最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
いい、最終回っぽい話だったね……第7話。もちろん問題は簡単に解決するものじゃないけど、ひとまず丹羽の物語には1つの決着がついたんじゃなかろうか。 それにしても……考えても考えても正解は分からないお話なので、観てる間もウンウン唸ってしまうし、視聴後にこうやって感想を書こうにも悩んでしまう。人と犬の接し方に正解なんて無いことは分かっているつもりだけど、出来ることなら丹羽と藤原のどちらが正しいかを(せめて自分の中では)決めたいという気持ちもある。 大半の視聴者がそうだとは思うが、基本的には「藤原の方が現実的だ」という気持ちで、割合で言えば藤原9:丹羽1くらいで分があるんじゃないかとは思う。先週時点で「いや、どう考えても緊急事態だったんだから藤原の方が正しいよな。それとも、ここからさらに藤原が何かとんでもないことやるのかな」と思って見ていたら、あの事件の顛末としては特に追加されることもなく、本当に「丹羽を守るために藤原が犬を殴った」という事実があるだけだ。ただ、藤原がこの事件にもう1つの意味を見出してしまい、そこから丹羽を突き放すような態度に出たことが、丹羽にとっての印象をすこぶる悪くしてしまった。まぁ、それが狙いだったならしょうがない(もちろん、ここで丹羽が藤原の主張を飲み込んで理解を示せばそれはそれでOKだったはず)。「人と犬の接し方」の問題と、「丹羽が藤原と決別した理由」についてはある程度分けて考えなければいけないだろう。まぁ、そうだとしても、藤原が丹羽に突きつけた事実は何も間違っていないのだから、基本的には「丹羽が理想を語りすぎ」という印象は否めないのだが。 ただ、だからと言って「丹羽が青臭すぎる。そんな理想論を振り翳しているだけじゃ現実は生きていけないのだから、もっとドライになるべき」という考え方が「正解」なのかと言われると、それもやはり短絡的ではある。丹羽が我が身を犠牲にしてでも犬を殴らないと決めた動機を端的に表した言葉として、今回「心の死」という台詞があった。「躾をしなければ処分されるリスクがあった。死ぬよりもマシなのだからトレーニングの完遂が最優先」という藤原の主張に返した言葉だ。そう、結局、我々は犬が何を考えているかを本当の意味で知ることはできない(もちろん人間同士だって出来ないという考え方はあるが、今はその話はおいておこう)。であれば、「やむなし」と人間が勝手に判断した体罰が、犬にとって死ぬより辛い可能性も否定は出来ない。そしてもちろん、「体罰など無いなら無い方がいい」というのはおそらく全員が同意できるテーゼだろう。藤原の主義がもしかしたら最善ではないかもしれないと思わせ、9:1の「1」が丹羽にあるのはこのためである。 ただ、やはり「人間と犬は違うものだ」という前提はどう足掻いても覆せるものではない。「体罰を使わずとも根気良く教えれば犬はわかってくれる」がどこまで行っても理想論でしかなく、「根気良く教えることと、体罰を用いて短期的に指導することのどちらが犬にとって幸せなのか」は、それこそ犬に聞かなければ分からない。結局、人間は本当の正解がわからない限り、どちらも試してみる他はない。そして、目指しているものが同じであるなら、そのレベルでの諍いというのはナンセンスでしかないのだ。その部分を理解している分だけ、やはり藤原の方に理があると思えるのはしょうがないだろう。 しかし、丹羽には丹羽の主張があり、この度めでたく、その理想を受け継ぐ後継者も名乗りをあげた。損得抜きで、ただ犬の幸せだけを考えられる底抜けのバカ。そんな人間が、新しいテーゼを業界に打ち立ててくれるのかもしれませんね。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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