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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「デュラララ×2結」 6→6

 終わってしまいましたな……。今期の終了は単に「結」のエンディングというだけでなく、全部で5クールに及ぶ「デュラララ」という作品の集大成としてのエンディングでもあるので、なかなか単体で切り取っての評価というものは難しい。流石に第1期は遠すぎるので別にするとしても、「承」から「結」まではなかなか切り離せないだろう。

 ぶっちゃけ、1期の頃に比べるとパワーダウンしていたのは事実だ。ダウンというのはシナリオ方面の話ではなくて、ブレインズベースから「朱夏」という独立スタジオに移ったことによる影響。特に中盤では映像面がメタメタになった回もあったし、最終盤でも残念ながら映像の盛り上がりは無かった。いちいち大森監督の目の覚めるような演出技法を見せつけてくれていた1期を楽しんだ身としては、非常に残念な結果ではある。

 とはいえ、シナリオ面での無茶苦茶さは終盤シリーズになってさらに混迷を増し、作品の特性である「有象無象のぐちゃぐちゃ感」は際だったものになった。全ての要素が切れ切れに飛び交い、それらが何重にも層を成して池袋という1つの街を作りあげていくという無体なシナリオ設計。普通に考えたらこんなもんはまともに形になるはずがない。一本の小説として読むならまだしも、30分区切りで分割しなければいけないシリーズアニメでこの構造はあまりにも無謀だ。しかし、それでもこの作品は「なんとか」してしまった。脚本構成の髙木登氏と大森監督が二人三脚で、3分割3クールという訳の分からないシリーズをギリギリで走りきった。毎週きちんと見ていれば不思議と筋を追うことが可能で、どの局面でもそれぞれに盛り上がりを見つけることが出来る。ほぼ毎週がクライマックスみたいなノリなもんだから、気が休まる暇が無くて本当に大変だが、これを週ごとに構築していくスタッフはさらに大変だったことだろう。とにかく、「決着が付いた」というそれだけでも充分な偉業だ。

 作品の構造上、まだまだ未解決な問題は残っているし、掘り下げる余地だらけの鉱脈みたいな作品である。個人的にはもっと色々な形でこの作品に関わる派生を見たいものだが……まぁ、一段落かなぁ。大森さんも「夏目友人帳」の制作が発表されちゃったしなー。ここ最近の大森さんはこの作品や「サムライフラメンコ」など作画が残念になる作品が多かったので、久しぶりに「夏目」が出来ると精神衛生上良いのではないかしら。

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