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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 酒場にP丸様を飼ってる街、第10話。うらやましい……かどうかは分からんけど、宴会は楽しそうである。

 「次はどんなクエストかな?」と思ってたのにクエストにすら至らず、ただひたすらシトリーの外道っぷりを見せつけられるだけのお話。ず〜っと「シトリーはクライのことをどう見てるんだろう」ってのは気になり続けてるわけだが、今回酒飲んで酔っ払った時に出た感情が本音だとすると、惚れてるというか、憧れてる部分があるのはどうやら建前ではなさそう。10桁単位(10億?!)の借金抱えててフィジカルがクソ雑魚だってとこまではほぼ確定でわかってる男に憧れるって、それ以外の部分を相当買ってるってことなんでしょうかね。今回のお話を見る限り、やっぱ彼女目線ではクライの底はかなりバレバレな気もするのだが……あくまでも幼馴染の腐れ縁ってやつなのかもしれない。

 シトリーの悪行その1、アカシャで育成してたマリスイーターをすんなり回収。見た目は可愛いマンティコア系モンスターだが、どうやら幼獣形態で尻尾をぴたぴたする程度でもクライにとっては致命傷判定になるくらいのダメージは弾き出せる様子。セーフリングとやらがどの程度の防御壁を張れるのかは分からないが、流石に日常レベルの接触でパリンパリン割れるわけはないので、あの猫を飼うのもなかなか命懸けのようである。ただ、そんな猫もシトリーは容易く抱き抱えて遊んでたんだよな。その後のシーンでリィズと組み合って暴れてるシーンもあるし、本人は「直接戦闘はてんでダメ」と言っていたが、最低限、冒険者として戦えるくらいのフィジカルは保持してるってことなんでしょうかね?

 シトリーの悪行その2、詐欺行為を働き無料で魔力チャージ。まぁ、彼女が提唱していた「枯渇状態からの超回復に成長要素がある」って話が本当なら決して詐欺には当たらないかもしれないが。ちなみに同様の理論は「不徳のギルド」でイズ先生も提唱(&実践)していた修行法ではあるので、ファンタジー世界では魔力吸引の護符は案外ニーズがあるアイテムなのかもしれない。そして、そんな魔力チャージ教室に乱入してきたエルフ(この世界ではノーブル)の2人組。流石にあれだけ大々的に登場して今後絡まないはずはないので、あの高慢チキな様子がコロリ転げるのが今回のお話のオチかな? ちなみにCVが芹澤優である関係上、若干【話術師】とイメージがかぶったりかぶらなかったり。おねーちゃんエルフの方は白石晴香。すぐに重要情報を話しそうな声だな。

 シトリーの悪行その3、実の姉に一服盛る。まぁ、殺したりしてないのでセフセフ。リィズの方も妹の性格はある程度わかってるだろうに、馬鹿正直に飲み比べに付き合っちゃうあたりが残念すぎる。クライは例によってシトリーの悪行には全然気付いてない状態であれやってるんだよなぁ……そりゃ恨まれるし絡まれるよなぁ。

 シトリーの悪行その4、せっかくのシーンなのに目潰しで見せてくれない。……まぁ、リィズの全裸にそこまでニーズがあるかどうかは分からんが……体型と肌色的にほぼ「プリズマイリヤ」じゃん。

 
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 一件落着? 第9話。ネタバラシ回なわけですが……想像以上にえげつないネタだったな……。あ、8話と9話の感想の間がやたら短くなってるんですがこれには事情がありまして、これまでは我が家の放送スケジュールの関係から本作はAT-Xの遅めのリピート放送で視聴してたんですが、「リゼロ」が一段落してしまったせいで感想書きたいアニメが極端に特定の曜日に寄ってしまい、平日の水〜金あたりがめっちゃ空いちゃったんですよ。一応1日1更新を目標にしているので、とりあえず今作を早めの視聴スケジュールに調整してバランスを取ることにしたんです。以上、マジでどうでもいい我が家情報でした。

 閑話休題、いわば「シトリー編」の幕引きとなるエピソードだったわけだが、想像以上に色んな意味で「シトリー編」だったわけだね……ここまで抱えてきた違和感が全部まるっと回収され、敵組織の謎も綺麗さっぱり解決した上にシトリーという問題児のキャラもがっつりクローズアップされ、「なるほどこれはリィズの妹……」と非常に納得いく結末となった。まぁ、人道的に飲み込めるかどうかは別問題だけど。

 結局リィズは割とあっさり現場に間に合い持ち前の戦闘力で暴れ散らかしてはくれたが、意外や意外、「スピード特化だから破壊力自体はそこまでではない」という設定だったらしく、敵陣(?)最終兵器のアカシャとやらについては装甲が抜けず決定力を欠いた。決して負けたわけではないが、最強チートキャラかと思われていたリィズにもわかりやすい弱点があったことはちょっとびっくり。というか、これって結局壮絶な姉妹喧嘩を茶番でやってただけで……総合力ではシトリーの方が上にいきそうだが、まぁ、接敵した時点でリィズが勝てるから五分といえば五分か。とにかく絶対無敵の魔法鉄甲は強かった。

 そしてそんな最強チート兵器がクライに襲いかか……らない。途中でぴょーんて飛んだ。なるほど、「何もせずとも敵側が勝手に自滅する」パターンの裏には「敵側に最強チートキャラが密偵として潜り込んでいる」が包含されてたわけね。そりゃ全部が予定調和なんだから、クライにとって都合のいいように回るのは当たり前だわ。シトリーはやっぱりクライが「武力を持ってない」ことはわかってるんだろうね。だからこそあそこでぴょーんさせたわけで、その上で「クライはなんでも見抜いている最強の司令塔である」という憧れも持ち合わせている様子。ほんとに都合のいい子だよぉ。ご丁寧にビビりのクライがアカシャを見てもひっくり返らないように「暗くて見えなかった」という都合のいい設定でアホラッキーを補強してるのが小憎らしい。

 そしてそんなシトリーが仕掛けた最大最悪の罠が、ソフィア・ブラックという「ライバル」の存在であった。チクショウ、敵を欺くならまず味方から。そして当然視聴者も騙す。なんか変だとは思っていたけど、そこまでやってくれるとはなぁ。一番のショックは「最強魔術を操る極悪な上田麗奈なんていなかったのか……」っていう部分だけど、「まぁ、小原好美がわざわざ上田麗奈ボイスに変身してたのか……」ということが分かったので結果オーライ。一応冒険者ギルドにはオドオドしてるだけのモブうえしゃまがいるのは事実だからね。あの子ほんとに不憫なだけの単なるモブなのすごいな。

 そうして合法的に(完全に違法ですが)怪しげな魔術実験を果たすことができたシトリーはご満悦で、最終的にこいつがラスボスになるんじゃねぇかと勘繰ってしまうくらいにやべぇことを色々とやっている。世界を滅ぼしかねないスライムの存在が一番やばいんだろうが、眉ひとつ動かさずに敵側の首魁を亡き者にしてほくほく顔なのが一番やばいかも。ちなみにキルキル君の声はなんと古賀葵。シトリー&キルキル君はかぐや様&ショキノチカという禁断のコンビである。

 さぁ、どうやら1クールを3つに分けてのシリーズ構成になっているようだが……ラストパートはどんなヤベェやつが出てくるのだろうか。それとも出てこないのだろうか。……クライはいっそなんも出てこない場合の方が化けの皮がはがれそうだけどな。

 
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 流れ変わったな! 第8話。いや、全然変わってないな、最初から予定調和だな。それが千変万化の狙い通りだからな。

 クライのラッキーマン体質をうまいこと理由をつけて積み重ねていくのが今作の基本設計だが、「なんかうまいこと行く」理由の1つは「超強すぎる味方と彼らの無条件の信頼」。そして今回そこにさらに「無能な敵が勝手に自爆」が追加された。まー、戦力自体はそれなりだったはずなんだけど、シトリーというイレギュラーを1つ投入されるだけで指揮系統がだいぶおかしなことになり、その結果自然崩壊してしまうという悲しい結果に。こういうのって「流石にそりゃないやろー」と興醒めするリスクがあるわけだが……今回の展開は……まぁ、ギリギリ? 最初のファントム一斉投入は流石にアホすぎて擁護できない気がする。偉そうなこと言って後からマウントとってたソフィアさんも、「想像力が無いんですね」で配下の失敗をこき下ろす前に、万が一のミスが起こらないように使用上の注意はちゃんと書いときゃよかったのに。その辺のチグハグさは、やはり権力争いが醜く集団としての構成があんまり上手くいってないっぽいアカシャの塔の弱点ってことなんだろう。もし正しい戦力展開ができてたら、ファントムは1体叩くだけでもシトリーが苦戦してたわけで、案外あっさりハンターたちを蹴散らせてたかもしれないのに。

 しかし結果はとにかく千変万化の株が上がる方向にしか流れないのがこの世界の定め。強襲は失敗し、アカシャの塔はついに守勢へ。リアクション芸人みたいなあまりにアホな捕虜の人たちの答え合わせもあり、本来ならバレなくていい本拠地にまでシトリーたちの進軍を許してしまう。その傍には余計なまでの戦力である支部長までいるし、ステゴロだと普通に掃討されてしまうんじゃないだろうか。一応まだ切り札を抱えてるみたいなことは匂わせていたが……そこは多分シトリーに一蹴されるよなぁ。まだスライムの伏線回収してないし、今回謎の「キルキルくん」という名称まで出てきたし……いったい何を隠し持ってるんだ、シトリーさんよ。

 そんな展開の中、気になったことは2点。1つは「シトリーってクライのことをどう見てるんだろう」ということ。チームの連中はリィズを筆頭に基本的にはクライに対して無根拠な信頼(幻影)を抱いていると思っていたのだが、今回シトリーの口から「もしクライがウサギより弱かったとしても」という発言が出ており、シトリーはクライの本当の戦闘力を知っているかのような匂わせがある。というか、普通に考えたら脳筋のリィズとか人斬り狂の剣士君と違って、お利口なシトリーだったらクライの欺瞞なんて全部気づいてるはずなんだよ。その上で姉と同様に無条件のクライageを行っているのはどういう心情からなんだろう。可能性は2つあって、「千変万化」の名が威名として轟く方がストグリに有益だから、都合のいい誤解は放っておくどころか煽ってる説。シトリーが単なるずる賢い奴だったらそれくらいはやってそうだが、これまでのシトリーのクライへの態度はどうもそういう感じがしない。となるとやはり可能性の2つ目として「戦闘力が姉ほどのチートじゃなくてよわよわなのは幼い頃から知ってるけど、それを補ってあまりあるくらいの才覚を持っていると本気で信じている」。まぁ、ここまでのラッキー体質はそれだけで才能といえなくもないので、あながち間違ってはいないのかもしれないが。結局クライが一番恵まれてることって、「放っておいても全部都合よく処理してくれる友人に囲まれてる」ことなんだよなぁ。

 そして今回気になったことの2点目は、当然敵側の中枢・ソフィアさんのこと。これまでずっと冒険者パーティーに加わってた赤髪のうえしゃまボイスが「冒険者の振りをして潜入したソフィア」だと思ってたんだが、まずシトリーが気づいてるそぶりを見せないこと、そして捕虜たちからの熱烈アプローチに赤髪の子が素でドン引きしてたことなどから考えると、もしかしてあの子って別人なのか? いや、でも流石に声がなぁ……どういうことなんだろ。認識阻害の魔法とか駆使して紛れ込んでたりするのかな。なんか、今回の思わせぶりな描写の数々からもしかしたらなんかややこしいことになってる可能性もあるかもしれないと思ってしまった。まぁ、最後にはシトリーがなんとかしてくれるだろう。リィズちゃんたちはクライと一緒に到着することになると思うが、果たして姉妹共闘のチャンスはあるのかしら。

 
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 よく分かってないんだけど、今回で一旦放送休止? 第58話。3rd seasonは大きく2つに分かれてて「襲撃編」と「反撃編」になるらしいのだが、調べたところ今回までの8話(実質10話分)で一区切り。残りは2月からという変則2クール構成とのこと。そんなよく分からんことするなら最初の90分枠はなんだったんだという気もするのだが、そっちの方が盛り上がるからっていうわがままな編成だったのかもしれない。来週からは再放送とのことです。今回はまとめ感想の対象外としておいて、一旦ここでまとめておきましょう。

 といっても、「襲撃編」「反撃編」というタイトル通り、相手の攻撃を一方的に受けて「さぁ巻き返すぞ」のところで終わっちゃったので現状はあんまり触れるべき部分もないのですが。前回のスバルの大演説が今ひとつ響かなかった身としては、とんでもねぇ事態が起こってる割にはそこまで緊急性もなく、スバル陣営ものんびり戦の支度をしてるなぁ、というのが正直な印象。今回ラストであわやエミリアが死んじゃうというギリギリのシーンで間に合ったわけだが、スバルたちがあとちょっとでも作戦会議でだらだらしてたらエミリアの命が無かったことを考えれば、「よく間に合った!」というより「何だらだらしてたんや」ということになるんだよ。その辺の心構えが最終的によく分からんかったな。

 改めて、スバルが集めた戦力とその使い方がまとめられる。正直他陣営のお歴々については覚えてない部分もあるので「どんだけの戦力なんだろ?」とよく分かってないのだが、例えばあの憤怒相手にはゆかりん姫とリリアナちゃんがわずかな戦力で乗り込むという。今回のラインハルトの「鑑定スキル」のおかげで対憤怒についてはリリアナちゃんのお歌が特攻を持つ兵器であることは匂わされたが、この思いつきのコンビであのヘンテコ司教を打倒できるんだろうか。あ、ゆかりん姫が出撃するってことは今回は後ろにアルもついてくるってことかな。それならまぁ。

 最大戦力であろうと推察されている色欲に対しては、何やら「屍兵」とやらに因縁を持つおじいちゃんと、ミミの敵討ちをしなきゃいけないガーフが選抜される。ガーフはいっぺん完膚なきまでにやられてしまっているので、戦力的に一番心配なのはここ。あのおじいちゃんはそれなりに強いってのはなんとなく覚えてるんだけども、それだけでどうにかなるんだろうか。朗報としてはゆかち姫ことクルシュさんがなんの効果かよく分からんけどスバルとの接触でちょっとだけ回復傾向にあり、もしかしたらここの戦力にはフェリスも加わってくれるかもしれない。そこまでいけばそこそこだろうか。

 立ち位置がよく分からない暴食には余った(?)ユリウスとなんかでかい狼の人があてがわれた。ここが一番適当だな。暴食は相手の何かを食べちゃう能力があるようだが、ユリウスはいっぺん接敵してるからその辺は大丈夫か。

 そして当然、強欲に対してはスバルが直接赴くことになる。ただ、冷静に立ち返ると「戦力」として一番役にたたねぇのは(ベア子を欠いた)スバルなので、ここには問答無用でチート兵器のラインハルトも投入。なんだかんだで一番死ににくそうなポジションに収まってるスバルずるい。いや、この配置でも死ぬ時は死ぬんだろうけども。こうしてみるといっぱいいたと思っていたスバル軍もそこまで人数が多いわけじゃなく、各戦闘に2人ずつ送ってやっとなのか。そう考えると、確かにハードな試合は多くなりそうだなぁ。2月にまたこのマッチアップを振り返っていきましょうね。

 

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 もしかして、今作のオープニングって回を重ねるごとに徐々にその全容が明らかになっていくスタイル? 第7話。 毎回結局飛ばさず見てるけど、今回が一番長かったよね。最初は「全然流れてなくてオープニング担当してる人可哀想だろ」って思ってたんだけど、こうしてちょっとずつ注目を集められるならむしろ恵まれた演出なのかもしれない。

 というわけで小出しにされるお預けプレイが今作の見どころ。曲もそうなら主人公もそう、今回はほんとに動かなかったねー。クライ自身がやったことはシトリーへのちょっとしたツッコミくらいで、あとはリィズと対面座位でよろしくやってたくらいである(リィズちゃんは今週もかわいいね)。そしてそんなクライが適当にばら撒いた伏線もなかなか回収されず、現場の冒険者たちには長い長い焦らしが繰り広げられている。ずっと陣頭指揮を取ってるアーチャーの人(スヴェンという)、クライのことを信頼してるからって、いくらなんでも辛抱強すぎるよな。どんな世界でもアーチャークラスの人って我慢強い人が多いんでしょうかね(某キクルくん参照)。

 しかし、いくらなんでも無限に戦闘なしで無駄な時間を過ごすわけにもいかないので、ここらで一発ぶちかまそうってんで最初の生物魔導兵器が出撃。理屈はよく分からないがちゃんと空気を読んで「スライムっぽい」性質になった狼戦士が問答無用で配備され、初手から「物理無効・魔法無効」というチート能力で弱小冒険者たちをおびやかす。もしあのままなんの策もなしに突っ込んでたら、ここに集まってた数十人もの冒険者は全滅の可能性もあったんだろうか。アカシャの塔、見える部分だけだと単なるコント集団みたいに思ってたけど、案外技術レベルは高い奴らなのかもしれん。こんなにホイホイチート級のモンスターが醸成されていいんだろうか。

 もちろん、相手がチートを使うなら主人公チームもチートで返すだけ。いよいよ出番が回ってきた錬金術師シトリー。リィズの後に見たおかげでずいぶん常識人に見えるし、戦い方だって理知的で何一つ危なっかしさは感じないが、その前のクライと話してるシーンは何かの片鱗がちらほら。この子らって、マジでなんで全員いっぺんにイカれた性質を持っちゃったんでしょうね。誰か1人が発端っとかいうことでもなかろうしなぁ……ほんとに運命のお導きなのか。

 シトリーに関して言えば、先にリィズという問題児な姉が生まれているわけで、その姉から身を守るという方向で進化を進めた可能性がある。今回の彼女の振る舞いを見ている感じ、やたらと「自分は戦えないから」という部分を強調しているのが印象的。だってほら、なまじフィジカルで戦える可能性を提示しちゃうと、多分姉から地獄みたいなしごきが入るわけで……今はティノちゃんが担当してるポジションを押し付けられたかもしれないと考えると、そりゃデスクワーク専門に逃げるのも理解できる。まぁ、結局そっち方面で振り切れてイカレちゃったみたいだけどさ。今作においてあんだけひでぇ立ち回りをしているクライがそこまで決定的なヘイトを集めないのって、流石に周りの環境が酷すぎるからってのは理由としてあるかもしれん。シトリーちゃんもかわいいのに。主に声が。

 

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 悠長やなぁ……第57話。作中のスバルたちの行動もそうだけど、アニメの構成として、とても遠大というか、尺潰すことになんの躊躇いもないというか……30分という放送枠をフルで使い切って演説1本、この構成が横綱相撲と称えられるのか、無駄遣いと誹られるのか、それはこの後の展開次第だ。

 ごめん、ぶっちゃけ私は今回あんまりノリについていけなかった方。だってここでの演説がまるでこれまでのスバルの総決算みたいにして回想がバシバシ挟まれるようなものだとは思えなかったから。これまでもスバルは散々命懸け(というか命ロス)の戦いを繰り広げてきたわけで、今回の試合もそりゃでかいといえばでかいんだろうが、過去の壮絶な履歴の中で突出してるかと言われたらそうでもない。今作における長口上と言えば屈指の名エピソードである「ゼロから」におけるレムの演説があったが、今回はあそこまで「総決算」という意味合いはなく、「なんでみんなしてこんなに入れ込んじゃってるんだろう」とちょっと不思議。話してる内容も、話さなきゃいけない状況も、「言うほどか?」ってのが正直な感想。

 まず話してる内容だが、「被災地のみんな、頑張れ」なので応援メッセージとしてはそれなりに。まぁ、「なんも解決してないけどごめんよ」というアナウンスだけを流したところで意味はないし、憤怒の権能とやらがいまだに明確には分かってないけど、「なんとなく共有する感情の増幅」だとしたら住民の不安を消してやるのも一仕事だとは思うが、それが第一の責務かと言われるとそんな気もしない。わざわざ人選で一悶着あった上でわざわざフル尺の演説を行う時間があるなら、とっととプランをまとめて4拠点進軍の戦略でも練ったほうが良かった気もする。わざわざ大声で敵側に自分たちの存在とスタンスを表明するというのもあんまり意味のある行動じゃないし、もしアルの言うように「連中は何も気にしてない」状況でもなかったら単なる藪蛇。まー、レグルスとかシリウスは今回の演説に影響を受けたりしないかもしれないが、煽り煽られの関係にあったカペラあたりは余計な刺激を与えてしまうリスクもあったんじゃなかろうか。

 そして、そんな効果のほどがよく分からない演説のための人選にもだいぶ時間を使った上で、まるでスバルがこの大役を果たせる唯一の人間であるかのようにお膳立てされてたけど、ほんとにそうなんだろうか。ガーフが言ってた「過去に大罪司教を討伐したことがある」っていうトロフィーは確かに意味があったかもしれないが、実際の演説でそれを使ったのはほんとに最後も最後。そこまで引っ張ったのは純粋にスバルのべしゃりだけであり、それだっていつも通りに自虐混じりのざっくりトークで、今回ユリウスに揶揄されてた最初期の騎士ヘイトスピーチの頃から本質は変わってないようにも思える。まぁ、響いたんなら別にいいんだけどさ。いっそスバルこそが「騎士」なんてフワッとした肩書きより「話術師」ってジョブにしといたほうがいい気がする。

 まぁ、とにかくそうして頑張った演説のおかげでなんとなく雰囲気が良くなり、街の護衛に手数を割かずに本丸の攻略が行えるようになったということにしておこう。今回大罪司教は誰一人動きませんでしたが、ほんとに「ドラゴンの下のアリ」の例え通り、4人が4人とも対抗勢力の動きを気にしてないんだろうか。もう、全員ひっくるめて傲慢だし怠惰だよ。



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 ワンランク上の専門チャンネルでも湯気は薄くならず、第6話。思わせぶりなティノちゃんのシャワーシーンは気になるのに……やたらと尻に寄ったアングルになってるのは偶然なのかこだわりなのか。

 風呂敷が勝手に、そしてとんでもないスピードで広がり続けるだけのお話。この作品を観るのにいちいち「偶然と恣意性のバランスを考えてもらわないと〜」と小姑みたいな文句をチクチク書いてきたが、今回はもう、一気に振り切れてしまった感があり、しゃーなしと諦める部分もあり、いっそ潔くこれでよかったのかという思いもあり。いくらなんでもアイス屋に偶然ぶつかるくだりとかは「出来過ぎ」を超えて「マジでそういう能力なんだろ」と思えるレベルになってしまっているが、結局ラッキーマンってそういう話だからな。他のなろう作品ではここに「主人公がラックにステータス極振り」とかいういらん理由をつけてそれすら正当化しようとしてくるが、今作はほんとのほんとに「単なる偶然です。別に理由は無いです」と開き直ってしまっているため、どこに文句をつけたらいいのかよく分からないのである。「なんだいこんなご都合主義」とほっぽり出してしまってもいいのだが、あまりにも「ご都合主義」に全精力を注いでいるもんで、「ほなどう風呂敷を畳むかだけでも見といたるわ」と思っちゃうという。ほんとにズルいデザインだよ。こんな小狡い手に騙されない賢い諸兄におかれましては、試聴をやめてしまっても誰も責めはしません。わたくしはと申しますと、これを切るくらいならもっと優先して切るべき選択肢がいっぱいあるのでもうちょっと様子見しますね(リィズちゃんかかわいいなぁ)。

 というわけで、クライが適当に責任を押し付けてるうちにどんどん話が大きくなっていくダンジョン探索。その奥には必死に隠密活動を続けようとしていた秘密教団が控えており、「質より量」で構成された冒険者の一団を最強の防衛結界で待ち受けているとのこと。敵方の大将を務めるのは、どうやらストレンジグリーフの錬金術師に因縁があるらしい赤髪のうえしゃま。今期は悪逆なうえしゃまもそれなりの数が揃っており、明石潟椿・猫屋敷まゆに続く3人目の無法者である(??)。早くあの子をピーピー言わせたいよう!

 風呂敷を広げるのに余念がないせいで話自体はなかなか前に進まずストレスを溜めているのがかわいいくせにおっかないリィズちゃん。唯一のはけ口にされていたティノちゃんは災難だったが、今回はそこに噂の錬金術師・シトリーも参戦。同じパーティのくせしてあんまり相性が良くない様子だったが、リィズとシトリーは姉妹とのこと。こんなに性格の違う姉妹があっていいものかよ。まぁ、なんか根っこの部分に問題を抱えてるって意味では通底するものはあるのかもしれないが。たまたま集まった幼馴染が全員クレイジーってどういうことだよ。もしかしたらなんらかの外的要因で過去に「まとめてクレイジーにされた」って可能性も微レ存ですけど。宇宙人のインプラントとか、ターボババアに憑依されたとか……。まぁ、全部偶然だぞ。

 さぁ、あまりにもヤな信頼を集めすぎているクライさんの災難っぷりは余計なまでに理解できた。来週あたりでぼちぼち収穫してほしいところですね。

 

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 いや死なへんのかい、第56話。流石に前回のあの引きは死んだやろ、と思ってたのに生存。スバルってなんか人間を超越した特殊能力を(死に戻り以外に)獲得してたんだっけ? 常人のタフネスだったら間違いなく死んでると思うんだが……今期はなかなか死に戻りませんな。死なないとアイデンティティを発揮できない主人公ってのも大変だが。

 というわけで今回はスバルが街の各所を回って現状を把握するという状況整理だけのお話。おかげで大罪司教で登場したのは「空気すら読めなくなった霧島」ことレグルスさんだけで、画面に花(狂い咲く方)がなくなってしまってちょっと退屈。その分は一応謎の歌人・リリアナちゃんの活躍で埋め合わせる形だが……感想としては「うわぁ、中の人のお歌お上手ねぇ」くらいなもんでさ。山根綺は出会った作品でボーカルじゃなくてドラムやってたせいであんまりお歌のイメージなかったんだけど、そういやボーカル担当曲もちゃんとあったわ。

 何故か気絶だけで済んでたスバルを助け上げたのはプリシラ。この人も王選候補者の中ではよく分からん立ち位置なのだが、今回の騒動は基本的にみんな連携をとって解決にあたろうとはしてくれているらしい。ただ、お供のものとはぐれてしまったのか、現在は何故かリリアナと行動中。ついでとばかりに街中の問題を解決してくれるのはさすがだし、雑魚相手とはいえイキリ散らかした剣技でスバルを圧倒してくれるのも存在感はある。まぁ、「その魔獣ってカペラが無辜の者たちを変身させた者では……」って思っちゃうと色々アウトなんですけどね。まぁ、プリシラさんはそんなこと知らんしな。

 他の連中もあの庁舎での決戦から一旦離脱はできたようなのだが(お外での戦闘結果はどうなったんでしょうね)、その代償としてクルシュさんはなんかとんでもないことになってしまったとか。カペラ&クルシュについては「世界線のことなる厄介なひびみく」と表現したわけだが、まーた未来さんの中に余計なものが入り込んでしまったらしいよ。いったいどんなふうになってるのか見てみたかったけど、放送コードに引っかかるのか、スバルの心労を危惧されたのか面会謝絶。スバルは「カペラをぶっ殺して変身させられた街の人たちを元に戻す」といっていたが、奴のしでかしたことがKillリセットされるとも限らないわけで……不安と不確定要素しかないヤな総力戦。そのくせスバルに与えられた「竜の血」とやらは治癒力向上効果の方だけフィーチャーされていたりと、なんか主人公補正がちょっとズルい展開である。

 今回カペラは特に声を出さなかったので目的に向けて静かに動いているであろうことが窺えるし、シリウスも多分やることをやって結果待ちだろう。暴食はよく分からん。そんな状況で一番わがまま勝手に動いているのがレグルス。まぁ、およそどんな奴なのかは分かってしまったので今更何をされても驚きはしないが、奴が律儀に便利アイテムを使ってカペラと連絡を取り合ってたのはちょっと意外。そのくらいの連携は取れてたんだな。まぁ、もはや意味はなさそうだけども。あの便利コンパクトはいったいなんなんでしょうね。この世界ならあの程度のマジックアイテムがあってもおかしくはないけどさ。

 石田彰をして「不愉快な声の肉女」と言われる悠木碧ボイス。まぁ、純正の「綺麗な声」じゃないのは間違い無いですもんね。「あの声を聞いたらそりゃ体調も悪くなるかもね」とか納得されてんの草。大罪司教の声はどれもこれもみんな精神に変調をきたすのに充分だよ。

 
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 ヤッター! なんかよく分からんけど怪しいタイプの上田麗奈だ! 第5話! 今期もさらにうえしゃまアニメが追加。上田麗奈速報としちゃ黙っちゃいられませんわ。

 まぁ、今後どういう絡みになるかは分からんけど、クライたちと敵対する関係性ならどっちにしろ悲惨な末路しかないわけで、不憫なポジションになったりとんでもない陵辱を受けたりすることを期待しつつ見守ってはいきたい。現時点ではまだ謎の本質は解明されておらず、ひとまず陵辱(?)の対象になっているのはティノちゃん1人だけ。前回鳴物入りで登場したリィズはそのあまりのチート性能が御しきれないだろうし、とっとといなくなるのかと思ってたんだけど、冷静に考えたらこいつが離脱する理由も特にないから居座るのか。元々クライがいるとこに常駐してたいタイプの人間だし、何かよっぽどの理由をつけてやらないとそば(ベッドの中)から離れない気がするんだが、こんなチート兵器を常に傍に置いといたら一切物語に緊迫感が出ないが大丈夫か。まぁ、別に緊迫しなくていいタイプのアニメではあるんだけども。

 というわけで、クエストが無いなら自分から作っていくの精神で勝手に悩みの種を増やすのが現状クライがやるべき唯一のお仕事。過去の記憶によればパーティー内のアルケミスト(この世界は魔法と科学の扱いはどうなってるんでしょうね)が生み出したというとんでもないスライムを野放しにしてしまったとか、しなかったとか。まぁ、何もしてないわけはないから絶対やらかしはしてるんだろうけど、そうしてちゃんと最終的に「なんかうまいこといってチートっぽくなる」伏線を用意しておくのはとても大事。というかクライはマジでそれくらいしかやることない。今回はいろんなお偉方との対談などでしっかり(余計な)種まきをしてる状態なので、今回クライがやった色々なやらかしが、最終的に周りからどう認識されて回収されるのかを見るのが今作の素直な楽しみ方である。個人的には一番のやらかしは「あそこで放置したらティノちゃんはマジで死んでるのでは?」って部分なのだが、いくらリィズでも愛弟子を本当に殺したりはしないか(どうだろ、殺しそうだったが)。

 あとは冒頭で出てきた錬金術師ちゃんが帰還してどんなひでぇことをやってくれるのかを待つくらいですかね。クライの回想が先入観だらけの一方的なものでないなら、本当にこのパーティーのメンバーはまともな奴がいないよな。

 
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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