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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。」 4→4 意外かもしれないが、N話切りを回避して最後まで視聴するに至ったなろう作品である。まぁ、毎クール全てのなろうを切ってしまうとなろう観測が完全に終わりを迎えてしまうので、何本か「耐えて」視聴しようという意識は少しあるのだが、今作はそこまで「耐え」の意識はない。まぁ、だからとて面白かったかと言われたら色々と考える必要はあるのだけども。 今作の最大のセールスポイントは、いわゆるなろうとは方向性が異なっていること。主人公のロリっこは冒険もしないしモンスター討伐も(あんまり)しない。魔王もいなければダンジョンでレベル上げもしないし、巨乳の奴隷をはべらしてハーレムを作ったりもしない(まぁ、ロリっ子だし)。初っ端から「父親の実家に帰って身内の問題解決」というよく分からんところからスタートしたし、その後も国家レベルでの医療体制の改善という目標設定は、ベーシックなろうの中では外縁に位置するジャンルであろう。まぁ、もちろん医療ものも過去に何本かアニメ化されているので「新ジャンル」ってわけではないのだけど(残念ながら既存の作品のタイトルすら思い出せないのでここで例示できないが)、与えられたトンチキな出自の設定と、そこからのドラマ展開がテンプレからちょっとずつずれているおかげで、「一応考えて作られた物語ではあるな」くらいの認識にはなったのである。 惜しむらくは、やはりヒロイン・エレンの「元素を自在に操れる」は設定としてやりすぎというか、作者自身もコントロールしきれずにふわっとした扱いになってしまった。「元素を扱える」はイコール世界の全てを自在に御することができることになるはずなのだが、そこまでの異能を炸裂させるわけではなくてせいぜい化学室の実験の延長線上でのみ何かをやろうとしているのは逆に「転生者」の常識が限界を規定していたせいなのだろうか、結局は現代科学知識マウントを取るにとどまり、「使っている道具立て」自体は既存のなろうフォーマットからはみ出すものにはなっていない。まぁ、そこはなろうという媒体事態が求めているものが決まっているので動かしようがなかったのだろうが……この設定とストーリーの方向づけができるなら、きっとなろうテンプレを使わずとも物語は作れたんじゃないかな、という残念さがある。いくらか発展的な「残念さ」ではあるよ。 加えて、「無限ガチャ」に続いてこちらもJ.C.STAFFの作画ということで要所でのキャラデザの締め方もいくらかプラスに計上してもいいだろう。ただ、なんかモーションの付け方にちょっと癖があるというか、なんか既存のツールみたいなのを使ってる感覚はあったのだが……この辺は各アニメスタジオがどういう処理機材を導入しているのか分からんのでなんともいえない。大手スタジオは、今後どういう画面の構築を目指していくのか、ちょっと気にはなるところですな。 PR 「ガチアクタ」 6→5 ごめん、先に白状しておくと、あんまり真面目に観られなかったです。おかげで評価軸を見失ってしまい点数を下げざるを得なかったのですが、これは多分に私自身の責任な可能性があります。ファンの方には本当に申し訳ない。「途中から雑に観てるくらいなら視聴やめるか、せめて評価文なんか書くなよ」と思われるかもしれないが、記録の意味で何かしら出力せねばならない性分なので、そこだけご容赦願いたい。 「いや、もしかしたら雑な視聴姿勢になってしまった理由が作品にあるのかもしれないぞ?」という目線でマイナスポイントを検討しようかとも思ったのだが、胸に手を当てて聞いてきたところ「……放送スケジュールが過密すぎる土日の最終盤に放送してたもんで体力的にキツかっただけだな……」という結論に。今期はさ、感想執筆作品が土日周りに集中してたもんで、まともに処理しきれなかったのよ。そんな中での「まぁ、感想書くほどではないか」作品はどうしても集中力が続かない。これは作品の責任じゃなくて私の視聴姿勢が悪いだけなのである。……本数はある程度削ったし、一昔前ならこれくらいの情報量は集中して処理できたものだが……加齢で体力が減衰してるからなぁ……。あと、もしかしたらおっさん世代でもいわゆる「ショート動画症候群」みたいな症状で集中力を削がれているのかもしれない。最近、アニメ見ててもどっかでPCいじりたくなることが増えた気がするし……由々しき事態である。どこかで療養したい。 閑話休題。単なる愚痴と弁明に終始して今作の感想ゼロは流石にまずいのでちょっとずつ触れていくと、個人的には今作は「桃源暗鬼」と同じカテゴリに入ってるんですよ。少年漫画原作で、ダークテイストの能力バトルもの。主人公が「堕ちた」立場というのも共通している。そして差分があるとしたら、「桃と鬼」というヘンテコな設定で簡単な二元論にまとめた「桃源暗鬼」と異なり、こちらの作品は世界設定に複雑な部分が多く、オリジナルの用語も多ければ物語に絡む勢力の数も単に2つでは終わらない。その辺のちょっとした複雑さは、普通なら「色々な刺激があるなぁ!」という面白みにもつながるはずなのだが、上記のような集中力が欠如した状態だとちょっと追いかける時の負担になってしまった。キャラの数もかなり多く、どれが誰だったか分からなくなっちゃうと週一の視聴スケジュールでついていくのも大変である。 ……いや、でも普通に考えたらそれって「いい要素」だよな……キャラの濃さとか、変態的な性格描写のクドさは普通に魅力的には映っていて、だいぶ思い切って露悪的なキャラも描いているのに、最初から「ダークに描くよ」っていう前提でスタートしているので余計なまでの暗さになりすぎず、それなりのアツさになったり、ギャグに転化できたり、設定を作り込んだ分の見返りはあった作品な気がしている。加えて地下世界のドロドロとした暗さや「ゴミ」の汚らしさといった作品のキーポイントは映像としてしっかり表現されているし、アニメとしてのクオリティはどちらかといえば高い部類。そう思うからこそ、冒頭で「ファンの人、ついていけなくてごめんなさい」という謝罪が先に出たのである。 現状、2期の制作も発表されているし、反省と対策として原作にあたっちゃうのはありかなぁ、とは思っている。……ここで「録画分を見直す」っていう選択肢を選べないあたりが私の弱さだな……。 「ウマ娘 シンデレラグレイ(第2期)」 ―→6 続編の報は無しだねぇ。ま、原作も完結ならこっちだって最後までやってくれることでしょう。まぁ、そうなるとあと何クール必要になるかよく分からんが……。 そうして「次がありそう」だと思ってる分、今期だけでの評価は下しにくいが、引き続き、ドがつくストレートなウマ娘アニメとして不満は無い。前身となるオリジナルアニメの方の1期2期のような「太く短く」展開される媒体では無いので単発でのインパクトには欠けるが、だからとて手を抜いているわけでもなし、1つ1つのレースについては充分に見せ場を作ってくれていた。オグリの物語はどうしても「負けシーン」の重みが強くなりがちなので今期も鬱々とした展開は長かったが、それだって納得感を持って描いてくれているし、オベイやタマモといったライバルキャラが輝いているので「打ち負かされた」というよりは「群雄割拠」というイメージの方がしっくりくる。シリーズが長くなればなるほどキャラが増えて印象が散漫になるリスクがあるが、本作はちゃんと焦点を絞って「見せ場」ならぬ「見せバ」を作ってくれている。この調子で最後までやってくれるなら原作付きのアニメ作品としては充分な成果だろう。 個人的には有マでのディクタさんがほんとに勇ましくて好きなんですよね。ウマ娘って作品は純粋に「速い奴が勝つ」だけなのでそこにどれだけ理由をつけたところで勝った奴は「勝った奴」なのだが、その分、負ける側のドラマにこそ作り甲斐がある気がするんですよね。ディクタさんは最後まで格好良かったし、その精神に「負け」はなかった。こういうドラマが見たいのですよ。 ラストは次なるフォーカス、イナリワンの登場で幕引き。まぁ、あるでしょ、次も。 「友達の妹が俺にだけウザい」 4→5 意外や意外、これはね、成立した作品なんですよ。 世の多くの人がそう思ってるだろうし、私の第一印象もそうだった感覚に「『だんじょる』と同じノリの作品じゃないか」というものがある。あまりに鈴代紗弓の影響が大きすぎる気もするが、メインヒロインの「ウザさ」を主軸にストーリーが進行し、くっついたり離れたりしながら、最終的に「ウザいけれど放っておけないアイツ」に収束していくラブコメラノベなのは事実。そして「だんじょる」は別に面白くなかったし、特にヒロインはウザさがマイナスにしか働かずにずいぶん損をしていた残念な作品になった。 対して今作は、入り口こそ同じように「うわ、ウザっ。なにこのムカつくヒロイン」からスタートしたが、そこでヒロインの属性付与が終わらず、いかにもラノベらしいファンタジックな属性を盛って盛って盛った。イロハの持つ属性の数々は現実感も無いし、いかにもな「ラノベらしい設定」ではあるのだが、「過度なウザさ」というマイナスポイントをプラスに転じさせるためには、それくらいの無茶が必要なのだ。現実感なんてさして重要じゃない。とんでもない才能を持つヒロインが、とんでもないプロデュース力を持つ主人公と出会い、互いの才能を認め合いながらも素直にコミュニケーションが図れずに青臭い恋愛を重ねていくという構図だからこそ成立するのだ。好きかどうかと言われたらちょい悩むところだが、「成立しているかどうか」と言われたら、このラノベは成立している。 三角関係の描写に関しても模式的に分かりやすい設定から入り、メインヒロインが「本当は真面目だけど素直になれずコミュニケーションでウザい」タイプなので、サブヒロインの真白の方は「対面するとクールだがネット上ではコミュニケーションがややこしい」になっている。まぁ、巻貝なまこ先生の設定は流石にやりすぎというか出来過ぎではあるのだが、わざわざアニメ化して茶化したくなるくらいの関係性なんて、これくらいに荒唐無稽でコミカルな方が見応えがあるものだ。歯の浮くような台詞とか、ラノベらしいキモい言い回しだって、世界がそういう風にできているというなら漏れ出てもしょうがない。適材適所で、「ラノベらしい舞台設定」があるという感覚。この規模感は妙に「腑に落ちた」。 まー、単に私の「ラノベ観」が古臭いというだけなのかもしれないが、少なくともなにかしらの筋立てを立体的に組み上げようという脚本の意図はちゃんと感じ取れたので、それだけで評価すべきだという判断である。 多分、今作の作者はやっぱり「物語が書ける」人なのだと思う。まぁ、僕は「義妹生活」の方が圧倒的に好きな作品ですが、それはアニメの演出方向もあるしね。そこそこのスタッフと大して期待できなそうなスタジオから出てきたアニメとしては、充分な成果物だったと思うよ。唯一の心残りがあるとすれば、「どんなキャラを入れたとしても全部鈴代紗弓にやらせろよ、それくらい出来るだろ」です。まぁ、中の人に頼りすぎちゃうと「それくらい真白(の中の人)もできるわ」っていう妙な対抗心が出てくるからな……。
やぁ、1回しか記載されないと思っていたこのタイトルがまさかもう1回出てくるとはね。絶対に途中で切ると思ってたのに、なんだかんだで最後まで見守ってしまったよ。そして、その結果ポジティブな感情が出てこなかったあたりが面倒極まりないネ! 今期もザクザクN話切りが展開された中、この作品が最後まで切られずに残っていた理由はだいたい2点にまとめられる。1つは、いうてアニメとしてのクオリティはそこそこ保証されていたこと。J.C.STAFFの安定スタッフによる制作なので、映像部分で大きな崩れは無く、画だけを見れば失望感はそこまで無いのだ。昨今のなろうアニメでは画のクオリティの保証は最低限のモチベにはなる。まぁ、終わった今となっては、「クソ作画の方が安らかに眠れたのに」という気持ちしかないわけですが。 そして2点目は、胸糞リベンジストーリーという骨子が1話目でイヤというほどアピールされていたので(そもそもタイトルにそう書いてあるので)、「ドス黒・ざまぁ満載復讐劇」というシナリオラインが何か痛快なものに繋がるんじゃないかという期待もゼロではなかったため。嗜虐趣味がそそられる展開であるならば、例えばかやのんキャラがみっともなくピーピー泣き喚きながら命乞いをする様などが毎回楽しめる可能性があり、オリジナルの収穫を期待した向きはある。そして、こちらの要素については、確かに得られたものはある。かやのんエルフは最終的にみっともない命乞いをしたし、その前にはドヤ顔煽りなどの様々なプレイのフラグを立てまくった部分は「見たかったもの」が出てきたのは事実だ。 ただ、そうした「ご褒美」を得るための代償があまりに大きすぎた。いらん要素が多すぎて見返りを得るための心労が割に合わなかった。ほんとに、私は人生において何度「なろうってどういう層が楽しめるんだよ……」という虚無を感じなければいけないのだろうか。途中の戦闘についても、主人公アゲについても、何1つ「楽しい」に繋がらないんだよ。意味がわからんのだよ。復讐相手があんだけいるんだから1クールでせめて3〜4人くらいはサクサク殺しに行くのかと思ったら結局かやのんと狼の2体で終わっちゃったし、そのかやのん戦にしても、メインバトルの前に全くいらん戦闘が何個も入ってなかなかゴールに辿り着けない。レベル9999とか言ってるくせしてレベル数百の相手に意外といい試合を繰り広げたりして、描きたいものの軸がブレブレだ。せめて、自分で掲げた旗印くらいは最後まで責任を持って守り通してくれよ。 まぁ、どんな文句をたれようとも、「最後まで観てたお前が悪い」と言われたら返す言葉もないのだけど。残念なことがあるとすれば、以前「BLUE REEFLECTION」で興味を持ってちょっと気にしていた玉城仁菜という声優さん、あれ以来、どーでもいいなろうのショタ役でしかメイン役がなくて、どんどんクソアニメ請負人みたいになっちゃってるんだよな……。 「悪食令嬢と狂血公爵」 5→5 ナーロッパに世界を移し、「ただひたすら甘々な青春カップルを見守る」作品の3本目。こちらは青春というのとはちょっと違うかもしれないが、「両想い以外の何ものでもない」男女がいちゃこらするだけという骨子部分は一緒である。「私の幸せな結婚」っていうタイトルでも特に問題ない作品でもある。 1話目で想定された中身から1ミリもズレずに単に2人して飯食いながらイチャイチャするだけなのでどう足掻いても加点要素は無いのだが、絶対条件である「メインヒロインが可愛い」はまず達成されているので減点要素も無し。甘織れな子(異世界での姿)であるメルフィは、なろうヒロインでありながら「令嬢」感はそこまで強くなく、庶民的な部分を魅力の基盤に置きながら、時に料理人、時に魔術師として節操なく周りの男どもに魅惑を振り撒いており、ここに嫌味が薄ければ合格ラインは越えられる。この「ギリで媚びすぎない魅力の出し方」みたいな部分で中村カンナボイスは良い働きをしてくれていたと思う。 単なるイチャイチャでは途中で飽きが来てしまうだろうし、実際に飽きる要素ゼロだったかと言われたら退屈した部分もある気はするのだが、「悪食」というテーマを維持しつつ、そこでできるシナリオ展開でちゃんと本筋が引っ張れているストーリーテリングは案外悪くない。「魔物を食べるとはどういうことなのか」「世間的にどう見られているのか」「而して悪食令嬢とはなんなのか」の設定が納得いくラインで組まれており、「この2人だからこそ互いの良さをすくいあげられたのだな」という破れ鍋と綴じ蓋の関係性が愉快でもあり、腹立たしくもあり。なろうにありがちな「思いつきの出オチ設定がさっさとどうでもよくなる」タイプじゃないというだけで、ずいぶん印象はよくなるものだ。 そうして描かれる凸凹カップルストーリーが、割と良さげなアニメで綴られているというのも良きポイント。制作の旭プロダクションにはあんまり期待してなかったのだが、今作はなろう的なアホでド派手な戦闘シーンとか、ふざけた戦闘スキルの描写とかが必要ないおかげで、比較的細かい部分まで神経を配ることができたのかもしれない。肝腎要の料理に関するシーンも、ちゃんと「異世界の料理って何?」を考えて設定されており、必ずしも「美味しそう!」だけじゃなくて種々の事情を抱えた「食べるということ」へのこだわりが見えた。大きなインパクトがあるわけじゃないが、異世界料理の形を考える1つのアイディアとして成立していたんじゃなかろうか。 結局、みんなで美味しいものを食べるのは良いことなのですよ。単なるグルメ漫画じゃ物足りない部分を、魔法ファンタジー要素と混ぜ合わせることで新鮮なものとする「ダンジョン飯」メソッド、多分、目先を変えたらもうちょいバリエーションは狙えそうだよ。 「Let’s Play クエストだらけのマイライフ」 4→4 マルチカルチュラリズムを代表するかのような闇鍋作品だったが、終わってみれば「まぁ、こういう話だったんやな……」くらいであんまりインパクトは無かった。筋立てだけみれば別に悪い作品でもないのだろうが、その怪しげな骨子が「小さな違和感」で終わってしまって何か特異な収穫があったかと言われればノーである。 観てない人のために確認しておくと(その工程いるか?)、今作は「北米の漫画原作を日本でアニメ化したもの」だが、どこかに中華系の匂いも感じさせる不思議な風合い。冷静に見ると別に中国要素は一切無かったはずなのだが、それを感じ取ったのは「何かしらの海外風味を出しながらも画面がしょぼい」という状態を「中韓どっちかのアニメ」として処理するしかなかったためだろう(アメリカ原産でこういうショボさのアニメは見たことがないので)。おかげで途中はガチで「中国のアニメはなー」とか思いながら観てる瞬間もあって、その度に「違う、これ国産や」と訳の分からない確認をする必要があった。私はなんでそんなアニメ視聴体制を敷いているのか意味が分からない。 で、そうして頭がだいぶぐちゃぐちゃになった状態で見ていても、「なんか安っぽいアメリカン風味のラブロマンス」でしかなかったもんで評価は上げられなかった。映像部分のしょぼさは我が国のスタジオ(今作はOLMの主導)にあるので原作者には申し訳ないところだが、まぁ、いうて超絶作画でアニメ化するようなタイプでもなし。筋立てに関しては、最近はとにかく「ゲーム制作」というテーマがあまりに被りすぎており、今期だけでも「いもウザ」に「破産富豪」と同じクールでも被ってしまい、「なんでみんなしてゲーム作りたがるんだろう」と食傷気味。主人公・サムの作るゲームはテイストが違うという部分での差別化は狙えるかもしれないが、残念ながら彼女の作ったゲームの特異性は画面からも伝わってこず、上っ面だけでなぞる展開がサムとマーシャルの関係を刺激的なものにはしてくれなかった。どっちかというと、一部描かれていた「ゲーム配信者だってこれだけ日々の苦労の積み重ねがあってようやく実現している職業なんだ」っていう配信者苦労話の方が見てて面白かった気もする。 どうにも「ならでは」の良さを拾いきれなかったのもったいなさは感じるが、この基盤だとこれが限界かなぁ、という感覚もある。ま、いろんなところから原作持ってくること自体は悪くないよね。 「永久のユウグレ」 6→4 「沢城みゆきのボディ(声)に、富田美憂の心(声)を合わせて、最強の存在を、作りたいんですよ〜」 「キャ〜〜〜〜〜!」 個人的に今作を評価できる部分があるとしたらそこでしたけど……それ以外はなぁ……。最初の評点は第0話時点でのものですので、紆余曲折を経ての最後はどうにも……ウーン。 直感的に一番ダメだと思ったのはやっぱり中盤の筋運びですよ。目的もよく分からないロードムービーを全体の半分以上の話数を使ってダラダラやられたところで、「P.A.WORKSのオリジナルアニメ、毎回悩ましすぎるナ……」とあいそをつかしてしまった人も多いんじゃなかろうか。ただ、それならラスト数話の怒涛の展開だけは面白かったかと言われると、そっちはそっちで釈然としないものは残っている。ざっくりした表現をするなら、どうにも問題を上っ面でしか見ていない独善的な部分が多過ぎたような気がしている。 例えば今回一番の被害者は当然ヨイヤミ・アモルコンビなわけだが、ヨイヤミさんはその胸の内にどんなものを抱え込んでいたのかが描ききれていない。一応最後にユウグレに向かって暴れ散らかす理由は説明されているのだが、アウトサイドたちに割かれた尺が短すぎて、それが真に迫った感情として理解されない。その上でユウグレから一方的にぶっ壊され、最終的に人格を失ってしまうという結末はあまりに報われないものだ。そしてその不幸はアモルにより如実に表れており、ラストシーンでいい感じにまとめた風だったが、彼女が抱えるアキラやユウグレに対して抱く感情の根本的な齟齬は何一つ解消されていない。結局はユウグレが「まぁ、私が正妻だから」とマウントを取る状態だし、人間とアンドロイドの間の種族の壁、時間の壁は何一つ変わらないままだ。2人で赦しを与えたところで、アモルは自分がしでかしてしまった過ちを抱えたまま、針のむしろの状態で3人生活を続けさせられるのだろうか。 他にも「全ての元凶であるトワサが結局は何も報われないまま死んでるんだよな」とか、メインシナリオの大きさをまとめ上げるための努力が足りず、いろんなところに「思いつきレベルの設定」の残滓が転がっているような印象。やはりどう足掻いても1クールという尺は短いものなのだから、欲張らずに本作でやりたかったことをもっと絞り込みコンパクトにまとめる方向性の方が結果的にはよかったのではなかろうか。 とはいえ、出来上がったものを見てブーブー言うだけなら簡単ですからね。それだけオリジナルアニメってのは難しいって話でありますよ。試行錯誤して何かしらの問題提起になるような作品を生み出せたのなら、それはそれでP.A.らしい結果ともいえるが……久しぶりにスマッシュヒットを出すP.A.が見たいなぁ……。 「太陽よりも眩しい星」 5→6 2期だとゥ!? ここからさらに何を展開するというのだ!? 付き合ってから先の方が楽しいという古のラブプラス理論か。 というわけで今期居並ぶ「ただひたすら甘々な青春カップルを見守る」作品群の2つ目。こちらも実に良い青春具合で、おっちゃんはただただ歯噛みしながら見守るだけである。みんなしていい子だし、中心で描かれている恋愛模様も甘酸っぱくて大変良い。ラブコメとして特にツッコむべき部分はない。ただ、別に優劣をつけるようなものでもなかろうが、個人的には「矢野くん」の方が微差で上という位置付けではある。最大の理由は、こっちの方が、もうほんとに疑いようもなく「最初から両思い」だったもんで、視聴者目線では分かりきってる結末への寸止めを延々見せられてる気分で、「いくら何でも2人して器用にすれ違いすぎやろがい!」って部分はどうしたってストレスになってしまうから。吉田さんが好きに気付き、矢野がそれに応えるまでの変化みたいな緩急は今作には存在せず、そのあたりの噛み心地のヴァリエーションの差である。 もちろん、それだけで一概に優劣を決められないのも事実で、本作には本作の良さがある。代表的なところで言うと、今作は中心にいる岩田さんが引っ込み思案な性格なので、周りから焚き付ける「親友」ポジションの存在価値が高まる。つまるところはおせっかい焼きのウザ羊宮ちゃんが元気いっぱいで可愛かったことはプラスと取りたい。もちろんその隣で統制効かせてた香川さんも頑張った。そして今作は一応男女両方に恋の鞘当て要素が微量ながらも用意されているが、男の当て馬・鮎川君、女性側の(一応)比較対象・昴さんと、これまたみんなしてあり得ないくらいの人格者でいらっしゃるもんで、ギスギス要素は最低限でほんとに優しい世界である。何がすごいって、2つのアニメ作品で「一応恋のライバル宣言はしてみるものの、どうにもお人よし過ぎて結局は応援に回っちゃう系男子」が両方ともCV坂泰斗だということ。そういう不幸な星の下に生まれてしまった声なのだろうか。羽柴も鮎川も幸あれ。 他にも「デカ女岩田さん」の諸々が可愛かったのはもちろんプラスだし、今作はほんとにベタな展開しかないのに学校行事だけやたらイカレてたり、普段の常識的な進行を唯一無視していいのがアイキャッチだったりと、最低限飽きがこないような工夫は施されている。こんだけ似たような展開でお預けくらい続けていたのに、最後まで見続けられちゃったのはそうした小ネタの数々で適宜スパイスを加えてもらったおかげだろう。アニメとしてもちゃんと存在意義がある良いものでした。2期も楽しみですね。 追伸:これにて若手声優・藤寺美徳ちゃんが立て続けにヒットを飛ばしたことになる。ほんとにクセになる声でございます。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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