最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
いざシリアス一辺倒になると、それはそれで不安な第10話。うーん、本当にこの期に及んでどこへ行きたい作品なのか分からないというのは……いいのか悪いのか。それとも、このもやもやは最終回で見事に解決されるものなのか。……無理じゃねぇかなぁ。 前々回の電話以来、リオは色々と思い悩んでいたわけだが、今回はマダム・ジャコットという1人の老婆の存在をきっかけにして、ついに動き始めた。ただ、その「動き」というのが何なのかもいまいち分からないのが困りもの。今回正式に判明したことといえば、「リオは皇位継承権を持つイリヤの血縁であること」と、「なんだか緊張関係にある隣国(ローマという名前が出てきた)が動きを見せている」こと。そうした中で、リオは自らが砦に居ることを「逃げであった」と語っているわけだが、さて、彼女が中央に戻ると、一体何が起こるのだろうか。それまでのうのうと辺境の地で暮らしていた一介の女の子が継承権の有無を理由に渦中に飛び込んだところで、そう大きく国際情勢に影響するとは思えないのであるが。 また、リオを突き動かすきっかけとなったマダムのエピソードとの繋がりも明示的ではない。確かに単品のエピソードとして、マダムの生い立ちと最期は悲しくも「幸せな」ものであったろうが、彼女がリオに説いたのは、「自らの信念があれば、他人から辛そうに見えようが理不尽だろうが、幸せなんだからいいじゃないか」という、一種の年寄りのワガママである。それを見て、どのような影響があったのかが、少々言葉足らずで伝わってこない。作中の描写では、マダムの待ち人はおよそ存命していないであろうことは想像出来るわけだが、それを確定させる事象もなく(最後のお迎えのシーンは暗示的にそれを示唆するが)、ひょっとしたら「まっとうな待ちぼうけ」である可能性もあった。それを、確実に帰らぬ人となったイリヤ皇女殿下の存在と重ね合わせることには、多少のずれを感じてしまうのだ。 そして最大の不満は、そうしたリオの行動に、砦の仲間達が全く関係していないという部分である。最後のラッパの合奏シーンを見れば、一応カナタの成長がリオを安心させ、砦を離れる決心を促したようにも見えるのだが、あの演奏シーンよりも前に、リオの心中は固まっていたはず。あくまであのシーンは「リオを送り出す歓送の場」でしかない。直接ラッパを受けとったカナタはまだしも、それよりもずっと長い間苦楽をともにしてきた他の3人との別れを惜しむ様もほとんど描かれておらず、リオが単に薄情な人間に見えてしまう。もちろん、「別れのつもりはない」と言っているのだから「帰ってくる」ことを前提とした描写なのだろうが、実際の場面を想定すれば、それは些か不自然だろう(実際、クレハな泣いているわけだし)。 結局、今回のエピソードは「物語が動き出す1話」の役割を果たしたわけだが、それが「動かすためだけに動いた1話」にしか見えないのが難点なのだと思う。そして、どうしても描写が薄っぺらく見えてしまうのは、これまで散々疑問視してきた「戦争の存在の希薄さ」や「軍隊としての目的意識の不明確さ」など、つかみ所のない彼女たちの存在自体が影響していることは確実である。これまでは、そうした不確定の要素自体がこの作品の狙いであり、無意識のうちに「ゴドーを待ちながら」のような不条理を武器とした演出を心がけているのだろうという見方をしていた気がするのだが、「隣国の名」という非常に具体的なファクターが現れ、タケミカヅチも完成に近付いたことで、そうした「意図的な不確定要素」の存在が危うくなってきている。リオが具体的な行動を起こしてしまったことが、そのとっかかりになってしまっているのではないかと、そう読み取れてしまう。 もちろん、次回のエピソードでは全てが杞憂になっているかもしれないが、残されたのはわずかにあと2話。……どうなることやら。 PR 話が進んでるんだか停滞してるんだかよく分からない第9話。もう9話か。まもなく終わるわけだが……大丈夫でしょうか? この期に及んで判明したのはクラウスさんの正体だけですがな。 今回はクレハのお当番回。彼女の両親について少しだけ語られ、その上でセイヤに対して「孤児ってものは」と信条を語って聞かせることで、これまで隊のメンバーの中でもいまいち立ち位置がはっきりしていなかったクレハのキャラクター性を押し出すことが最大の目的と見ていいだろう。実際、我が事のように雨の中を駆け回るクレハは甲斐甲斐しくも真に迫っており、それなりのアピールは出来ている。また、それとは別側面としてクラウスに対する素直な憧れという感情も今回はっきりと出ており、メンバーの中では一番バランスの取れた、少女らしい少女といえるかもしれない(まぁ、そのおかげで目立ちにくいんだけど)。 ただ、どっちかというと今回の主役はクラウスかもしれない。個人的には声が石塚運昇というだけでなんだか説得された感があり、「砂漠の狼」だの「ミラクル・クラウス」だのといった胡散臭い通り名についても信じ切っていた部分があるのだが、そんな伝説も今回あっさりと覆り、単なる「凄く空気が読めるただのおっさん」になってしまった。ただ、それが拍子抜けだったり投げ槍だったりするわけじゃなく、きちんとクラウスに活躍の場を与えて、その上でクレハに対しては「ミラクル・クラウス」の姿勢を貫き通すように決意させたというところは面白い。クライマックスのアンカーシーンは「相変わらず作戦も何も無い無茶っぷりだな」という印象が強いんだけど、これだけ無茶苦茶やっても食らいつけたんだから、クラウスさんも立派な男ですわ。 そして、そんな「ミラクル・クラウス」の真実をひょんなことから知ってしまったクレハ。彼女はピンチの不安感を全部クラウスにおっかぶせるほどの信頼を寄せていたわけだが、それが突如として瓦解したというのに、表面上は平成を取り繕ったあたりに彼女の強さが伺える。あれだけの極限状態なら「自分がダマされていた」と思ってショックを受けてもいい部分なのだろうが、おそらく瞬間的にクラウスの優しさ、気遣いを察したのだろう。全てをグッと飲み込んだ上で、「クレハのためを思ったクラウスのことを思って」、そのまま黙っていることにしたのだ。クラウスの方もそんな彼女が「信じていると信じて」、わざわざ誤解をカミングアウトする機会を逸してしまった。なんだかお互いがお互いを信頼し合いながらも騙し続けるという、妙な構図になってしまっているが、これがこの2人のベストな形ということなのだろう。地味ながらも心暖まるエピソードではありました。ラストシーンのパンツのまったくエロくないあたりが素晴らしいです。 その他のファクターとしては、お亡くなりになったイリヤ皇女殿下の亡骸を回想するリオが心配。前回の電話はやはり父親だったようだが、彼女の家系には一体どんな事情があるのだろうか。放心状態のリオに対しての、フィリシアの「先輩なんだから後輩の目を意識しろ」という発言は、正しいのだがちょっと気遣いにかける一言。彼女はリオの事情をどこまで知っているのだろうか。 そして、タケミカヅチがカーステレオ以外の用途での活躍を見せたのも一応の注目点だろうか。やっぱりインターフェイスとかを見る限り、完全にオーバーテクノロジーなんだよなぁ。完成品になったらどれだけの破壊力を発揮するやら。そういえば、何気ない一言なんだが、フィリシアの「お風呂の火、おとしてなかったでしょう」っていうのはどういう意味なんだろう。この世界の給湯設備を考えると、ガスボイラーか何かなのかなぁ。光源はランプだし、今のところ電気設備っぽいのは見あたらない。ちょっと不思議。 戦争や世界背景を臭わす以前に、何か別な臭いがして仕方ない第8話。本当にこの作品は視聴者の目線をどこに振り回したいのだろうか。 2話目で思わせぶりに登場した電話を巡るエピソード。といっても、電話が鳴るのはラスト2分であり、それまでは延々電話番の様子だけが描かれるという、ある意味実に斬新なストーリーである。確かに、宅配便の受け取りとか何かの通知とか、気になって電話から離れたくない時ってのはやたら回りが気になるもんだけどね。携帯電話がある現代ならまだしも、固定電話が黒電話1本の砦においては、その気がかりっぷりもまた特別。電話に密かな憧れを持っていたカナタならなおさらだ。「電話を受けたことが無い」と言いながらシミュレーションで「じりりりり」って言ってたのは何故かってのは謎なんだけど。やりとりを聞いたことはあるんだろうか? そして、今回の物語の中心となるのは……生理現象。カナタはせっかく軍属になったというのに、一向に敵と戦う気配がありません。これまでのカナタの戦績をまとめると、 1話 VS捜し物○ ラッキーで発見 2話 VS幽霊△ 正体は見破ったが、和解せず痛み分け 3話 VS風邪× 一日寝込む 4話 VSラッパ○ めっちゃ上達する 5話 VS重たい荷物× 試合放棄 6話 VS迷子○ ギリギリ救出 7話 VSフィリシア× なんかはぐらかされる 8話 VS尿意×←New! 多くは語れまい ……なんだこの作品。今回の地味な一部屋のエピソードで、製作側が何を伝えたかったのかさっぱりわからん。単に女の子がもじもじしている姿を延々流すことによる販促運動か? ……だったら微妙に成功だよ! あのままバケツコースだったら確実に別次元になったものを。金元さんもメジャーデビュー作でこんな仕打ちとは大変だ。 とまぁ、この期に及んでシリアスに傾倒しない意固地な部分は置いておくとして、せっかくなので今回もかたくなにシリアス伏線を回収しておこう。まず、なんと言ってもリオ絡みのパート。リオが持っていた楽譜はイリア、つまりこの国の皇女殿下のもの。リオは彼女から直々にラッパを習ったり、譜面を受け継いだりしていることから、どうやらこの国を左右する立場にある(可能性をもった)人物であるらしい。最後の電話の男のこともあるし、3話の母親のエピソードなど、まだまだ謎はてんこ盛りだ。国を救える僻地の兵士って、一体どんな存在なのだろうか。 また、ヘルベチアと隣国との和平交渉は、現在も続いているということが今回会話の中で分かった。前回のエピソードで終戦は4〜5年前程度だと予想されるわけだが、それからズルズルと会議が進んでいないとすると、多少なりともきな臭さは残る。考えてみれば、一体何を契機に戦争が終結したのかもよく分からない。少なくともリオ達の振る舞いからしてヘルベチアは敗戦国扱いではないように見えるし、半端な和平ならすぐに再燃してしまうかもしれないわけだ。いくつも爆弾を抱えてるな、この国は。 最後に本当にどうでもいい話だが、何故か無駄にこだわってしまう「文字」の話。今回、冒頭でカナタが読み上げた「本営直通高度緊急非常事態用指令伝達回線保守確認任務」という文書。フィリシアがその書面をカナタに見せており、視聴者からはその文面は見えなかったのだが、これがもし漢字(イデア文字)で書かれていたなら、漢字は表意文字であるからカナタのように「……カク……ニンニンム?」などと読み上げるはずはない。つまり、あの令状には何らかの表音文字で「ホンエイチョクツウコウドキンキュウヒジョウジタイヨウシレイデンタツカイセンホシュカクニンニンム」と書かれていたはずなのだ。あり得ないくらい読みにくい。そして、それは間違いなく日本語である。……なぁ、この世界の文字はどうなっているんだ? 「私たちは何のために戦っているのか」って、それは視聴者が一番知りたい気がする第7話。いや、そもそもあなたたち今戦ってないじゃん。 しかし、前回までののんべんだらりとした展開が、今回のエピソードで一気に引き締まり、なおかついくつかの疑問が解決し、さらなる疑問が山積された。この物語の「行く末」が見えないのは相変わらずなのだが、「来し方」は見えてきた。バックグラウンドが曖昧な形でも提示されれば、そこにはぐっと奥行きが出来るものだ。 まず、今回分かったことをおさらいしよう。今回の主人公はフィリシアだったわけだが、彼女の過去の体験を通じて、この国に戦禍の爪痕を残した「戦争」とは何だったのかが描かれた。これまであるのかないのかもよく分からなかった「戦争」だが、実に濃密な描写でもって、それが「あった」ことを示してくれたわけだ。フィリシアは公式の情報では現在18歳らしいので、彼女の出陣したなんちゃら聖戦(征戦?)は、せいぜい5〜7年前と考えるべきだろう。これは一応、教会に戦災孤児がいることと帳尻があう。そして、その中で彼女はタケミカヅチ(と同型の戦車?)に乗っており、装填手として参戦している。これも公式ページからの情報だが、このときの相手は「隣国」である。 しかし、これとは別のもう1つの「戦争」がこの世界にはあった。それが、フィリシアが落下した穴の中にいた兵士の亡骸が体験した「敗戦」である。彼のイメージは、タケミカヅチの様な多脚戦車がビル街に大挙して攻め入り、現代社会をも凌駕する兵器で焼け野原を生み出す様子がフラッシュバックしている。フィリシアの参加した戦争も火力などは現代のそれに近いが、彼の経験した「戦争」はそれ以上のもの。そして、みたところその相手は「隣国」とは言い切れない、もっと何か他のものであるようだ。そして、そんな兵士は、「この世界は滅び行く過程の残滓でしかない」と告げる。フィリシアが過去の戦友と眺めた「生命のない海」、そして砦を囲む不毛の大地(ノーマンズランド)など、この世界は明らかに何かが失われており、どうやらそれは、亡骸兵士の味わった「敗戦」の結果であるようだ。宇宙人の侵略、大自然の復讐、高度に成長しすぎた文明どうしの無益なつぶし合い。様々な可能性が考えられるが、とにかくこの世界は、どこかで一度「終わって」いたわけだ。 そしてこの「終わっていた」ことは、はるか昔のことなのでカナタたちのように認識していない者も多い。「旧時代」という言葉やイデア文字の存在など、過去の文明を示唆する設定は多いのだが、それはあくまで「過去」であって、それなりに生活が送れている現代の文明とのリンクは薄い。「旧時代」と「現代」の繋がりは、カナタやクレハの中ではあくまで「過去」と「その後」だろう。しかし、フィリシアが見てきた風景の中では、それは「終わり」と「残滓」である。この差は決定的であり、絶望的だ。フィリシアは「聖戦」において隣国と争い、戦友を失ったわけだが、それは、「残滓」にしがみついた矮小な人間達の、無益な小競り合いの意味しかないのだから。 カナタたちに見える世界と、フィリシアに見える世界。この2つの像の差が、後半の花火から精霊流しのシーンにかけて、じわりじわりと影を落とす。フィリシアはカナタに「誰を流すのか」と問われ、「自分に大切なことを教えてくれた人」といいながらあの亡骸の兵士を思い出す。彼女にとっての「大切なこと」とは、兵士の伝えた絶望的な世界の真実である。リオがいくらすがってみても、フィリシアは彼女の心配をのらりくらりとかわしてみせるし、カナタのまっすぐな懇願にも、彼女は肩を抱き、「あなたはそのままでいて」と諭して自分の胸の内は吐露していない。当たり前だ。「世界は終わっている」など、カナタを目の前にして言えるわけがないのだから。「この世界に意味なんかない」という結論を得てしまったフィリシアと、「この世界は素敵に満ちている」という希望を持つカナタ。見いる先は全く異なっている。フィリシアは「未来の意味を自分で見つける」と思い直してカナタや子供達に「未来」を見いだした。それはカナタたちにとって、希望となるのか、過ぎたる荷となるのか。 今回は、「世界の真実」と、戦友を失った戦争体験という2つの重荷を他人と分け合うことなく一身に背負ったフィリシアの様子を見るだけで本当に辛い話であったが、その陰で他の隊員についてもいくつか新たな切り口が。クレハは、お気楽な顔で暮らしながらも、やはり両親を失っている孤児であることが分かる。彼女も戦災孤児なのだろうか。ノエルは、ただ1人フィリシアと同じ戦場を体験していたとのこと。フィリシアよりも3歳も若い彼女のこと、兵として体験したのではなく、被災者としてそこにいたということだろうか。彼女のタケミカヅチへのこだわりは、過去の体験に根ざしたものだろうか。そしてリオは、最後に教会の司祭から驚かれていたのが気になる。あ、でもひょっとしたらカナタの方かな。リオはフィリシアを救助しにきた皇女殿下とイメージが被るのが気になるところである。 人が生きることには、意味があると言えばあるだろうし、無いといえばこれっぽちもない。あの砦に5人が集まっていることの意味は、これからの物語で決定づけていく部分だ。今回のフィリシアは、表面上は他の隊員達に気を遣う優秀な「指揮官」であり続けているが、カナタたちとは決定的にかみ合わないことが台詞のやりとりから伝わってくる。最終回までに、この世界が救われることはあるのだろうか。 まだまだ混迷を極める、謎膨らむ第6話。だからさ、軍備というものがどの程度必要なのかも分からないようなセッティングで「収入源に疑問を持て」って言われても、無理だと思いません? 今回はちょいと趣向を凝らしてカナタの休日の模様をAパートとBパートで時系列を重ね、1121小隊の「副業」を巡る話と、カナタが修道院の女の子を助ける話を2つの視点から描いていく。その構成自体はそつなくこなしており、Aパートで起こった事件の裏側がBパートで明かされていくのは単純に面白かったし、休日で仕事を忘れたはずのカナタのオフが、実は小隊の裏稼業と切っても切れない奇妙な位置関係で連動して動いていたことが分かると、カナタを取り巻く何とも奇妙な「絆」のようなものが感じられる。正直言うと女の子と髪を結う話はどうでもいい気がするのだが、一応良い話になっているので突っ込むべきところではないだろう。敢えて言うとするなら、「髪は一番大切な人に結ってもらいなさい」っていう女の子の母親の遺言の意味がよく分からないことくらい。 問題となるのは、やはりAパートで起こったマフィアとの騒動である。まず、1121小隊が副業で酒の密造をしていたという事実。酒には疎いのでちょっと調べたのだが、「カルバドス」はフランスで作られるリンゴの醸造酒で、しかも原産地呼称規制(AOC)の対象である。つまり、フランスがみとめた地域で作られたもの以外はカルバドスとは呼べないはずなのだ。まぁ、この世界がそんな厳正な規格まで受け継いでいるとは思えないので名称についてはさして問題ないのだが、いくら辺境の地とはいえ、未成年の、しかも少女だらけの要塞で酒の密造を伝統的に行っているという構図はいかがなものか。これが「堂々と作っています」ならばそういうものだと受け入れられるのだが、彼女たちの話を聞く限りでは税法などを無視した完全な違法行為ということ。それを平然とやってのけ、さらに利権の臭いをかぎつけたマフィアまで追い払ってしまうとなると、ちょっと今までの彼女たちに対する見方を改める必要が出てくる。というか、はっきり言ってキャラに合っていない。今まで酒の話などおくびにも出さなかったし、日常生活において多忙を極めているような描写もない。それなりの量の酒があったから醸造施設はそれなりの規模になるはずなのだが、隊員4人が関わっていることなのにカナタが一切気付いていないというのはどういうことだろうか。おそらくよほど注意を払って彼女に気付かれないように作業をしていたということなのだろうが、何故そんなことをする必要があるのか。カナタだって立派な隊員になったわけだし、そこまで杓子定規で怒り出すような人間にも見えない。さっさと「事業」の説明をして、作業人員としてかり出した方がいい気がするのだが。 そして、そもそも「何故彼女たちが密造を続けているのか」が分からない。一番の理由は街の人達からのニーズがあるということなんだろうが、今回のシナリオだけをみると、どうしても「遊ぶ金ほしさにやった」という風にしか見えない。カナタは初任給をもらって素直に喜んでいたが、その資金の出所が「後ろ暗いせいで自分にだけ秘密にし、他の隊員が法を犯して稼いだもの」と知ったら彼女は少なからずショックを受けると思うのだが……そうした倫理観や金銭意識など、これまで一切描写されてこなかった部分で余計な揺さぶりをかけられたせいで、どうにも隊員たちのキャラクターが歪んで見えてしまうのだ。今回のエピソードには、何か重要な意味があるのだろうか。 そして当然、この密造稼業はこれまで再三疑問として浮上してきたこの国の「戦争」についても揺さぶりをかける。これまでは「戦争がいつ再開するか分からないので、辺境の地でも少女達が甲斐甲斐しく軍を形作っている」という物語になっていたはずが、砦に駐屯する目的に「商売」という項目が加わったことで、彼女たちの軍に対する、戦争に対するモチベーションまで揺らいでしまっている。しかも、この裏事業はあくまで政府には秘密なのである。こんな軍隊を僻地に置いておくような国家は果たして大丈夫なのだろうか。まぁ、僻地だからこそのフリーダムなのかもしれないが…… なんだか世界観もキャラクターもぐにゃぐにゃと歪んで捉えどころのない本作。一体どのような結末を迎えるというのだろうか。もう、軍服でなくて私服で出歩いて変なTシャツ選んでるカナタが唯にしか見えねぇや。 順番的にフィリシアさんの話かと思ったら、全然関係なかった第5話。黒いだのそこが魅力だの言われてたけど、未だに謎が多い人ではあるな。 今回のミッションは「遠足」と銘打ったスパルタ訓練で、訓練の描写を通じて若手3人の絡み描くほか、「ノーマンズランド」と称される「世界の果て」の存在を伝えるのが主な内容。相変わらず謎がてんこ盛りなのは構わないのだが、なんだかシナリオラインもいまいち伝わらない部分があったのが気になるところだ。 順に1つずつ見ていくと、まずは冒頭のタケミカヅチにのっての戦闘シミュレーション。5人とも随分真剣に訓練に当たっていたが、そもそもタケミカヅチって動けないんだよね。まぁ、他の戦車でもやることが同じならばあくまでシミュレーターとして使っていると思えないこともないが、ああやって定期的にシミュレーションで段取りを確認しているってことは、現在も何らかの「戦争」をある程度切実なレベルで想定しているということ。例えば何かの拍子で隣国との勢力バランスが崩れて急な抗争が起きるとか、そういうレベルの話のはず。その割には、この1121小隊は随分お気楽に見えるし、そもそも人員が足りない。もちろん、「隣国」ってのが「人間がいないノーマンズランド」なのだから、急な抗争になど巻き込まれるはずもないのだが。 そして、この「ノーマンズランド」の存在自体も謎だ。公式ページの説明を見ると国境線とは崖を挟んで広がっているらしいのだが、「人がいない」なんて言わずに、開拓すりゃいいような気がするのだが。交通の便は悪かろうが、それなりに文化水準は高そうなこの世界、徒歩で見に行ける距離の広大な土地を野放しにしている理由がよく分からない。「戦争」があったのならまだ国力が回復していないので、まだそんな余裕がないという考え方もあるが、戦争とは関係無しに「ノーマンズランドは入ってはならない土地」みたいな通念があるようにも見える。「旧時代」と呼ばれる文明との関係も気になるところだ。 そして、今回のミッションの内実も、なんだかぼんやりしている。表面的には単なる行軍訓練で、いじわるな先輩がハードなタスクを背負わせて後輩をいじめていただけのようにも見えるのだが、結局途中で食料とコンパスが無くなったのは誰の仕業だったんだろう。シナリオを見ていると、単にカナタが言ったような野生動物の仕業とも解釈できるし、こっそり付いてきたリオ、もしくは先回りで目的地についていたフィリシアあたりが難度を上げるためにわざと盗んだようにも見える(そもそも野生動物が食料をその場で食い散らかさずに持ち逃げするとは思えない)。ま、普通に考えたら後者が正解だと思うのだが、その正解をフォローするような描写が何もない。リオは山桃採りに夢中だし、フィリシアもゴールについた3人を見て荷物のことを問いただしたり、ペナルティを与えるということもなかった。だったらあの荷物は何だったのかと。リオの猪との対面も特に意味があったようには見えないし、そもそもノエルはコンパス云々以前に監視装置の位置を知っている気がするのだが(冒頭で監視装置がブラックボックスになっていて云々の話をしている)。なんだかすっきりしないストーリーであった。 一応フォローもいれておくと、シナリオ上のもやもや感とは関係なしに、カナタ、クレハ、ノエルの3人の絡みはなかなか面白い。特にノエルが川遊びに乱入した時の「一応……」って台詞はいかにも彼女らしい。物言わぬ監視装置(これも謎だらけだが)に対して思わず敬礼してしまうクレハも、性根の真面目さがよく分かるし、相変わらず聴力で何でも解決出来る主人公のチートっぷりも堂に入っている。このノリの良さを、何とか本筋と絡めて有効利用して欲しいとは思うんだけど。 結局、毎回エピソードの合間に「シリアス展開になるの? なるの?!」と思わせておいて結局ならないもやもや感が延々続いている状態。もう気付けば折り返し点も近いんですが、本当にこのシナリオは一つにまとまるんだろうか。期待しつつも、なんだか不安はつのります。 何とも奇妙なもやもやが一向に晴れてこない第4話。この世界のどっしりとした、それでいて据わりの悪い感じはなんなんだろう。 今回のミッションは街へ下りての物資調達。そしてドライバーとしてカナタに同行したノエルのお当番会である。前回がリオ、前々回が一応クレハだとすると、残るはフィリシアだけですね。 相変わらず背景を含めた美術設定は嘆息するほど美しく、今回カナタたちの下りた街の様子も、1話のお祭りの時とはガラリと雰囲気を変え、しっとりと落ち着いて、どこか空虚な感じも漂う中世的な石造りの空間。街中を彩るオブジェも存在感があるが、普通の軒先、店構えを見るだけでも、一体何をモデルとしたのかが判然としない、奇妙な文化の混交が見える。前回リオたちは普通に漢字を読んでいたが、今回ちらりと見えたタケミカヅチのインターフェイスは英語だったし、今回カナタの訪れた百貨店の看板は、アルファベットではあるが英語表記ではない。みたところスペイン語とかフランス語とかそんな印象だったけど、一体どこの文化に属するものだろうか(公式の紹介だと街のモデルはスペインに実在するらしいが)。そして、カナタたちはこれらの言語を全てごちゃ混ぜにして理解しているのだろうか。まぁ、日本文化における外来語も似たような状態にあるので無理な設定とはいえないが。加えて、通貨単位は「円」と「銭」であることも判明している。これは日本の通貨単位が残存してさらに大幅なデノミが行われたという見方は流石に無茶なので、「たまたま近世日本の通貨単位と同じ呼び方」と考えるのが自然だろう。いや、不自然だけど、そうしとかないと色々おかしい。まぁ、明らかに日本人名でない連中(フィリシア・ノエルなど)が普通に日本語を話しているので、「キャラクターの会話は日本語的に解題されている」とメタ的に理解することも出来るんだけど。ただ、その場合はわざわざ「2円75銭」とするより「275円」にした方が楽なはずなので、やはりどこか奇妙な部分である。 そして、今回再び登場した教会のシスターのおかげで、改めて「戦争」と「軍隊」というファクターも浮き彫りになる。ノエルとカナタは志願して軍に入った。つまり、この軍隊は女性でも前線基地(?)に配属される程度に、間口が広く、周知された機関である。また、今回ノエルに悪態をついた少年が「戦災孤児」であることから、この世界、少なくともこの国は過去7〜8年以内に人の死を含む戦争状態にあった。カナタたちは15歳という設定なので、少なくとも彼女たちは物心ついたあとに戦災に巻き込まれている。つまり、軍隊というものの真実を見ている。その上で、カナタは「ラッパが吹きたい」というある意味大変不謹慎な理由で軍に入隊した。またすぐに人の死に関わるかもしれない苛烈な職場、軍隊に、である。少なくとも彼女たちの隊の様子を見る限りではそうした切迫した使命感、恐怖感は全く伺えないのだが、本当に、この国の経験した「戦争」とは何なのだろう。それが見えてこない限りは、今回の少年のように「軍なんて大っ嫌い!」と叫ばれても、我々としては何に共感したらいいのかが分からないのだが。 そして最後にノエルが向かったのは、この町の最大の特徴であり、最大の建物であるガラス工房。こちらも軍の要塞同様にいかめしく、無骨な作りだが、話によれば軍要塞とは異なり民間の手によって建築、増築されたものであるらしい。外観を見る限りではあまり工場に適した構造には見えないが……一体何人くらいが働いていたやら。そしてそこにいるのは「マイスター」の称号を持つ優秀なガラス技師と、彼ですら苦戦するレンズ作りを依頼し続けるノエル。彼女のタケミカヅチへの執着の理由も結局今回分からずじまいだったが、とにかくこの世界の技術では追いつかないようなオーバーテクノロジーであることは分かった。カナタのラッパがあっさりうまくなってしまったために、今後この作品を支えるのはタケミカヅチ完成へのシナリオだと思うのだが、カーステレオ以外にどんな機能が盛り込まれているというのだろうか。そして、何故そんな珍奇なものがノエル1人の手元に残っているのだろうか。なにやら1話1話は「めでたしめでたし」みたいな雰囲気で幕を引いているが、その実なにも解決してないぞこの野郎。 改めて、非常に陳腐な一言アドバイスでラッパがうまくなりすぎたカナタが驚きである。そりゃまぁ、このままラッパがうまくなるまでの努力物語を延々描き続けたら本当に「けいおん」になってしまう気もするが、流石にもう少し段階を踏んでもらった方が受け入れやすいのだが。街の人達だって突然下手なラッパが聞こえなくなったら心配するだろうに。それに、せっかくの設定がもうなくなってしまったのでは、わざわざ作る意味があったのかどうか。 ん〜む、本当に先の見えてこない不安な作品である。それでも何となく見続けてしまうあたりにこの作品の魅力があると思うのだが、それが一体何なのか、未だに見えてきません。このまま最後まで観るんだろうなあ…… 何とも不思議な視聴感に、コメントに困り続けている第3話。この空気は嫌いじゃないし、様々な気になるポイントがあるんだけど、これはそういう細かいポイントを気にしながら見るべき作品なのかどうか……3話見て立ち位置が決まらないってのも珍しいです。 今回は3人の隊員がさっさと外出することで、カナタとリオの2人の交流が描かれるとともに、憧れの先輩であったリオの別な側面がクローズアップされる。カナタが倒れてしまって必死で先輩が看病するという筋立ては一応メリハリがあるものの、非常にオーソドックスで、ひっかかりの無い脚本。本当に「話だけ」を追うならば、はっきり言って陳腐なものであろう。いくらか背景はあるもののリオがカナタの症状にあそこまでテンパるのはちょっとついていけない部分があるし、そんな心配に比してあっさり治ってしまうカナタも拍子抜け。1話だけでエピソードを切り取った時には、何ともちぐはぐな印象を受ける。 もちろん、この作品の場合、そうした一面的な見方をするのは正しい姿勢とは言えないため、こうした評価は実際は的外れといえる。リオがカナタの病状に動転してばたばたと騒ぎ立てるのには彼女の母親(かなぁ)が過去に似たようなシチュエーションで苦しんだという背景があるようだし、彼女の動転ぶりから、この世界の文化水準をうかがい知ることが出来るようになっているのは、シナリオ全体で少しずつこの世界を切り崩して紹介していくこの作品ならではの描写ポイント。2人の会話や床に伏せるカナタの様子を見るだけで、何とも奇妙なこの世界の文化が様々な点から確認出来るのは興味深い部分だ。また、普段は頼れる先輩として毅然とした態度を取っているリオも、実際は普通の女の子で、様々な感情を露わにする側面が伺えるのも楽しい部分。まぁ、これには中の人小林ゆうの紙一重の演技の影響もあるかもしれないけど。 とまぁ、シナリオ面については「何となく楽しめているからいいです」というぐらいの感想で置いておくとして、やはりこの世界を構築するあれやこれについての描写が気になって仕方ない。優れた背景描写や、演奏シーンでの空気作りがメインウェポンの作品なのだから、丁寧にくみ上げられる世界の背景を読み解くのが、本来的な楽しみ方なのではなかろうか。 まずは食文化。見たところカナタの作った朝食は純正和食。そして、その中で味噌汁だけはリオから「珍しい」とのコメントをもらっている。どうやら焼き魚、白飯は一般に流布した文化で、味噌は郷土に根ざした局所的文化と言えるようだ。醤油(ソイ)も一般的に使われているし、それを作る原材料、大豆は「ビーンズ」。教会ではせんべいを作っており、中におみくじを入れるのはフォーチュンクッキーの文化だ。 次に宗教。リオは過去に母親(仮)の病床で宗教家に何かされた(もしくは何もされなかった)せいで遺恨があるようだが、きちんとこの町にも地域に根ざした教会が存在している。衣装を見る限りではいわゆるキリスト教徒のシスターに近く、教会の形状や呼び名も西洋風。しかし、シスターの子の経文には「八百万の神」という言葉が登場しており、修道としては神道の影響が伺える。せんべいの中身のおみくじは「大凶」「大吉」だったのでおみくじだ。 そして文字、言語。「大吉」「大凶」は完全に漢字文化なはずだが、おみくじでその下に書かれた文字はひらがなでは無い模様(ちょっと読めないけど)。前回日本語らしき教科書を見て「イデア文字」と呼称していたが、少なくともリオたちは「大吉」の意味は理解している。また、上記のように「せんべい」などは日本語語彙がそのまま使用されており、「ビーンズ」「ソイ」などは英語が流用される。 最後に音楽。これはややメタ的な視点が入らなければいけないが、ラッパが存在しており、さらに今回リオは「金管は珍しい」との発言をしていることから、他の楽器も当然存在している。ただ、タケミカヅチが音楽を奏でた演奏については「様々な旋律が組み合わさる」という説明を施しているだけで「オーケストラ」などの言葉は出てこず、あまり音楽的文化が成熟しているとは言えない部分もある。そして、カナタの志の根源となった「そらのおと」は、なんと「アメイジング・グレイス」。これはメタフィクションとしてたまたまこの曲が選曲されたのか、それとも実在の名曲がこの世界にも残されていることで何らかの意味があるのか。特に意味がないのなら、この「アメイジング・グレイス」はオリジナルの楽曲を充てることも出来たはずである。そこを敢えて実在の曲にしているということは、どうしても制作者側の意図を勘ぐらずにはいられない。ただまぁ、視聴者の耳にも馴染んだ実在の曲を「名曲」として当てはめることで、いろいろな描写を省くことが出来るといううま味はあるんだけど。 まぁ、色々と面白い部分はあるんだけど、今回は素直に、カナタの回想で流れるアメイジング・グレイスと、それに伴って次第に晴れ渡っていく青空の描写など、相変わらず丁寧な筆致が好感触。見ていてホッとするのに、どこか落ち着かない絶妙なバランスは、なんだか癖になる独自の味です。これ、1クールなんだよなぁ。
どうしようもないほどの既視感に戸惑い隠しきれない第2話。不思議な作品だ、オリジナル作品なのに、どうしても他の作品と重ねてしまう奇妙な「マンネリさ」が、この世界には溢れている。
第2話ということで、カナタが小隊と出会い、馴染んでいくまでを描いたエピソード。隊のメンバーは前回出会ったリオの他に、ほんわか金髪隊長のフィリシア、クール系不思議ちゃんノエル、そしてツンデレ騒がし屋タイプのクレハという構成。出会いのシーンからクレハが駄々をこねるまでの流れは、同じように「軍隊に新人が入ってくる」というシチュエーションで「ストライクウィッチーズ」とすごく被る。カナタ=芳佳は当然として、新入りを快く思わず拗ねてみせるクレハはペリーヌだろうし、そんなひよっこの面倒を一手に引き受けるフィリシアはミーナ、ちょっと違うけど姉御肌のリオがもっさんということになるだろう。残ったノエルはサーニャだろうね。まぁ、多分色んなトコで言われていることなんだろうけど。 そして、フィリシアが目を細めながらカナタ達の喧嘩を眺めているシーンでは、これが更に「ARIA」に被り始める。もともと1話ではカナタは幸せ探しをしていたので灯里とまるきり立ち位置を同じにするし、フィリシアが当然アリシアさん、クレハが藍華で何の問題もない。とするとリオは晃だろうし、残ったノエルは……まぁアリスだろう。アテナ先輩だけいねぇや。 とまぁ、前評判で言われ続けていた「けいおん」以外にもなんだか他のアニメを随分思い出させる仕上がりになっているのだが、それでも独自の色合いというのはジワジワと出てきているのも不思議なところ。今回一番気になったのは基地として使用されている施設が元は「失われた文明」の学校だったという部分で、はっきりとこの世界のバックグラウンドが仄めかされていることになる。遺物とはいってもピアノや教室、表札に至るまでそれなりに形を残した状態で現存しており、「前世紀」と現代の間で何が起こったのかは非常に気になるところ。普通の学校施設が(一応)国境近辺に建てられていたということは、現在ある「国の形」と、学校を使っていた文明の「国」は明らかに異なっている。果たしてこの世界は、「前の世界」のことをどのくらい知っていて、どの程度興味を持っているやら。どうやら前世紀の文字は「イデア文字」と呼称されているようだが、きちんと理解するような博物学、考古学は発展しているのだろうか。 そして、もう1つの留意点はやはり「国」と「戦争」の関係だ。国境とはいってもカナタ達の警備する砦の向こうは特に何も無い。そんな場所ながら、修理中の戦車が1台与えられているということは、少なくともこの世界は「戦車を用いた戦争」が行われたということだ。しかも見たところ普通の戦車ではなく、非常に巨大な、まさに「アニメ的な」戦車に見える。本当に実際の戦闘で使われるのならば、この戦車はこんなへんぴな基地ではなく、前線に移送してきちんとした整備を施すべきものであるはず。そうされていないということは、「戦車なんて大して重要視されていない」か、「この砦が非常に重要視されている」かのどちらかである。物語が盛り上がるのは当然後者の方であるが、果たして戦車を用いたエキサイティングな「バトル」などは行われるのだろうか。少なくとも、現時点の小隊の様子では、戦争や戦車など夢のまた夢である。 結局2話目を見てもいまいち全貌が見えてこないこの世界、途中のCMで「アニメノチカラ」の次の作品が春に放映開始って告知されていたので、1クールで終わることは確実だ。……何を話の中核にするんだろうね。 |
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