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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「警視庁特務部特殊凶悪犯対策室第七課 -トクナナ-」 5

 全国6億人の「COP CRAFT」ロスに悩むアニメファンのために提供された第2期。だいぶ嘘。それでもツダケンラッシュは止まらない。

 コップクラフトとの共通点はツダケン、刑事、バディもの、そして謎の異界設定。ただ、コップクラフトがダイレクトに異界との接続をテーマにしていたのに対し、こちらは少なくとも1話目時点ではそこに1ミリも意味はない。まぁ、多分数年前の事件とか、現在トクナナが追ってる「ナイン」と呼ばれる組織がそうした異界との関係性をつないでいくのだろうけど。ついでに言えばコップクラフトが数年前のラノベ原作だったのに対し、なんとこちらは一応アニメオリジナル作品らしい。ほんと、最近のオリジナルアニメは「何故その方向性?」という疑問符が飛び回るようなものが多くなってるが、まぁ、誰かがやりたいって思って放送にこぎつけたら、たまたまやたら似た作品と被ったというだけなのだろう。方向性としては「ダグ&キリル」が一番近いのかもしれないので、オリジナルでアニメ作ろうとしたら割と普通の設定なのかも。

 そして何故か「作画がへちょい」というところまでよせばいいのにコップクラフトっぽいのが残念な作品でもある。あちらは最終的に面白いくらいの作画になったが、こちらは1話目時点で「あんまり力のあるスタジオじゃねーんだろなー」っていうのが分かってしまう、純粋に地力が不足してそうな作画。多分ここから上がる方向性は期待できないため、今後の展開はしょんぼり気味。ついでにお話はあまりに綺麗なテンプレになっており、王道と言えば聞こえはいいが、なんかこう、「ワードとかパワポを起動したときに最初から入ってるテンプレート」みたいな「これをいじっていけば、色々なオリジナル作品が作れますよ」という没個性の基盤みたいな出だしである。多分コップクラフト以外にも色々と比較できる作品も多いことだろう(今更)。

 しかしまぁ、そうして色々と悪口は書いてみたものの、テンプレってのは決して悪ではないというのはいっつも確認している部分。テンプレ、王道、正道、全て同じ意味になりうるもので、今作の1話も目新しさは欠片もないが、おかげであっという間にキャラクターが頭に入ってくるし、新番組を見ている時にありがちな「何言ってるんや?」という混乱が無いので実に見やすい。個性なんてもんは2話目以降でいくらでも発揮してもらえば良いのだから、導入となる1話目はこれでも別に構わないんじゃなかろうか。まぁ、今回だけを見て切ってしまう短気なアニメファンが多い世の中だとそれじゃダメなのだろうが……。忙しすぎる現代人が悪い。

 あとはまぁ、引き続きツダケンワールドを楽しめばいいのではないでしょうか。メインにヒロシモノを据え、またいじりやすそうな配置で何よりである。なんで今作に特に悪感情を抱いてないんだろう、と思ったら、多分番組の後にキャスト3人でやってるおまけコーナーが入ってていつも通りにやいやいやってるツダケンたちを見られたおかげだと思う。タッツは見るたびに輩レベルが上がるな。

 

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