忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[7178] [7177] [7176] [7175] [7174] [7173] [7172] [7171] [7170] [7169] [7168]

 好事魔多し? 第18話。しかし、まさかこんな形で晶が乗り込んでくることになろうとは。とはいえ、今回のことが本当に「魔」なのかどうかもわからないというのが、現在の時瀬の強みといえるんだろうな。

 曲の名前は「天泣」。コンセプトが判明したことでオープニングやエンディングの映像にもクリアに意味が表れていろんなところがスッキリ。さとわちゃんが真剣に考えて出してくれた「天弓」でもよかったかもしれないが、そこに滝浪の圧倒的顧問力を加えてさらなる進化を遂げる。こうして曲のコンセプトを具体的なイメージに合わせていくことで、部員の中での統制が取りやすくなるという意味もあるのかもしれない。それにしても、さとわちゃんがまっすぐ「部活が好き」って言えるようになってるのは改めて素晴らしいことだわね。

 そして、滝浪の顧問力がさらに上に突き抜けるかのように、新たな指導者として晶がやってくる。もともとババアの差し金であり、当然滝浪くらい空気の読める人間ならその裏にあるのが純粋な善意なんかじゃないってことはわかったのだろうが、それでも彼は申し出を受け入れることに決めた。そこに「今の部員たちなら、どれだけ強めに殴っても耐えられるだろう」という信頼感があるのは間違いないだろうが、もう一つ「晶もなんだかんだで指導してくれるに違いない」という信頼がなければ、彼は申し出を断ったはず。あのわずかな面談の時間で晶の心の底の底まで見抜いたのだとしたら、もう顧問が云々っていうよりエスパーの類である。まぁ、とりあえず現時点では「技術の底上げが必要なのは事実だったし、都合のいい話なので多少のリスクは覚悟の上で利用することにした」っていう感じなのかな。

 そうしてやってきた晶という異物に対しての反応も、チカとさとわちゃんは滝浪と同じである。さとわちゃんは晶との最初の練習よりも前に、そしてチカは初めての指導の時に、「実際にこの部には技術力が足りなすぎるのだ」という自分たちの弱さを認めた。それを改善するためには、晶の人となりを、そしてさとわちゃんとの因縁を気にしている余裕は無いのだ。そうして意味を理解した上での飲み込めたのがこの2人っていうのはいかにもこの部活らしい構図ではある(一応、武蔵も受け入れる側の体制だったようだが)。

 一方、反対派の先鋒に立ったのは来栖さんだった。今週もドキドキ席替え大作戦で可愛い姿を見せてくれた来栖さんだが、彼女からしたら見知らぬ外部の人間がさとわちゃんと部活を壊していくんじゃないかと不安だらけ。何しろ「昔の私みたいに」とはっきり言っちゃってるくらいに心当たりがあるわけで、「壊す」側のメンタリティが理解できれば警戒水準を上げざるを得ない。そして案の定部活の空気が重たくなったところで危機感を訴えるわけだが、それを乗り越えるのはやっぱりイケメンムーブのチカ。そして過去の恐怖を乗り越えたさとわちゃんである。この2人に説得されたら、そりゃ他の部員も考えを改めないわけにはいかない。そして、存分にメリットの方を享受してやろうの精神で改めて戦いを挑むわけだ。現時点でちょい不安なのはサネですかね。同じパートを受け持って比較しやすいチカが例によってものすげぇ勢いで成長していくので、いつかの光太みたいに焦りをマイナス方向に働かせなきゃいいけど。

 そうして箏曲部と対峙する晶の方はというと。正直、前回の演出とはちょいイメージが変わったのは、彼女の母親との対面シーンである。晶がさとわちゃんに対してなみなみならぬ感情を抱いているのは事実であり、なんとかして彼女を否定してやろうと思っているのは間違いないのだろうが、それが母親と同じモチベーションというわけではない。年寄りがギャーギャー騒ぐ跡目争いや家の格式についてのあれこれについては晶も馬鹿馬鹿しいと思っている部分があるようで、さとわちゃんとの和解が成立するとしたら、そのあたりの考え方の近さによるだろう。今のところずっと目のハイライトが落ちっぱなしの晶だが、今後彼女が闇状態を抜け出すことができたなら、それこそ箏曲部にとっては大きな武器になるはず。

 そして、今回彼女が指導していたパートで改めて感じたことだが、やっぱり今作は音の見せ方が上手い。彼女が練習で指摘し、実演して見せた「綺麗な音」と「汚い音」の違い。そりゃま、我々素人にわかりやすいようにかなりオーバーにやってくれてるんだろうが、確かに音を聞いたら彼女が酷評する「下手さ」の部分はちゃんと浮き彫りになるように作られている。そして指導の通りに音をつないでいくと、そのまま真っ直ぐ「箏の魅力」が理解できるように音が生み出されていくのだ。「箏なんて難しいし聞いてもよくわからん」というのが今作をアニメにする上で最大のハードルだったと思うのだが、一切妥協せず、「音の物語」として作り込まれているのは本当にありがたい。今後は、晶の奏でる音にも変化があったりするんでしょうかね。

 

拍手

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
2
22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[10/21 seachicken]
[10/11 Serra]
[10/07 とみしの]
[10/05 NONAME]
[09/29 NONAME]
バーコード