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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「トリリオンゲーム」 5

 一気に円安が進むと「ざっくり1兆ドルで100兆円だね」みたいな換算にしても「いや、その1、5倍はあるだろ」みたいになって設定が歪むから大変ですね(大した問題じゃないやろがい)。

 以前「Dr.STONE」の感想にかこつけてちょっと書いたんだが原作は途中まで既読。漫画喫茶でなんとなく読んでいたんだけど、途中で「これ、主人公の言動があまりにも千空すぎる」って思って確認したら作者が同じだったっていう。そこに気づいたところで正直なんか急に冷めた感はあったんですけどね。千空はまだ「少年漫画掲載のファンタジー混じりの科学空想漫画」だから成立するけど、今作はあくまで現代劇なので、ちょっと存在がファンタジーすぎるな、という気がして。

 「成り上がりもの」としては取り立てて変なことをしているわけではない。「現代で億万長者になりたかったらどういうルートがあるんだろう」ということを考えて、オークションサイトやらソシャゲやら、それっぽいテーマを拾い上げて「成功しました〜〜」っていうエピソードを繋げていくだけ。1つ1つの話にそこまで心砕くような性質でもないので、なんとなく「ドヤァ」してれば成立するという意味では、チートフル活用のなろう漫画に近い部分もあるのかもしれない。まぁ、流石になろうと一緒にするのは違う気もするが、微かに残った記憶をたぐってみてもそこまで「面白い」って印象が残っておらず、多分驚くような筋立てはなかったんだろうという気がする。たとえばアニメだと2話目のフェイクウェイトの話なんかが「面白いところ」になるはずなんだけど、ハルがどうやってあのウェイトを持ち込んだのか、なんでそれが通用すると思ったのか、などなど、行き当たりばったりすぎて「上手いことやった感」があんまり出てない。それぞれの業種での成功譚にしても「その発想は無かった!」みたいな捻りがあるわけじゃなく、なんか自己啓発本に書いてある「○○すれば成功する!」みたいな話をちょっと表現を変えてやってるだけに見えて、途中で飽きてしまった(まぁ、序盤はそれなりに楽しく読めたあたりはやっぱりちょろいんだろうけども)。

 そういうわけでそこまでアニメに期待してるわけでもないのだが、1時間連続スペシャルとなった1、2話目は「なんとなく読めちゃった序盤」の展開なので「こんなもんだろうな」という印象。残念ながらマッドハウスによる映像部分もすでに省エネの気配が見て取れるが、別に超絶作画で見せつけるような作品でもないしなぁ。個人的に池上遼一のいかにもな劇画調のデザインはあまり得手ではないので、いくらかソフトになってるアニメ絵の方が馴染みやすくはある(それでも独特な口元の形状とかはやっぱり抵抗があるんだけどさ)。

 現状、忙しくならないなら視聴を続けてもいいかな、くらいの感触ということにしておく。

 
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