり気味だったが、そこで笠町、塔野という助力をすぐに求められるあたりは大人の判断力。笠町も朝との接し方で打ち合わせもせずに的確な小言が出てくるのは自分の過去の経験が活きているからだし、塔野の「たくさんの大人が心配していることを示すべき」なんて考え方は、職業的な意識も含めて実に優等生的な答えである。 そして、これだけ「考えられる」大人でも、朝に正解は教えてくれないのである。実里という1人の人間がどのような存在だったのかを、伝えてくれないのである。朝の未だ「子供」な精神は、そこに安易な答えを求める。自分は愛されていたのか、一番だったのか。目の前の笠町はどう見ても槙生が一番に見える。そんな関係性が、自分には与えられていないのか。自分と同じ悲しみを経験したことがある大人はいないのか。いるとしたら、なぜその人物は自分にアドバイスの1つもくれないのか。ないないだらけで一歩も歩けない。違国の砂漠の果て、途方に暮れてしまっては、もうタピオカでも飲むしかない。 そんな朝の八方塞がりな様子について、槙生は重々承知している。しかし、その上で朝に安易な言葉はかけてやらない。衝撃的だったのは、朝から「大切な人に死なれたことはないのか」と問われた槙生がはっきりと「無い」と答えたこと。この時点で、2人の間における「高代実里の死」が持つ意味は違うことを示している。もちろん槙生だって人の血が通っているのだから実里の死が悲しくないなんてことはないのだろうが、その「哀しみ」は絶対に朝がかかえているものとは異なる。だからこそはっきりと「無い」と答えた。お前の感情に寄り添うのは私ではないと、ある意味で突き放した。 こうしてみると、全然違う人生を歩んできた実里と槙生という姉妹は、やはりどこかで似ている。自分に対して、他人に対して平等に厳しい厳格な姉妹。ただ、そのための軸が若干ずれているために、朝は2人に課せられた人生の課題の答えを見つけるのが難しかったのだ。 「感情は人と共有できない」「だからとて槙生は悲しみを知らないわけではない」。この2つの事実から、朝はようやくぶつかるべき壁を見つける。「自分の気持ちは自分で見つめるしかない」。 大切な人を失った哀しみが、今「分かった」。 PR
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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