最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「はるかなレシーブ」 6 大雨の影響で放送が遅れてしまったが、今期2本目の女の子スポ根アニメ。「はねバド!」と比較するのは色々おかしい気がするけど、こっちはこっちで独自のアプローチを仕掛けています。 原作未読。初見の印象は「なんとも歪なデザインだなぁ」というもの。ビーチバレーなんてテーマを設けたら、もちろん我々は「なるほど! エロいやつだな!」と思う。それ以上の感想が一切出てこないくらいに思う。掲載誌が「きらら」系であることからもメインの読者層は当然男性であるが、そこまで露骨でなくてもちょいエロに萌えという免罪符を与えてフル回転させる構造だというのはすぐに理解できる。そして、そんな武器を最大限に活かすため、肉感的な身体の描写が本当に徹底している。ローアングルから尻を舐めるように見上げる構図が多く、「やっぱりビーチバレーといえばそこだよな!!」という要点をバッチリ心得ているわけだ。ただ、そんなこだわり抜いた身体の描写に比して、顔がいわゆる「きらら系」のややユルいデザインなので、なんだかコラ画像みたいに顔と身体のバランスがずれている気がするのだ。別に間違った比率でないとは思うのだが、「ステラのまほう」みたいな潰れまんじゅう寄りのデザインにあんなムッチムチの身体だと、2つの別作品を混ぜ合わせたかのようなキメラな印象になってしまう。 おかげで序盤は「なんか怖いぉ……」くらいの気持ちで見ていたのだが、まぁ、すぐに慣れた。こんな奇妙なデザインになった理由はすぐに理解できる。原作漫画を尊重すれば、文字通りキャラクターの「顔」となる部分はおいそれとデザインをいじることができないからそのままになるが、本作では単なる萌えものという適当なスタンスに甘んじることなく、しっかりと「ビーチバレーアニメ」としても描写を掘り下げていきたいという意思表明が、あのボディ・デザインなのであろう。身体までムチムチぽっちゃりデフォルメラインにしてしまうと、どうしたってバレー描写に限界があり、そこをフルで動かすためにはやはり「人の身体」が必要不可欠。そこはあえて描き込みの手間を増やし、茨の道を進みながらも絶対に手を抜かないという気持ちの表れ。それが今作のキメラな作画の意味である。 もちろん、この路線を選ぶことを決定した時点で身体以外の部分でも手を抜くことはできなくなる。潰れまんじゅうがベースになっている顔のデザインだって、「そこはちゃんと気をつけて描いていますよ」ということがわかるようになっており、おそらく視聴者全員が気になったであろうポイントとして、目の中の独特の色指定がある。目の下部になるほどの緑色になるという不思議な色彩は、単調になってしまいがちな「まんじゅう顔」に鮮烈なアクセントを与えており、細やかな描き込みによって各キャラの目に意思と個性を宿らせている。きららアニメにありがちなデフォルメを多用した中つなぎなども少なく、本作はやはり「はねバド」同様に正面から「スポ根」にも切り込む作品になっていくはず。 そう考えるとビーチバレーという題材も決して下心だけから選択された競技ではなく、「女性2人が、お互いに信頼し、助け合いながらコートの中で立ち続ける」という競技性は「女の子同士の友情」を描くのにぴったりのツールである。「つうかあ」におけるサイドカーレースも同じような効果を狙った競技選択だったはずだが、あちらはなぜか明後日の方向に描写が飛び立ってしまったので、今度こそは、捻らずに紡ぐ愛と友情の物語に期待したい。バレー描写についてはCGも取り入れながらの作劇で「はねバド」に比べれば常識の範囲内に収まるくらいのものだが、決してレベルが低いわけでなく、むしろ「はねバド」さえ見てなければ「オォ、いいスポーツ動画じゃないか」と感心していたと思う。優劣の問題ではなく、描写する対象の問題だね。今作はちゃんと「エロと萌え」の路線にも贅沢に欲を見せながらのバレーアニメ。うむ、これはこれで楽しそうである。 ちなみに、しつこいほどに「はねバド」との対比を持ち出しているが、コートの中のいる中の人が、こちらの黒髪ライバルとあちらの巨乳部長・なぎささんが同じ人だったりする。島袋美由利の名前は「音楽少女」も合わせて今期3作目。絶対に大沢の推しだって。沖縄声優が今作に出演するのは狙ってる部分もあるかもしれませんな。 PR |
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