最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」 6→6 刺激の多い作品でした。こちらも秋から新シリーズだが、この先、どんな物語が待ってるんでしょうね。 相変わらず「日5の呪縛」が私を縛っている。生活リズムの問題なのか、どれだけ良い作品でもこの時間枠で放送されると、視聴のモチベーションが維持出来ないという問題だ。「マギ」や「青の祓魔師」、最近でも「アルスラーン戦記」などの決して悪くない作品が、この時間枠で放送されたというただ1点の理由だけで、私の視聴からことごとくずれてしまっていた。今回、「オルフェンズ」が始まったときにもこの懸念は当然残っており、実際、当初期待されたほどの没入度を得ることが出来なかった。本当になんでなんだろう。開始からしばらくは感想を書いてしっかり維持出来ていたのに、いつしか「感想書きたい……いや、でも、面倒だし今週はいいや」っていう流れになって、一度止まっちゃうと「今週もいいかな」になる。感想記事をあげるという行為は、そのためにしっかり観るという視聴モチベーションを上げる効果もあるので、一度手を止めると負のスパイラルが起こってしまうんだよなぁ。今作の場合は決して惰性で見ていたとは思わないのだけど、時間枠が違ったら毎週正座で見られたんじゃないかと思うんだ。そう考えると、やっぱり惜しい。 本作最大の売りは、思い切りの良さだろうか。夕方枠という設定を一切気にしていないかのようにガンガン人も死ぬし、エグいシチュエーションもたくさん出てくる。そもそも主人公がキリングマシーン三日月の時点で、BPOも黙っちゃいない。そんな中でも、「ドブネズミのような少年たちが必死に世界に抗いながら生きていく」というテーマを貫き、ときに仲間の命を踏み台にしながらも生きる目標を探し続ける徹底した命題設定は凄まじい執念を感じた。このあたりのシナリオを容赦無く組めるあたりは流石の岡田麿里だ。こうした目を覆いたくなるような「生きることの厳しさ」「殺すことの意味」を、ときにドラマティック、ときに呆れるほどに冷淡に書き綴っていく筆致もおそらく長井監督のディレクションの成せる業であり、息のあったコンビが、互いの目的意識をしっかり確認しながら作品作りをしてることがよく分かった。シリーズ構成も手慣れたもので、どうやって収拾をつけるのかと思っていた物語も最終回できちんとフィニッシュ出来たのだから大したものだ。これまでの全てのカルマを一身に背負って果てていったガエリオさんはマジで可哀相だったが……。基本的に「鉄華団が生きるための物語」なので、ギャラルホルン側のキャラには一切救いが用意されてないんだよな。アインも、カルタも。カルタさんはぽっと出の新キャラだったくせに、本当にいい人だったよ……。 ドラマの構成も手慣れたものだとは思うが、不満だった点が大きく2つ。1つは、ミカとオルガという二人三脚の主人公構成が、完全に成功していたとは言えないところ。ミカという狂犬が中心におり、リーダーと目されるオルガが実はミカに強迫されるかのように必死に虚勢を張っている、というのが鉄華団の構成で、オルガの「偉そうにしてるけど実は子供だし、本人もそのあたりの弱さを嫌と言うほど感じながら必死に抗っている」様子はとても良い。オルガの「小ささ」みたいなものは、むしろ魅力的に見えることが多い。しかし、そんなオルガを脅しつけながら、ほとんど考えることをせずに突き進むミカの方は、その生き様がキャラクターの魅力として現れにくかった。ぶっ壊れたヤツとして見ればそれはそれで楽しいのかもしれないが、単なるキリングマシーンは主人公というのとはちょっと違うだろう。オルガはミカを「原因」にしてしまい、ミカはオルガを「動機」にしている。このいびつな共依存において、オルガは必死に戦うが、ミカは全てをオルガに押しつけて平気な顔をしているだけ。そのあたりの関係性が、なんだか残念に思えた。まぁ、このあたりは2期に繋がってくる部分なので、まだ結論を出すのは早いだろう。姫様絡みでミカにも多少表情の変化はあらわれるようになったし、このぶっ壊れが人間になっていく物語が、第2幕で描かれるのかもしれない。 もう1つの難点は、その姫様だ。クーデリアさん、結局あんまり仕事しなかったね。最後の演説なんかは「姫も立派になって」っていうところを見せたいシーンなんだろうけど、結局あれも流れでやらされてるだけで、あんまり「自分で考え、自分で動いた」って感じではないんだよね。まぁ、元々世間知らずなお嬢様だったわけで、身の丈に合った仕事ぶりではあるのだが……鉄華団の連中が戦争という現実の中でみんな自分を保てなくなりながらも抗っているのに、姫様はそれを見ても何かを「失った」ように見えず、あくまで守ってもらうポジションは一緒だ。まぁ、そういう役回りなのだと言えばそうなんだけど。ガンダムヒロインとしてはもう一歩先の強さが見たいところだねぇ。ま、これも2期目に繋がるお話かな。 まだ物語は終わらないということで、現時点では「2クールものとしてしっかりまとまっていたし、独自の良さもあったので楽しかった」というくらいに留めておこう。鉄華団の物語が、今後どのようにガンダムの歴史に刻まれるか、引き続き注目だ。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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