最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「ガンダム Gのレコンギスタ」 6→6 すげぇアニメだったな。何がすげぇって……いや、すげぇすげぇんだよ。分からないだとぅ? 俺にも分からん。 ぶっちゃけ、シナリオについては3割も把握してない。「富野アニメなんだから流し見、流し聞きしちゃ駄目なんだ」ってのは重々承知していたつもりなのだが、どうしてもこのアニメ過多のご時世、ふと気が緩んで考えることを疎ましく思ってしまうこともある。するとどうだろう、一瞬のうちにGレコワールドは我々を置いて行ってしまう。このキャラクターたち、あまりにも生き急ぎすぎてる。普段の富野流の詰め込みももちろんあるのだろうが、今作は2クール作品ということで尺が短すぎたという側面はどうしてもあるのだろう。とにかく「要点」ばかりを詰め込んだ展開は、ついて行くのも大変だし、たとえ目を見開いて見ていても「はぁ?」ってな展開もあったことだろう。そこについては、「ちょっとキャラが共感出来ないッスよ〜」と文句を言ってしまっても良い部分だとは思う。ただ、あの爺さんは文句を言ったら軽々とこう返してくるだろう。「共感なんかするな、気持ち悪い」と。 我々ユーザーが共感できるかどうかはさしたる問題ではない。理解が及ばないのはちょっと問題ではあるが、今回の物語において、制作側は「ドラマ作り」にそこまで重きを置いていない気がする。若かりし富野であれば戦争や生命、恋愛や愛憎についての何らかのメッセージを込めて送ってきた部分もあるのかもしれないが、今作はそうした「伝えること」が主体ではなく、誤解を恐れずに言ってしまえば「俺の知ってるアニメってのはこれなんだ」というおじいちゃんの昔語りになっている気がするんだ。アニメってのは元来子供が見る娯楽であって、そこに「楽しむためのお話」を突っ込むことはあっても、みんなであれこれ議論してもらおうなんてことは考えてない。古くからのアニメユーザー、クリエイターってのは大なり小なりそういうもので、たとえば庵野なんかも「俺が楽しいからやってるんだよ」を地でいくクリエイターだろう。今回の富野作品も、「俺がやりたいこと」を精一杯ぶっ込んで、「愉快なガンダム」を作ろうとしているように見える。 そして、実際に愉快である。最終回に象徴されるように、何故ロボットアニメが日本のアニメ文化で一大勢力になっているかといえば、そりゃやっぱり「ロボが戦うと格好良いし楽しいから」である。見てるだけで楽しいじゃない。ガンガンぶつかる機械のボディ、理不尽に壊されていき、強さも信念も関係無い圧倒的な暴力と、破壊のおかしさ。ラストのニックのクレッセントシップひき逃げアタックなんて理不尽以外の何物でもないけど、そりゃニックがやりたいからそうしただけなのだ。主義主張じゃない、単なる感情である。富野作品のキャラは元々そういうもんだとは思うが、本作では特に、みんながみんな自分の言いたいことを叫ぶだけ叫んで相手を殴りにいく。モビルスーツの中にいる者同士で会話が遠いのが原因かもしれないが、とにかく独り言を叫び、そこに感情を込めながら、ひたすら相手を殴る。ベルリは本作では「とにかく平和が好き」というスタンスだが、そんなベルリだって「暴力なんて大っ嫌いだ! 暴力をふるうようなやつは俺がぶん殴る!」になってるわけで、他の荒くれ者連中は言わずもがなである。こうして各々が好き放題やりながら盛り上げ、殴り合い、散っていくという、あまりにも無責任で勝手な世界なのだが、それが蚊帳の外から見ている視聴者には可笑しくてしょうがない。だって楽しいじゃない。他人の喧嘩って。そしてそれが独特すぎる富野節、そして想像の斜め上を行くけったいな戦闘シーンで描かれるのだ。もう、それが毎週流れていただけでも奇跡的だよ。最近のサンライズのロボットアニメの不満点の1つに、「ロボ戦闘が良いって言う割に、1回その技術を見せると、あとは毎週同じようなことを繰り返すだけ」ってのがある。比較対象としておかしいかもしれないが、「クロスアンジュ」なんてメカ戦闘が本当に適当な添え物扱いだし、「ヴァルヴレイヴ」なんかも戦闘が楽しかったっていう記憶は無い。それに比べて、このGレコの戦闘シーンのなんと愉快なことか。無茶兵器歓迎、無茶展開歓迎ですよ。同時期にビルドファイターズで3体合体とかの無茶苦茶やってるのに、それすら鼻で笑って飛び越える雲の上の無茶。やっぱりガンダムってのは、富野の産んだ子供なのである。 あー、馬鹿馬鹿しかった。これ、お話を理解しながらきっちり見ていったらもう1回楽しめるのは間違いないだろう。個人的に終盤はひたすら「マニィ死ぬな! マニィ死なないで! あ〜! 死ぬ〜! これ死ぬ〜!」って叫んでただけなので、その回りの記憶があんまりないんだわ。20年前の富野だったら確実に殺してただろうな、ってクェスが言ってる。 中の人については……諏訪部が多すぎる。なんで富野その辺面倒になったんだよ。あんだけキャスト多かったのに、諏訪部声だけで4人いるってどういうことやねん。個人的に、やっぱり中原・小清水ラインってのはモビルスーツに乗る声なのかな、ってのはしみじみ思うね。一番好きだった女性キャラはバララだと思う。マニィも捨てがたいけども。 PR |
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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