最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
あげる記事も無いので本当に戯言。しかも声優とmagicを愛する人間ならではの戯言。前から思ってたんだよね、「ほんとにありそうだな」と。まぁ、単に2単語の名詞句っていうだけなんだけど。magicプレイヤーなら感じるものがあるんじゃなかろうか。以下、妄想ネタ。すげぇ暇人。続きを読む人も、きっと暇人。
PR 花澤香菜の使いすぎは現代アニメ業界の怠慢な気がする第19話。いや、他の役者だったら別に文句無いのかもしれないけど。伊藤、豊崎、花澤と若手花盛りがならぶと、やっぱり壮観ですなぁ。出来れば大沢事務所からは井口裕香も入れて欲しいんだけど、この作品には新キャラとして出られない。不思議! ちなみに中の人ネタついでにもう1つ書いておくと、今回改めて登場したラスボス格(だよね?)のテレスティーナさんと黄泉川先生が並んでいるのを見て、監督繋がりなら「とらドラ!」を思い出すべきなのに、何故か真っ先にネレイスを思い出しました。学園都市には固法先輩と姉御がいるので、どっかから中原麻衣を連れてくれば完璧です。黄泉川先生は、オフィシャルな場であれだけの大人数を前にしても「じゃん」っていうんだな。教育者失格ですがな。テレスティーナさんは見た目がマージョリーなのに声がベルペオル様というややこしいキャラクターだぞ。 さておき、新キャラを迎え、確実に最終回に向かうラストエピソードが始まったと感じさせる1話。ようやくこれで物語が回り始め、様々なところで気になる点が目白押しだ。色々ありすぎて、「婚后さん、その蛇自宅で飼ってたんすか!」とかはどうでもよくなります。 まずは新キャラ。初春のルームメイトとなった春上衿衣(相変わらずすげぇ名前)は、顔はこの世界では量産型みたいなデザインだけど、語尾が一ノ瀬ことみ、声が千石撫子というなかなかのハイスペック生物。今回特にパーソナリティは発揮しなかったが、今後メインのネタになるであろうRSPK症候群問題の中心人物であることは確定なので、今後どういう風に壊れていくかに期待したい。そして、そんな新キャラを加えたことによって、メイン4人の人間関係も今一度確認出来るのが面白い部分。さりげない、というかおそらくあまり考えないで行ったであろう小ネタとして、黒子が春上の荷物を初春の部屋のテレポートさせるシーンがある。確か黒子のテレポートはその空間にあるものを押しのけて対象をテレポートさせるはず(廃ビルの戦闘で証明済み)だが、初春の部屋の中をろくに見ずにテレポートさせたということは、彼女は初春の私室のロケーションと内装を、演算できるまでに熟知しているということである。1度や2度訪れただけでは恐ろしくてあんなに安易なテレポートは出来ないだろうから、きっとパートナーの初春の家には何度も足を運んでいるに違いない。まぁ、作中ではそんな描写はほとんど無いし、もし初春があの日たまたま部屋の真ん中に飲み物でも置いていたらちょっとした迷惑にはなっていたと思うが。 そして、花火を見ながら盛り上がった黒子は、久し振りにいい感じで発情。多分しゃべりだし以外は中の人のアドリブだと思うが、相変わらず訳の分からないことをまくし立てて御坂に迫っている。御坂さんも「暑苦しいから」とかそういう問題じゃなくて、さっさと追い払った方がいいと思います。そして佐天さんは初春の過去話で持ち前の母性を存分に見せつけた他、前回の針仕事に加えて着付けまで出来る模様。ほんまにええ子やん。学園都市になんか来なかったらもっと幸せな人生を送れていたに違いない。ちなみに彼女は初春の関係性においても、「スカートめくったりしないでください」に「何で私がそんなことするの?」という素晴らしい回答。「初春のスカート以外には興味はありません!」という男らしい彼女の宣言に、初春はまるで平沢唯さんのごとき声でうろたえておりました。浴衣半脱ぎでおろおろする女子中学生もいいもんです。 最後にボトムズみてぇな妙なパワードスーツが出てきたりして「ほんとにこの世界は統一感がねぇな」とか思ったけど、今回は前回に続いて作画も良好、構成もテンポ良く見せてくれたので、基本的にこの作品に望んでいるものはきちんと見ることが出来ました。最終回に向けて、一気に突き抜けてほしいもんである。固法先輩、牛乳って意外と高いんですよ。それ以上牛になってどうするんですか! あと、冒頭で出てきた引っ越し屋のロゴ、どう見てもボンバーマンの火力アップだよね。引っ越し業者のくせに火って、縁起の悪い社名だな。 月並みな言葉だが、やっぱり「いい最終回だったね」としか言えない第7話。見終わった後に、しばらくぽかんとしてしまった。これでエンドカードに「次回もみるがよい」って書かれてなかったら、本当に終わったのかと思ってしまうところでしたがな。なんであんな構成にしたのかね。 今回は、見るべきポイントを絞るのが難しい。まず、作画・演出方面については各所で話題が出ているが、いささか不安な仕上がりになってきているのが顕著である。そして次回は放送延期。マジで大丈夫か、シャフトよ。しかし、そんな状況でも「シャフト流」と言ってしまえばある程度成立しそうなのが恐ろしいところで、今回の省エネ作画も、「そういう演出です」と言われれば下手したら納得してしまいそう。全ての出来事が雷雨の夜のことなので画面はじっとりと明度が低い状態を維持し、暁の心情やニナの心情を考えると、あまりメリハリをつけずに重々しい状態で進行するのは納得出来る。暁がグラサンと話をしているシーンは天井裏ダクトから見たような構図でしばらく止め画が続くのだが、それだってお得意の舞台演劇を意識した突飛なカメラ位置だと言われれば何となくそんな気がしてくる。つまり、ゆーほど気にならない。委員長が由紀にしなだれかかるシーンとニナが半裸で颯爽と飛び出すシーンは短いながらも艶めかしく描画されており、そこさえクリア出来れば個人的にはOKといってしまってもいい。 とはいっても、今回は明らかに時間が足りてない。化物語じゃないが「赤齣」「黒齣」が多く、それを入れる場所にしたって不自然極まりない。カットどうしが無意味な無地コマ、無意味な目のアップでブツブツと寸断されてしまい、バトルメインのシーンですら爽快感はない。これが逐一動かない真下耕一作品だったら納得もいくのだが、この作品はそういう方向性で見せるものではなかったろう。顕現したニナの姿も、このブツブツ構成のおかげでいまいち見応えがなく、最後に暁と抱き合うシーンもなんだか尻すぼみ。一番大事なシーンなのだから、ここはもう少し頑張って欲しかったものだが。 まぁ、そんなシャフト事情はおいておくとして、ストーリーの方である。グラサンの口を借りて、ニナがバンドを建設した根本的な動機が判明する。この「陰に潜むものが表に出る手段」としてのバンドの存在はなかなか説得力があり、後にニナ自身も「人がいねば生きられぬヴァンパイアの旅の途中の止まり木のような物」と自らの計画を明かしてみせた。総理の孫の誘拐にしても、こうした「秘やかな」目的を考えれば必要悪と捉えられる部分であり、なるほど、ニナの魅力を損なうものではない。ただ、それならそうと、きちんと口で説明してくれた方が分かりやすかったのだが。先週は何故か暁に対して冷たい態度を取っており、そのせいで今回のような無駄な騒動を引き起こしてしまったのだ。彼が昔の約束を忘れたことに腹を立てていたのかもしれないが、そんな私情で事を荒立てられては、「為政者としての責務」は果たせていないことになってしまう。「テロメア」と呼ばれる反乱組織の目的についてもちぐはぐな部分があって、「姫を尊重したい」という絶対的血の制約と、それをも上回る奇妙な出世欲(表に出たいという願望)の折り合いがなかなかつかないようだ。テロメアは今のところその上層部が何を考えて動いているのか分からない部分があり、そのあたりがすっきりしない要因になってるんだろう。 なんやかやと問題は少なくないのだが、今回はとにかく頑張った最終回ってことでいいか。由紀が朗読する奇妙な童話とのリンクは落としどころとして悪くなかったしね。そして、中の人が頑張ってる。これまでも存分にその威光を発揮してくれたあおちゃんだが、今回、テロリスト相手に啖呵を切るニナは実に高貴で、威厳に溢れていた。そして、「レイプの後に男どもにしばらくお預けをくらって辛抱たまらない女子高生」というどうしようもなくエロ過ぎる委員長を演じた伊藤静。御前は、あらゆる意味でエロい。 「私たちは何のために戦っているのか」って、それは視聴者が一番知りたい気がする第7話。いや、そもそもあなたたち今戦ってないじゃん。 しかし、前回までののんべんだらりとした展開が、今回のエピソードで一気に引き締まり、なおかついくつかの疑問が解決し、さらなる疑問が山積された。この物語の「行く末」が見えないのは相変わらずなのだが、「来し方」は見えてきた。バックグラウンドが曖昧な形でも提示されれば、そこにはぐっと奥行きが出来るものだ。 まず、今回分かったことをおさらいしよう。今回の主人公はフィリシアだったわけだが、彼女の過去の体験を通じて、この国に戦禍の爪痕を残した「戦争」とは何だったのかが描かれた。これまであるのかないのかもよく分からなかった「戦争」だが、実に濃密な描写でもって、それが「あった」ことを示してくれたわけだ。フィリシアは公式の情報では現在18歳らしいので、彼女の出陣したなんちゃら聖戦(征戦?)は、せいぜい5〜7年前と考えるべきだろう。これは一応、教会に戦災孤児がいることと帳尻があう。そして、その中で彼女はタケミカヅチ(と同型の戦車?)に乗っており、装填手として参戦している。これも公式ページからの情報だが、このときの相手は「隣国」である。 しかし、これとは別のもう1つの「戦争」がこの世界にはあった。それが、フィリシアが落下した穴の中にいた兵士の亡骸が体験した「敗戦」である。彼のイメージは、タケミカヅチの様な多脚戦車がビル街に大挙して攻め入り、現代社会をも凌駕する兵器で焼け野原を生み出す様子がフラッシュバックしている。フィリシアの参加した戦争も火力などは現代のそれに近いが、彼の経験した「戦争」はそれ以上のもの。そして、みたところその相手は「隣国」とは言い切れない、もっと何か他のものであるようだ。そして、そんな兵士は、「この世界は滅び行く過程の残滓でしかない」と告げる。フィリシアが過去の戦友と眺めた「生命のない海」、そして砦を囲む不毛の大地(ノーマンズランド)など、この世界は明らかに何かが失われており、どうやらそれは、亡骸兵士の味わった「敗戦」の結果であるようだ。宇宙人の侵略、大自然の復讐、高度に成長しすぎた文明どうしの無益なつぶし合い。様々な可能性が考えられるが、とにかくこの世界は、どこかで一度「終わって」いたわけだ。 そしてこの「終わっていた」ことは、はるか昔のことなのでカナタたちのように認識していない者も多い。「旧時代」という言葉やイデア文字の存在など、過去の文明を示唆する設定は多いのだが、それはあくまで「過去」であって、それなりに生活が送れている現代の文明とのリンクは薄い。「旧時代」と「現代」の繋がりは、カナタやクレハの中ではあくまで「過去」と「その後」だろう。しかし、フィリシアが見てきた風景の中では、それは「終わり」と「残滓」である。この差は決定的であり、絶望的だ。フィリシアは「聖戦」において隣国と争い、戦友を失ったわけだが、それは、「残滓」にしがみついた矮小な人間達の、無益な小競り合いの意味しかないのだから。 カナタたちに見える世界と、フィリシアに見える世界。この2つの像の差が、後半の花火から精霊流しのシーンにかけて、じわりじわりと影を落とす。フィリシアはカナタに「誰を流すのか」と問われ、「自分に大切なことを教えてくれた人」といいながらあの亡骸の兵士を思い出す。彼女にとっての「大切なこと」とは、兵士の伝えた絶望的な世界の真実である。リオがいくらすがってみても、フィリシアは彼女の心配をのらりくらりとかわしてみせるし、カナタのまっすぐな懇願にも、彼女は肩を抱き、「あなたはそのままでいて」と諭して自分の胸の内は吐露していない。当たり前だ。「世界は終わっている」など、カナタを目の前にして言えるわけがないのだから。「この世界に意味なんかない」という結論を得てしまったフィリシアと、「この世界は素敵に満ちている」という希望を持つカナタ。見いる先は全く異なっている。フィリシアは「未来の意味を自分で見つける」と思い直してカナタや子供達に「未来」を見いだした。それはカナタたちにとって、希望となるのか、過ぎたる荷となるのか。 今回は、「世界の真実」と、戦友を失った戦争体験という2つの重荷を他人と分け合うことなく一身に背負ったフィリシアの様子を見るだけで本当に辛い話であったが、その陰で他の隊員についてもいくつか新たな切り口が。クレハは、お気楽な顔で暮らしながらも、やはり両親を失っている孤児であることが分かる。彼女も戦災孤児なのだろうか。ノエルは、ただ1人フィリシアと同じ戦場を体験していたとのこと。フィリシアよりも3歳も若い彼女のこと、兵として体験したのではなく、被災者としてそこにいたということだろうか。彼女のタケミカヅチへのこだわりは、過去の体験に根ざしたものだろうか。そしてリオは、最後に教会の司祭から驚かれていたのが気になる。あ、でもひょっとしたらカナタの方かな。リオはフィリシアを救助しにきた皇女殿下とイメージが被るのが気になるところである。 人が生きることには、意味があると言えばあるだろうし、無いといえばこれっぽちもない。あの砦に5人が集まっていることの意味は、これからの物語で決定づけていく部分だ。今回のフィリシアは、表面上は他の隊員達に気を遣う優秀な「指揮官」であり続けているが、カナタたちとは決定的にかみ合わないことが台詞のやりとりから伝わってくる。最終回までに、この世界が救われることはあるのだろうか。 マナコスト徳政令 2010年FNM(アラーラ・ゼンディカーブロックスタンダード) 土地(21) 森×5 島×5 ハリマーの深み(WWK)×3 カルニの庭(WWK)×4 霧深い雨林(ZEN)×4 クリーチャー(18) マーフォークの物あさり(M10)×4 リバー・ボア(ZEN)×2 ムル・ダヤの巫女(ZEN)×2 願いのジン(M10)×2 ケデレクトのリバイアサン(ALA)×1 鋼の風のスフィンクス(ARB)×1 エメリアの盾、イオナ(ZEN)×1 墨溜まりのリバイアサン(CON)×1 テレスタドン(WWK)×1 大祖始(CON)×2 ダークスティールの巨像(M10)×1 その他(14) 思案(M10)×4 不屈の自然(M10)×2 砕土(ZEN)×4 ジェイス・ベレレン(M10)×3 変身(M10)×4 召喚の罠(ZEN)×4 サイドボード(15) 払拭(WWK)×3 送還(M10)×4 本能の制御×3 本質の散乱(M10)×3 否認(M10)×2 吉野屋先生と中の人の関係性がどうしようもなく頭を離れない第6話。考えてみるとさ、「アニメ化してキャストが決まって、そのキャストがあまりにはまってたからキャラクターの年齢は中の人と同じ(当時)にします」って、凄い事件だよね。最近原作の吉野屋先生もすっかり中の人に似てきてる気がするし……松来未祐……恐ろしい三十路! というわけで、今回はAパートが去年の話で、しかもアニメオリジナル回という珍しい構成。一応ショートストーリーとしてのオチは作っているわけだが、なんだか陳腐で無くても構わないような内容。これなら本当に何も無い日常でも「365」の時のオリジナル吉野屋話(9話の「ナツヤスメナーイ」)の方が面白かったなぁ。なんだか今回は作画にも不安なパートが散見されて、噂(というには割と確度の高い情報)で耳に挟んだ「シャフトスケジュールやべぇ」が実感できる仕上がり。ひだまりが使っているいわゆる新房演出は作画枚数の削減も兼ねているはずなのだが、それでもぼろが出てしまうというのは痛々しい。今回は長めのアイキャッチを増やし、そこのクオリティを維持することで画面全体を誤魔化そうという魂胆に見えるのだが、そのおかげでテンポが悪くなり、乱れがちな部分が余計に浮き彫りになるという皮肉な結果に終わっている。ちょいと残念。また、1回見ただけでも校長が絡んだシーンでの夏目の座り位置がおかしくなっていたりと、単純な繋ぎのミスも確認出来た。今期のひだまりはこれまでのようなエキセントリックな演出が無いだけに、どうしてもこういう些細な部分が目立ってしまうようになっているのだ。何とか頑張ってほしいとは思うのだけれど。あ、でもゆのの入浴シーンで初めて髪を乾かす描写が入っていたのは良かったかも。 Bパートにいくとシナリオも原作通りのものに戻り、あまり細かいことは気にならない状態になる。ところどころ作画の乱れはあるものの、内容的にほとんど動かないというひだまりの真骨頂ではあるので、相対的にカバー出来た結果だろうか。今回初めてスポットがあたったなずな氏は期待に漏れずなかなか可愛らしく、それまでの微妙な気分をちゃらにしてくれそうないいインパクトがあった。Aパートで吉野屋話をやってくれたおかげでオチもそれなりの着地点に落とせたしね。こうしてみると、やっぱり原作エピソードは地味ながらも安心して見てられるかなぁ。 今回改めて気になった台詞は、乃莉がみんなに訴えた「もてる女の条件」。「明るくて活発で、スタイル良くてちょっと天然入ってて」……乃莉さん、それってあんたの中の人じゃないのかい? ゆのの中の人も怪しい。ただ、らすちゃん画伯は次回予告でほどよいカオスを演出してくれたから触れないことにする。「ちょっと天然」の「ちょっと」が難しいな。 静雄の中の人ネタがいい加減しつこい気がする第7話。まぁ、厳密には静雄の弟がやってるわけだからネタとしてもずれているんだが……でも確認したら「執事、沈黙」っていう回は無かったみたいね。 さておき、今回の主人公は池袋「最凶」と名高い平和島静雄。ただ、彼の場合はあまり池袋の内情を冷静に語るナレーターには向いていないらしく、ぼそぼそと漏れるのは彼の生い立ちについての説明と、「暴力は嫌いだ」という彼のアイデンティティを端的に表す一言だけ。前回の門田もそこまで雄弁なキャラクターではなかったが、今回はさらに「語り部には向かない人物」がしゃべっていたことになる。 そんな人間が何故語りを任されたかといえば、今回はあまり現実に事件が進まず、過去に起きたよしなしごとをざっくりと振り返る構成になっていたためだ。静雄の生い立ち、特に「怒り」と「リミッター」という彼の性質は、口で説明してもどうしようもない部分があり、彼の感情の吐露と、実際の現場を見てもらうのが一番手っ取り早い。弟に向けられた冷蔵庫に始まり、最終的にはコンビニのゴミ箱、自動販売機に至る彼のスローイング人生は、一種の病気とも言える自制心の欠落と、それによって鍛えられた鋼の肉体を彩るものだ。何が彼の特性なのかは、常に彼が繰り返す一定の所作で画面から分かりやすいように演出されており、具体的には「何か手に持った物をへし折る」→「地面に投げ捨てて踏みにじる」というアクションが、プリンのスプーンや鉛筆で繰り返され、今の彼に連絡する1つの記号となっている。ぷっつん切れると体組織が脳のリミッターを外すというのは非常に奇妙な状態で、感情は自分で抑えられず、その感情が体を抑えられず、命令を出しているはずの脳がどこかへ行ってしまったかのような状態。全てを脳の命令下で管理して体組織に無茶をさせる「黒神ファントム(by黒神めだか)」とは真逆の構図ということになる(余談)。一応、最後のシーンでは過去の出来事のように曲がり角でトラックにはねられることはなくなったことを示しており、少しは自分で制御できるようになったとは思うのだが、それだって弟のおかげで一息付けたからであって、また臨也を見て激高したらどうなるかは今のところ分からない状態だ。 そんな彼の破天荒な人生には、池袋の曲者達が小中学生の時分からついて回る。今回面白かったのは、一見すると誰だかよく分からない幼少期の新羅が、その台詞回しから彼であると明示される部分。静雄は、小学生のくせに訳の分からない四字熟語を使う友人を、まずブン殴るべきだったかもしれない。ぶち切れた静雄を見ても特に動じることなく友達づきあいが続けられた新羅は、やはり何かが欠如しているのは間違いないようだ。そして中学に入り、因縁の宿敵である臨也との邂逅。出会い頭にいきなり斬りつけられて殺し合いの喧嘩にまで発展するだけでも因縁深いのに、どうやら臨也はその常識外れの静雄の馬鹿力に何らかの利用価値を見いだしてしまったらしい。何度も何度も利用され、最終的には視界に入っただけでリミッターを外す要因にまでなった。彼の気配は同じ池袋にいるだけで感じられるようになり、どこに潜んでいても目ざとく見つけてものをぶん投げる。ただ、そんな彼の理屈無用の大暴れすら、臨也の不適な笑みの前では利用されるだけの力にも見えるのだが。 そして、もう1つの静雄との繋がりを持つ人物が、新羅を通じて遭遇した首無しライダーことセルティ。静雄は彼女のヘルメットの中にも何かを感じ取ったようだが、どこかで理屈抜きの繋がりを感じているようにも見える。ただひたすら「静かな暮らし」を求めながらもそれが叶わない静雄は、自らの首というシンプルな探求物があるセルティと似ている部分があるのかもしれない。セルティも、静雄の気持ちは理解出来ているようだしね。新羅が二人の会っている場面を見たらどう思うのだろうか。 静雄の立ち位置は、今のところ微妙なものだ。町中に知られているためにカラーギャングたちとも交流は深いし、臨也とはライバル関係、新羅・セルティとは交友関係がある。しかし新羅は臨也とも繋がっているし、その臨也はカラーギャングを使って何かきな臭いことをしようとしているように見える。1人で単独勢力を構成できるくらいのポテンシャルを持っている静雄がどのような立ち回りを演じるのか、というのは今後のカギになるだろうか。ただ、彼自身が非常に無欲な人物で、弟絡み以外では特に積極的に動こうとしないのは気になるけど。 今回はやたらと男臭くて、小野・神谷・福山・小西と、そっち系の人は大喜び間違いないしのコテコテキャストが頑張ってくれましたね。そういや、次回予告をセルティがやっていたのだが、今までの流れからすると、また語り手はセルティに戻ってくるんだろうか。 流石に生後3,4年しか経ってないような園児に「命をかける覚悟はあるか」はまずいと思う第6話。柊師匠、やっぱりあんたすげぇよ。 今回Aパートは季節感を完全に無視したプール回。私が通ってた幼稚園にはプールなんて無かったけどなぁ、幼稚園児って平気で泳げるものなんだろうか。あまりに奔放な授業風景は、確実に毎年園児が1人や2人死んでるんじゃないかと思わせるくらいのフリーダム。そもそも小梅に「杏ちゃんが大変なの!」って叫ばれてようやく異常に気付くって、つっちーは職業意識が欠片も無いのか。まぁ、あんな反則破壊兵器な山本先生を見せられては仕方ないのかもしれないが……でも、つっちーはTシャツ姿なんだよね(平常心の)。なんで山本先生だけ水着なのさ。この作品はメインヒロイン(?)の水着には全くアピールポイントが無いので水着回やら温泉回といったサービスとは無縁だと思っていたのだが、ナチュラルボーンフラグクラッシャーがサービス要員なので色々とめんどくさい。大人しくペドだけを誘致しておけばいいものを。ま、今回も師匠は可愛らしかったですけどね。シンクロをスタートさせて1人必死に演技を成立させようとするところとか、鮫の役に夢中になってしばらく息づかいを必死に続けるところとか、どんだけ真っ直ぐなんでしょうか。「目標をセンターに入れてスイッチ」って、ほんとに師匠はなんでもご存じですね! 何でもは知ら(ry そしてBパートは、更にあり得ないと思っていた妹回。あまりにテンプレート通りの女子高生妹が登場して、ベタベタなブラコン模様を発揮して帰っていくだけの話。女子高生では特に盛り上がるわけではないのだが、「お兄ちゃんの馬鹿!」などと途中まで入力したら変換候補で出てきそうなほどお約束の台詞を残したり、露骨に一緒に暮らしたいアピールをしてみたり、非常に都合良く裸ワイシャツを演出してみたり、短時間でやるべきことを全てやりきる意欲は評価したい。こうしてサブキャラで何とかアピールしていかないと、メインヒロイン(?)たちにやらせると法に触れる確率が高いからね……(女子高生でも法には触れるが)。 また、今回は一応4話構成という体裁になっており、AパートもBパートも、わざわざタイトルを分けて自宅の様子を描くという統制はなかなか気が利いている。かたや妹が姉を心配する話で、かたや妹が兄を叱咤する話。山本家の姉妹は見れば見る程中の人2人が透けている気がします。 そして今回もクライマックスはエンディングに待ってるわけですよ。……もうね、個性を隠そうともしないアニメーターってやつは……大好きですよ。画を見て一発で「りょーちもかい!」って叫んだ。明らかに作品間違ってますがな。A-1におかえり。 髪をおろしちゃったリトゥーシャが普通に可愛い第18話。今回は一応クフィーユにスポットが当たっているはずだったのに、気付けば中心はリトゥーシャ。バトルで凶悪な能力も、悪戯の道具にすれば単なるドジっ子アピール。戦闘も訳の分からない主義主張も絡まなければ、彼女は普通のロリっ子です。今回は色んなところで可愛い絵とかいいカットが多いなぁと思っていたら、なんとコンテ演出においちゃんこと追崎史敏氏。この作品、たまに油断ならないスタッフが混じってるんだよな。 さておき、今回は記憶をねつ造されてすっかり舞い上がっているクフィーユのお話。シェイドにわざわざハーレムクラスの記憶を作らせたガクトエル様の趣味がよく分からないが、気付けばGTOを上から掌握して事実上解体させてしまうほどの政治手腕も持ち合わせる豪傑。「てめぇそんなこと出来るなら、なんでこないだ記念式典を強襲したんだよ」とか、「新参にちやほやしすぎるとか、組織の内部分裂の分かりやすいフラグ立ててんじゃねーよ」とか色々不満があるわけだが、とにかく現状は彼の思い通りにことが運んでいるらしい。一応最終目標はアスクールの引き込みだと思うんだけど、その割には作戦があっちにいったりこっちにいったり。ほとんど万能のキャラクターに見えるのに、無駄に腰が重いのには意味があるんだろうか。 また、そんな彼に忠誠を誓うシャドウワーカーたちも大変。わざわざ本拠地の一部をバラ専用の庭園にしてたけど、あれって誰が管理してるんだろう。トーチ・シェイド組もいきなりクフィーユの護衛なんて訳の分からない任務を言いつけられて、納得出来るんだろうか。シェイド(とサフィル)は心酔してるみたいだからいいとして、流石にトーチまで黙って見ているとは思えないのだが。最後にはついにクフィーユのオプションに成り下がっていたし、彼らのモチベーションが甚だ不安である。だから、施設を強襲するくらいならもっと一気にやるか、速やかに片を付けてくれ。無駄が多すぎるんだよ、この組織。 そして、かたやGTOではクフィーユの出生についての詳しい事情が判明。本局生まれの悲しき戦闘員であることは周知であるが、それがあのエクリュミコンビのコピーであるというのはちょっとしたサプライズ。ただ、能力が中途半端だったりパートナーがいない理由が適当すぎるのが可哀想。いくらプロジェクトが凍結したとはいえ、すでに4体目なんだからノウハウくらい残っていそうなもんだけど。3組目のトリトロコンビがあれだけ高性能だったわけで、4世代目ともなればさらなる奇跡だって起こせたろうに。GTOも資金繰りが苦しかったりするんだろうか。 面白かったのは、クフィーユのプロフィールカードに「Quarter-feuille」と書かれていたこと。なるほど、クフィーユのQはクォーターのQだったのか。フランス語が分からないので「feuille」については辞書検索したのだが、これは「ミルフィーユ」と同じで「葉っぱ」の意味、つまり4番目の葉っぱがクフィーユ。振り返ってみれば「トリクシー」「トロワジェイン」もあからさまに「3番目」なんだな。そのあたりは流石に考えて作ってあったわけだ。 さて、およそ謎もなくなり、あとはアスクールの出自をはっきりさせるだけ。と、その前にクフィーユを何とかして取り戻さないとね。ただ、ぶっちゃけ今週のぱっぱらぱーバージョンの方がGTOでウェイトレスやってるときよりもよっぽど幸せに見えたので、彼女のことを考えたらこのまんまガクトエルの妹でもいい気がする。リトゥーシャも仲良くしなさい。シェイドがいればタイトル通りにリアルシスプリも夢じゃないね! 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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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