最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
一大イベント、第22話。人生を左右するという意味で、これまでのどのエピソードよりも重要なイベント、受験。それなのに、このサラリとした描かれ方はどうしたことか。これがけいおんの世界だなぁ。 一気に時はすすみ、いよいよ4人の受験本番。とはいってもユルさはいつも通りで、律唯コンビは神頼み以上の勉強は出来ないし、澪は必要以上に心配し、ムギはゆるゆる。心配しているのは後輩たちばかりだ。また、受験シーズンは2月ということで、バレンタインシーズンとも重なっている。女子校通いの面々は男の気配が一切感じられない女子to女子のお話ばかり。そんな中でちょっと勇気を出してみた梓は、2年目で初の先輩へのチョコ作り。憂の力も借りて無事にチョコレートは出来上がったものの、それを素直に渡すことが出来ない。友達2人に肩を押されて渡しかけたが、その瞬間、どうしようもない寂しさに襲われてしまう。受験、冬、そして卒業。それは全てワンセットだからだ。自分の中にわき上がる感情を処理出来ないで困り果てる梓だったが、状況を打開してくれたのは、優しい同輩たちと、いつも通りで何一つ変わらない先輩達との触れ合いだった。 最後の一押しで吹っ切れた梓は、ようやく正面から先輩達の卒業を祝い、合格を祈願することが出来るようになった。そして、そんな梓の決心が実を結んだのか、無事に憂と梓の携帯には、桜の花が4つ咲いたのである。 ある意味最大の山場と言っていいエピソードのはずなのに、メインの構成が梓視点になっているため、「受験に挑むこと」はほとんど描かれていないに等しい。結局唯たちは、何となく受験に挑み、何となく合格しただけだ。似たような日常4コマ繋がりで、受験をラストのメインイベントに持ってきた「あずまんが大王」と対比させるとそのことがよく分かる。最後の憂が机に突っ伏すシーンなんかは「合格の喜び」が面白い形で伝わってくる良演出であったが、受験シーンの描写が一瞬たりとも無かったというのは、かなり明確な構成の指針だろう。「進路を悩むこと」についてはかなり丁寧に扱っていただけに、この受験イベントの扱いは「普通に考えれば」おかしなことである。 しかし、結局この作品の主人公である軽音部メンバーたちは、そんなところで輝くことはないのである。あくまで今回は受験というイベントを通じて、梓に「春」を思わせることが最大の目的。そういう意味では、実に理に適った構成になっている。 梓の心境については、学園祭以前から少しずつ描写が積み重ねられており、いつかどこかで解決すべきファクターという意識が確固として存在していた。最近はそれが如実に表れるようになっており、卒業というタームについて、ひょっとしたら当の唯たちよりもナーバスな状態で聞いていたかもしれない。それは20話で描かれた4人組の「終わり」とはまた違った、別な意味での「わかれ」。20話のラストシーンで唯一泣かなかった梓が、いつかは精算しなければならない問題だった。それを、今回はバレンタインのチョコという形で具現化させたわけだ。最終的には非常に明示的な「答え」を提示するシナリオになったわけだが、そこまでもっていくまでの梓の細やかな感情の揺れが、何とも切なく差し迫ったものに見える。 もちろん、「先輩が卒業して部員が一人きり」という梓の現状はかなり辛い。そして、唯たちの卒業というのは避けられないイベントなので、この状態はどう転んでも改善されるものではない。しかし、今回のシナリオではそんな梓に「仲間」という救いの手が差し伸べられている。具体的に助力してくれている憂もそうだが、軽音部員たちと似たような賑やかさかを持つ純の存在も、梓にはとても大きなものだ。確かに部室には一人きりになってしまうのかもしれないが、別に梓はひとりぼっちになるわけではない。20話でも涙を流さなかった梓だが、そんな彼女の初めての涙が、合格発表を受けた後に純に向けられていたのが象徴的ではないか。クラスでも愛される存在であるようだし、吹っ切れた彼女は、きちんと1人で軽音部を切り盛りしてくれるだろう。 今回もホロッとさせられる実に丁寧なお話。京アニ作品ってのは本当に冬の寂しさ、寒さの画面作りが巧くて、雪が舞う中での受験生達の戦いと、梓の心許なさが肌寒さとともに嫌というほど伝わってくる。それとの対比があるからこそ、部室の持つ暖かみが一際響いてくるのだろう。陰でこっそりいい仕事をしてくれるさわちゃんとか、今回は無闇に「いい話」でした。 今週の小ネタ。1,駅で頭を抱えて「こぼさない」ようにする唯。「妄想代理人」9話「ETC」を思い出します。ま、あそこまで切実じゃないだろうけど。2,唯が梓に飴を渡す時に「はい、あめちゃん」って言った。西の方の出身なんだろうか。徳島とか。 今回のベストショットは、個人的には「あったかあったか」の時の俯瞰視点の映像だと思います。凄く和むし、それだけに凄く切なくなりました。 PR
珍しく突っ込みどころが少なめの第9話。主な顔芸要員もJKだけだったし、こんな回もあるもんなんですね。
今回の事件は口寄せ、降霊術。空気を読まないこずえのオーダーをマヤは余裕の表情で許可し、授業で行われた口寄せのターゲットは学長・神代純一郎。教頭は全力で学長を呼び出そうと試みるが、実際に出てきたのは年端もいかない幼女だった。JKとスマイルを通してあっという間に霊体の存在を受け入れた面々は、岡本あかりと名乗る少女の霊の案内に従って彼女の生家を突き止めるが、いざ玄関先についたあかりは、突然座り込むと回りの環境を激変させ、猛吹雪の中へと消え去ってしまう。 謎の現象とともにさまようあかりを弔うため、マヤたちは彼女の身辺を調査し、最終的には父親の居場所を突き止める。しかし、彼女の父は「帰ってくれ」というにべもない返事。辛そうな顔の彼は、「自分があかりを殺したのだ」と告悔するのだった。 新キャラが登場したものの、前回盛り上がったキャストの話は「新人でした」という肩すかしを食らってしまい、これまでのように強烈な個性を発揮するようなキャラでもない。その分、話を盛り上げる役目は既存のキャラに委ねられるわけだが、恐ろしい顔で勘の良さを発揮したJK以外は、特にギャグのような振る舞いをしたものもおらず、話の中身もちょっとシリアスで物寂しい、この作品の骨子となる「オカルト絡みの人情話」である。基本的に2話完結のストーリーになるので奇数話の今回はあくまで「前編」なわけだが、このシナリオをどのように収束させるかは来週次第ってことになった。 もちろん、だからといってこの作品がつまらないということは決して無い。顔芸とまではいかずとも、幼い子供を相手に普段は見せないような柔らかい表情を見せるマヤは、文明相手のしかめ面との待避で豊かな表情が映えるし、脇を固めるこずえとJKも相変わらず元気。特別尖った映像を使わずとも、話を見せるだけでもそれなりに見られるのは流石である。ま、平坦なシナリオにした分だけ一瞬JKが見せた楳図かずおばりの表情なんかは絶大なインパクトを発揮したしね。 そして、着実に進行しているのはマヤの心情面での変化である。今回はオカルト知識としてエクトプラズムの解説をしてくれたわけだが、すらすらと知識を披露したあとに、今までのようにツンデレぶってみせるそぶりも無くなった。少なくとも亜美やこずえの前ではオカルト嫌いを演じる必要は無くなったようだ。また、あかりの哀しさを通して、再び彼女の幼い頃の家庭環境(おそらくは家庭をないがしろにした父との関係)も、今一度焦点となるのかもしれない。神代純一郎というキャラクターが、最後にマヤの行動にどのような影響を与えるのかも気になるところだ。 そして、今回は「ノストラダムスの鍵とは無関係だけど」という注釈を何度か口にしていたわけだが、文明との関係は着実に進行している。今回明示的だったのは、美風を相手にでれでれする文明に対して明らかにイライラしている様子。もちろん学長が不真面目な教師に対して腹を立てているという風にも見えなくはないのだが、彼女の場合は明らかに嫉妬ととれる描写が重ねられている。今までのエピソードでマヤが文明に心を寄せるチャンスはあまり無い気がするのだが、一応目標をともにしながら日々の生活を送っているために、少しずつ心を開いてきているということなのだろうか。 わずか1クールということは、もう間もなくクライマックスを迎えることになるこの作品、果たしてどのようなエンディングを迎えることになるのか。このあたりの話数はかなり大切なパートだと思うのだが……はてさて。
濡れるッ! 第9話。この作品には馬鹿とアクションとスリルを求めていたのですが、もう、馬鹿だけでいいです。やーい、馬鹿。
Aパート、沙耶の家に向かおうとするもゾンビが邪魔してなかなか進めない孝と毒島先輩。途中でバイクショップに寄ったり、何でそんなもんが動く状態で置いてあるのか分からない水陸両用車にまたがったり、公園の噴水で策略を講じてみたりするが、正直言って特に面白味のない展開。なにせ、やってることの意味がよく分からないのだ。ゾンビが群がっている地域が多くてなかなか目標の高木家に到達出来ないという状況は分かるのだが、車を入手出来たらそのまま真っ直ぐGOでいいだろうに。なんで一旦川に下がったり、公園の噴水を利用して音のトラップを仕掛けてみたりしたんだろう。単なる遠回りにしか見えないのだが。そもそもゾンビは音で回りの状況を判断しているとのことなのだから、噴水トラップ設置後はどこか目立たないところに音を立てずに移動すればゾンビからは認識されなくなると思うんだけどな。ほんと、この世界のゾンビの行動原理がいつまで経っても分かりません。 そして、そんな「もうどうでもいいや」なAパートで見るべき点を探すとしたら、それは毒島先輩のお色気シーンである。今回は水濡れプレイということで、裸エプロンならびくともしなかった先輩が、何故か水濡れすけすけ下着はちょっと恥じらった表情を見せてくれる。「私も一応女なのだぞ」っていうのはなかなかいい殺し文句じゃないですか。更にはエロ紳士レベルの高いTシャツ1枚の剣舞なども披露してくれたし、そういう見どころだけならばそれなりのもの。 そして、そんな毒島アワーはBパートで最高潮を迎える。子供ゾンビを見て自分の黒さに気付かされる先輩。そのまま不抜けた彼女を神社に避難させた孝は、神前においてしめやかに彼女の昔語りを聞く。要約すると「暴力行為って楽しいんだよね!」という身も蓋もない告白について、孝は特に感想を述べるでもなく、あとの台詞で言うなら「彼女の闇を受け入れる」。ただ、世間的にいうとそれは「据え膳を食う」のと同義なんですけどね。正直彼女の懊悩とか、どうでも良さそうだもんね。 しかし、男が彼女を「受け入れた」ことで、「毒島先輩」改め「冴子」さんは晴れやかな表情になり、最後の一押しである「乳鷲掴み告白」をトリガーに、「血に飢えた毒島冴子」モードが覚醒。これまで携えてきた木刀を御神刀に持ち替え、斬りも斬ったり無限のコンボ。悦楽に歪む表情は極限を超え、見事にエクスタシーに到達しました。ナイス変態性欲。もう、彼女はこの世界が終わらない方が良さそうだな。死ぬまでゾンビを斬り続ける人生ですよ。 色気と大馬鹿のコラボレーションが、実に見事な毒島冴子というキャラクターを確立させました。今後彼女がどれだけ貞淑な女性を演じようと、その奥には今回発露したリビドーが渦巻いているかと思うと、なんだかもうたまりません。人間素直が一番ですよ。 今回の盛り上がりを語る上で外すことが出来ないのは、やはり毒島先輩の中の人だろう。何かというと「え、何? 下ネタ?」と眉をひそめてみせる沢城みゆき25歳。毒島先輩のあり得ないキャラクターが生き生きと輝いています。今回みたいな芝居を見せられると、某ラジオで語っていた「いい音を出すんじゃなくて、感情ののった声を聞かせる芝居」というのが分かる気がします。
ユカリの攻撃は本当に痛そうな第9話。アスミスキャラはやたら他人に女装を強要している気がするなぁ。
皆中の策略により一気に加速度を増す鶺鴒計画。これまで影に潜んでいた数々の葦牙たちも動かざるを得ないようになり、殺伐とした空気は町中に蔓延している。そんな中で、出雲荘のセキレイたちは皆人の判断を信じて動き続けることを確認する。焔は言葉によってそれを表し、月海も皆人の胸中を確認し、セキレイであることを改めて実感する。ユカリと椎菜は、巻き込まれたいざこざでノルマをクリアしつつ、葦牙とのコンビネーションや、戦う意味を改めて確認していく。 そんな中、唯一その立ち位置を確定させられなかったのが鈿女。氷俄のよからぬ計画に荷担することは確定的ながら、やはり情があるので踏ん切りはつかない。しかし、その背中を押してしまったのは皮肉にも皆人自身の判断だった。草野が病院で出会ってしまった鈿女の葦牙。その縁がセキレイどうしを引き合わせ、彼女に決断を強いることになってしまう。「死んでくれない?」の一言とともに、ヒレのセキレイがその正体を現した。 今回はまず、なんと言ってもユカリの大活躍が一番の見どころ。前回までにリタイア危機に瀕していた仲間陣営の中でユカリ組がまずノルマをクリア。どう見てもクズの敵葦牙を出したことで「殺し合い」にユカリが参加することの敷居の高さはあっさり解消。椎菜はその強さを特に隠し立てすることもなくいきなりフル回転させてくれたし、そんな椎菜を支えるユカリも、より一層の外道っぷりを遺憾なく発揮。今回はキャラ画の質がちょっと不安定な部分が多かったのだが、ユカリ登場シーンから渾身のストレート、そして「とどめ」までのくだりは本当に大迫力の画面(まぁ、パンチのアクションはちょっとおふざけが過ぎた気もするが)。また、月海と初遭遇したユカリの変態っぷりも実に愉快で、トータルすれば今回はユカリ回と言っても過言ではない出来。おかげで、その影でちょろちょろと登場していた他のセキレイ組がイマイチ目立ちませんでした。 他にも出雲荘で謎の泥相撲とか、美哉さんの般若連打とか、いつも通りの見どころも多かったが、やはり最後を全部持っていったのは悲劇のヒロイン、鈿女だろう。千穂との関係性が更に明確に提示されて「負けられない理由」が強調され、それだけにラストシーンの悲壮な決意はクるものがある。泣いたり懇願したり、というのではなく、辛くても邪悪な笑みを浮かべることで、自分なりの踏ん切りを付けようと苦悩する鈿女。避けては通れぬ、今期の山場だろう。笑ってみせながらも、どこか泣いているように見える最後の表情は秀逸。 松や風花、焔も鈿女の心配はし続けていることが分かり、どうしたって鈿女と出雲荘の関係は無視することが出来ない。「セキレイはしょせんセキレイですから」という氷俄陣営の主張と皆人の胸中も、ここでぶつけるべきイデオロギーだろう。サブタイトルからすると次回は哀しい結末を避けて通ることは出来ないだろうが、こういうエピソードがあって初めて「デスゲーム設定」が活きるのは間違いない。なんとか「盛り上がる」展開にしてほしいものである。 何を見ても「終わりへの序曲」にしか見えなくて切ない第47話。二ツ木の動きが活発になっても、ドクトルの正体に肉薄しても、町中がジャングルになっても、ついにキルミンのことがばれても、ビューティーバットの正体が判明しても、全部「最終回が近いなぁ……」という感想しか出てこないんだよう。 1年使って構築された世界が少しずつゴールへ向かっている実感。もうそれしかないから本当は細かい部分の感想記事とかあげる必要は無いんだけど、今回はシリーズ屈指の名シーンがあったので、あまりの爆笑に思わず記事立て。 その名シーンとは、もちろんリコとカノンの大喧嘩シーンである。「あ、お前らそれって突っ込みどころだって分かってたんだ……」というメタレベルの衝撃が止まりません。先発はカノン。リコの髪型への突っ込みは、この世界におけるヘアスタイルの基準に衝撃を与えた。そりゃま、現実に居たらおかしな髪なのは確実だけど……それがアニメのお約束だろうに。それに対するリコの反撃も髪型へのもの。「横に広がりすぎてうしろの席の子の迷惑になるから一番うしろの席なんだよ!」とは、斬新過ぎる意見。いや、転校初日にあの席に行ったのは自然の成り行きだったと思うのだが……もちろん、「お前が言うな」の突っ込みは確定的。 髪型への攻撃で一瞬カノンが止まった隙を突いて、リコは一気にカノンの身なりについてたたみかける。「何でお前だけ土足」「腕章が変」など、まぁ、もっともなものばかりだ。カノンの反撃も精彩を欠き、「私は別にいいのよ」「サルみたいな顔でうるさい」など、感情的な文句になってしまったので、総合で見ればリコの勝ちである。そして今回のエピソード終わりからは「ビューティーバットってどういうセンスだよ」という悪口も言えるようになったので、リコはますます有利ですよ。ま、あれだけ細かいポイント(?)に目が行くのにビューティーバットの正体に気づけなかったのは、アニメ世界の限界ってことだろうか。 今回、この喧嘩シーンでの悠木碧のマシンガントークが本当に見事なものだった。長台詞をものすごい早口でまくし立てて、きちんと何を言っているかが分かった上で感情ものっていて、あおちゃんが得意とするキーキーボイスの味が一番良く出ている。もう、これが聞けただけでも今回は大満足。ほんと、リコは毎回いい仕事をするなぁ。 そういや、ドリル髪で思い出したのだが、今回は5人の変身バンクが全部流れるというオールスター仕様だったのだが、リコリムの変身シーンで出てくるのってDNAの二重螺旋モチーフってことでいいんだよね? あまりに自然にそう思っていたので確認をしていなかったのだが、調べてみたら案外そういう保証のソースが無くて不安になった。リコはドリル髪が左右に分かれて、それが1本に繋がるイメージで、リムはびんぞこ眼鏡の2枚のレンズのぐるぐるから、2つの渦に飲まれるイメージ。ま、リムの場合はどっちかっていうと螺旋力を高めてるようにも見えるんだけどね。グレンラガンのエンディングのラストカットのイメージ。 ただ、そうなると他の3人がそこまで明確に螺旋のモチーフを表していないのはちょっと不自然かなぁ。ポチ姉は一応渦を巻いてるけど、リコリムほど明示的なツールがないし、ケンとタマオは特に回るイメージもない。謎だ。そして、キルミン発動時の「何かにひびが入るみたいなカット」でタマオだけ3本入るのもよく分からない。1人だけ鳥類だからか? とにもかくにも、……終わってほしくないなぁ……
もう、世界中が首をかしげるしかない第8話。なにさあのBパート。キャラソンバックで雄大な景色を……って、歌の内容が酷すぎるわ!
というわけで、Bパートについてはもう語ることも……いや、潔い歌だとは思いました。キャラソンは当方みつばのものしか対応してないので初視聴だったんですが、コンセプトはがっつり立ってるな。ほかも聞いてみた方がいいかもしれない。 ちなみに、今回もあんまり出番がなかったのでせっかくなのでみつばのキャラソンについても書いておくと、まずメインタイトルの方は相変わらず「キャラ声での歌唱」っていうのが安定してますが、今回は歌っていうかほぼ台詞だったので、なかなか壮絶な出来になっております。単にみつばの罵詈雑言が聞きたい人は買うといいと思います。曲終わりの一言はなかなかキますよ。カップリングは割とスタンダードな「キャラソンっぽい歌」ですかね。まぁ、歌ってる内容はどっちも一緒だけどさ。今回本編でも出てきたけど、みつばって最後の最後で「長女だし自分がちゃんとしなきゃ」っていう意識のせいでいっつも損するんだよなぁ。哀れよのう…… その他のパートの話。……もう、今回は「ぶぁぁぁぁぁあか!!」が聞けただけで満足です。あのシーンは凄い。マジ凄い。この姉妹、絶対日常生活送れない。 今期では屈指の「聞いてて楽しい作品」です。 ずっと触っていたいくらいサラサラの第21話。サラサラヘアーで敢えてデコ。それが部長の心意気。さらして恥ずかしいデコなど、捨ててしまえい! 今回は写真写りも一番良くて、現実の美人さんが誰なのかがはっきりしたな。 前回のライブでは心おきなく泣かせてもらったわけですが、今回は一転、どこをどう転んでも泣きようがないし、普通に考えたらあり得ない構成で、これもまた「けいおん」ワールド(作中で唯は泣いてますがね)。何しろ「卒業アルバムの撮影のために女の子が髪型で悩む」というだけで1話が終わるのだ。この何も無い日常の感覚、たまらないものがあります。 そして、そんな「どうでもよさ」を骨の髄まで堪能できるように練られた構成の妙が今回も冴え渡っている。個人的に一番ドキドキしたのは、ムギが最初に唯の髪をとかして、結んであげるシーン。ブラシをあてて少しずつ少しずつ唯の髪をまとめていくのだが、はっきり言うと、このシーンが「めちゃめちゃ長い」。単に髪をとかして結ぶ、それだけのシーンなのだから、ものの数秒でサッと描いてしまえばいいカットのはずなのだが、唯の表情の微細な変化を交えながら、実にたっぷりとこの「どうでもいい」カットが時間を使っている。普通の作品なら、このようなコンテ割りは恐ろしくて出来ないだろう。だれてしまうのは間違いないし、そんなことをする意味は無いからだ。しかし、この作品はそれに「意味がある」のだ。「髪型を探求する」という今回のテーマが浮き彫りになるのも勿論大切な要素だが、何より、ムギと唯という2人の関係性が、この長い長いカットに自然に表れる。他人の髪をいじるのが好きな娘ってのはいるもんだが、特にムギはメンバーの髪をいじったり、スキンシップをとるのが大好きな子。そして唯はそんなムギに全幅の信頼を置いて、あれだけの時間をなすがままにされている。今まであまり明示的に示されてこなかったムギ→唯というインタラクションが、このカットでまざまざと現れるのである。 他にも、今回はやたらと長めに割られた余韻含みのカット割りが多く、例えば梓が部室に駆け込んで微妙に表情を変えるシーン。こちらは不安と期待の入り交じった梓の心情の妙をその細かい表情に表すため。また、今回のクライマックスとなった唯の散髪シーンも、無駄にスペクタクルな構図とタイミングでドラマ性を高めている。もちろん、いざうっかりミスをしてしまうシーンは間抜けな唯の顔のアップであっさりと片付けてしまうのもこの作品ならでは。あり得ない間尺の配分の仕方に、この作品の本気が見て取れる。 さて、その他のファクターもきちんと見ていこう。まず、前回の切なさからの引きでいうなら、すっかり「ふぬけ」てしまった梓の細かい仕種がいちいち切なくなる。冒頭で魂が抜けたようになっているのは笑えるレベルではあるのだが、「卒業」という言葉にちょっと息を詰まらせてみせたり、教室で戯れる4人の姿を見て少し寂しそうな表情を見せたり。残されるものの辛さっていうのもあるんですよね。受験まで部室に居てくれる先輩達に素直に喜びを表していたものの、それって結局別れの先延ばしでしかないからなぁ。来年は1人で軽音部を支えることになるんでしょうか。そういや、もう練習する曲もないのに唯は登下校時にちゃんとギー太を持ってるんだね。ひょっとしたら梓の練習に付き合ってあげているのかもしれないな。 そして、そんな先輩達はようやく進路を決定させる。ムギは私大で確定。特に目的意識もない唯律コンビは、単に「ムギが行くから」という理由だけで同じ大学を志すことに。……大丈夫かいな。学力もそうだけど、私立は学費がねぇ……ま、みんな長女だし、家庭もそれなりに裕福みたいだからいいんだけどね。そんな適当な動機で進学希望って親御さんは納得してくれるんだろうか。 そして、そんな3人の様子を見て推薦枠をわざわざ蹴ってしまった澪。気持ちは分かるが、その選択が後の人生に与える影響は……いや、いいのか。大学なんて入ってみてから何をするかだし、志も無く適当に進学したところで結果は一緒だ。どんな形であれモチベーションがあがるならそれはそれでありなのかもしれない。今後とも4人仲良くやって下さい。翌年になれば梓も来るかも知れないしね。 そうそう、レギュラー面子の中では、多分和が別な大学に進学することになるんだろうけど、今回の和はなにげにひどい子だったな。「留めるものはありませんか」の唯の問いかけにクリップを差し出す時点でいじめっ子かと思うくらいなのに、更にツインテに結った唯に「こういう犬見たことある」との発言。友達相手にイヌって。ナチュラルボーン毒舌吐きか。ちなみにその後の唯の「犬……犬、犬って……」っていう台詞がやたらお気に入り。普段がフラフラしているだけに、弱ったり困ったりしてる時に唯が発するマジでやばそうな時の声が好きです。今回は髪切ったあととかフード被って登校してる時とか、この「情けない唯」が堪能できたので楽しかったです。必死に唯を慰めようとして撃沈していく他の面々とか、なんだかよく分からないテンションが無闇にはまってました。 そして、やっぱり髪型と言えば「おかしーし」の名言を残した部長さんですよね。今回は「きっぱり出せ! きっぱり」という名言を残しております。そして、律のカチューシャの位置を一発で決められるのが澪で、そんな澪の緊張をおさえるために「深呼吸しろ」という適切なアドバイスが出来るのが律。やっぱりこの2人が別な大学に行くっていう選択肢は無いな。ちなみに落ち込んだ唯に対してモンブランの栗という実に分かりやすいフォローを差し出したのも律ちゃんなんだぜ! 相変わらず人の気持ちを考えて動ける子だ。そんなわけだから、当然今週の1枚はきっぱり出してるところだ。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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