最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
喫茶店のスティーレっぽさ、第4話。いや、単に店員さんの声がね。「なんかモブにしちゃ可愛い声だな」って思ったら、まさかの麻冬さんだったっていう。 ひどく阿漕な構成である。あきらちゃんのうっかりミスで秘めた恋心(あんまり秘めてないけど)がチャラ男にバレてしまうという大失態。あきらちゃんは普通に可愛いもんだから、弱みを握ったと思ったチャラ男はそこから圧力をかけて強引なデートにこぎつける。私が愛読する(?)NTRもののエロ漫画だったらあとはもう、エンディングまで一直線になってしまう展開だ。多分、この夏のビッグサイトではそうした内容の同人誌も少なからず展開されることになるだろう。しかし、今作はちょっと妄想の中で脱ぐくらいでおさまる健全アニメ(?)である。やることやっちゃう「クズの本懐」とはまた別のカテゴリ。チャラ男さんもやってることは極めて悪辣だが、いきなり一線を超えたりはせず、興味半分であきらちゃんを囲っておく程度にとどまった。今後どんな行動に出るかはわからないが、まぁ、エロ漫画ワールド以外の世界ではそこまで無茶なこともできないだろう。 そして、なぜこのタイミングで突然悪いチャラ男がフィーチャーされたかといえば、はっきりとした対比構造を描くことで店長とのデートのプレミア感を際立たせるためだ。もともと感情を表に出すことが少ないあきらであるが、彼女がとにかく店長とのデートに浮かれていることを表すためには、その前に比較対象として「望んでもいないしクソつまらないデート」をやったらあきらがどうなるかを描いておけばわかりやすい。さすがに強要されたデートってのは比較対象としてもひどいとは思うが、綺麗な二重構造は見ている側も理解しやすいので多少過剰演出でも問題ないだろう。 店長とのデートでのポイントは、あきらちゃんの浮かれっぷりを描くのと同時に「店長はつまらんおっさんだからデートプランも大して面白くないぞ」という「枯れ」感の演出。事前の相談で「店長が行きたいところに行きましょう」と言われて行った映画が前日に「つまらなかった」と言われた映画だったあたりが分かりやすい。それ以外にもおっさんテイスト全開の立ち居振る舞いは容赦無くsage要素のはずなのだが、あきらちゃんは既に盲目状態な上に、前日のクソみたいなデートとの対比があるのでますます舞い上がってしまうというわけ。もう、浮かれちゃってるあきらちゃんはいちいち可愛くて困る。最高のシーンは、店長から電話をもらって思わず足元がで心ぴょんぴょん具合がわかってしまうあきら。 最終的にはどちらのデートも収まるところに収まったくらいの無難な終わり方だったわけだが、ラストで見せたあきらの妄想シーンもなかなかやるせない演出になっている。前日のデートとの対比構造がここでも活かされており、チャラ男の場合、あきらが唯一かけだしたのは彼の手を振り払って逃げるため。店長の場合、真逆で去りゆく店長を捕まえるため。移動方向もチャラ男の場合は「右→左」という図式で、チャラ男のキスも「右→左」と動いて右頬。店長の場合、捕まえようとしたあきらは「左→右」と駆け寄って、キスしたのは左頬(あくまで妄想)。当然この対比は「離れる」「接近する」という差分を表したものであろう。そして、実際にはあきらはまだそこまでやる勇気はなく、駅の雑踏の中、点字ブロックを超えられずにその場から立ち去ることになる。黄色く伸びて画面を寸断する点字ブロックは、陸上部時代に彼女が何度も跨いできたスタートラインを暗示しており、彼女はまだ「スタート」できていないことを表している。 とにかく1つ1つの心情がわかりやすい「恋心」で表れるあきらちゃん。出来ることならマジでエロ漫画みたいな展開でチャラ男が余計な悪さを働いて、彼女の紅潮した顔が曇らないことを祈るばかりである。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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