最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「ハートキャッチプリキュア!」 5 これだけ必死にアニメをフォローしようとしているのに、ここ数年はプリキュアだけは見なかったのですよ。第1シリーズは少し見てたんだけど、途中でモチベーションが保たずにリタイア。そこから全シリーズ見ない方向で来ていたのは、多分テレ東系の番組の方を優先していたためだろう。流石に寝てる時間なので、2本3本と録画するのがめんどくさいんだ。 で、今回も当然スルーしてたわけだが、なにやら随分面白かったという評判もあったので試しに視聴。……まぁ、面白いとかどうこういうよりも「わぁい! 馬越さんだ!」っていうだけなんですけどね。馬越嘉彦によるキャラクターデザインと、1話はさらに作監も務めており、全編がこれでもかというくらいに馬越テイスト。言い換えると、バトルシーンが「キャシャーン」で日常シーンが「おじゃ魔女」だ。それはつまり、面白いということだ。 他にも、主人公が赤と青なので某おひさまの国のプリンセス達を連想させたり、変身シーンではハートをアンロックさせる某キャラを連想させたり、個人的には使い魔キャラの声が川田妙子なので更にハモニカ星国の王女様まで連想したり。色んな「朝の子供向け番組」のエッセンスが渾然一体となり、何となく賑やかな空気を作り上げている。1話ということで作画状態が実に素晴らしく、作品の勢いを押し上げる要因になってもいるだろう。総じて見れば、確かに食わず嫌いは良くないなぁ、と思わせるだけの出だしではあった。 ただまぁ、作画による誘致要因ってのは破綻するのも早かったりするわけで、今後1年の長丁場を視聴し続けるかはまだ微妙。日曜の朝は現在「夢色パティシエール」と「クロスゲーム」の2本立てなので、「クロスゲーム」が終われば素直に見られるようになるとは思うんだけど。 PR ストーリーとは全く関係ない中の人大爆発妄想で勝手に補完可能な第18話。新井里美&生天目仁美。業界最右翼の珍獣2名のコラボレーションははっきり言って奇跡の領域。そこさえ楽しめれば、ストーリーなんてどうでもいいじゃない。 まだまだ続く脇道ストーリー、ここまで固法先輩にアンチスキルの鉄装さんなど、「アニメオリジナルで話を進めても原作本編に影響が無いキャラクター」にスポットを当てた話になっていたわけだが、その被害者はついに名前の分からない寮監さんにまで拡大。しかも、シナリオラインは本当にやっつけ仕事のどうでもいい話で、筋運びが陳腐なだけに前回の鉄装さん現実逃避エピソードよりもつまらない。もう、いっそこれだったらストレンジのエピソードをもうちょっと長めにやった方がマシなような気がする。一応黒子暴走回だからそこで客は集められるかもしれないけど……でも、2話で見せてくれたような異常性欲を動機とした暴走じゃないから、なんかキャラがぶれるんだよね。ジャッジメントのくせに「いつもいつも規則規則って……」と愚痴るのはどうかと思うし、いくら御坂の前だからっていない人のことを悪し様に罵る黒子はあんまり見たくないぞ。あと、佐天さんはレベル0な上に学業成績も悪いのか。ボランティア補習を受けなきゃいけないような成績(しかも少人数で)だとすると、本当にこの娘は何のために学園都市にいるのかと切なくなってしまう。 とまぁ、冷静な目で見ればまったくフォローするポイントのないエピソードなのだが、寮監の中の人がナバであるという1点だけで、勝手に面白ポイントがガンガン出てくるのが声ヲタの邪道視聴。「コヨーテレディオショー」以来の、珍獣2人の饗宴だ。 ポイントとなるのは、やはり今回のエピソードが結婚話を中心としたコメディタッチの話であるということ。「29歳行けず後家」役を演じる中の人は今年で33歳。数年前から本人が言っていた「子供を産む予定の歳」である。やばい、マジで焦る。今年の目標は「高嶺の花2010」です。もう駄目かも分かりません。 そしてそんな寮監を揶揄する黒子の中の人は、まさに現在29歳。結婚願望とか……あるんだろうか。よく分からない。「こんな行けず後家とお見合いする方も相当ギャンブラー、罰ゲームの域ですわね」とは、果たして誰に向けた言葉か。いや、もちろんみっこは実に魅力的な女性ですが。そしてそんな2人のごたごたに振り回されるのは、こちらも今年で29歳を迎えます佐藤利奈。2人の暴走に終始ぽかんとしっぱなしで相変わらず主人公らしいところは欠片も無いわけだが、致し方ない。この2人を前にして、まともに仕切れる人間なんているわけがない。あとの若手二人は先輩芸人の生き様を見て今後のことを考えて欲しいです。ちなみに豊崎も伊藤も同い年で現在23歳。仕事に打ち込める余裕のある年齢ですかな。油断してたらあっという間だけどな! 以上、「声優と結婚適齢期」という議題でお送りした今作、実はそんな中にもワンシーンだけ急にシリアスが入るというちょっとした伏線も。それは「チャイルドエラー」というあり得ない差別用語で囲われた子供達を見ての御坂の回想。たった1カットでも魂の籠もった木山先生の訴えを思い返すと、御坂さんも何か感じ入るところがあるようです。どうやらそのあたりに今後のメインストーリーが絡んでくるのかな。木山先生、早く出所してくださいね。ちなみに木山先生の中の人は、ご家庭があります。当たり前です。 順番的にフィリシアさんの話かと思ったら、全然関係なかった第5話。黒いだのそこが魅力だの言われてたけど、未だに謎が多い人ではあるな。 今回のミッションは「遠足」と銘打ったスパルタ訓練で、訓練の描写を通じて若手3人の絡み描くほか、「ノーマンズランド」と称される「世界の果て」の存在を伝えるのが主な内容。相変わらず謎がてんこ盛りなのは構わないのだが、なんだかシナリオラインもいまいち伝わらない部分があったのが気になるところだ。 順に1つずつ見ていくと、まずは冒頭のタケミカヅチにのっての戦闘シミュレーション。5人とも随分真剣に訓練に当たっていたが、そもそもタケミカヅチって動けないんだよね。まぁ、他の戦車でもやることが同じならばあくまでシミュレーターとして使っていると思えないこともないが、ああやって定期的にシミュレーションで段取りを確認しているってことは、現在も何らかの「戦争」をある程度切実なレベルで想定しているということ。例えば何かの拍子で隣国との勢力バランスが崩れて急な抗争が起きるとか、そういうレベルの話のはず。その割には、この1121小隊は随分お気楽に見えるし、そもそも人員が足りない。もちろん、「隣国」ってのが「人間がいないノーマンズランド」なのだから、急な抗争になど巻き込まれるはずもないのだが。 そして、この「ノーマンズランド」の存在自体も謎だ。公式ページの説明を見ると国境線とは崖を挟んで広がっているらしいのだが、「人がいない」なんて言わずに、開拓すりゃいいような気がするのだが。交通の便は悪かろうが、それなりに文化水準は高そうなこの世界、徒歩で見に行ける距離の広大な土地を野放しにしている理由がよく分からない。「戦争」があったのならまだ国力が回復していないので、まだそんな余裕がないという考え方もあるが、戦争とは関係無しに「ノーマンズランドは入ってはならない土地」みたいな通念があるようにも見える。「旧時代」と呼ばれる文明との関係も気になるところだ。 そして、今回のミッションの内実も、なんだかぼんやりしている。表面的には単なる行軍訓練で、いじわるな先輩がハードなタスクを背負わせて後輩をいじめていただけのようにも見えるのだが、結局途中で食料とコンパスが無くなったのは誰の仕業だったんだろう。シナリオを見ていると、単にカナタが言ったような野生動物の仕業とも解釈できるし、こっそり付いてきたリオ、もしくは先回りで目的地についていたフィリシアあたりが難度を上げるためにわざと盗んだようにも見える(そもそも野生動物が食料をその場で食い散らかさずに持ち逃げするとは思えない)。ま、普通に考えたら後者が正解だと思うのだが、その正解をフォローするような描写が何もない。リオは山桃採りに夢中だし、フィリシアもゴールについた3人を見て荷物のことを問いただしたり、ペナルティを与えるということもなかった。だったらあの荷物は何だったのかと。リオの猪との対面も特に意味があったようには見えないし、そもそもノエルはコンパス云々以前に監視装置の位置を知っている気がするのだが(冒頭で監視装置がブラックボックスになっていて云々の話をしている)。なんだかすっきりしないストーリーであった。 一応フォローもいれておくと、シナリオ上のもやもや感とは関係なしに、カナタ、クレハ、ノエルの3人の絡みはなかなか面白い。特にノエルが川遊びに乱入した時の「一応……」って台詞はいかにも彼女らしい。物言わぬ監視装置(これも謎だらけだが)に対して思わず敬礼してしまうクレハも、性根の真面目さがよく分かるし、相変わらず聴力で何でも解決出来る主人公のチートっぷりも堂に入っている。このノリの良さを、何とか本筋と絡めて有効利用して欲しいとは思うんだけど。 結局、毎回エピソードの合間に「シリアス展開になるの? なるの?!」と思わせておいて結局ならないもやもや感が延々続いている状態。もう気付けば折り返し点も近いんですが、本当にこのシナリオは一つにまとまるんだろうか。期待しつつも、なんだか不安はつのります。 千和の立ち位置に微妙な違和感を覚えてしまう第5話。料理が出来なくて悪戦苦闘するワガママお嬢様なんて千和のホームグラウンドだったはずなのに、気付けば今はそれを見守りつつ料理を教える側の役。確かに最近料理はそこそこ出来るようになってるみたいだしねー、アラサーだしねー。今のあおちゃんは千和のデビュー当時と同じくらいかぁ。 さておき、これまでしっかりと主従の関係を強めてきた暁とミナの間に、初めて暗い影がさすお話。そして、その間に立って微妙な立ち位置となっているのが、千和演じる由紀である。彼女は暁に対して幼なじみ以上の愛着を持っているのは間違いないのだが、それがミナの登場によって実らない危険性が出てきた。その上で、彼女はミナに対しても優しく接しており、ラジオでしつこく言われてきた通りの「理想的すぎる女性像」であることが伺える。ミナの方もそれは甘んじて受けているし、孤立しがちな学園内において、唯一暁以外に接してくれる由紀に対してはそれなりに心を開いていたようなのだが、指輪を巡る一件のおかげで、一転恋のライバル。さらに暁の立場が気に入らない吸血鬼軍団や、政府とバンドの対立、そしてそれに対するミナの報復措置など、暁は次第に「ヒト」と「吸血鬼」の間、つまり「由紀」と「ミナ」の間で板挟みの状態へ。平気でベッドに転がり込む半裸の幼女姫と、体育倉庫で濡れそぼった裸体で迫る幼なじみ。さぁ、どっちを取る? ミナ姫は今回、数学の証明問題をあっさりクリアしつつも調理実習がからきし駄目というギャップを見せつつも(まぁ、味が分からない吸血鬼に料理をやれっていうのが無理な話だが)、政治屋パートでは相変わらずの手練手管。ただ、国の利益を優先させない総理大臣という、ある意味非常にリアリティ溢れた存在が登場したためにこれまで積み上げてきた「政策」にもストップがかかり、ついに「化け物らしい」きつめの手段を採らざるを得なくなった。このあたりの机の上の駆け引きと荒事のバランスってのは、やはり政治家の才覚の1つということか。メイド部隊に出番が出来たのは良かったが、暁の存在を考えると、なかなか苦しいところである。 今回も作画面では決して褒められたクオリティにはなっていないのだが、強めのシャフト臭のおかげでその省エネっぷりも何となくごまかせる仕上がり。色々とふざけた画面が多く、特に調理実習中の「かき混ぜられたボウルの中の卵視点」というあり得ない構図はなかなか刺激的。他にも最近シャフト作品で多用される画面の押し引き(ズーム)や、無駄に合わせた口元アップのリップシンクなどが多めに使われ、作画枚数の少なさを何とか誤魔化すことになっている。もうどんな作品でも登場する「絶望カット割り」もお約束だ(でも、今回は「カッ、カッ、カッ!」っていう三段割りじゃなくて2発で止まってたな)。構図が決まってるシーンだから流用が楽なんだろうね。 他にも、シャフト+ストーリーものといういささか不協和音じみた組み合わせのせいでどこかいびつになっている部分がかえってギャグっぽく見える部分もあって、教室のシーンでは机などの背景にはいつも通りのコピー並べが使われているのに、クラスメイトの顔だけはそれなりに描き込まれている。これで「ひだまり」なら単なる影で描かれる部分だし、「絶望先生」なら名前や「生徒」などの文字を書き込んで終わりの部分。流石にそうした省略手法はこの作品のテイストにそぐわないために「普通の作品」のように全員の顔を作っているわけだが、中には明らかに高校生には見えないようなおっさん面の奴もいて笑ってしまった。隅から隅までこの作品のテイストで充溢させるのは結構手間だなぁ。 アイキャッチでのジモッティさんとの夢の共演に何となく心躍る第4話。別にどうでもいいキャラクターなのだが、原作でもやたら存在感があったのは、多分ウメスが普段あんまりリアル系の造形を描かないからだろうね。そういやウメスがここ2話ばかり出演してないな。コミックス5巻の作業で忙しいんだろうか。 今回は、これまでと異なりAパートBパートが両方とも新年の話で、新入生コンビも出ずっぱり。これまでは小刻みに去年の分の回想エピソードを挟んでいたためにどうしても細切れになっていた印象が強かったが、ようやく「新しいひだまり荘」をゆっくり見られた気がする。まぁ、どうしても1話分のシナリオとしては短いため、要所要所でテンポが悪くなってしまっているのが気になる部分ではあるのだが。せっかくのシャフト作品なんだからあまった尺はおふざけに使えばいいと思うのだが、今作はそうした「余剰パーツ」は本当に少なくて、何故かいちいちキャラクターが歩く描写を間延びさせて埋めるという、あまり感心できない手段で引き延ばしを行っている。もう少しコンテ時点で見直してくれりゃいいのに。 でもまぁ、今回はオリジナル要素の絡め方などもそれなりに有意味であり、新年エピソードの中では一番楽しめたと思う。アイムホームに出かける原作準拠のエピソードはそのままでその中に自然なオリジナルエピソードを挟み込んであるので、原作では見えにくかった新入生が次第に打ち解ける様子が垣間見える。また、道すがらゆの達に吉野屋先生のことを話して聞かせる乃莉とか、いかにもありそうな普通の会話が何とも「ひだまり」っぽい。また、オリジナルという点で気に入ったのは、新入生にご飯を食べさせるために、ゆのが自室からテーブルを持ってくるワンシーン。これまで原作中では具体的に6人がまとまって食事をするシーンは歓迎会以来描かれていないが(カニチャーハンのエピソードは多分そうなんだろうけど)、どうやって6人が同じ席に着いていたのかをさりげないゆのの気遣いで演出したのは面白い。 そしてきちんと顔を出している大家さんと、ようやく現れたアニメオリジナル伏線とおぼしきトマトの苗、校長のまねをして相変わらずどつぼにはまる吉野屋先生、さらに本当にどうでもいいことでデレる夏目の極端な様子など、オリジナル要素が浮かないできちんと日常に含まれているのは評価すべき点だろう。だんだんこのテイストにも慣れてきたので、このまま練度を上げていって欲しいもんです。 そして前回のオープニングに続き、今回はエンディングが「正式版」へ。前作、全前作に比べると具体性が高くて「らしさ」という点では微妙だが、オープニングが4人歌唱だった分、新入生にスポットを当てた爽やかな画面に仕上がっているのは良い。ようやく、これでこのアニメも一応の「完成」かね。 新入生といえば、流石にここまで来たら「なずな氏の中の人も特に悪い部分は見られないね」ということは書いておかねばならないだろう。むしろ、小見川千明は過去2本の出演作でなんであんな音域の役を回されたのかが謎である。どんなオーディションの応対をしてたんだろう。そして乃莉の中の人は、相変わらず地声の気配が全くしない。これまで何作か見てきたけど、原田ひとみの場合は地声が一番アニメっぽくて現実感に乏しいな、ハラダチャーン。そういえば、ひだまり荘って某ピュアな紳士の社交場とキャストが3人も被ったのか。 オープニング中に入るダイジェストの構成の妙に感心してしまう第5話。これまでも随分すっきりとその回の勘どころをまとめてくれるな、とは思っていたのだが、きちんと既知のエピソードからの引用だけでその回の復習が出来るように構成するってのは、結構神経を使う作業。やっぱりどうしても視点が散漫になってしまう構造を持つだけに、そのあたりには気を遣っているようです。 今回の語り手は、1話からストーリーに絡み続けている紀田正臣。彼のキャラクターは一貫して「軽い」「適当」というスタイルが貫かれており、濃いぃ面子の集うこの池袋では陳腐なイメージもあったのだが、今回のエピソードで自ら信条を語るに至って、ようやくその内面が見えてきたようである。実際、彼は軽薄だ。嘘みたいな女性観を持っているし、それを臆面もなく体現できる神経の図太さは生来のものであるだろう。しかし、どうやらその裏側に真っ正直な芯が通っているのも事実なようで、今回は親友の帝人に対する接し方に常に神経を払っている様子がよく分かる。どうやら「黄巾族」と呼ばれるカラーギャングとの因縁もあるようだし、薄っぺらいと思っていたキャラクターに少しずつ肉付けされていくのを見守るのはなかなか面白い。 また、今回のエピソードで紀田を語り手に選んだのは、紀田自身に対する掘り下げもあるだろうが、帝人と園原を加えた3人の青臭い高校生青春視点を描くのに最も適した人材だ、という理由もあるだろう。園原が行方不明になった(元)友人について語るシーンと、それに対して帝人が初めて主人公らしいはっきりと意味のある返答をするシーン。この2つの場面は、はっきり言ってかなり臭い。園原の淡々と自分を語りながら過去を振り返る様子はちょっと現実感に欠ける奇妙な情景であるし、それに対してきっぱりと拒否、提言を行う帝人の態度だって、いかにもお話的で何とも馬鹿馬鹿しいシチュエーション。言い換えれば「ラノベ的厨二臭」がする。しかし、こうしたこっ恥ずかしいシーンであっても、それを見ている紀田が元々飄々として、責任感の薄い態度を一貫して示しているために、何となく飲み込めてしまうくらいのレベルにまで落とし込まれる。一見すると子供じみて見える紀田の態度も、実際は帝人や園原といった「友達」を的確に見守る優れた観察眼と判断力によって成立しているものであると分かるわけだ。原作ままなのか、それともアニメの脚本で考えられた構成なのかは知らないが、この配役はなかなか面白い。 そして、そんなハイスクールライフ以外にも様々な不思議がまたもあふれ出す池袋の街。セルティは切り裂き魔に出会い、帝人のクラスメイト、矢霧はストーカーに追いかけられた過去を持ちながらも謎の女性と逃避行。「池袋最強」を追い求めるレポーターに、チャットに現れた危険な参入者。そうそう、紀田との思い出を抱えた病院の少女なんてのもいる。臨也はあれだけガミガミ言われたのにまた平気で池袋に来てるのかな。 前回までは収束気味かと思っていた群像劇が、再び拡散し、ファクターをちりばめる。この緩急の付け方は視聴者としてはありがたい。次はどこに視点が向くのか、池袋はどこから切り取られていくのか。良い感じで次も楽しみです。 それにしても、首がないのに何でセルティは色っぽく見えるんだろうなぁ。
<白>
今回もリミテッドでの勢力図を基盤とするため、コモンのカードを中心に各色の可能性を探っていこう。といっても、わたしゃプレリにも出てないし、ぶっちゃけゼンディカー環境のリミテッドも充分な数プレイしているとは言い難いので、現時点での妄想トークになりますけど。一応、言い訳しておかないとね。 で、まずは白。ゼンディカーにおける白は、赤などと並んで速攻ウィニーの色合いが強く(まぁ、この環境はどの色も似たり寄ったりだが)、中でも「コーの空漁師」の使いやすさは尋常じゃなかった。ただ、除去として有用なカードが「未達への旅」1枚だったためにどうしても赤やまとまった黒に比べると迫力を欠き、2番手、3番手に落ち着いていた印象である。新たにワールドウェイクが加わって、白はどうなるだろう。 コモン10枚のうち、白がクリーチャーに割いているのは6体(ゼンディコン含む)。その中で文句なくトップに来るのは、キッカーで自由にサイズが選べるフライヤー「天頂の鷹」だ。3マナ2/2フライヤーは「空漁師」の味を覚えてしまった後では少々物足りなくもあるのだが、やはり基本サイズなので抜群の安定感を持つ。状況次第では3/3などで登場できるのもありがたいところ。その他、上陸すれば2/2フライヤーの「巣立つグリフィン」、装備品さえあれば2/2フライヤーの「帆凧の弟子」と、条件付きながらも序盤の攻勢に出られるカードの数はそこそこ。流石に「空漁師」「ステップのオオヤマネコ」「コーの装具役」「コーの鉤の達人」などが固まっていたゼンディカーよりもスピードは落ちるだろうが、一応軽いパーツに関しては基準値には行っているだろう。どちらかというと問題は後半のマナ域で、4マナ以上のクリーチャーは3/3先制と平凡な「戦いのハルダ」だけ。サイズゲームになったら勝ち目は無いので、前のめりだけを考えるか、何とかサブカラーなどからコントロール力を強める努力が必要である。 スピード勝負一辺倒への懸念は、他のカード群にも現れている。3マナ2/6と堅固な壁である「護衛のゼンディコン」は空を基点にじっくり攻めるデッキ向けだし、2マナ8ライフの「疲弊の休息」、5マナ確定除去の「イオナの裁き」は、どうしたってこれまでよりもゆっくりした環境を作り出す。「未達の旅」の穴は埋まるものではないので、限られたフライヤーだけで攻めきれるかどうか、見極めは容易ではない。 アンコモン以上のプールを見ると、また別なラインも視野に入ってくる。「ハーダの自由刃」の存在だ。これが手に入った場合、「兵員への参加」という強烈な同盟者プッシュカードを持つ白はかなり柔軟な同盟者デッキが狙えるようになる。ゼンディカーでも「マキンディの盾の仲間」「オンドゥの僧侶」とコントロール向けの同盟者が多かったので、これなら同じくアンコ枠から「屈折の罠」や「境界線の隊長」などの強烈なコントロールカードをおさえて、腰を据えての勝負も悪くない。また、白アンコにはこの環境では非常に気になる「廃墟の幽霊」というバイプレイヤーがいるのもポイント。このクリーチャー、普段は単なる上陸サポート装置だが、今回コモンで与えられた「セジーリのステップ」と組み合わさると、なんと「ルーンの母(USG)」になるのである。「幽霊」を見つけた人は、是非狙ってみたい必殺コンボだ。 レアまでいくと、白は神話がいまいち地味なので、気になるのは「司令官の頌歌」と同盟者の「城壁の聖騎士」くらいか。前者は新しいデッキタイプの可能性も見せてくれるし、後者は同盟者デッキの新しいスタンダードが狙えそうな渋いサポート。また、前述の「境界線の隊長」のおかげでコントロールデッキの守備力は大きく向上するし、「屈折の罠」「コーの火歩き」と、今のジャンド一色のメタをぶちこわせそうなカードも多い。反逆したいなら、まず白からだ。 エンディングが楽しみなので視聴のモチベーションがきれいにラストまで持続できる第4話。今回のエンディングもエラい面白くて、「盛り上がるなー」と思ってたらコンテが板垣伸氏でした。またあんたか。心得てるなぁ。 さておき、Aパートはこれまでも熱烈モーションをかけてきた杏がさらに具体的につっちー攻略に乗り出すお話。この作品において園児のませた度合いに突っ込むのは野暮以外の何物でもないが、それにしたって事情に詳しすぎるでしょう、柊師匠。動物、植物、宇宙についての蘊蓄なら書籍類でも知識は蓄えられると思うけど、男女の機微まで守備範囲に含まれるとは、あまりのハイスペックに恐怖すら覚える。ただ、普通に「ませた」知識だけなら杏にも充分蓄えられており、そうした基本的な「ラブコメ要素」に師匠が介入すると話が妙な方向にずれていくのが不思議なところ。彼女のコスプレスペックの高さも毎回見どころだけど、何で「公園の掃除してるおっさんの衣装」とかあるのよ。そこ別にコスプレでシチュエーション作らなくてもいいところじゃない。進んで男役をやってのけるのも意味が分からない。そして可愛い。 また、今回地味に可愛かったのが、必死で杏と柊のサポートをしている小梅のコスプレ。「流れ星役」はもちろんだけど、レストランでのウェイトレス(というかメイド?)姿とか、実は一番自然に役にはまってたりする。この3人の立ち位置の自然さは何とも不思議なものだ。そしてそんな見事な三位一体攻撃に対しての、つっちーのスルースキルも見事。園児の牛乳飲み干して「ごめん、喉渇いてたから」って、そりゃないわ。 Bパートは山本先生と杏の交流。4話目にして既に主人公(?)のつっちーがいなくても構わないということが証明されてしまう、悲しいエピソードでもある。山本先生はその優しさがあまり押しつけがましくないのが素敵なところで、園児に対する姿勢が、他の大人達に対する自然な振る舞いの延長上にあるのが特異なところ。おかげで園児に対する気遣い(今回の杏のお手伝いを自然に演出する数々の場面)が、単なる「園児への大人としての接し方」ではなく、「山本先生の人格の現れ」としてきちんと機能している。まさに生まれながらの教育者である。でも、美人でもてそうな幼稚園の先生って、父兄からどんな風に見られるんだろうなぁ。授業参観みたいな絡みもちょっと見てみたいね。 そして、今回改めて、主人公の杏のキャラクターがはっきり出ていたのも見るべき点で、当然「子供っぽさ」の代表格ではあるのだが、それでもおおらかな母親の性格をそのまま受け継ぎ、真っ直ぐで性根の良い子に育っている。山本先生に対しても「ライバルだからこそ真摯にあたるべし」という信条があるようで、分け隔て無くきちんと自分の仕事を全うできる意志の強さは、見ていて微笑ましい。柊がやたらと杏を慕っているようで理由が気になるのだが、ひょっとしたら真っ直ぐな彼女の性根に惚れ込んだのかもしれない。この2人が小学校、中学校と育ったときの関係性が気になりますなぁ。 とりあえず、どうにもたまらなかったけど放送中に原作買うのは個人的に御法度なので、「ぽてまよ」の1巻買ってきました。自分でもどうかと思います。 リュビスが語尾に付ける「じゃん」は、どこぞのアンチスキルよりも随分自然な感じがする第16話。やっぱり語尾にあった性格ってあるよね。直情馬鹿のリュビスの「じゃん」は割とすんなり聞けます。また、今回クフィーユがサフィルの台詞を聞いて「あの人の言葉、信用できるのか」みたいなことを言ってましたが、その関西弁はエセなので信用しない方がいいと思います。 さておき、あまりに分かりやすい敵の奇策ながらも、戦闘経験の浅いお人好し2人はあっさりと引っかかってしまったというお話。視聴者からすると序盤からバレバレなので大した驚きもないのだが、それでもようやく本気のシリアスが見られた気がして、そこだけでも頑張って欲しいと思えてしまうのは激甘な感想だろうか。だって、今までピンチらしいピンチなんて無かったし……まぁ、今回だって「あんだけ怪しい敵の誘いに新米2人だけ送り込むとかどんだけ鬼畜やねん」とか、「ガクトエルはあれだけ悠々とアスクールに接触してきたんだから、部下に頼まなくても誘拐くらい出来るだろ」とか、色々疑問はあるけど目をつぶる。それでも見えたら諦める。 今回のエピソードを通じて、アスクールは出自の悩み、クフィーユは記憶に付いての悩み、という風にきれいに2人のコンプレックスが浮き彫りになっており、特にクフィーユの方は既に4話の記憶すらなくなっているらしく、前々回解決したのかと思われていた悩みが深刻化していることが分かる。彼女の場合は一応イヴェールによる「純正」ESメンバー候補という「位置づけ」があるわけだが、記憶の障害が出てくるとなると、この出自自体も怪しく思えてくる。ただでさえ前作の主人公のエクレールが「記憶」に苛まれていたという事実があるわけで、今後はクフィーユの動向が物語のカギを握ることになるだろう。今回のクライマックスでの必死のザ・ワールドも、一応ESメンバーの矜持が見られました。 他方、アスクールはというと、どうにもシリアスになりきれないのが辛いところ。今回もいいとこ無しだし、普段が普段なので「別にお前ガクトエルの妹でもいいんじゃね?」くらいの感想。せっかくトリクシーから受け継いだ八つ裂き光輪も、リュビスの爪で簡単に弾かれるようでは全くありがたみがない。あれって空間断層かなんかじゃなかったのか? 弱すぎるだろ。 そして意外に気になるのがディアの存在。すっかり携帯用自立歩行型レベルアッパーとして使われている感のあるディアだが、今回の用法を見る限りではレベルアップというよりも単なる体力アップ機能なんだろうか? 回復役はあんまり便利すぎると逆に使いにくいと、JOJOの4部を見て思うわけですよ。 ま、何にせよ一応は主人公チームに興味が持ててよかった。次回は何故クフィーユが命を救われたのかが判明する。といいな。 |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(04/24)
(04/24)
(04/23)
(04/23)
(04/22)
(04/21)
(04/20)
(04/20)
(04/19)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
最新CM
アーカイブ
|