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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 第1回目から(偶然にも)どんどん若手へと進んでいたラインナップ、ほぼ最年少選手がここで登場。ちなみに先にネタバレしておくと彼女は本企画のラインナップの中で厳密には「最年少」ではございません。さて、これより若い誰が登場するでしょうね?

 




 

・馴れ初め

 とはいえ、若手は若手なので錚々たるラインナップの中ではまだそこまで思い入れは無い方の声優というのも事実ではある。いうて芸歴で6〜7年だからね。逆に言えばそれだけの活動でしっかりとインパクトを残している才能ということであり、栴檀は双葉より芳しいのである。デビューからそこまで経っていない彼女のこと、きっと出会いは私と同じという人も多いんじゃなかろうか。ちょうど1年前のグランプリで選出したのでそちらでもあらかた語ってしまっているのだが、私も彼女との初遭遇は主役デビューとなった「メルヘン・メドヘン」だったはず。主人公に聞いたことない名前の子が起用されることはままあるが、そこから「名前を覚えよう」にまで達するのはかなりのレアケース。事実、私も正直に言えば今作での彼女の仕事ぶりは記憶に無い。というか、そもそも「メルヘン・メドヘン」が記憶に無い。これは主役のキャストが悪いわけではなく作品クオリティがグダグダだったせい。ちなみに1話目時点の感想は「主役の子も悪くはない」くらいだった。あれ、ワシこの時点ですでに「エンディングがうえしゃまだ、わーい」ってなってるわ。

 ま、さておき、そんな残念な主役デビューは経験したが、業界で注目を浴びた存在なのは間違いなく、そこからすぐに次の主演作が回ってくる。奇しくも直近の作品となった「ガンゲイルオンライン」のレンちゃんである。こっちは疑いようもなく、ハネた。見事な活躍ぶりだった。ともりる印のロリっ子としてのパフォーマンスを最大限に発揮できる役どころだったことに加え、ヴァーチャルのロリと実生活の大人(?)という2極を演じ分けるという課題も出始めの若手声優には願ってもない試練。これを見事に乗り越えて「萌え声声優」としても地位を確立できた。そこからはもうご存知の通り。ラブライブ声優としても名乗りをあげた時には果たしてどんな方向に突き抜けるのかとドキドキしたものだが、残念ながらそちらは万事うまくはいかず。しかしまぁ、「役者」楠木ともりとしては専念できる仕事が増えたことをポジティブにも捉えられるだろうよ。アイドル役、放っておいても回ってくる仕事だしな。

 

 

・良きところ

 ともりるボイスの良いところは上述の通り去年のグランプリ選出であらかた語ってしまっている。要求される音域は文句なしの高音で、いわゆる「萌えボイス」と十把一絡げにまとめられる可能性がある方向性だが、こうした一線級の才能を耳にして差異を、そして才を見出せないのは単に耳が腐ってるからだろがコンチクショウが、という鬱憤まじりの意見も吐き出したかったとかなんとか。昨今はAI音声云々なんて話題でもその辺の面倒な話は出てきますが、私としては「キャラの後ろに役者がおり、役者の中には人がいる」って、それだけで全てを説明しきってると思うんですがね。

 なんでこんな話をともりるコーナーでしてるんだ。まぁ、とにかく「ちょっとずつキャラが増えて、ずっと聞いてたらどんどんともりるオリジナルにはまり込みますよ」って話がしたかったんだ。グランプリ記事の時には「きしり」という言葉を使って表現したのだが、高音域でキンキンと鳴らした時の独特の波長ってのはやっぱり個性が出るもので。そういう意味ではともりるボイスは私の中では弦楽器のイメージがあるな。キキキと鳴らした時の異音混じりの風合いが楽しい。彼女の偉いところはきちんとその「異音混じり」が狙って出せているところで、たとえば優木せつ菜さんのような正統派ヒロインだとこの音はほぼ消えるんですよ(まぁ、中川菜々モードの時には漏れる場合もあるが)。「先輩がうざい後輩の話」の時の双葉ちゃんなんかもいくらか抑えめだったんじゃないかな。設定上は一応成人女性でしたからね。そしてこの調音の面白さが際立ったのが「チェンソーマン」のマキマ。マキマの声はともりるじゃねぇだろ、みたいな不満が発表時に出てたように記憶していたのだが、ぴしゃりと合わせてくれるから任せられた仕事やねん。「えっ、ともりるボイスで大人のおねーさんを?!」てなもんよ。できらぁ! それどころか新しい魅力で開けちゃいけない扉を開けらぁ!

 これだけ「ともりる流」がすでに確立しているというのにまだまだ25歳。伸び代しかない若手の筆頭、引き続き要注目である。

 

 

 

・お勧めキャラ3選(くらい)

 

・「ガンゲイルオンライン」シリーズより「レン/小比類巻香

 やっぱ代表を1人もってこいと言われたらレンちゃんかなぁ……現在進行形ということで若干贔屓目にはみてしまうけど、とりあえず「うざい先輩」の双葉ちゃんやら「デカダンス」のナツメやらのエネルギー多めのキャラのカテゴリは一旦レンちゃんにまとめてしまおう(「BASTARD」のヨーコさんをここに入れてしまうのは心苦しいが)。ポーンと飛ぶような高音が気持ちよく、ややもすると媚び媚びに聞こえてしまいそうな音域でもしっかり意志の強さを見せ、そこに若干のツンデレというか、ちょっと守ってあげたくなるような要素を混ぜ込む小悪魔的魅力。主役級を多数同時展開してもそこに「同じじゃん」と思わせないだけの幅をとり、胃もたれしない、飽きさせない声音になっているのがとても心地よい。

 

・「豚のレバーは加熱しろ」より「ジェス」

 個人的にともりるヒストリーの1つのターニングポイントはこのキャラでしたね。上で書いたような「飛ぶような高音」を封印し、逆にポロポロと地に落ちるような高音(変な表現)。大人しさ、思慮深さというのはどうしても「キンキンと高い声」に合わせるのが難しいジャンルなのだが、そこを合わせようとした結果発生した「きしり」の不可思議な響きがオンリーワンの音調を実現している。どこまで当人の狙い通りなのかは分からないが、「今まで聞いたことない音だぁ」と思わせた時点で勝ち。

 

・「スパイ教室」より「アネット」

 これも去年のグランプリの時に書いてしまったけども……やっぱこのキャラのトンチキ具合を100引き出せる声ってのはそれだけで貴重だなって。正直最後の枠は「ひきこまり吸血姫の悶々」からコマリ様を選出するかどうかは悩んだ部分があって、音の使い方はわりかし似てるキャラなんだけど……最終的にアネットの方が完成図が「人道から外れてた」ことでこっちを選んだ。「なんやねんこいつ」と思わせる造形に、ただひたすら棹さし爆進させるのがともりるスピリッツ。高度に発達しすぎた鬼畜ロリは、魔法に似ているとはよく言ったものである(誰が?)

 

 

 

 以上です。本日は初めて「同じ誕生日の声優が2人」の日ですね。

 

 

・関連リンク集

番組感想・「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」

番組感想・アサシンズプライド

魔女の旅々第9話「遡る嘆き」

新番チェック・先輩がうざい後輩の話

2023年度俺的アニメグランプリ(声優部門)

 

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