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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 はい、タイトルドン! 最終話! コンチクショー! ニヤニヤするよなー、こうなってほしかったよなー。春からカレッジ編スタートだってよー、見てーなこれはー(読めばいいのでは)。

 大団円と言ってしまって問題ないでしょう。ぶっちゃけカルタフィルスの処理についてはまだ残ってる問題がある気はするのだが、ここまで綺麗に諸問題が片付いたと言われちゃぁ、おめでとうと万感の拍手で送り出すしかないだろう。魔法使いの嫁は、魔法使いの嫁になって終わるお話なのだ。そこには祝福があってしかるべきだ。

 カルタフィルスとの最終決戦。彼はもう「僕が世界で一番不幸なんだヨォ!」と叫んで子供のように暴れまわるしかない存在。そこに灰の目なんて面倒ごと増幅器まで加わってしまい、一時は本当にどうなるものかと思ったが、そこはなんとか主人公パワーで押し切った。やはりチセさんはコレと目標を定めたら一切ブレない人。少年漫画の主人公的にいうなら「ウルセェ!(ドン!)」である。正確には「自分が不幸だからって他人に迷惑かけるな小僧!」である。「お前は自分が犠牲になるならいいのか!」というごもっともなカルタフィルスのツッコミに対しても、実ははっきりとした答えは与えていない。「せやで!」と言って押し通しただけである。そもそも意見の一致など見られない対決だったのだからどちらかがねじ伏せられるのは当然なのだが、ここでまさかのチセさんが力技で押し切った形。もちろん、そこには怒られてちゃんということを聞くようになったエリアスの姿もあるのだ。これは多分、組織力の勝利でしょう。もちろん、相手に不利益を押し付けるような勝負ではなく、カルタフィルスに対しては救いを与える結末なので問題なく成立している。

 こうして、「カルタフィルス」は「ヨセフ」から離れ、チセの中へと移り住んだ。埒外の長命と、埒外の短命。この2つが合わさることでチセは「まるで普通の人みたい」になったという。ちょっと上手くいきすぎな気もするが、ぶつかり合った思想が対消滅するってのはある程度は予想された結末ともいえる。こうして当面の問題が解決すれば、あとはこの先の話。そう、未来の話。

 今回の短いシーンだけでも、エリアスは「怒り」を感じたり、「綺麗だ」と思ったり、少しずつ人間らしい感情を増やしている。それと同時に、チセはステラに対して屈託のない笑顔を見せたり、エリアスに対してもさらりと文句を言ったり、二人三脚での成長を感じさせる。最終的に、二人の間では「言葉を使って話し合おう」という結論が出ており、この「言葉を通じての意思疎通」は人間的な文化の象徴とも言える。「あちら側」に半身を置いていたエリアスが少しずつ「こちら側」に歩み寄っている形。それでも、チセは引き続きエリアスのことを「先生」と呼び、「弟子」も続けていく。一方的に教え、導く関係ではなく、互いに足りないところを補い合い、「あちら」でも「こちら」でもない、新たな「我が家」を築いていく関係。これこそが、この作品の1つのゴールだったのだろう。

 末永く、御幸せに。

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