最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
犯罪者に懲罰を与える際、こういう作品タイトルを延々写経するっていう拷問を考えたんだけどどうでしょう。私にはキツいです。今後の日本が不安になってくるよな。どうしよう、近所の定食屋の店名が「オムライスとハンバーグを売る店」とかになってたら。 さておき、なろうのようでなろうじゃない。でも少しどころじゃないなろう系作品。ただ、スタート時点でのキャラ紹介を見てる時には「おっ、コロシアイ学園生活が始まるやつかな!」と思ったのは内緒。超高校級の医者とか剣豪とか、いろいろ見たことがある気がするゾ。そして、そんなダンガンでロンパな設定にしちゃってる時点で、「もう異世界いかなくてよくね?」という新しい疑問が湧き上がる。これまでのお約束は「これ、異世界である意味なくない?」だったのだが、今回は微妙に違う。普段は「異世界っつってるけど現実でやっても同じでは?」なのに対し、今作は「もう、この作品の現実世界はすでに異世界なのでは?」になっているのだ。真剣振り回すだけのサムライガールが銃器相手に世界の戦場を駆け回る世界はどう考えたって異世界じゃん。世界の総資産の1/3に一個人が触れられる設定とか、もう世界が狭いじゃん。冒頭で出てきた日本地図が実は微妙に現実と違うとかいう伏線張ってたりしない? まぁ、とにかくそんな風にぶっ飛んじゃってるキャラ設定なので、「もう異世界でもなんでも行けばええやん」という感想にしかならないし、実際に行った先でやってることは模範的なろうムーブなので、すでに「異」世界というのもおこがましい。水を得た魚である。でもさ、わざわざ7人にキャラ設定してんのに主人公の政治家がステゴロ強いのはおかしくない? そこはちゃんと文と武で役割分担しろよ。なんで単なる総理大臣(?)が本物の剣を前にして一切怯まずにさばききれるんだよ。総理に夢見すぎだろ。 まぁ、とにかくそんなわけで「異世界行く前からよくわかんないけどチート」っていう設定で、しかも人数がたくさんいるのでそれぞれにやりたい放題だ。一応そうして役割を分けることで「一人で全部やっちゃうチート感」を緩和しようとしてるんだろうけど、何の抵抗もなしに7人でのチーム行動になってるから結局一緒や。そして面倒な部分は「発明家」っていう謎の職業がいるから何でもごまかせるっていう。まぁ、特撮ヒーローだっていつの間にか博士が解決してくれるんだし、今作はそうしたお子様向けのなんちゃって異世界だと思えば腹も立たないんじゃないでしょうか。いや、なんちゃってじゃない本気の異世界ってなんだよ、って話だが。 腹がたつのは、こんなキツい内容であるにも関わらず、アニメとしてはかなりちゃんとしてるということである。何しろ監督はロリの伝道師として有名な柳伸亮。今回はロリ要素こそほとんどないが、各種フェティシズム作品で発揮したモーションの見せ方や無駄にエロい取り回しなどは健在。いきなりのディープキスとか「いやいや、肉類の咀嚼からの口移しってよっぽどキモくない?」とは思うわけだが、そのキモさは脚本部分に責任があるわけで、そういうプロットを渡されたアニメスタッフは、できるだけエロくなるようにキスシーンを描くのがお仕事なのである。何故デフォルトでエルフっ娘が発情しているのかはさっぱり分からないが、「そういう世界なんだ」と言われたら、「なるほど、そう描きます」ってんで最大限の発情アニメを描くのがお仕事なのだ。そういう意味ではかなりいい仕事をしている。おっぱいだって揺らす。ただ、果たして今作はそうしたサービスで覆い隠せる程度のキツさで済むのかどうかというのが目下最大の問題である。そして個人的には、無理なんじゃないかという気がしている。 いや、ギリギリのところではあるんだけどね……マヨネーズ知らないってのは普通に文化レベル云々を除いても充分あり得る状況だから(そもそも卵と油と酢を思いっきりかき混ぜるっていう発想が割とヤバい)。ただ、そうして「あっちの世界に無い技術でドヤるよ」を描きたいのだったら、やっぱり発明家が邪魔なんだよ……だって、あいつがいたら異世界人じゃなくても驚くようなものがいくらでも作れるわけでしょ? なんでそこまで高い高いところからマウントとらにゃならんのよ。あと、「私たちが話してるのは日本語じゃないわよ」理論も細かいところだがツッコミポイントである。転生した連中が普通に意思疎通できているということは、魔法や何らかの力であらゆる言語感覚が異世界用にチューンされて齟齬がないように認識が変えられていると考えるべき。1つ1つの名詞に至るまでが全て同じように解釈されるのだから、偶然の一致などあり得ず、超常的な解釈が必要になる。それなら、「日本語」という概念もどこかで重なり合わせが起こらなければいけない。あちらの言葉で「Uruto」という発音だったとしても、それは魔法の翻訳装置を通して「何か知ってるもの」に変換されてしかるべきなのである。何故かそこだけに齟齬が生じるというのは、やはりすごく気持ち悪い。まぁ、まだ1話目の段階なので後から説明される事象なのかもしれないが……今までこういう作品で説明されてるのは見たことないわな。 ここまで書いて気が付いた。何で俺、こんなにムキになってんだ? 感想終わり。
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