最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」 5→5 プチ破天荒な作品ではありましたな。今期やたらと乱立していた「過去に戻ってやり直す系主人公」ではあったけど、やり直し方やタイムリープのルールなどが独特で、次にどう転ぶか分からないドキドキ感があった。 まず良かった点を挙げるなら、やっぱりそういう思い切りの良さだと思う。まずもって「萌えに振った女性主人公+エロゲ」という設定自体が新鮮だったが、エロゲを愛する少女コノハのキャラも思い切りがよく、言動が見ていて気持ちのいいものだったのは純粋にプラス要素。テーマがエロゲのくせして最終的にやってることは愛を叫ぶスポ魂みたいな展開になっていたわけで、ストレートな愛情を伝えられるだけの下地を作れる設定になっていたのは良かった。まぁ、この企画自体が元々「古いエロゲ製作者たちがあるあるを語る」っていう目的で生み出されたものらしいので、その部分の描写にある程度説得力が出るのも当たり前ではあるけど。 そうして出来上がったベースを今度は1クールアニメにしたてあげるわけだが、そこで導入されたタイムリープ&トンチキSF設定。これもまぁ、表裏ある要素ではあるのだが、例えばず〜っとコノハがタイムリープしていたのにいきなりその対象がマモルになったあたりで誰もがちょっとは意外に思ったんじゃなかろうか。「あれ、そっちの展開あり?」と思わせた時点でインパクト勝負は勝っている。その後の「過去改変→未来改変→現実修正」という流れもまぁ、お約束の時間跳躍ものの中ではまとまった雰囲気を出せてはいるのでシナリオも大きな失点はなさそう。 ただ、その裏返しとして当然引っかかる部分もあって、宇宙人(?)を引っ張り出して最後に丸め込んだハッピーエンドはやはり唐突というか、「まぁ、そうするしかないよな」みたいな妥協も感じられる。元々矛盾なんて気にしないような設定なのだから細かいところを突っ込む意味もなかろうが、「エロゲを使ってタイムリープする」という最初の設定が面白かっただけに、できることならそこに絡めてもう1つ納得感のある「ならでは」の解決策が見てみたかった気もする。また、「エロゲをテーマにした設定が新鮮」とは言ったものの、やはり地上波アニメとして穏当に処理するため、あまりエロゲのエロゲらしさに踏み込んだ描写ができず、結局「別なテーマでも良かったのでは?」という印象を抱いてしまったのも事実。宇宙人がやってきて地球の文化に興味を持ったのがよりによってエロゲっていう時点でなんかこう、「どこまで掘り下げていいものやら……」みたいな遠慮が出てくる。これ、アキバ文化・オタク文化を象徴するならもうちょい穏当なキャラクタービジネスとかじゃダメだったんでしょうかね。まー、それだとインパクトが弱いのか……過去にアキバ・オタク文化をテーマにして成功したアニメが少ないんだよなぁ……。 トータルで見ると個性派のテーマ設定を活かせた部分あり、肩透かしの部分ありで賛否ある結果。いや、でもこういうチャレンジングな作品自体は嫌いじゃないので、一定の評価を得られるといいな、という気持ちもある。キャラも可愛かったしね。 PR |
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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