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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「勇気爆発バーンブレイバーン」 6→7

 この作品を端的に表す言葉は「やり逃げ」だと思っている。てめぇそりゃ卑怯だろ、と思ってしまうような荒技でも、実際に目の前で見せられたら呆然としてしまう。そしてこちらが冷静さを取り戻す前にケムに巻いて消えてしまった、そんな作品。

 もちろん、それが責任の放棄だとかいうわけじゃない。むしろ1クールという短期決戦ではあるが、最初から最後までずっと笑わせてくれたし、困惑させてくれたのは十全に責任を果たした結果である。だからこそ「やり逃げ」感があっても全く悪印象ではない。せいぜい「してやられたな」と思うくらいだ。しかし、こんな思いつきの一発ネタみたいなアニメでも、実際に製作され、放送されるに至るまでにはたくさんの人の手が入っているし、たくさんの大人たちがあーでもないこーでもないと悩んだ末に出した結論であるはず。艱難辛苦を乗り越えて、最終的に今作が完成形を持って世に出されたことについては感謝せねばなるまい。そう、バカな大人たちが集まって生み出されたバカなアニメは、本当に貴重なのだ。

 単にバカだの一発ネタだのとは言っているが、これが「ネタ」になるためには実に緻密な計算が必要。今作最大のパロディ要素は当然「ロボ」についてであるが、ラインギリギリのホモ要素を混ぜ込んでロボットもののエッセンスだけでは維持できない部分を支えたり、ちゃんと女の子の可愛いも極振りして視聴者の目が離れないように工夫もされている。「一発」ネタと言いつつも実際には12話の個別のエピソードから構成されているわけで、その1本1本で飽きさせないよう、ネタを小出しにしつつ、退屈しないように刺激を織り込んでいく脚本構成も悩ましい問題だっただろう。その全てが100%うまくいったのかどうかはよく分からんが、少なくとも私はほぼ印象が変わらぬままに駆け抜けられてしまった(やり逃げられてしまった)ので完敗である。アホみたいに大量のアニメが垂れ流される現代社会において、ここまで大胆なフックでもって毎週客の目を釘付けにできたのだから、それはもう純然たる技術ですよ。

 まぁ、最大の問題は「これが面白かったぞ!」から、「ブレイバーンの後追い」が全くできないという部分なのだが……本当の本当に「一発」なので、何をどう拾っても「ブレイバーンの二番煎じ」すらままならぬ。生半可な覚悟でこんなおちゃらけロボットアニメに手を出したら滑り散らかして終わるのが目に見えている。後にも先にも何も残らぬただ1つだけの異形の道程。それがブレイバーンなのだ。いや、もしかしたら誰かチャレンジする人はいるかもしれないけどね。……「直球表題ロボットアニメ」とかならあるいは……(言うことがない 誰か助けて ふんふんふんふーん)。

 
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