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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 福岡がラジオにメールを投稿している時のラジオネームはなんというんでしょうね、第9回。多分、ろくなもんじゃない。
 
 1通目のメールは相談メール。「幼い姪っ子に47都道府犬を見せたら気に入って、エビフライやみかんを見ても『犬! 犬!』というようになってしまった。どうしたらいいでしょうか」という、切実なんだかそうでもないんだかよく分からない内容である。コレに対する対策、名古屋→「容赦無く現実を叩きつける」。流石外道の鑑、名古屋犬。相手が2歳の子どもでも容赦しない名古屋の強さよ。福岡→「優しく囁く。『都道府犬は君の心の中に……』」。 …………きんもーーー! 名古屋さんに怒声をあげられてあえなくこのお題はおしまいである。この2人には手に余る相談ごとだったらしい。しかし、普通に相談ごとを解決した経験ってあったかな……。
 
 2通目のメール、「新潟犬は女の子? 男の子?」。都道府犬の性別問題である。これは確かにファンならば気になるところで、かくいう私も特定出来ていない時期には色々と悩んだものであるが、答えの多くは最初に発売されたDVDのパッケージに書いてあるので、そちらを参照すれば解決する。細かく知りたい人は各都道府犬の公式設定参照。公式ページのキャラクターアイコンをクリックすることでも確認出来るぞ。しかし、新潟の性別は設定でも判明していなかったのだが、今回の公式回答で「女性である」と発表があった。まぁ、あの声ならそうだろうね。その他、秋田は女の子。宮城も女の子。そして、名古屋が驚いていたのは、熊本犬が男の子だということ。公式設定には「太陽の季節の少年」とあり、実はあの釘宮ボイスはショタ釘だったのである。「あんな可愛い声で男の子とか……」と名古屋さんも衝撃を隠せない様子。恐るべし、声優バラエティ。
 
 そして今回最大の山場、3通目のメール。「愛媛と静岡は付き合ってるのか、そして福岡はそのことをどう考えているのか?」。もう、名古屋もこれには興味津々で「ねぇどんな気持ち? どんな気持ち?」と浮かれ気味。福岡は必死に冷静さを保とうとし、「あの2人はあくまで友達!」と主張。そこで、事前に当の本人達にインタビューしてきたという名古屋。それによると、2人とも「良いお友達である」という返事だったらしい。静岡と愛媛は付き合っているわけではない!! これが正式発表である。この事実は非常に重要なので、ちゃんと覚えておくように。ちなみに、安心のあまり涙を流した福岡に対し、名古屋はそっと雑巾を差し出してあげるのです。「ちょっとこれ、牛乳臭いんですけど……」
 
 
○「ギリギリ! ブラコンお姉ちゃん愛知犬」
 初回のヤンデレ妹の時と大して変わらんやないか。戸松さん、何やってもテンション芸だと活き活きしとる……。ブラコンお姉ちゃんの必殺技はドラゴンスクリュー。流石名古屋県民はドラゴンにちなんだ技を習得しておられる。「お姉ちゃんとお風呂に入るだがね」というと、「いっしょにお風呂に入ると油が浮くから嫌」と断られる模様。泣きながらモンゴル相撲の修行に出ると言い出す名古屋。いや、モンゴル相撲は別に全身油まみれで戦う競技じゃないぞ。男塾じゃあるまいし。

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○「キューティクル探偵因幡」 6

 ショートアニメを除けばついに幕を開けた今期の新番組。トップバッターはコレ。原作は未読。どんな漫画なのかさっぱり知らないが、話題になってたのかなってなかったのか、変なヤギが不敵に笑っている絵面だけは書店とかでよく見かけたな、というくらいの記憶。

 「探偵」というタイトルだが、過去には「素敵探偵ラビリンス」なんてのもあったし、Gファンタジーの連載作品ってことで、どうせなんかよく分からんファンタジーでふわふわした作品なんちゃうんか、という適当な予想で見始めたら、いきなり1話目から斜め上。いや、斜め下? まさかここまで徹底したギャグ漫画だとは思いもよらず。かなりテンポが速くて、初見の人間は追いかけるのが大変なレベルである。そして、これがなかなか良い出来なのだ。少年漫画のギャグなので突っ込みの中身とかは割とベタだし、腹を抱えて笑うようなネタもないのだが、とにかくキャラクターに常識人がおらず、笑い飯のごとくぽんぽんとボケ・ツッコミが入れ替わって進行していく筋立ては、設定を頭にいれながらの忙しい作業ながらも次第に気持ちよくなってきた。ZEXCSの制作で非常に画面も見やすくなっており、イメージとしては「アザゼルさん」みたいな勢いで押すタイプのギャグをもっと緩めに、薄くして混ぜたような感じ。監督の満仲勤氏という名前は以前もちょいちょい見たような気がしたのだが、実は「アザゼルさん」や「イカ娘」などの水島努作品でコンテ演出を全部やっていたようだ。なるほど、DNAとしてはその辺の筋なんだろう。

 ただ、手放しで褒めたい作品かというといくつか気になる点もあって、1つは、ギャグのテンポは良いのだが、どうしても繋ぎに切れ目が見えてしまうという部分。これは「勢いとメリハリを出す」という狙いとのさじ加減だと思うのだが、動きとして緩急をつけようとしているせいなのか、ちょっと動作が不自然になってブツブツと画が切れてしまっているような印象がある。たとえるなら、漫画のコマとコマをそのまま繋いで画にしたようだ、というと分かりやすいだろうか。そういう流れが上手くプラスに働くならば文句は無いのだが、1話目だとちょっと違うんじゃないかな、という気がする部分がいくつかあったので、今後こういう方向性が精緻化されていくか、それともこちらが慣れていくかで最終的な評価は変わりそうである。また、「常識人が1人もいない」というキャラクター設定の影響か、1話目では肝心の主人公である因幡の印象がちょっと薄くなってしまったのも勿体ない気がした。そりゃまぁ、デザインのインパクトでヴァレンティーノたちに目がいってしまうのはしょうがないが、「髪の毛フェチ」とか「髪の毛の色で能力が変わる」といった部分は1話目できっちり押しておくべきポイントだと思うのだが、他のネタの強さの中で紛れてしまっていたように見えた。まぁ、せっかくの必殺技をヤギのディープキスで潰されるなんてのは完全にネタなわけで、「主人公すら目立たせてもらえないくらいに話の腰を折る筋立て」と考えれば悪くないとは思うのだが、出来たら1話目は全部が全部見せたい、という贅沢な詰め込み方じゃなく、ある程度キャラ紹介に絞ってもよかったんじゃないかと。

 でもまぁ、やっぱり1話目は勢いだからなぁ。難癖は付けてみたものの、第一印象が割と良かったのは間違いない。このままの勢いで突っ走れるなら、今後とも楽しみな作品になりそうである。ちなみにエンディングではヴァレンティーノ様が熱唱しているわけだが、当然、ここでの振り付けは水島努の手によるもの。ホント、エンディングのダンスといえばあのおっさんやな。

 中の人については、因幡の中の人である諏訪部さんがこんだけ若くて軽い役をやっているのが久しぶりなのでなんだか新鮮な感じだった。その分ちょっとキャラの押しが弱くなってて、森川とかとキャラが被るので損してるような気もしたけども。ヴァレンティーノが大川さんっていうのは何か良い。大川さんはこういう完全ギャグでも活き活きしてるから素敵。あと日笠のドS役とか、相変わらずはまっていて良いな。ちなみに助手の女装少年については、見た目で即座に「千和じゃね?」と思ったら下田だったから全然違ったのだが、多分千和がよぎったのはガンダム00のルイスにクリソツだったから。wikiで調べたら実際ドラマCD版は千和だった模様。不思議なご縁。

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 コミケで販売していたラジオCDに収録されていたのが、「ギリギリ!コンプライアンス」の第8回〜第10回である。まとめて聞くと著しく体力を消耗するので、1回ずつ区切っていくよ。まぁ、10分程度なんだけど。
 
<一応内容バレですので、今後CDを購入予定で楽しみにしている方は気をつけて下さい>
 
 
 メール1件目。「47都道府犬でバンドを組むとどうなる?」というなかなか興味深いお題である。試しにバンドメンバーを選んでみる2人。まず、当然ボーカルには名古屋が立候補する。これについては福岡も異論無し。まぁ、名古屋の歌唱力なら問題無いだろう。いや、歌ってるの聞いたこと無いけど、中の人的には全く問題無いです。「美しい歌声で次々と船を沈ませてやるだがね!」とやる気満々。なんでそこでチョイスがセイレーンなのかは謎。続いて、福岡が何をやりたいかと問われ、答えは当然、バンドの花形ギターである。「弾けるの?」の問いに「かっこよかとよ〜!」とよく分からない返事。多分、弾けないんじゃないかな。更に、続けてドラムを募ろうとすると、「それもオレがやると〜!」と元気な返事。うん? おかしくね? バンドパートってそういうもんだっけ? 続いてのベースは……「それもオレが!」…………福岡さんたら、なんというバイタリティ。あげく「バンドにはパフォーマーとかいると盛り上がる」というお話で、更にパフォーマンス部門までもが福岡の手に。以下、まとめ。やるからにはてっぺん目指すそうです。
 
ボーカル・名古屋
ギター・福岡
ドラム・福岡
ベース・福岡
パフォーマンス・福岡
 
 
 メール2件目はベタ中のベタ、「無人島に1つだけ持っていけるとしたら何を持っていきますか?」という問い。うん、お約束だな。この手の質問って、声優ラジオでも確実に聞かれる奴だけど、いったいどこの誰が始めたものなんだろうな。ちなみにメールの投稿者は「iphoneを持っていく」というなんだか頭の悪そうな答えであるが、これを受けた名古屋たちは「なかなかいいチョイスをしやがって」と対抗心を燃やす。どうやら、単なる質問ながら「これよりいい答えを考えなければならない」という対決姿勢に受け取ったようだ。先陣を切る名古屋の答えは、「コンビニ」。いきなり色々ぶちこわしだ。しかし、この回答で無闇にテンションがあがる2人。「投稿者も悔しがっているだがね〜!」と盛り上がる名古屋。「ねぇどんな気持ち? 今どんな気持ちと?!」とAA付き(?)で煽る福岡。更に、福岡の答えは「ガンダム」。もう、どこのククルスドアンやねん、というお話。更に煽る福岡の台詞は「大変!投稿者さんが息してないの!」。こいつホントに純正のクソネラーだよね。結果、「無人島に何を持っていくかバトル」は福岡達の勝利だそうです。なんのこっちゃ。
 
 3件目は恒例となった、仲間達からのメール。今回はなんと山形犬からのメールだ。内容は「私の妹が日記を勝手に見る。ブスのくせに」というもの。どうしたらいいか悩む名古屋に、福岡はもう一通のメールを引っ張り出した。なんとそちらも山形からのメールで、「私の妹がいつも日記に私の悪口を書く。ブスのくせに」というもの。……あの2人、どうやらガチで仲が悪かったらしい。しかも、本当にお互いが姉だと言って譲らないらしい。そういえば勝手に日記を見ただのなんだのっていう喧嘩も、昔やってたな。例によって、どうやって片方が見ていない状態でこっそり日記を書くのかは謎だけど……加えて、今回2人して書いたメールも、お互いに気付かれず別々に書いてるんだよな。ほんと、一体どういう生活をしているんだろうか。ちなみに、こんな仲の悪い姉妹に対する名古屋の返事は、「私と福岡みたいに仲良くするだがね」というもの。「別にオレらは仲良くないとよ」という福岡に、「山形のためなんだから少しは話を合わせるだがね!」と気遣いを見せる名古屋。それでも「いや、なんか気持ち悪いし……」とリアルで引いている福岡には、結局鉄拳制裁で言うことを聞かせた(というか口を封じた)のであった。なんかね、このCDの名古屋はやたらと鉄拳の使用頻度が高いです。福岡は生きてスタジオから帰れたのだろうか。
 
 
○「ギリギリ! 名探偵福岡犬」
 古風な探偵ルックの福岡が解く事件は、山梨のアイスが食べられた事件。「親戚のおっちゃんの名にかけて!」事件を解くらしい。事件捜査は困難を極めるが、現場に残された証拠からトリックを暴くことに成功した。まず、事件現場の冷凍庫の取っ手に残された油。そしてほのかに残る揚げ物……っていうかエビフライの香り……謎は全て解けた! 犯人は名古屋だ! ……え? 違う? あっれぇ? ごめんねぇ……じゃぁ……
 一応犯人はこの中にいる! 事件は必ずこのオレが解いてやると! 隣のおばあちゃんの名にかけて! んで、もう一回名古屋に聞いてみると、さらりと自白しました。「なんだよー、じゃー最初に言ってたのであってたじゃんすかー! ハイ逮捕ー!」
 
 なんやこれ。福岡は「じゃんすかー」っていうのをよく使うけど、これも福岡方言なのか?
 

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○「ヤマノススメ/まんがーる!/はいたい七葉」 ー

 一気に始まった5分番組をまとめて処理。AT-Xではこれに加えて「あいまいみー」も始まっているのだが、この作品だけは地上波で後から見られるようだったので除外した。どうせあの資本主義の犬といっしょに襲いかかってくるだろうから、その時に改めて見たい。

 「ぷちます」に加えてこれらの3作と、新年明けていきなりショートアニメばかりなのだが、最近は本当に増えたんだね。労力がかからないのは良いことだろうが……これって採算は合うのかな。とてもじゃないが「リコーダーとランドセル」や「ちとせげっちゅ」のDVDが売れてるとは思えんぞ。それとも、少しでも知名度が上がって原作が売れればそれでいいものなのか……相変わらずアニメ業界は謎である。

 で、そんな謎枠が一気に押し寄せてきたわけだが、んー、まぁ、結局こういうショートアニメって何を目的に見ていいか分からないから評価のしようがない。先例についても点数付けるのは面倒になってやめたし、正直言って毎週わざわざ追いかけようと思うほどの魅力は感じられないのである。1つずつ見ていくと、一番しょうもなさそうなのは「まんがーる!」かな。いかにも萌え系漫画に十把一絡げで置いてありそう。よく見ると原作は芳文社や竹書房じゃなくてアーススターだったりするのだが、まぁ、何にせよ興味は湧かない。アーススターは「創刊直後から漫画雑誌のくせに何故か声優推し」というよく分からない雑誌だったので数冊買っていたのだが、中に載っている肝心の漫画が面白くなくて途中でリタイアした。アンケートはがきの景品が当たってればまだ食らいつけていたのかもしれないが……声優のグラビアだけだったら他の専門誌の方がいいしなぁ。「まんがーる」についてはそんなわけで欠片も興味が湧かない。よりによってキャストもアカンというおまけ付きなので、良さを見いだすのは難しい。

 「ヤマノススメ」も画面を見るとかなりしょうもないし、設定もなんだか「適当なまだ未発掘のジャンルに女の子をくっつけました」という感じ。この内容の続き物を2分枠でやる意味が分からない。キャストがゆかもこコンビなのは買うが、それにしたってミスキャスト。配役を考えたら、どう考えても逆にすべきだろ。面倒くさがりのインドア派がアスミス、それを引っかき回すウザキャラがゆかち、これしかないだろ。それだったらほっこり目線で見られた(キャラと中の人を混同するのは声ヲタの一番悪い点です)。今後視聴するかどうかは、放送時に覚えているかどうかによる。

 そうなると、短いなりに説得力があったのは残った「はいたい七葉」ということになる。なんと琉球放送が作って放送していたアニメということで、100%沖縄産。キャストなんかは素人を使っているのか難点も多いが、少なくとも3本の中では一番画に勢いがあり、魔法少女もののテンプレの中にもなんだか不思議なオリジナリティがある。キャラ原案にPOPを採用しているおかげで押さえるべきデザイン性の基本部分はフォロー出来ている感じだ。中身が面白いかどうかは別にして、見ていて一番飽きないのはこの作品だろう。まぁ、わざわざ追いかける必要があるのか、と言われると疑問ではあるが。一応「AT−Xで見ているのに提クレが入る」という沖縄風味が斬新。

 以上、残った「あいまいみー」が来週どうなるかで、今期のショートアニメの扱いが決まります。事前情報だと一番危険なのが「あいまいみー」だという話なのだが……。

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「To LOVEる ダークネス」 5→5

 今期最後の最終感想がこの作品なのはどうかと思うが、無事に感想ラッシュもゴールへとたどり着いた(「ちとせげっちゅ」は省略な)。来週は切り替えて新番チェックラッシュへと突入していくことになるが、今期こそは、真人間の生活をするために視聴本数を削ることを心に誓うのである(12期連続、3年目)。

 さて、AT-Xで視聴していたこの作品だが、残念ながら年齢制限作品にならず、終始光渡しに悩まされることになってしまったのは残念至極。エロがどうこうではなく、やっぱりせっかく作った画面に白いノイズが入るのは本当に邪魔くさい。それさえなければもう少し正面から見ることが出来た作品になったんだろうが、まぁ、正直言ってあんまり正面から見るような作品でもないからね。スタッフが「もっと」の時からの引き継ぎで、本当に相変わらずの大槻監督&XEBECだったなぁ、という印象。どれだけ規制で画面が損なわれようとも、大槻さんが作る画面はやっぱり綺麗だし、「これぞ萌え作品」という安心感があります。何よりもこの作品は画が全てなんだ、という意識が非常に高く、作画リソースだけは徹頭徹尾揃っていたのがありがたい。一昔前ならXEBECといえば不安定作画もポロポロと漏れ出していたものだが、最近はきちんと責任感のあるお仕事が出来てますよね。ファンでないので定かでないが、このくらいの品質なら、原作好きでも満足出来る画面にはなっていたのではなかろうか。

 シナリオ面については特に触れることもないかな、と思っていたのだが、「ダークネス」になり、意外に物語面でも作り込んできている気がした。ヤミ・モモをメインに据えて更に新キャラ・メアも投入。おかげでヤミパートに関しては、多分無印だった頃よりもよほどちゃんとお話が出来ている。面白いかどうかと問われれば別にどうってことないと答えるしかないのだが、基本線でエロを保持しつつ、それなりのシリアスも混ぜ込むことで、よりエロのバリエーションが増えるという、なかなかあざといボリュームアップが成されているのは純粋にプラスな気がする。「シリアスなんざいらんわ!」という人のためにちゃんとモモが担当するハーレム部分も厚めにとってあるし、おいしいとこ取りの阿漕な狙いの割には、案外上手いバランスが取れているんじゃなかろうか。まぁ、その分ララやら春菜は完全に空気になってしまっているわけだが……ララファンとしてはちょっと寂しい部分はありますね。あ、でもダークネスのララは完全にお姉さんキャラになっているので、これはこれで見どころあるかも。

 キャラが増えて盛り上がるということは、やっぱり中の人フェスティバル。今作は当然ヤミ役の福圓先生、モモ役の豊崎の2人が大活躍なわけだが、その中でもティアーユの登場のおかげで福圓先生が大看板である。考えてみりゃ、ヤミ(の元となったイヴ)は福圓先生の初期の当たり役であるから、この作品が看板になるのも当然といえば当然かもしれない。豊崎の方は遠慮のないエロキャラをフル回転でやるというのがなかなか珍しいが、阿漕極まりないボイスでの押し引きは相変わらず魔性。怖い怖い。

 その他もズラリと説得力の塊ばかりが並んでおり、甲高い声が楽しいララ戸松、鉄壁の守備を誇る割に脆弱極まりない古手川名塚、安定の妹キャラ蜜柑花澤など、見どころは山ほど。メアの参戦により、川澄・能登・明乃・花澤・井口の大沢最強五人衆が一堂に会するのも今作だけの特権。あけのんだけ立ち位置が特殊だけども。天条院さんの出番少ないですけども。一度この5人だけでがっつり議論する企画とか見てみたい。大沢に持ち込んだら何かやってくれないかなぁ。次に大沢から出てくるのって種田梨沙ってことになるのかしら。

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昨日今日で「ギルド門侵犯 ギデオン」で検索してくる人が激増した。みんなも好きね。



Angelic Skirmisher 天使の散兵 (4)(W)(W) R
クリーチャー・天使
4/4 飛行
各戦闘の開始時に、先制攻撃か警戒か絆魂を選ぶ。あなたのコントロールするクリーチャーは、ターン終了時までその能力を得る。
 
 職業選択の自由を司る天使。過去にも相手に戦闘ごとの制限を迫る「天使の調停者(M11)」なんてのがいたが、こちらは自軍クリーチャーに白っぽい3択でえげつない能力を一気に付与出来るようになった。ポイントは戦闘が「自分のターンの」と書かれていない点で、相手のアタックに備えて全軍が先制攻撃をもって構えちゃったりも出来るのがヤバ目。もちろんその他2つの能力だってついたらついたでうざいものばかり。1体での存在感は大したことがないが、ボロスらしく大軍を率いた時には、出したターンに大きくゲームが動く決戦兵器になりうる能力である。まぁ、結局集まった配下次第だけども。ほんと、この世界の天使は一人で仕事しねぇな。単騎で無双してたシガルダさんやギセラたんを見習って欲しいもんだ。いや、あそこまでキチガイじみられてもひくんだけど。余談だが、カード名でよく出てくる「散兵/Skirmisher」って何だろう、と突然思った。よく聞く名前の割りに意味をしらねぇな、と思ってググったら、なんか歩兵の一形態でしかないらしい。なんや、この天使下っ端やないか。なんで上から目線やねん。

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「好きっていいなよ。」 5

 今期まとめて放送していた少女漫画三羽がらすのトリを務めるのはこの作品。三本の中では一番「爆発しろ」と思った作品です。評点では「怪物くん」の方を上にあげたわけだが、さりとてこの作品がつまらなかったというわけでもない。爆発して欲しい作品は爆発させたいなりの見どころはきちんとあって、今期は良い比較対象が出来た面白いクールだったと思います。

 三者三様で全てあり得ない方向にかっ飛んでいた少女漫画群であるが、今作で一番あり得なかったのは、おそらくモテ男大和の人物造形だろう。そりゃ吉田春だってあり得ないキャラには違いないのだが、ありえなさの方向性が違う。ハルはいかにも漫画的に滑稽なデフォルメキャラだが、大和の場合、男が見るとどん引きする方のキャラ。圧倒的イケメンで、出会って数時間でキスしようが、同情したからだと宣言した上で愛のないSEXしようが許されるという、とにかく男からしたらホントに爆薬を仕掛けたくなるようなキャラで、一番ぶっ飛んだのは彼の中学時代のエピソードである。巨乳コンプレックスの女子に対してあっけらかんとフォローしつつ顔色1つ変えないとか、絶対中学生男子には無理だろ。もし実現したとしたら、確実に男の方がどん引くし、多分女子もひく。いや、イケメンだと許されてしまうものなのか。とにかく、大和君のキャラはなかなか強烈。にも関わらずめいちゃんとのお付き合いのシーンでは出会いの積極性は何だったんだ、と思えるくらい奥手になって童貞臭を漂わせ始めるというオプションまでついており、その純朴さが更に武器になるという。こいつぁ放っておけない。

 大和がかっとんだキャラになってもそこまで問題じゃないのは、その分めいちゃんが本当に地に足を付けた「奥手の女の子」だからだろう。正直単体だとキャラがやや弱いのだが、それを補うクドさが大和の方にある。ある意味完全に男中心で回される物語だったので、男目線での視聴はこっぱずかしさを超えて笑いに繋がるレベルであった。でも、これはこれで悪くないんだよね。最終的にバランスが取れているように見えてくるのが不思議。

 こんなでこぼこの2人のラブストーリーなので当然物語の中には障壁も登場するわけだが、今回メインで登場した障壁の2人は、それぞれキャラが違う上にきちんと物語性があって、そこが一番面白かったかもしれない。1人目はミラクルダイエット系女子の武藤さん。「自分が努力したからこそ、努力もせずに恋愛を受け入れられないめいちゃんに嫌悪感を抱く」という不思議な感情は、単なる八つ当たりといえばそれまでなのだが、彼女の芯の強さも相まって不思議な魅力になっていた。最終的にはめいちゃんと共通の敵である早川の事件をきっかけに和解して友情を結ぶわけだが、その時の侠気も実に立派。今作で一番好きな女性キャラは誰かと聞かれたら、多分武藤さんと答えると思う。そして、そんな正面から戦いを挑む武闘派の武藤さんと対照的なのが、2人目の敵にしてシリーズラスボス、北川めぐみ。こちらはいかにも少女漫画の敵役らしく陰湿な手段で包囲網を敷いてくるわけだが、終盤には彼女の懊悩が物語の中心となり、一時期はお前が主人公なんじゃねぇのか、というくらいに描き込みが細かくなった。人間性は決して好きになれないキャラクターだが、彼女の心情の推移などは、いかにもありそうなお話でつい見入ってしまった。これだけ強力な敵キャラ2人を打破しつつ友情タッグまで結んでしまっためいちゃんはなかなかの強者である。

 こうしてみると、一応3本あった少女漫画の中では一番の「リアル路線」がこの作品だったか(ただし大和のキャラは除く)。筋立てにどうというほどの盛り上がりもないのだが、要所で不思議と見せてくれるシーンが多かった。全体的にコンテを切っていたスタッフが贅沢だったのは、やはりプラス要素だったのだろう。ほんとにね、めいちゃんの1つ1つの悩みなんて小さいのになんだか気になってしまうし、なかなか上手くいかない2人の関係を見てると、回りの友人達のようになんだか応援したくもなる。「君に届け」の純正後継はこれだったかもしれません。めいちゃんがね、地味だけど良い子ですよね。ほんと、特徴無いんだけどなぁ、この子。声が可愛いからなぁ。

 ちなみに、今作はめんま(の中の人)とゆきあつ(の中の人)が恋愛するお話だったんだけど、実はサブキャラでつるこ(の中の人)がちょっかい出しに来るシーンもあった。更に蛇足だが、つるこ(の中の人)はゆきあつ(の中の人)に「さくら荘のペットな彼女」でもちょっかいを出している。何故かはやみんキャラが櫻井に声をかけると、大体袖にされてしまう。こういう巡り合わせって、あるよね。

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「トータル・イクリプス」 4→4

 うーむ、結局どういう風に観たらいい作品だったのか、分からないままに終わってしまった。予備知識はちょっとだけあったつもりだったんだけど、1話目で変化球を放られて、そのままアニメオリジナルの刺激があるのかと思ったらそうでもなくて。2クールもの間放送していたはずなのに、終わってみると記憶に残る部分が無く、唯一残ったのが「1巻、2巻、武道館」なのはどうかと思った。

 まず「マブラブ」を知らないっていうのが1つの難所としてあげられたのだろうけど、それ以外にも山が多い。まず、大きな物語の枠の部分ではぐらかされた気がする。1話で圧倒的な恐ろしさ、まがまがしさを見せつけたベータの存在。普通のアニメだったら2クールかけてたっぷりと「人間以外の脅威」に向き合っていく人間たちの苦闘を描くことになるだろう。実際、世界は人類の敗北ムードで進行しているタイミングだし、いくら前線にいないとは言っても、緊張感のある戦いを描かないことには、試験パイロットとしての主人公達の存在意義がない。しかし、ベータとの対決は前半部分までですっかり片付いてしまったような雰囲気になった。世界が大きく動いたわけでもなかろうに、次第に物語は人対人のドラマへとシフトし、権力争いを中心とした生臭い方向へ。別にそうしたシフトが悪いシナリオだというわけではないのだが、「お前ら、その世界でそんな悠長なことしてていいのかよ」という気持ちが晴れないまま、人類防衛の重要な拠点であるはずの軍部が内乱でどんどん疲弊していく。こんな間抜けな物語もなかなか無いだろう。

 そして、人が相手になってしまうと、唯依のオリジンがあまり活きてこないのも難点だ。彼女は日本国内の名家に生まれたという生い立ち以外には、若かりし頃にベータに戦友を皆殺しにされたという辛い過去がある。彼女が活躍すべき場所は、そうしたベータと対峙するための前線であるはずで、少なくとも軍上層部との軋轢や、他国との小競り合いの場で輝く人材ではない。ユウヤの方は生まれ育ちにナショナリズムが関わっているので存在意義は分かるものの、2大ヒロインである唯依とクリスカを相手にまごまごしている印象が強くて、どうも「恰好いい主人公」としての押しが弱い。キャラが増えれば増えるほど、きちんと主人公たちの彫り込みは強くしなければいけないはずなのだが、どうもその辺のピントがずれてしまっているような気がした。まぁ、あくまでそれはこちらが勝手に想定していた「見方」なので、スタッフが描きたかったのがこういう物語だったんだ、と言われればそうなのかもしれないが、それならばもう少し「そういう方向に見栄えがする」押し進め方があったような気がする。

 戦術機のデザインはそこかしこで恰好良く、メカバトルとしての見栄えはあったと思うのだが、それにしたって戦闘シーンのメインパートが中に乗っているパイロット同士のいがみ合いになったり、目の前の化け物を倒している場合じゃなくなったりすると素直に楽しめない部分がある。少しずつ成長していく機体性能なんかも見せ方次第ではアツいものがあるはずなのだが、大味なレーザー兵器でドカンじゃ盛り上がりにくいし、そもそも対人戦闘を意識した機体じゃないはずなのに同族争いが多発しているという状況もどうなんだろうと思う。せめてラスボスポジションくらいは化け物だったらなぁ。すっきり終わるメディアでないことは分かっていたが、視聴後にすっきりもはっきりも残らないのは残念至極。せめて作り手側が一貫して見せ方を提示してくれれば楽だったのになぁ。シリアス全開で本編が進んでるのに、挟まった総集編特番があのテンションっておかしいだろ。確実にラジオの方のノリじゃん。光線級がギャグキャラにしかみえないじゃん。

 なんだか色々と勿体ない作品だったなぁ、という気がする。アニメが終わっても、とにかくラジオは永遠に不滅です。

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Acolyte’s Reward 侍祭の報償 (1)(W) U

インスタント

このターン、次に対象のクリーチャー1体に与えられるダメージをX点軽減する。Xは、あなたの白への信心である。この方法でダメージが軽減されたなら、〜はそれに等しい値のダメージを対象のクリーチャー1体かプレイヤー1人に与える。

 今回は信心が絡むカードは各色に1枚ずつ、しかもアンコモンに与えられるだけなので、信心フィーバーなテーロスに比べるとかなり大人しくなった印象。そんなサイクルの白は、案外久し振り? なダメージ反射系スペル。リミテッドでは効果絶大なので「輝く群れ(BOK)」や「形勢逆転(DKS)」のようにレアに配備されることも多い効果だが、今回はめでたくアンコモンになり、コストもすこぶる軽い。スペルでの信心なので数が0になる危険性はあるのだが、普通にデッキを作れば「玉突き衝突(DIS)」と同じ1点はほぼ確保出来るだろうし、3点くらいまでならかなり現実的。1枚で大きく得を取れる上にヒロイック誘発までしてくれるスペルなので、優先順位はかなり高いだろう。

 

 

Akroan Phalanx アクロスの密集軍 (3)(W) U

クリーチャー・人間、兵士

3/3 警戒

(2)(R):あなたのコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+0の修正を受ける。

 今作にも「他の色の起動型能力」サイクルは収録されている。されているのだが、流石にテーロスのように友好色と対抗色の両方をいれるとそれだけでスロットがいっぱいになってしまうので、今回は対抗色のみがアンコモンに収録、そして何故か青にだけは与えられていないので4枚サイクルになっている。白のサイクルカードは「エイスリオスの学者」とは逆側なので赤の起動型能力を持つ。4マナ3/3警戒だけで割とお腹いっぱいなのに、更に全軍まとめてパンプする力をパーフォロスさんからもらい受けている。今回は様々なトークンが出てきて横に並べる戦術が厚くなってきているので、白にはおあつらえ向きの能力といえるだろう。あとはボロスカラーでデッキが組めるかどうか。あと、イラストの感じがようやく密集軍になった。「蘇りし者の密集軍」とか、密集ぶりが足りなかったから割と満足だが、なんでそんなとこに密集しちゃったのか。フレーバーとか、完全に負け戦の台詞やないか。

 

 

Akroan Skyguard アクロスの空護衛 (1)(W) C

クリーチャー・人間、兵士

1/1 飛行

英雄的 - 〜の上に+1/+1カウンターを1つ置く。

 1マナ軽くなった「天馬の乗り手」。これをプラスと見るかマイナスと見るかはとてもとてもデリケートな問題だが、悩む程度の誤差ならば、充分に「乗り手」の代わりとして仕事が果たせるってことだよね。「試練」からのブン回りゲーならばこっちの方が一手早いから有利にも見える。ブン回らない不安定なデッキの場合は、スカしたときのビハインドは当然大きいな。やっぱり、世間的にはどんどん「火花の衝撃」の価値が上がっている気がします。

 

 

Archetype of Courage 勇気の元型 (1)(W)(W) U

クリーチャー、エンチャント・人間、兵士

2/2

あなたのコントロールするクリーチャーは先制攻撃を持つ。

あなたの対戦相手がコントロールするクリーチャーは先制攻撃を失い、得ることも持つことも出来ない。

 各色のアンコモンに与えられた「Archetype/元型」サイクル。サイクル共通要素は、全てクリーチャーでエンチャントであり、その色の特色となるキーワード能力を全軍に与え、更に敵軍からは徹底的に奪い取るというもの。ちなみにお互いに並べた場合には誰もその能力を得られない不毛な対決になる。白に与えられたのは先制攻撃、そして、このカード自体の軽さ。他は6マナやら8マナという高コストのサイクルだ。そりゃ能力に差があるんだから仕方ないとは思うが、全軍に先制を与える「騎士道(7ED)」が3マナのエンチャントだったのに、2/2付きでお値段据え置き、更に相手の抑止効果まであるってんだから、そりゃ相当強い。極端な話、全軍合計で相手クリーチャーのタフネス以上の値があれば、無傷でそのクリーチャーは撃退出来るのだ。割とヤバい。もちろん、こいつ自身が死にやすいが故の能力ではあるのだが、死にやすいと分かっているならきちんと守れるようにサポートすればいいだけ。「神々の思し召し」を1枚握っておくだけでも戦闘はかなり有利に進められるはず。リミテッドならば下手したらエンドクラス。接死持ちの荒ぶり方がパないの。

 

 

Brimaz, King of Oreskos オレスコスの王、ブリマーズ (1)(W)(W) M

伝説のクリーチャー・猫、兵士

3/4 警戒

〜が攻撃するたび、1/1で警戒を持つ、白の猫・兵士・クリーチャー・トークンを1体、攻撃した状態で戦場に出す。

〜がクリーチャーをブロックするたび、1/1で警戒を持つ、白の猫・兵士・クリーチャー・トークンを1体、そのクリーチャーをブロックした状態で戦場に出す。

 新機軸なギミックで現れたこの世界の猫の王者。攻撃時にアタックトークンを産みだすカードは過去にも白に何枚か与えられていたが、ブロックまで従者を連れてやってくる過保護なカードはこれが史上初。殴れば確実に人員が増え、守ればパワー4相当で戦える。こりゃ色々詐欺でっせ。3マナ圏は現在だと「加護のサテュロス」や「ロクソドンの強打者」あたりが選択肢だと思うが、純粋な戦闘性能で言えばこれは充分に魅力がある。特に数を増やす特性は全体増強と噛み合っているので、「ヘリオッドの槍」が綺麗にはまるし、トークン戦術というならセレズニア関係のカード、「旅する寺院」や「復活の声」ともあわせて使ってみたい。この世界のレオニンってクソ地味だったけど、王様だけやたら強いのな。

 

 

Dawn to Dusk 日の出から日没 (2)(W)(W) U

ソーサリー

次のうちから1つか2つを選ぶ。「対象の、あなたの墓地にあるエンチャント・カードを手札に戻す」「対象のエンチャントを破壊する」

 ゆりかごから墓場まで的な、破壊と復活のセット販売。この世界は星の出る夜にニクスが現れるので、「夜」と「あの世」は非常に近いのである。そんなセット販売だが、例えばクリーチャーで同じことをしていた「残酷な蘇生(ONS)」のように、アド取れる上に除去出来るカードなんだから当然強いに決まっている。最悪片方のモードでも使えて、除去として使えるならば別に4マナソーサリーでも文句は無いだろう。普通に強いせいで特にコメントが出来ない困ったカード。

 

 

Eidolon of Countless Battles 万戦の幻霊 (1)(W)(W) R

クリーチャー、エンチャント・スピリット

0/0 授与(2)(W)(W)

〜とエンチャントされたクリーチャーは、あなたがコントロールするクーーチャー1体につき+1/+1の修正を受け、あなたのコントロールするオーラ1つにつき+1/+1の修正を受ける。

 元々、クリーチャー数に依存して強くなるシステムは赤の「ケルドの大将軍(5ED)」で始まって「野生の末裔(10ED)」に移動し、クリーチャーカラーの緑のものに定着した。それが微妙にズレたのがイニストラードでの出来事で、1人1人では弱いが軍隊を成すことで力を得る人間の姿を描いた「霊誉の僧兵(ISD)」が作られたのである。このクリーチャーはそんな流れに更に「白はエンチャント推しの色」という部分も加えた結果、これまた緑にあった「ヤヴィマヤの女魔術師(10ED)」やら「オーラのナーリッド(ROE)」といったエンチャント万歳能力まで足しちゃったもの。これで数えるのが「エンチャント」だったら授与カードを2回カウントしてえらいことになるところだったが、流石にカウントするのはオーラだけである。授与バージョンならば最低でも自身とエンチャント先で+2は確定。普通はそんな小さな数字では収まらないだろうから、授与にあるまじきサイズを提供してくれる可能性が高い。コストも存外軽いので、白の決戦兵器として使っていけそうだ。

 

 

Elite Skirmisher 散兵の精鋭 (2)(W) C

クリーチャー・人間、兵士

3/1

英雄的 - 対象のクリーチャーをタップしても良い。

 クリーチャーをタップする時のニュアンスっていうのはいくつかあって、たとえば青だと氷漬けにしたり、眠らせたりする。白の場合、「おとりの達人(9ED)」のように敵を誘導したり、「バリーノックのわな師(SHM)」のような罠にはめる。そして、「ギデオンの法の番人(M12)」のように紐状のもので足を絡め取る場合が1つ。「レオニンのボーラ(DKS)」のように、転ばせる武器の1つであるボーラは代表的なタップ方法である。このおっさんはそんなレオニン仕込みのボーラを持っているのでタップするんだけど、足止め役にしては随分ガチムチ。パワー3もあるので、あんまりタップの仕事に満足しなそうなのが難点。そもそも刹那的なヒロイックで1体タップってどうなん、という。一応自軍タップの仕事もあるが、このおっさんのガチムチ応援オーラ作戦がどの程度通用するものか。

 

 

Ephara’s Radiance  エファラの輝き (W) C

エンチャント・オーラ

エンチャント(クリーチャー)

エンチャントされたクリーチャーは「(1)(W)(T):あなたは3点のライフを得る」を持つ。

 各色に与えられた「タップ能力を与える」オーラサイクルの白。このサイクルも何故か微妙に比重がずれており、緑だけキャントリップになってたり、起動コストもちょっと差がある。まぁ、大体1マナインスタントで出来るくらいのことをやる、というのが共通だろうか。どのカードもコモンで手に入り、設置コストが安いので神啓サポートには重宝するだろう。人間の味方、エファラさんの力をもらうと、そっと優しい3ライフ。ライフゲインははずれ能力認定される場合が多いが、これって「ナイレアの弓」の一部を切り出した能力とも言えるわけで、そういわれるとなんかすげぇ鬱陶しいような気もしてくる。実際、これが張られたら単なる「旅する哲人」ですら放っておきたくないと思わせるだけの力はある。まぁ、除去すりゃ1対2交換なんだから、こっちも困るんだが。

 

 

Excoriate 剥離 (3)(W) C

ソーサリー

対象のタップ状態のクリーチャーを追放する。

 シンプル、イズ、ゴッド。4マナコモンでこの綺麗さっぱり感。追放なのでうっかり殴りに来た神様すら巻き込むコモン除去となってしまった。「タップ状態」はこのセットのテーマでもあり、神啓持ちが嬉々として寝たところを直撃してやってもいいし、タッパーなんかで寝かせて「暗殺(M11)」同様に使うことも出来る。もちろん普通に殴ってきたクリーチャーも大体片付けられるだろう。「神聖なる評決」と比べてしまうとワンパンもらわないと処分出来ないのは悩みどころだが、根絶出来る部分で一応差別化出来てるし、相変わらず白に行きたいなら手放せない。

 

 

Fated Retribution 宿命的報復 (4)(W)(W)(W) R

インスタント

全てのクリーチャーとプレインズウォーカーを破壊する。これがあなたのターンであるなら、占術2を行う。

 レアでサイクルを構成している「Fated/宿命的」サイクルの白版。このサイクルは、何らかの強力なインスタントであり、自分のターンに使うとついでに占術2がついてくるのが共通仕様。インスタントの利便性を取るか、自分のターンで動いて占術を取るか。そして、そんなサイクルの白はなんと「今回のラスゴ」である。インスタントのラスゴは本当に久しぶりで、思い出せる範囲では奇跡発動を除けば「総崩れ(INV)」しか無い(多分他に制限付きのバリエーションはあったと思うんだけど)。このスペルは、そんなインスタント「総崩れ」と同じ7マナを維持しており、プレインズウォーカーを巻き込めるようになり、オプションとして占術モードも利用出来るようになった。流石に、ラスゴが使えるのだったら占術2は本当に「些細なおまけ」程度でしかないので、基本的にはインスタントタイミングが前提になるスペルだと思われる。7マナは洒落になってないコストだが、6マナの「無慈悲な追い立て」が構築での使用実績を持つのだから、これだけ分かりやすいアピールポイントがあるカードならばそれなりに可能性はあるだろう。どっちかっていうと、問題なのはプレインズウォーカーを巻き込んでしまうことの方だと思う。ラスゴを使うってことはコントロールになるわけで、最近の中速、低速デッキでプレインズウォーカー無しっていうのはちょっと想像出来ない。まぁ、時勢が噛み合えば花開く可能性は充分。

 

 

Ghostblade Eidolon 霊刃の幻霊 (2)(W) U

クリーチャー、エンチャント・スピリット

1/1 二段攻撃 授与(5)(W)

エンチャントされたクリーチャーは、+1/+1の修正を受けるとともに二段攻撃を持つ。

 テーロスの授与の分布は、各色コモンにニンフサイクル、アンコモンに使者サイクルがおり、レアは白、黒、緑に1枚ずつ、これに、白と黒は更に「幻霊」の名を持つコモン授与があり、授与色という位置づけであった。今回は、各色コモンに単純にステータスだけに影響する「ニクス生まれ」サイクルがおり、アンコモンには何らかの色特性を与えるこの「幻霊」サイクルが配置されている。あと、白と黒は今回もレア授与があるのが特徴。今回の「幻霊」サイクルはテーロスの連中と違って高級な能力を付与する。こいつはなんと二段攻撃だ。3マナ1/1二段攻撃は特に魅力もないため、授与が前提となるカードだろう。まぁ、その場合にはちょいと重いのだが……決め技クラスだから何とかなるかな。しかし、二段攻撃って単に剣を2本持ってることを表す能力なのだろうか。それで倍強くなるって、どんなゆで理論やねん。

 

 

Glimpse the Sun God 太陽神の一瞥 (X)(W) U

インスタント

対象の、X体のクリーチャーをタップする。占術1を行う。

 交通渋滞」はそこまで出番のあるスペルではなかった。あの環境が尋常じゃなく速かったってのもあるが、結局アドを失うスペルってのは、どれだけ盤面に影響があろうとも一時的なもので、デッキを丸くするためには使いにくい。決め技としてはそれなりなんだろうが、いざデッキを組むときには優先順位が落ちるのである。このスペルは占術をつけて、対象をクリーチャーに絞ったもの。普通アーティファクトやエンチャントをタップする必要はないので、上位互換と見てしまって問題無い。でもまぁ、それだけなら今回も微妙なカードである。ただ、今回はこのカードを自軍に使うというオプションが与えられている。どうせX体タップと言ってもマナが余ることが多いのだし、それだったらついでに自軍の神啓を持ちをタップさせれば、安全手軽に恩恵に与れるって寸法だ。ある程度神啓持ちを多めに運用出来るならば、用途が広がって入れやすくなるんじゃなかろうか。

 


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