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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「ステラのまほう」 5→4

 あんまりはまらなかった系作品。「NEW GAME」に続いて、最近はきらら系作品との相性が悪い。ひょっとしたら歳を取ってこういう作品を受け入れがたくなってきているのだろうか。

 「こういう作品」とまとめたが、「NEW GAME」とは全く違う内容だし、「きらら系」とまとめてしまうのは乱暴かもしれない。同人ゲーム製作で、そこそこの修羅場、そこそこの人間関係ということで、意外なことにどちらかというと「しょこめざ」の方が近いテイストになった。あちらはサスペンスな要素もちょこっとありつつのハーレムものだったが、こちらは女の子オンリーの萌えものとしてのデザイン。どうせ高校生の遊びなんだから大してシリアスになるわけではないのだが、それでも〆切りが云々、自分の才能が云々といった部分で悩むのはこの手の作品の王道展開といえる。

 ただ、そうした微妙なポジショニングのために、今ひとつ作品の芯が定めにくかったのは事実ではなかろうか。「高校生の部活で、勝負してるわけでもないんだからそこまで真剣にならなくても」というブレーキがかかってしまうため、珠輝の悩みや頑張りなんかがそこまで重要なものに思えないんだよな。諸先輩方も、各々の才能に見合った程度の努力をして、苦労も重ねているのだろうが、あまり画面に出てこないので「一致団結して」みたいな感じでもないし。というか、そもそもゲーム制作の現場で絵描きとプログラマーと脚本家と音楽家が同時に同じようにして悩むタイミングなんてそうそうないんだよな。同じ目的とはいえ、全員がスタンドアローンなわけで。流石にそれだけではマズいので、同じ絵描きとしての視点を共有し、切磋琢磨できる水葉というキャラも投入されるわけだが、最終的に珠輝がどこまで成長したのかが分かりにくいため、成長物語としてもそこまでのカタルシスはない。「ゆるふわコメディ」なのか「頑張れ部活もの」なのか、そのあたりの見定めが最後まで確定せず、軟着陸してしまった印象なのである。まー、きらら系らしいといえばらしいのかもしれないが……。

 ただまぁ、だからといって嫌いなのかというとそうでもなく、キャラクターのデザインはメリハリが聞いているし、可愛くないわけではない。中盤以降はあやめ(アイリス先生)が他の先輩方やときに珠輝をも食って目立っていたので、おそらく彼女が今作のメインと言ってしまっていいのだろう。彼女がやりたい放題しているのをみている時は割と楽しい。いや、小澤亜李が頑張ってるなー、って思ってるだけかもしれないけど。結局中の人ブーストがあるからね。亜李ちゃんが個人的なベストではあるが、主人公を演じた長縄まりあの仕事も割と安定している。「六畳間」で初めて出てきたときにはどうなるものかと思っていたが、ここからは割とまっとうなヒロイン路線も歩めるのかもしれない。まぁ、ここ最近、ロリ系ボイスは供給過多なので過当競争が激しいのだが……。

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