最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
2つの意味で私の間抜けを晒した映画となった。まず1つ目、12月1日って「映画の日」らしいんですよ。前日に調べてこのことを初めて知って、「おっ、普段は2000円もする映画がこの日だけは半額の1000円やて?! こりゃぁ行かな損やろ!」と喜び勇んで劇場へ。今作のチケットを買うべく券売機ポチ〜。「この映画短いからな、特別に料金は1700円にまけといたるわ。何があろうと断固この値段で固定な。割引デー? 知らん」。
そしてもう1つが致命的だったんですが、私はこの映画について、ちょっと前にどっかの映画のCMで観て「うわぁ、変なオリアニやぁ、訳わからんけどちょっと観てみたいかも」くらいの気分で観に行ったんですよ。いつもの通り、映画の事前情報なんかは極力避けて、一切情報を入れないで。おかげで……
事前にWebアニメを配信してたなんて全然知らんかったわ。
上映開始後に「なんかあり得ない導入やな。まるでラブライブをSeason2から見始めてる感覚で……こんな雑な導入で展開するアニメ、前代未聞やで。……ある意味、潔すぎる斬新な構成と言えるのか?!?!」とかバグってたんですけど、視聴後に流石におかしいと思って確認したら、「今年頭にWebアニメとして8話配信してたで」という事実を初めて知ったわけです。……そりゃSeason2からになるわ。何も知らんキャラがさも知ってるような顔で話すのもしょうがないわ。俺が悪かったわ。俺の頭が極めて悪かったわ。こんな失敗は流石に初めてだよ……。いや、以前とあるボドゲで本セット買ってないのに間違って拡張パック買ったことがあるから、それ以来の失敗かもしれん。悔しいので、今更Web版は観ない状態でこの感想を書いています。というか、YouTube確認してもそれらしいものはなかったので、もう残ってないのかもしれん。
<という非常に情けない状態なので、今更ネタバレとかいう概念は無いが、一応、万が一、億が一、私と同じミスをする人間がいたらまずいのでワーニングしておきました>
ということで、私は「1期を観てないのにノーガードで2期を観に行ってしまったポンコツ視聴者」なので、残念ながら私の感想は1ミリも役に立たないものになってしまった。でもまぁ、ある意味貴重な感想かもしれんな? こんなバカは世の中にそうそういないだろうから。もちろん、制作側だって「シリーズ見てねぇのに劇場版から来るやつ」は想定してないだろうし、そんなやつにあれこれ言われても「知らんがな」で終わりそうだが……一応、導入時に最低限の紹介はしてくれてたので、スタッフさんは私のような愚者のことも2ミリくらいは想定してくれているっぽい。ありがとうスタッフさん。あなたのその優しさに、ちょっとだけ救われた人間がここにいます。まぁ、視聴中は「おいおい、せっかくの出会いの物語を全部ダイジェストって、制作スタッフはとち狂ってんのか?」とか思ってました、本当にごめんなさい。 まぁ、そうして最低限の「出会いからチーム結成までの流れ」については設定は理解できたが、そこに込められた心情など想像すらできないし、途中でさも大事そうに取り上げられたヒロイン・ヒナノとライバル(?)ユカリの幼少期の関係性など知る由もない。そんな状態で「よくあるスポ根もの」のテンプレートが目の前を流れていくのを観るだけなので、脳内では「流石に適当すぎる、50点」とか思ってました。 筋立てにフォローの入れようがないので(主に俺の責任でね)、そうなると肝腎要の「ポールダンスライブ」という異次元の描写を評価するしかない。そして、この劇場作品は60分のうち体感20分以上が決勝ライブという構成なので、実際、「なんか適当にドラマをつけて、大画面で史上初のポールダンスヌルヌルライブを鑑賞する」というのが最大の目的である。そういう意味では初見の視聴者にも優しい作品だったのかもしれない。そして、その「空前絶後のポールダンスライブシーン」に関しては、視聴中にかなり評価が変わった部分だった。 冒頭で、顔見せとなるエルダンジュのライブの様子がちょっと描かれた際、CGで描かれたてかてかライブシーンについてはかなり懐疑的な印象だった。このネガティブな印象を頑張って言語化すると、まず、ポールダンスという文化そのものになじみがないため、そのスタンダードスタイルが分からず、何が起こったら「すごいポールダンス」になり、凡百のポールダンスと差が出るのかが分からない。そんな国民総素人状態のジャンルを、ゴリゴリのCGで描いたことにより、どうしたって「生身の人間の演技」である感覚が薄れる。CGアニメのモーションをイメージしてもらえば分かるかもしれないが、どうしたって機械的な印象が付き纏い、「すごいポールダンス」で描こうとした「すごさ」に人間味が伴わない。ポールダンスで一番の魅力は、ポールを伝うことによって普通のダンスパフォーマンスでは実現し得ない「縦の動き」がプラスされ、まるで宙を舞っているような自由自在の四肢の動きが見せられる部分だと思うのだが、我々は「通常のポールダンス」をよく知らないため、どんだけ「浮いてたら」すごいのかがよく分からない。いや、見た目にすごいのは分かるのだが、それが「ほんとにリアルですごいポールダンスを描いたアニメ」なのか、「アニメ的に嘘をついているから空を飛んでるように見えるファンタジー映像の類」なのかが判断できない。結果的に、人間性を失ったCGポールダンスは、どこまで行ってもグラフィックのお遊びでしかないのではないかと、それが(なんも知らねぇくせに観に行った偉そうなやつの)第一印象だった。 とまぁ、ここまで長々ともったいぶって書いたことから想像できると思うが、最後のライブシーン、怒涛の6ステージ連発パフォーマンスで、ここまでダラダラ書いたネガティブな印象は「でも、なんか面白いからええか!」という結論に至った。あのね、やっぱ今まで見たことない動きのアニメはおもろいのよ。どこまで嘘か分からんし、どう考えてもステージ演出がダンス大会にあるまじきプロジェクションマッピングを使ってるけど、そうして大仰に描かれたたった1人(ないし2人)のポールとの共演は、間違いなく「今まで見たことない人体の動き」なのよ。もちろん、ご丁寧に6つのステージは全てキャラに合わせてテイストが変えてあり、アイドルじみた楽曲と衣装・キャラ特性を組み合わせた個々のパフォーマンスの差も面白い。個人的には早見沙織が歌う和テイストのチャンバラ活劇ポールダンス(なんじゃそれ)と、主人公チームのダブルスでやったまっすぐな友情タッグ熱血ポールダンスが好みでしたね。 まぁ、どうしてもポールダンスってぇと「性的な見せ物」っていう先入観があるし、実際に女の子にエロい格好させてくんずほぐれつしてるところを見てもらおうという要素も今作の売りなのは間違いなく、「鼠蹊部! その鼠蹊部!」と唸りながら見守らなきゃいけないので倫理観も色々と忙しいのだが、「よっ! エロいね!」と茶々を入れるのもせいぜい1、2ステージで飽きてくるので、その後は純粋に「個々のパフォーマンスの差」を見て楽しむモードになっていく。例えば人魚に扮した個人技の場合、それまでのポールダンスは大きく見せる手足の動きが肝要だということを教えてくれていたのに、一転して両足をそろえてのパフォーマンスが主体となるのが逆に見せ場。人魚の尾ビレに見立ててそろえた足の動きでいかに動きのバリエーションを見せるかに専心しているのが分かって楽しい。そしてラストステージとなる主人公・ヒナノのパフォーマンスは中盤までそこまで目立った個人技もなく、「あれ、ユカリさんとかのド派手な演技に比べるとどうしても見劣りするぞ?」と思わせておきながら、後半グイグイ高度を上げ、彼女の演技の持ち味が「高さ」であることを伝えてくれる。ギャラクシープリンセスを名乗り、プラネタリウムで産声をあげたらしいこのチーム(そのエピソードは知らんわけだが)、ポールダンスの持ち味である「縦の動き」を極限まで追求し、上へ上へと上がり続ける様はまさに銀河のプリンセス。決めポーズではポールにしがみついているなどということを一切感じさせない完璧な「浮遊」を見せており、ヒナノの持ち味を遺憾無く発揮してくれた。そうして1つ1つのパフォーマンスに面白みが出せている部分は、今作最大の魅力と言えるのではなかろうか。 ……以上、知らないやつがズカズカ作品に上がり込んでしまったお詫びも含め、私の感じた本作の魅力をお伝えしました。とにかくライブシーンは面白い。機会があれば、ちゃんとSeason1(?)も見たいですよ。ね!
追伸:↑以上の文章を書き終えた後で、公式チャンネルに上がっている「モーションキャプチャー比較動画」というのを視聴した結果、「アニメ的な嘘を交えたファンタジー映像」だと思っていたものが、ガチのポールダンスのパフォーマンスだということが判明しました。いや、ほんとに自分の無知無学を痛感させられました。すごいねポールダンス。「性的な印象」とか言ってほんとすみません。何もかも切ちゃんのせいです(今作で調の中の人が踊ってて「お前ちゃうやろが」とか思ってすみません)。とりあえず今から全部映像を見させてもらいます。
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