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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」 6→7

 毎回の記事で散々書いているので今更総括する要素もほとんど無いのだが、まぁ本当に凄まじい作品でしたよ。「グレンラガン」の時もそうだったけど、本当にガイナックスって会社は「自分たちしか出来ないこと」をやる気概に溢れすぎているなぁ。

 何がすごいって、ちゃんと1クール13話をやりきったのに、「この話数は意外と普通だったよね」と振り返るエピソードがほとんど存在していないこと。一番普通だったのはデイモン姉妹登場の6回目……かなぁ。あと16話の海回くらい? 他は全部が全部「あ、こういう方向で『前人未踏』がやりたかったのね」ということがよく分かる。そしてその姿勢が、「丸く収める」ことが要求されるはずの最終話にまで行き届いていたのがこの作品のすごみであろう。文句を付けるポイントは何一つありません。だって何を言っても「あ、それはこの作品では専門外なんで」って言われて終わりそうだから。

 1つ1つのエピソードはもう振り返らないが、改めて1話からの感想を確認して気付いたのは、最初に「ちょっと狙いすぎだな」と思っていたカートゥーン風の画面が、いつの間にやらすっかり馴染んでいたということ。巷では必殺技バンクで登場するリアル風パンティたちの方をさして「作画崩壊」などと言われていることからも分かるように、この作品においては、あのカートゥーンの方が「正しい絵柄」。そして、見れば見るほど「あの」パンティ達が可愛らしく見えてくる。途中から登場したデイモン姉妹なんかはその方向性が顕著で、彼女達が「リアル風作画崩壊」状態になった回数なんてほんのわずかしかないはずなのに、本当に「可愛いキャラクター」として認知されているのである。つまり、カートゥーンは、萌えられるのだ(まぁ、「パワーパフガールズ」なんかがあったんだから当たり前っちゃぁ当たり前だが)。こうしてわずか3ヶ月の間にすっかり「パンスト画」に引き込まれていることを思えば、この作品の持つ吸引力の強さが分かるというものである。

 一応お約束なので中の人にも触れておくと、やっぱり1話の時点であげた主人公2人の活躍がめざましい。小笠原亜里沙の「なんだか洋画っぽい」安定感に、伊瀬茉莉也の「スイーツビッチ」を維持しながらのコケティッシュな魅力、そして石井康嗣の最低野郎なのによく分からない威厳を維持する絶妙なバランス。特に石井康嗣は、ちょっと前まで「RAINBOW」で大活躍してくれていたので、「本当に最低だなー」というヒールな魅力がたまりませんでした。後乗り組ではやっぱりデイモン姉妹・コルセットの悪魔軍団。声に出して読みたい藤村語、「私たちのルゥ〜〜ル!」。毎回登場する贅沢すぎるゲストゴーストの活躍にも笑わせてもらいました。

 続編がどうこうとかいうのは騒いだところでどうしようもないので、あとは座して見守るのみ。どこをどう頑張っても、この1期の「やりたい放題」っぷりを上回るのは難しいだろうし、このまま投げっぱなしで放置されても文句はありません。むしろ、ガイナックスは昨今では貴重な「アニメオリジナルでもちゃんと作品を作れる」というセールスポイントを最大限に活かして、今後も色々な方向で無茶と大馬鹿を繰り返してほしいとも思う。

 史上最低最悪のヒロイン達に幸あれ。

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