忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[9913] [9912] [9911] [9910] [9909] [9908] [9907] [9906] [9905] [9904] [9903]

「白聖女と黒牧師」 5→5

 ほんとに平和なアニメでしたね。毒にも薬にもならないアニメってのは……薬みたいな効能があったりします。

 「甘々」という概念をそのまま抜き出したような、本当にいちゃついてるカップルを見てるだけの作品なので、時として虚無な感情が押し寄せる場合もある。「いちゃいちゃ」というのは正確ではなく、ラブコメにありがちな「付かず離れず」の関係性のいちゃいちゃ未満なので、そこにやきもきしたり、ホッとしたりする。特に加点要素もないかと思っていたのだが、これが案外嫌いじゃない。

 作品を支える大きな要因の1つは制作体制そのもの。「萌えアニメの雄」である動画工房がプライドを持って作り上げたゆるふわな世界観。番組後半には怒涛のように押し寄せる大量の作画監督が話題になっていたが、とにかく人材をぶちこみ、人手をフル回転させてなんとかクオリティを維持したのだろう。最後の最後まで「可愛い」が崩れなかったのはそれだけでも頑張ったと労う価値がある。ゆるふわって「なんもないこと」の言い換えだったりするので画面が退屈になりやすいのだが、本作はパリッとした色彩の世界が新鮮さを維持しつつ、要所で挟み込むコミカルな描写でテンポを作ってくれた。アイキャッチみたいなゆるキャラ状態が可愛くていいよね。

 そしてもう1つ特徴を挙げるとすれば、アベルたちはもちろんのこと、街の人たちが総出で「聖女様が幸せになるには牧師様とくっつけばいいじゃん」ということを理解しており、いろんなところに世話焼きババアが潜んでいるところ。結局、人類はゴシップが好きなのだ。似たようなデザインの作品に「宇崎ちゃん」があったが、微笑ましい関係の若いカップルをニヤニヤしながら見守り、時にちょっかいを出して背中を押してみたりするのは楽しいものである。今作はそうした「おせっかい」の視点が常に付きまとうのが、単なるいちゃいちゃでは終わらないエッセンスになっていたのだろう。

 あと、世話焼きババアって言ったけどそのCVが戸松だったり中原麻衣だったりするので。……「世話焼きババア」っていうのは役職名であって性別や年齢に言及するものではありません。

 

拍手

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
2
22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[10/21 seachicken]
[10/11 Serra]
[10/07 とみしの]
[10/05 NONAME]
[09/29 NONAME]
バーコード