最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
ハッコーボイス、共感覚といった全てのパーツの意味がきれいにつながった第10話。これまで「何だかなぁ」と思っていた雰囲気ツールが、今回非常に印象的な形で活用されており、那須も捨てたもんじゃないなと思い始めた今日この頃。いや、アニメのシナリオってどの程度個人の力量に依るのか分かりませんが。 いよいよファクトリーに潜入する面々。そこに待ち受けるのは、待ちくたびれてババァになりかけた妄執の人、リャン・チー様。彼女の手引きによってバイオハザード並に大量のアンブルームがかり出され、一時的にハッコー・サンタナ組と他の面々が隔離される。そして最強のボナーであるハッコーとの対談に挑むリャン。彼女の説明台詞によって、ハッコーが過去にカナンに向かって言った「あなたのせい」の真相が明かされる。形の上での共闘、弔い合戦を提案するリャンだったが、ハッコーの答えは当然NO。彼女の人生は、サンタナによって既に傷が癒えかけていたということだろうか。 しかし、リャン姉様の暴走は止まらない。最愛の人を、最も忌むべき自らの能力で殺させるという嗜虐心あふれるトリックプレーによってハッコーの精神を破壊し、さらに「音を全て遮断する」というトンデモ便利な最新技術によって、ハッコーボイスの矛先を憎きカナン1人に向かうようにセッティング。これにより、ボナーVSボナーの生まれた原因であるカナンという、いびつな対決構図を裏で手引きすることとなる。新たに突っ込んできた夏目も加えて、ファクトリーでの最終決戦が幕を開ける。 今回感心したのは、1つはサンタナとハッコーの関係性の描写。サンタナはハッコーの前で自分1人責任を負わずに「逃げ出した」ことを後悔しており、今回の無謀な突入劇の動機となった。他方ハッコーは、カナンや蛇を見ると殺された仲間達を思ってどうしても感情的にはなってしまうものの、サンタナを憎んだりはしていない。勿論、彼の無謀な贖罪など望んでいるわけもない。互いに互いを思いやっているはずなのに、「声が聞けない」というたった1つの欠落があるばかりに、2人の想いはすれ違い、悲劇となった。自ら起ちあがろうとしたなけなしの勇気を兵器として逆手に取られ、最悪の結果に陥ったハッコー。サンタナはそんな彼女に力を与えるべく、その最期に彼女の声を求め続けた。 そして、突然共感覚を取り戻したカナンをおそう、ピンポイントハッコーボイスの恐怖。「何で突然回復してんだよ」とか、「反対の音波を出して音を消す装置なら、そもそもハッコーの声の音波自体は無効化されないんだから御法川にも効くはずじゃね?」とか、「そもそも反対の音波を瞬時に出す装置って何よ」とか恐ろしく突っ込みどころは多いものの、共感覚を使った「カナン視点」の活用により、何となく雰囲気で丸め込まれてしまう。これまで単にオサレな印象と演出面のためだけに描かれていると思っていた「カナン視点」だが、今回のように「共感覚であること」がシナリオ要素として重要になってくると、見せ方としても、ストーリーとしても非常に面白いものになる。それまでハッコーと同じ緑色に見えていた御法川が、決意の後には赤みを帯び、ハッコーを抱きしめることで色を「共有」する描写も、その色の意味することは推察することしかできないが、音のない世界の中で何かが動いていることをまさに「異なった五感」で伝えてくれる面白い演出といえるだろう。 そしてやっぱりリャン姉さん。「アンチエイジングしてあげる!」「ビーム? つり天井? 漫画の見過ぎじゃないのぉ?」「一万年と二千年早いのよぉ」などなど、やりたい放題が止まりません。エロくて下世話な台詞も本当に良くマッチします。夏目、ユンユン、マリアと女性キャラそろい踏みだが、もう、誰1人として足元にも及ばないです。っつうかマリアの影が薄すぎね? PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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