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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「クロックワーク・プラネット」 4

 噛み合った! ……まさか伝統芸能アニメ・ドロップアウトアニメに続いて、歯車アニメまで2クール連続で放送されるとは……。いや、こじつけですけども。

 タイトルやモチーフから「歯車」という言葉を出してみたが、別に本作で「歯車」がそこまで重要なわけではない。ちょっとメカニカルなイメージの世界だが、やってることは別にファンタジーでも現代日本でも構わないような内容だ。空から女の子が降ってくる古き良き落ち物アニメ。落ちてきたのはバルキリースカートを使いこなす超高性能アンドロイドであり、「世界で一番」の時計技師技術を持つという都合のいいヘタレ主人公がそんなオーバースキルなヒロインとの関係を結んで、今後は俺ツエーしていくことになるのだろう。実に分かりやすく、特にいじる気も起こらない設定である。一応、本作オリジナルというか、今後のシナリオに関わってくる注意点として、「一度再構築された地球」という概念が登場し、滅び行くだけだった惑星を「歯車で」修復したために、現在はボロボロの機構だけが残された世界、というのが荒廃世界の中心設定として与えられているわけだ。おかげで地名や言語・人名なんかは全部現実の日本に合わせることが出来て、どこまでもファンタジーながら、一応は地続きの物語に見えないことも無い。今後の展開では、この「崩壊する星」を救っていくことが目的になると思われるので、今のところはそこまでオリジナリティがあるとは思えない展開だが、何か今作ならではの展開というのも発生しうるかもしれない。高度経済成長期に一気に整備した日本中のインフラに最近一気にガタがきてやばくなっているこのご時世を揶揄した世界観……とかではないかな。

 全体的には古き良きラノベ作品なので大きな失点もないのだろうが、やはり見飽きている感は否めないため、なかなかモチベーションが上がらないのは事実。せっかくの「機械仕掛けの世界」の設定なのに、何故かキャラクターデザインは「ランスアンドマスクス」みたいに平べったい顔になっており、なんだか緊張感が削がれるのが個人的には違和感のある部分。まぁ、慣れれば問題ないのだろうが、萌え方向に寄せてるデザインのくせにヤクザじみたおっさんは割と等身が高かったり、「別な種族の生き物かな?」というくらいに頭身が違う連中が一緒にいるのってどうなんだろう。まー、もとのラノベで挿絵がそうなってるならどうしようもないんだろうけどさ。背景の都市景観とか歯車に関するオブジェクトなんかは実にメカニカルに、細かく描かれているため、余計に丸っこいキャラデザが浮いてしまうんだよな。こういうのって、小説で読んでる人らはどういう風にバランスとってるのかなぁ。

 現時点では、シナリオ運びに魅力を感じることが無かったのでややマイナスの印象からスタート。後はここからどれだけ独自の魅力を発揮出来るかの勝負だ。ちなみに中の人要素としては加隈亜衣にスラスラと憎まれ口を叩いてもらえる部分は加点要素である。加点すんのか。

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