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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 キリンさん、めっちゃユーザーフレンドリー、第8話。すげぇ、2ヶ国語対応(応対は最初ランダムになります)、さらになんとサポートセンターへの電話番号まであり、連絡すればすぐにスタッフが現場に駆けつけて対応してくれるという。すげぇぜキリン、そりゃもうわかります! ちょっと契約内容が聞いてない話だったことくらい大した問題じゃないな!

 というわけでキリンさんの繁盛記……ではなくてようやく一人称視点から語られることになったひかりさんメイン回である。今回もまたまた驚くべき事実がたくさん出てきたが、前回で「もうこの世界は何があっても不思議じゃねぇな」と腹をくくったので(1話目でくくれよ)、ひかりの過去話くらい大した問題じゃねぇや。いや、どうだろ、やっぱ慌てるけど……。

 ざっくり言ってしまえば、なんとひかりさんは「2度目」だったという。去年までは異国の地で華恋との舞台を胸に抱きながらレッスンに励んでいたひかりさん。彼女はかの地ですでにオーディションの荒波に揉まれた後だった。例によっていきなり引きずり込まれて成り行き任せで参加していたオーディションだったが、あちらの国にも天堂さんのような強キャラはいるわけで、惜しくも決勝で敗れたひかりさんは2位に甘んじ、その結果舞台の上で何かがぽっかりと失われていたことに気づいた。推定130gの「何か」には、「きらめき」という名前がつけられている。正確にそれが何かは分からない。ひかりは舞台の上で多大な喪失感を味わっていたが、それだって「トップを取られてしまった」という状況から結果的に生まれたものであり、それがキリンのせいなのかどうかもよく分からないし、そもそもどんな効果効能がある代物なのかと問われたら、誰も答えられないものだろう。それでも確実に、彼女の中から「きらめき」は失われ、キリンもそれについては「スタァを作るためにはエネルギーがいるでしょ」と悪びれもせずに言ってのけたのだから、「奪った」のは事実なのだろう。

 しかし、華恋に一方的に願いを押し付けたという責任感のなせる技か、ギリギリで踏みとどまったひかりにはきらめきの欠片でも残っていたのだろう。ユーザーサポートに問い合わせをした結果、キリンは改めてオーディションが行われることを告げ、「全ての手続きを片付けて」ひかりを日本へ送り込むのである。……やっぱすげぇぜキリン……。

 こうして、いわば「敗者復活戦」というか、経験値を蓄えた状態での戦いに挑むことになったひかり。かつての自分の不甲斐なさも懸案材料ではあるが、何よりも残酷な現実として、「レヴューで勝ってトップスタァになるのは1人だけ」という制約が重くのしかかる。バナナが勝ってるうちはそれもこれもひっくるめてのリセットだったので影響は出なかったようだが(?)、オーディション後に時間が進めば、2位以下になってしまった舞台少女は、かつてのひかりのように「何か」が奪われてしまうかもしれない。ひかりが勝ち残れば華恋から、華恋がトップに立てばひかりから。オーディション会場のランキングボードを見れば、「トップに2人」などという状況はあり得ない。

 幼い頃、あの東京タワーの見える公園で、4話と同じような構図で手を取り合った二人。かつては背中を追いかけてきた華恋の手をひかりが取り上げ、先日は滑り台側でためらうひかりの手を華恋が引き上げた。滑り台の上ならば、二人でてっぺんに立つこともできよう。互いに遥か高みを同じ目線で見上げることもできよう。しかし、それは舞台の上では叶わぬことか。ポジションゼロには、たった1人しか立てない。そのことを理解しつつも、今はただ、ひかりは目の前のライバルと戦い、勝ち続けるのみ。その後に訪れる試練も、きっと二人なら乗り越えられると信じて。

 前回暴勇とさえ言える圧倒的な力をふるったバナナ。彼女がいよいよイレギュラーであるひかりを迎え撃ち、新たな自分の「舞台」に引き込もうとした一戦、孤独のレヴュー。圧倒的な実力で他者を打ちのめさんとするバナナの獲物は鋭利な技巧に優れた日本刀。それだけでも充分強かろうが、なんと左手には小太刀まで携えての二刀流。彼女の手数の多さは、彼女の経験の多さの現れか。それに対するひかりのダガーはなんとも頼りない。一度は失った「きらめき」の損失がそこには現れている。しかし、一度敗れて立ち上がったものの強みか。何度もトップを取り続けてきたバナナを打ち倒すのが、辛酸を舐め「先の未来」を見てきたひかりだったというのも実に示唆的なものである。きらめきを取り戻したダガーはワイヤー機構が取り付けられており、ワイヤーアクションといえばこれまた舞台の「花形」でもある。一本の綱、か細い運命の撚り糸。そんなものをただ一心に掴み、すがりつき、ひかりは頂上への最大の障害を突破するのである。

 結局バナナの存在ってなんだったんだよ、って話だが、「ルール無用のクソやばいチートキャラ」でも粉砕するほどの信念が、「出戻り組」であるひかりの持つパワーだ、ということを示すことが目的だろうか。いうたらエスポワールにおける船井みたいなもんで、負けたからこそ得られるアドバンテージもあるということ。ただ、それは技巧的な部分ではなく、負けに対する恐怖心とか、2度とあそこに落ちたくないというがむしゃらさに表れるものだろうが。

 そんなひかりのジャイアントキリングに呼応するように、華恋も着実に勝ち上がって舞台を盛り上げる。残すところクロちゃんと天堂さんを上に見るのみ。ぶっちゃけ、クロちゃんは序盤から割と負けシーンが多いので強敵って感じもしないのだけど。どこかで天堂さんぶち抜いててっぺんとってほしいなぁ。

 

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