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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「プラネット・ウィズ」 5

 なんとも不思議な雰囲気を持った作品。1話目からたくさんの「分からない」が押し寄せてくるんだけど、この「分からない」はあんまり不快なものではなく、「分かると楽しい分からない」な気がしますね。

 一体どういう作品なんだろうと思ったら、これがアニメオリジナルらしい。一応ロボット(?)が出てくる作品でオリジナルと言われるとそれだけでちょっと警戒してしまう昨今の悲しい風潮があるが、今作の「ロボット」は普通のロボとはちょっと違うし、現時点では何が何だか意味がわからないので警戒しても始まらない。主人公の少年が記憶喪失のアニメってのも今期2本目で、どうとでもなってしまうのは不安だけど、やっぱり不安がっても始まらない。黙って全貌が明らかになるまで見守るしかない。そういう諦めが得られるような導入って、割と大事な気がします。下手な作品だと「分からないことだらけだゾォ? 説明下手か!」ってキレたくなることがあるが、今作は「まぁ、分からんでいいんだろうな……」って気にせず先に進めるだけの安心感というか、分からないなりの説得力がある。

 制作はJ.C.STAFF。なんだか現代アニメにしてはややもっさりとしたキャラクターデザインだが、ゼロ年代のJ.C.作品っぽさもあるのでノスタルジックな印象。監督は「下セカ」や「ソードオラトリア」の鈴木洋平。確認したら直前の作品が「UQ HOLDER」なのはちょっと不安だが、オリジナルアニメってのは初めての挑戦みたいなので、良い方悪い方どっちが出てくるかは分からない。1話目で見るべき点をあげるなら、ロボ(?)の異質さですかね。パワードスーツとロボの中間点みたいなちょっとふざけたデザインで、さらに主人公機(って言っていいのか?)はゆるキャラの猫先生が突如人間を飲み込んでメカニックフォームになるという。つい最近までドラゴンが人を飲み込むアニメを見ていたので別に驚くような設定でもないのかもしれないが、やっぱり初見はちょっとびっくりする。

 他にも、やはりびっくりするのは「そっちが敵じゃないから」というとんでもない展開だろうか。誰がどう見たって危なすぎるエイリアン的な何かが侵攻(仮)を開始し、それを老若男女取り揃えた謎チームが変身して撃退という展開はどう考えてもヒーローものなのに、いざ変身した主人公は相手を殺さないように調整しながら、ヒーローから変身能力を奪っていく。なんだそれ。ほんと、前例がない展開なので今後どう広がっていくのかさっぱり分かりませんね。この「分からない」がどこまで続くかも「分からない」けど、せいぜい期待と不安がいいバランスで引っ張られるように祈っています。

 あと、俺の家にも井澤詩織ボイスのメイド少女が欲しい。ヘボットみたいな声しやがって!

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