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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。」 5→5

 ま〜、なろうだったなぁ。結局1クールを通して見ているといろんな作品の枝葉末節が捨象されて感想が丸まっちゃうのは致し方なし。

 映像クオリティとしては並よりも上。作画状態は(キツい状態もなくはなかったが)比較的安定していたし、主人公のアイビーのキャラ作画も含め、割と立っている部分が多かった。加えて総監督の山内さんのクセもあったのだろう、見せ方にも一定のこだわりが感じられ、「牧歌的ななろう世界での冒険譚」という概形だけを見れば比較的良い作品だったとも言える。そういう意味では恵まれたアニメ化だったんじゃなかろうか。

 ただ……やっぱ筋立てがなぁ……タイトルに「最弱」って書かれてて最後まで本当に弱いままで終わるっていうのはなろう的には斬新だったし、無理くりでも「最弱だからこそ得られた強さ」みたいな説明をしてタイトル詐欺してない部分は好感が持てる。これでアイビーが苦闘の中を努力と知謀で切り抜けていく成長譚だったら素直に応援できたのだが……結局はなろう的マウントが取りたいだけの人になっちゃったんだよなぁ。「成長してない」とまでは言わないが、作中のアイビーの活躍の6割がソラの手柄、残り4割が前世の人の手柄である。結局突き詰めれば「偶然拾った最強アイテムで無双します」という理不尽ストーリー。「前世の人」の方も理屈がわからない上に「前世の記憶」が何故無双につながっているのかという説得力も非常に弱く、単に「身体は子供、頭脳は大人(もいる)」というだけの状態なのに、やたらと誉めそやされる。作品後半、多分毎週最低1回は「お前ほんとに9歳か?」というage発言が行われ、「子供なのに賢いから! 子供なのにすごいから!」という殊更な弁解じみた設定が痛々しい。そこをもっと見せてこその物語じゃないのかい。せめて褒める言葉のバリエーションくらいもうちょい増やせ。

 まー、そういう根源的なろうヘイトを除けば見やすい方の作品ではあったか。できることなら、もう一歩上の脚本が欲しいなぁ。

 
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