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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「この会社に好きな人がいます」 6

 いきなりどうでもいい情報から入るんですが、「……すげぇセーラームーン描きそうな名前の監督だな……」って思いました。ほんとそれだけです。

 なんとなくの雰囲気なんだけど、ここ数年で「社会人を主人公にしたオフィスアニメ」が増えてきてるような気がする。数年ってぇと言いすぎかな。10年くらいのスパンかもしれんが、以前はラノベ全盛だったもんでどこを見ても中高生しかいなかったのに、Twitter漫画原作なんかも増えてきて、ふつーにオフィスラブを扱うものは(ホモォも含めて)増えてるような気がする。ついこないだまで社内で恋愛を公表するどころか捏造するカップルの話をしてたかと思えば、今度は決してそれを漏らしてはいけないカップルが登場。本当だったり嘘だったり、幸せだったりそうでもなかったり、もう好きにしてくれ(言われんでも好きにするわい)。

 そんな爆発作品なのに、何故か第一印象はかなり良い寄り。これはねぇ、もう余計なギミックなしで若者がイチャコラするのを見せろよ、っていうジジイのモチベーションなのかもしれません。でもさ、なんかこう、普通じゃん。別に秘密を共有するためにアラスカ支社に飛ばされる必要なんてなくて、「なんとなく社内では言いづらい」で秘密にしてるカップル、とてもよく分かる。そして、第1話のモノローグで秒速で処理された「いろんなすれ違いとか距離の図り合いを経て最終的に付き合うことになった」という部分が普通だったらドラマとして展開されるはずなのに、それをばっさり端折って「その次のステージ」を描いているというのがむしろ新鮮に見えてしまった。「恋愛モノは付き合うまでを描いてエロ漫画は付き合ってからを描く」なんて言葉があるが、つまりこの作品はエロ漫画の方の領域な訳ですよ。そこをあけすけなエロではなくやんわりとイチャコラを描くためだけに使っている。この構図がなんか腑に落ちてしまった。

 もちろん重要な前提として、そんなドラマを描くからにはヒロインが可愛く見えなきゃ話にならないのだが、少なくとも1話目時点は映像部分もそこそこ、演出も的を射ておりヒロインは可愛い。宮本侑芽ボイスのほのかな硬さと初々しさが良いあんばいである。また、これまでの嘘くせぇ社内イチャラブコメディと違い、本作は性的欲求を隠さない。堂々とムラムラしてるし、堂々とセックスもする。そりゃそうだ。この歳の男女が付き合っててしない方がイカレてんだから。ちゃんとやることやるし、なんなら「デートもしなけりゃ外にも出ない、互いの家に夜に行くだけ」なんて提案してくる彼女にそういう文脈を察してあげない方が嘘である。2人の欲求ががっちり噛み合って、エロ漫画的シチュエーションをやんわりラブコメ風味で包み込んでいるだけである。アニメとしてはあんまり見たことないタイプなんですよね。

 懸念点としては、そうしてイチャコラしてるのを観るのは楽しいが、1クール見続けて楽しいかどうかは分からんということ。ここからずっとヒロインの魅力を引き出し続けられればよいのだが……まぁ、この設定なら途中で飽きて心が離れたとて大して勿体無いとも思わないから別にええか。

 冷静に考えて、「主人公が一般企業の経理部勤め」のアニメって相当レアでは?

 
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