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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「きのこいぬ」 5

 なんだこれ。なんかこぅ、タイトルとビジュアルから勝手にユルい5分アニメみたいなものを想定してたんだけど、がっつり30分アニメだったし、何なら発端は割と重い雰囲気から始まった。マスコットキャラがメインの作品で、ペットの死から話がスタートするのはなんかやるせねぇな。

 「うなぎいぬ」の昔から、動物を何か複合させたキャラなんてのは脈々と続いてるわけで、近年ではおぱんちゅうさぎなんかもあるわけですよ(あれは複合か?)。そういう流れで犬とキノコがガッチャンコしても特におかしなことはないのだが、正直この組み合わせは特にシナジーがない。「犬」は可愛いからベースとして問題ないけど、「きのこ」の個性ってほとんど発揮できる要素がない。アニメ1話目では「胞子を飛ばす」「なんか水が好き」くらいなもんで、他に何があんねんと言われても確かに思いつかない。つまり、「きのこいぬ」を構成してる要素のだいたいは「いぬ」であって「きのこ」要素は割とどうでもいい。タイトルが「きのこいぬ」の作品からきのこ要素を取り除いたら、最終的に今作は「いぬ」というタイトルになるのである。……まぁいいかぁ。犬、かわいいですからね(真理)。

 アニメ制作は初期の「ゆるキャン△」を担当していたC-Station。まぁ、作画がどうこういうような作品でもないので良いも悪いもないのだが、最低限のクオリティをキープしつつ、何ともシュールで、ちょっと寂寥感を伴う世界を淡々と紡ぐ語り口。どうやら主人公のペットロス状態から少しずつ前を向いていく様子ってのが(少なくとも最初のうちは)メインテーマになるようだ。確かに、言われてみれば「マスコットキャラがそこにいるだけで意味があるシチュエーション」って、「生き物がいてくれるだけで心が安らぐ状況」が一番わかりやすいもんな。そう考えると何もセッティングにおかしな点はないのだが、それでもなお「なんやねんそのストーリー」という疑問は残る。……最終的に「うーさー」みたいになったらどうしよう。このきのこいぬ、突然奇行に走りそうな危うさもどこかに感じさせるんだよな……。いい話風にまとめてるけど、1話目のストーリー、実は結構怖いしな……。

 
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