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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「魔都精兵のスレイブ2」 ー

 一気に「十番組」とやらまでキャラが登場した上に敵キャラまで含めて主人公以外全部女性キャラということで、1話目からすでにキャストロールが現代声優物産市みたいになっとる。ある意味で超豪華アニメと言えなくもない。

 いつも通り、第2期ではあるが1期のことを全く覚えてない作品。確認したら1期はちょうど2年前とのことでそこまで昔じゃないのだが……えぇ……2年前ぇ……? せめてコロナより前じゃなかったでしたっけ……もはや時代感覚と記憶が何も当てにならぬ。2年くらい前だったら覚えててもおかしくないんだけどな……。しかも記録を確認したら私の中でも結構好評な作品だったみたいだし。良い子の諸君はこんなに当てにならない大人になっちゃダメだぞ。

 というわけでちょっとずつ思い出しながらではあるが、幸か不幸か、この2年で制作スタッフはガラリと変わってしまった。まずもって制作スタジオがセブンアークスからパッショーネ主体へと変化。2次請けには「片田舎のおっさん」を作っていたハヤブサフィルムもクレジットされ、元々そんなに不安もなかった映像制作面は比較的安定の択。監督も変更になっているが、元々監督がどうこういうタイプの作品でもなかったのであまり気にはしていない。多分キャラデザが変わったことが一番のニュースで、なんとなくおっきな変化があったような気もするのだが、そもそも1期のデザインを覚えてないのであんまり気にはならない。映像面での評価はバトルシーンが本格化してからの話になりそうだ。

 その上で、特に1期の振り返りもなしに始まった2期1話目は「味方チーム全員集合」というスペシャルな展開からスタートしており、オープニングの演出を見る限りでは七番組・六番組中心だった1期から範囲が広がり、どうやら10個のチーム全てが関わってきそうな雰囲気。それだけにさまざまな能力バトルやエロシチュエーションが期待できるということで、シンプルにジャンプ漫画的な世界観の拡大には期待しておこう。キャストの安定感からキャラが増えることは純粋に楽しみだしね(個人的には、こんだけゴリゴリのキャスティングの中にしれっとゆーきちが混ざってたのがちょっと愉快)。

 唯一気になったことといえば……エンディングの花澤歌唱、なんか変な歌だったわ……。

 
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 突発的ファイティン!!!! 僕です! 

 というわけで追加公演ですよ。知らない人のために補足しておくと、アジアツアーの日程、ほんとは上海公演の予定だったんですが、くだんの日中問題が絡んで残念ながら中止の発表。2DAY分の日程が余ってしまって、メンバーの練習も含めてもったいないなー、と思っていたら、なんと昨年末に「じゃぁその分急遽大阪でライブやるわ」の報。よくもまぁ、箱を確保できたもんだな。当然、近場に降ってわいた僥倖、私としても行かない理由はないわけで。日程的に2日連続はちょっときつかったので、2日目となる今日だけ、参戦させていただくことにしたわけさ。

 でもまぁ、今回のツアーはだいたいセトリは共通のものとなっており、曲変え部分も韓国・台湾などのライブで明らかになっているので改めて全てを追いかけるような感想記事を書くようなもんではない。それでもやはり現地参加の熱は冷めやらず、いつも以上に個人的な記録として、ここに記していくこととする。

 

<一応折り返し。セトリは大阪から1曲変更>


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○「勇者のクズ」 5

 あっさりしたタイトルからネイキッドななろう的作品なのだろうと予想したのだが、厳密には「カクヨム」出身ということでちょっと雰囲気が違い、内容についても想定していたものとはだいぶ違った。さらにWikiによれば出自から色々と複雑らしく、現在は「カクヨムの小説が出自だがなんやかんやあってコミック版となってWeb漫画として生存」と言う不思議な状態で生き残っているらしい。なろう的な小説界隈にも色々とあるもんだ。

 まぁ、だからとて既存の作品と何かが明確に違うってこともないのだろうが……いわゆる異世界転生とかではなく、「魔王やら勇者やらが普通にいる現代日本」が舞台のパラレルファンタジー。雰囲気としては「魔王2099」あたりが近いが、あんなにサイバーで刹那的な設定ではなく、ほんとに現代における「マフィア」とか「ギャング」とかそういう類のものが「魔王」に置き換わり、「勇者」はそれらを討伐する荒くれ者くらいの認識だろうか。一応「養成する学校」があるらしいので名誉職ではあるが、現代の警察ともちょっと違って私立探偵みたいなニュアンスもある。ふむ、不思議な味わいである。

 制作はOLM、監督がウシロシンジということでテイストはそこそこギャグ寄り。以前はOLMというても「ふーん」くらいの印象で子供向けアニメの専門スタジオみたいなイメージだったが、ここ最近は平均的にクオリティを上げており、今作もややデフォルメ強めのキャラクターデザインが安定しており、ちょっとコロコロして可愛らしい画面が悪くない印象。ただ、せっかくテイストは悪くないのに1話目時点であんまり動く要素がなく、なんだかダラダラと話が広がってしまったような感覚もあり、1話目は「可もあり、不可もあり」みたいな印象。主人公のくたびれた「クズ」っぽい造形は悪くないので、今後はうざったい女子高生ヒロインの実直キャラがどこまで突き詰められるかの勝負になる気はする。この子がきちんと強めのキャラで立てられれば凸凹バディものとして何かしらの化学反応が期待できる気はするんだけど。

 個人的なもう1つの注目ポイントは、メインヒロインの脇にいた真面目系の女子高生。この子のCVが「宇宙人ムームー」の桜子役で活躍した晴海百乃ですね。うまい具合にレギュラーキャラをつないだぞ。結果を残してほしいところ。

 
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○「シャンピニオンの魔女」 5

 言葉のイメージって不思議なものよね。なんか小洒落たタイトルに見えたのに、「シャンピニオンってフランス語でキノコやぞ」って言われたら「なんやそれ」ってなるもんね。漢字で書いたら茸魔女ですからね。クリーチャータイプは確実にファンガスですからね(実際そういう話じゃなかった?)。

 「魔女」というモチーフも吸血鬼ほどじゃないが息の長いもので、「魔女アニメ」もミャクミャクとアニメ化され続けている。最近の魔女は「ある魔女が死ぬまで」や「サイレントウィッチ」なんかを見ると人々との融和もうまくいってるし(後者は果たしてどうだったろう)、畏敬の対象にもなっているが、今作の魔女は明確な迫害対象であり、異物である。いくらか近いのは「魔法使いの嫁」の魔女の感覚。人との距離の遠さでいえば「魔女の旅々」も近いと言えば近いか(どこぞの長寿エルフくらいの達観があると楽ですけどね)。とにかく、そんなちょっぴり寂しい魔女のおとぎ話が、なんとも素朴なアニメ化。原作は漫画作品らしく、web系なので分類が難しいが一応レーベルは「花とゆめ」の系列になるらしい。最近は少女漫画原作アニメっていうと露骨な恋愛ゴリゴリの作品ばかりが目立っていたので、こういう素朴な味わいはどこかホッとしますね。

 本当に「おとぎ話」なイメージなのでここから目を見張るような超絶アニメなんて絶対出てこない。なんなら進行は地味だし、映像についてもちょっと古臭いくらいのもんで、夕方5時台にEテレで流れてそうな雰囲気すらある。ただ、だからって退屈だとか、画面がダサいとかいうことではなくて、「この雰囲気なら、この絵なのかもな」と思わせてくれる納得感はある。主人公・ルーナの顔はほんとに「少女漫画らしい」造形だし、男の子の造形も「イケメンはイケメン」とはっきり描いてるところは少女漫画的なのだろうが、それって「童話的」でもあるので別に嫌味には感じない。ほんとに見ていてホッとするテイストなのだ。

 まー、ルーナの身の上がたいそう不幸なものだからなかなか「心温まるハートフルストーリー」になりきらない部分はあるかもしれないが、ちょいと「毒気」のある刺激も含みつつ、普段見かけないようなテイストを提供してもらえると嬉しいですね。ただ、牛の造形は若干キモい(声がえみりんで無駄に可愛いのがそこに拍車をかけている気もする)。

 そうそう、今作で個人的に一番おすすめなのはオープニングだ。映像も悪くはないが楽曲そのものの雰囲気がなんなら今期では一番のお気に入りかもしれない。どっかで聞いたことがあるテイストだと思ったら「げのげ」歌ってた人なのか。非常に遊び心あふれる楽曲でクセになりそう。

 
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○「悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される」 3

 今作で最大の見どころ(聞きどころ)は、オープンエンドの歌唱だろう。オープニングに耳を傾けてたら「これ……どう聞いても彩陽なんだが……あれ? でも最近ソロの仕事とかやってないのでは……」と混乱し、さらにそこから「城田優とのデュエット」という謎のプロジェクト展開。意味わからなすぎて笑ってしまった。彩陽の持ち味である高音をフル活用した楽曲ですので、その部分については本当に素敵だったと思いますよ。

 ただ、それ以降は何も無い。いや、正直言えば映像部分については実はマイナスは無いんだ。制作は今期3本目となるDEEN。監督の浜名さんだって実績ある人だし、何かおっきなプラスがあるとは思っちゃいないが、アニメとして致命的な瑕疵を作ったりはしないだろう。映像だけでいえば、有象無象のなろうアニメの中ではむしろ上位に食い込んでもおかしくないくらいの評価である。

 しかし、それを埋め合わせて余りあるくらいにシナリオがただただ無風。「悪役令嬢もの」の負のイデアのパッケージになっており、展開されるドラマをどれだけ追いかけても、心にさざなみ1つ立ちやしない。まぁ、元々悪役令嬢ものがあんまり好きじゃないってのは間引いて考えなきゃいけないけどさ。

 ただなぁ、気持ち悪いし意味が分からんのよなぁ。先に「意味が分からん」方から処理していくと、悪役令嬢ものには「はめふら」という偉大な先人が打ち立ててしまった「破滅フラグのジレンマ」がある。この手の話が出るたびに何度も持ち出しているから詳細は端折るが、ざっくりいうと「ゲーム世界として定義されてしまったら、もはやそれはドラマとしての意外性を持ち得ない作品世界になってしまう」というジレンマである。はめふらでもその辺は誤魔化しきれてなかったし、「ティアムーン」やらなんやら、正面からぶつかったら大きな矛盾と向き合わなきゃいけない作品群は必死にギャグとして茶化すことでそのあたりから逃げるのである。今作も臆面もなく「ゲーム世界なんですが」という設定を振り翳し、自ら矛盾へとダイブした……かに思えた。

 しかしここで逆転の一手。主人公曰く、「ゲームとしてのシナリオは婚約破棄のあたりで終わる」とのこと。ゲームの廃プレイヤーである彼女が「国外追放」を宣告されてショックを受けていたということは、そんなシナリオはゲーム本編になかったことを表しており、破滅フラグも死刑台も飛び越えて、この物語は「ゲームの外」へと突入した。これにて破滅フラグのジレンマをクリアし、好きな物語が描けるようになった……と思って一瞬光明を見出したが、立て続けに開陳された設定は、「隣国の王太子は、続編のメインキャラなんですよ」という斜め上の導入。ん? どゆこと? つまり我々は、1人の夢女子が好きなゲームの「2作目」に転生して、ただただ攻略キャラからちやほやされるところを見てろってこと? それはもはやアニメでもドラマでもなくて、単なるプレイ実況なのでは?

 こうして「単なる乙女ゲーの追体験物語」になってしまった旨が告げられ、なおかつその乙女ゲーが相当に低クオリティなシナリオしか内蔵してない雰囲気が漂ってきたもんで、「気持ち悪い」のである。そもそもの設定で「悪役令嬢」っつってんのに何一つ悪いことをせずに高潔であろうとする単なる主人公でしかないヒロイン。この時点でタイトル詐欺だし、「主人公と悪役令嬢」という設定の妙味がゼロになり、ご丁寧に「本来の主人公」の方が過度なまでのバカ女であることが明かされてしまってヨイショが下手。「1作目」のメインヒロインと攻略対象が揃ってただのバカだと明かしてしまった時点で、このゲームをプレイする意味はあるんだろうか。もちろん、主人公がちやほやされる理由など特に無いので、なろう特有の「息するだけで褒められる」みたいな環境にめまいがしてくる。あたしゃこの続きに全く食指が動きませんわよ。

 まぁ、強いて言うなら「バカ女のCVがゆみりだった」っていうのがいいフックになっててちょっと笑っちゃったけど……ゆみり、どんなキャラでも華を持たせちゃう罪な役者よ……。

 
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 とりとめのない! 第2話。 まだ見方が定まってないし新番期も終わってないから軽めに記録しておきたい。

 やっぱ「観る小説」みたいな印象の作品だなぁ。1語1語、1音1音の選び方が面白い。そして「違国日記」という不思議なタイトルについて、この度めでたく主人公の朝の口から「違国の言葉みたいだ」という感想が飛び出し、「なんかよく分からない言語コミュニケーション」について言及したものであることも判明。この「成立してない対話劇」こそが今作の肝と言えるのかもしれない。

 もちろん、一番大切なのは朝と槙生という中心にいる2人の間で言葉が「通じる」ことである。ただ、まだ出会って間もない2人には分からない生活様式があり、これまで培ってきた社会があり、譲れない人格もある。そこから紡がれる互いの言葉や振る舞いにいちいち小さな「?」を浮かべながら、探り探りで見つけ出す共通の「言葉」。その様子が原初的なコミュニケーションの快楽につながってくる。この世界にはたくさんの「言葉」の使い手がおり、前回時点で強烈な存在感を放っていたのは、決して槙生と「通じる」ことがなかった朝の母親・実里の存在だった。今回も断片的ではあるが実里の影は登場しており、その「圧」は不協和を呼んでいる。ただ、今のところ槙生の周りでキシキシと嫌な音を立てているのはそこくらいなもの。

 今回新たに2人のキャラクターが登場した。後半出てきた「元彼」の笠町は比較的話の分かる人間なのでどちらかというと槙生の社不っぷりに振り回されていた側だったようだが、もう1人の友人・醍醐奈々はずいぶん強烈だった。彼女が繰り出すいくつものコミュニケーションが朝にはなかなか通じず、なんなら友人であるはずの槙生だって「この会話成立してんのか?」と首を傾げたりもする。「違国の言葉」は通じずに頭の上を通り過ぎていくかのようだが、ここで大きなポイントは、「違国の言葉は別に通じなくても構わない」という話。いや、そりゃ通じたら嬉しいんだけど、意味の分からない言葉を聞いても、「まぁ、知らない国だからなー」と思えばそれは当たり前で、何も悲しんだり落ち込んだりする必要もない。結局、人と人とのコミュニケーションなんて、それくらいがちょうどいいのかもしれない。

 朝にとってはしばらく「違国」だった奈々だったが、包(パオ)団を結成し、共同作業を繰り返す中で、少しずつコミュニケーションが積み重なっていく。「変な大人」だと思っていた見知らぬ社会の扉をちょっとずつ開けて覗き見する朝。それは別に成長でも何でもないのだろうが、少なくともちょっとだけ「外」の景色だ。奈々にとっては槙生だって「分からないもの」のはずだけど、言葉の説明は全部槙生に任せたりするくらいに、2人の間には信頼関係がある。どうやら槙生は友人の数こそ少ないようだが、それだけにつながっている友人との密度は濃いものなのだろう。朝にとって、これらの世界との線は、どう映っているのだろうか。

 個人的には、ほんとに醍醐奈々というキャラの立ち方が愉快で、何が最高って、CVが松井恵理子なんですよ。ほら、以前も触れた通りのカッターの「善性」のフル回転。さらにこの醍醐奈々、笑い方に恐ろしい個性があり、腹から絞り出されるようなヘンテコな笑い方が実に印象的。「笑い」とカッターの相性の良さが一際目立つ、実に良い「お友達」でした。

 笠町役のベーさんは言わずもがなで、このアニメ、キャストの選び方が全部ガチ。信頼しかない。あと、牛尾さんが奏でる劇伴もやたら印象的。今回はシフォンケーキ食べてるあたりの後ろでなってる変な音がすごくインパクトがあった。どこかの国の民族楽器なのかな。こういうところにも音響のセンスって出るもんで、やっぱり任せた甲斐がありますな。

 

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○「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組」 4

 タイトルから中身がさっぱり想像できないアニメが始まった。そして奇しくも、直前でチェックした「お気楽領主」とは綺麗に真反対の視聴モチベの複雑さを持つこととなった。

 まずお話だが、確認したところ原作は小説媒体とのこと。割とシリーズを重ねている「人気時代小説」らしく、1話目の導入は渋いながらも色々と想像を掻き立てて興味を惹かれるものとなっている。江戸時代を舞台に、テーマはなんと「火消し」。時代小説や時代劇は数あれど、「火消し」という1つの職業をテーマにした作品というのは今まで見たことがなかった。考えてみりゃ我々は火消しの何たるかをほとんど知らず、改めて「詳細に描いていくぞ」と言われたらそりゃ気にはなるでしょうよ。世知辛い予算編成の話から、現場での細かな動きの様子まで。当時の人間たちもバックドラフト現象には精通していたなんて話も聞こえてきたら、(フィクションかどうかはしらんが)「ほうほうそれで?」と耳を傾けたくもなる。いわゆる「立て直しもの」としても何かがはじまりそうな雰囲気があり、物語の血脈として「下町ロケット」「半沢直樹」あたりにも受け継がれる財政再建のフォーマットは江戸時代であってもドラマとして成立するだろう。

 と、お話については色々と気になる要素が多いのだが……それを牽引しようとする画の要素に壊滅的なまでに魅力がないのが最大の欠点。びっくりするくらい平板なキャラデザとやる気のないモーション作画。まるで「CGによる再現」VTRにペタッと適当な顔を貼り付けただけみたいなCGアニメーションは、本当に状況がわかる程度の必要最低限のものであり、せっかく江戸火消しの知られざる生態にスポットを当てたというのに見た目に新しく心躍る画が出てこない。ほんとのほんとに勿体無い。

 制作は、どっかで心配をちょっと漏らしたSynergySP。これで今期3本目の担当作品となり、そりゃまぁ心配もしたくなるというもの。制作技法が他のアニメと全く違うのでおそらく生産ラインの都合は一切かぶってないんだろうな、とは思うのだが、こんな作り方でアニメを量産されても困るのよ。つい最近「しゃばけ」の感想の時に「ちょんまげは差別化しにくいせいで時代劇がアニメとして成立しにくいんじゃないか」というアホみたいな持論を展開したのだが、まさかの「どうせ区別がつかないならCGのモデリングで大量のちょんまげをコピペしても一緒やろ」という処理になるとは思わなんだ。キャラのデザインがいちいちやっつけくさい上に動きも最低限なので、アニメとして見た時の魅力はかなりの底値。背景なども1回モデリングを作ったら満足しちゃった、みたいな焼き直しテイストで、個人的に大のお気に入りは「時間をかけてチャージした水を一瞬でどこかにテレポートさせる謎の鹿おどし」である。やたらと長いワンカットで画面に映ってて「全然カポーンって鳴らないな……」と思ってたら、マジでコンマ何秒かくらい「コン」ってなってすぐ戻るっていう。鹿おどしの仕組みを知らないやつが作ったとしか思えないアニメーションであった。

 一時が万事でとにかくアニメの魅力が無く、画面を見ているのげキツいレベルの仕上がり。いかにお話が真面目で面白かったとて、アニメ作品として視聴を続けるのはちょい厳しい気がする。ほんと、せっかくの貴重な小説原作だったのなら、なんでこんなクッソいい加減な処理にしてしまったのだろうか……。

 

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○「お気楽領主の楽しい領地防衛〜生産系魔術で名もなき村を最強の城塞都市に〜」 4

 すでに数えることを諦めているのですが、今期何なろう目でしょうかね? 最近は「新番チェックさえしのげれば、どうせこれらなろうなんてほとんど切るんだから乗りこえろ!」というダメモチベーションがたぎるようになってきました。

 いつも通りのやつなのでどっからコメント付けたもんかと悩んでしまうのだが、いつも通りの点数ながら、今作は比較的上げ目の要素と、思いっきり下げ目の要素が共存してるもんだからトータルしてここという判断。こういう時に明確な線引きがやりにくいのが悩ましい。

 先に下げ要素から書き出してしまうと、そりゃもうさぶいぼが出そうなほどに露骨ななろうの甘やかし気質と何も考えてなさそうなシナリオ回し。1話目でも「2歳児に転生したから自己紹介できただけでメイドからベタ褒めだし、当たり前のことやってても神童扱いでちやほや」みたいなところがごっつ気持ち悪いし、「道を歩いていたら悪辣な奴隷売買の現場に行き合っちゃったから、たまたま目に入ったものだけ気まぐれで助けて人道家を気取ってみるよ」なんてムーブが浅はかすぎて反吐が出る。「なろう主人公って正義ぶってるのに奴隷は買うよな」という至極もっともなツッコミに対して理論武装すらする様子もなく、ただただ「奴隷を引き取ってあげる主人公は優しいやつなんですよ」みたいな描写にしようとしているところが本当にダメだ。なろうというのはそうした世間の反応を得ても何一つ変わることのない、最低のコクーンだということがよくわかる。

 そうして一通りダメそうなシナリオラインに幻滅しつつも、映像演出にはちょっと面白そうな要素が見えてしまったのが悩ましいところ。ことにオープニングってのは作品全体のクオリティを探る上でわかりやすい指標なのだが、ぽんぽんとポップな演出が飛び出すくせつよ映像は、素直に「楽しい」といえそうな仕上がり。文字がまっくろくろすけみたいにわき出てくる演出は次回予告部分にも活かされており、凡庸でみるべき点がなさそうな本編の雰囲気を、なんとか少しでも愉快で観ていて楽しいものにしようという映像クリエイターの頑張りが伺える気がするのだ。ちなみに制作はあの「惑星のさみだれ」でおもいっっっっっきり評価を下げたNAZだが、別にそれまでの作品は悪いものばかりではなかったわけで、今作で今一度「ちゃんとしたNAZ」に戻ってきてくれる手応えはある。

 さぁ、アニメとしての期待度をとるか、話を見てなろうとしてのダメさで切るか。2つに1つだが意外とこういうやつの方がだらだら最後まで観ちゃったりするのよねぇ。

 
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○「地獄楽(第2期)」 ー

 当然なんも覚えてませんよ(まっすぐな目)。もう、いちいち恥いることはしません。2年半というのは、忘れるに充分な時間なのだから。

 というわけで1期の放送が2023年。確か放送直後に「2期制作決定!」の報が入っていた気がするのだが、分割2クールというには長すぎるな、というくらいには時間が空いてしまった。そりゃいろんなものがデリートデリートですよ。1期の感想を確認したら、内容は何となく追いつつ、「最大の売りである極彩色の画面演出がだんだん体力切れを起こした」との話が残っていた。当時の俺が本当のことを書いたか、それとも途中で飽きたことに適当な言い訳をつけただけかは分からないが、とりあえず最後まで全身全霊の集中力をもって観られなかったというのは事実のようだ。そこから2期に復帰するにあたり、できれば間に何か簡単なおさらいくらいは入れて欲しかったものだが、残念ながらそういうのは自分でやるしかなさそうである。基本設定くらいは覚えてたつもりだけど、島に残ってる連中のパーティー構成はさっぱり覚えてなかったわ。強そうな稲田さんが誰でしたっけね。

 その程度の記憶なので筋立ての方はさておいて引き続き最大の売りであろう画面の派手さに注目するわけだが、オープニング映像なんかはやっぱり独自の魅力を持っているとは思う。カラーリングの個性は言わずもがなだし、MAPPAによるアニメーションだってそりゃ安定している。しているはずなのだが……なんだろ、戦闘シーンの組み立てがどこか軽い印象があるんだよな。呪術なんかと比べた時に背景が明るいから、その影響なのかどうか……よく分かんないんだけど、枚数だけでいえば相当頑張って動いてるはずなのに、何故か身体と身体のぶつかり合いに重さが足りてないような。うーむ、アニメ動画の専門家でもなんでもないので、この感覚をうまいこと説明できないんだよな……なんかちょっと気になりますね。

 とはいえ、それは「贅沢な作画の前提で比較したら」の話であり、今作の半分にも満たない作画クオリティで平然と放送してるアニメだって世の中にはごまんとある。今作の映像美は「恵まれた方」なのは間違いないのだ。せいぜい、その恩恵を活かして何とか興味をひっぱり続けられるくらいには面白い話になることを期待します。まぁ、そのためにはキャラクター相関図くらいは復習しないとダメなんだろうけど。おっぱいの大きなゆみり武士と、おっぱいの大きなりえりーがいるよ(復習)。

 
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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