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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「サークレット・プリンセス」 4→3

 最初から最後までほとんど印象が変わらない作品。本当に15年くらい前にタイムスリップしたような、(あまりありがたくない)ノスタルジーを感じさせてくれる。

 「雰囲気だけでなんとなくスポ根を演出する」というある意味高度なことをやっているとは言える。何しろ1クールを(かなり不真面目だが)通して視聴して、結局「さーくれっとばうと」がなんなのかよくわからないままに終わったのだ。つまり今作はサークレットバウトの「スポーツ競技」としての側面でドラマを掘り下げようとしているわけではない。野球にしろサッカーにしろボクシングにしろ陸上にしろ、観戦するなら最低限のルールを理解していない限りは楽しむことはできないだろう。現時点で我々がサークレットバウトについて知っているルールといえば、「なんか武器を導入して相手にざっくりダメージを与えるとなんか判定が出る」くらいのもんである。そんな状態でバトルそのものを楽しめと言われても無理だろう。これが相撲だったらぶっ倒して終わりだからわかりやすいのだが。

 そうなると残りの要素で魅力を発信していくことになるわけだが、基本線として作画は低調。激しいバトルシーンで盛り上げるわけにもいかず、ますますサークレットバウトが不必要なものになる。「あまりぱっとしない」程度なら「残念だね」で終わるのだが、「むしろ何故アクション作画をやろうと思ったのかわからないくらいにしょぼくてお遊戯会みたいに見える」というのだからいただけない。書けば書くほど「なんでこれアニメにしようと思ったんだろう……」という疑問ばかりが増えていくな。女の子が可愛ければそこから一点突破もあり得るのだが、作画がアレなおかげもあってさっぱり惹かれるものがないしなぁ。「美少女スポ根アニメのイデア」みたいなもののラフ画だけ見せられたような、そんな密度の薄い時間であった。

 しいて視聴継続できた理由をあげるなら、絶妙にメインを外している感じが気になるキャスト陣だろうか。まぁ、ミズハス・ナバ・後藤麻衣あたりの起用を見ると、古式ゆかしい「エロゲが元なんだけど、可能な限り表でも使える声優を起用しているのでそのまま行きます」みたいなエロゲ原作アニメの趣き。実際、これってゲーム版は年齢制限あるのね。こうやってエロゲ声優をそのまま持ってくる作品も最近は数が減っているのだが、エロゲ業界自体が虫の息らしいので仕方ないところなのかしらね。

 それにしても、堀川りょうの無駄な存在感は一体なんだったんだろう……。

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