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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 りえりーですよ。この人もいつの間にか「りえりー」になっていた。多分これはあんまり声優ラジオとか聞かなくなった時代なので、ネット情報とかで眼にする文字列から自然に定着したパターンかなぁ、とは思います。うえしゃまも「りえ」としか呼ばんしね。

 

 




・馴れ初め

 正直言うと、「なんかいつの間にかセンターに居座ってた」みたいな印象のりえりー。馴れ初めの記憶もあんまりはっきりしてなくて、確認するまでは漠然と「まぁ、イヤホンズで出てきた時だったよなぁ」と思っていたのだが、ブログ上で確認したらその少し前の「乱歩奇譚」でメインを張っていたところで注目したようだ。そうか、りえりーの第一印象ってショタだったのか。これを忘れてたのはちょっとびっくり。

 あとはまぁ、ほぼ同時期に「それが声優!」がスタートしたので、そこからは既定路線というか、メジャーどころでのお話。私は再三話題に上げている通りに荒鷲師匠こと浅野真澄大先生を(ある一面において)尊敬しており、彼女の肝煎りでスタートさせた「それが声優!」という実録(?)漫画と、そのセンターに選ばれたイヤホンズメンバーには注目していたのですよ。百戦錬磨の荒鷲が目をつけた若手とはいったい誰だったのかと(いや、プロデュースにどんだけ彼女の意思が関わってたかは知らんが)。まー、流石の結果じゃないですか? きっちり若手から間違いないところを掬い上げてるわけですからね。

 荒鷲先生の教えがあってかどうかは分からないが、りえりーの声優道は単なる役者業から始まっておらず、そこにはアイドル業の側面もあったし、またラジオパーソナリティなどのマルチなタレントとしての側面もあった。しかし、きっちりと声優業の軸足を押さえていたがために、翌年には看板役となるめぐみんと出会い、さらにプリキュアへと大抜擢されてのスターダム。その後のことはご存知の通り。こうしてみると結構な早熟。世間をねじ伏せるだけのたぎるものを持っていたのは間違いなさそうだ。

 

 

・良きところ

 「エネルギー」という言葉を使うと簡単に説明ができそうなのだが、流石に30人目ともなると評価の言葉が色々と被ってきて悩ましい。ただ、ここまで紹介した「エネルギー」声優のサンプル、例えば鈴代紗弓などと比較すると、りえりーの場合はキャラクター自体がそこまでパワーに依拠するものではないことが多い。その上で何かしらの迸りを感じてしまうのはやはり中の人の濃いイメージがあるからだろうか。荒鷲先生から貪欲にあらゆることを吸収した全方位型の姿勢は、個人的には「バラエティ特効」みたいなイメージのスキルで、同じ事務所の大久保瑠美に通じるものがある。変な言い方をすれば「強かさ」とか「物怖じの無さ」とも言えるかもしれない。常に楽しんでいる様子をフルスロットルで展開し、どこまでもオーディエンスを楽しませようとするショーマンシップ。そのあたりがりえりーに満ちるエネルギーの根幹な気がしている。

 しかし、力任せにたった1つの武器を振り回すだけでは現在の地位にまで上り詰めることはできなかっただろう。個人的に鮮烈だったのは高木さんへの抜擢。それ以前にもエミリアみたいな抑え気味のキャラも問題なくこなしていたが、高木さんについては西片と2人で喋る時間が作品の大半を占める、とにかく「声を発し続けなければいけない」役どころ。しかも常に何かしらの余地を残し、一歩引いたところにいるのに舞台の中心で輝かなければいけないという難しいバランスを求められる。単なる「大人しい子」ではダメなのだ。ここでりえりーの「説得力」が一際鋭くなったように思う。何も声を、台詞を、気持ちを伝えるのに声の大きさは必要ない、呼吸1つで全てを立てられるのが声優。どこで身につけたものだったのか、高橋李依はそれができる役者だった。

 こうしてガラス越しに2枚も3枚も別な絵を見せるような「奥行き」の作り方がどういう演技プランから生まれているのか、正直素人の私にはよくわかっていない。ただ、そこにはやっぱり全身全霊でもって客を楽しませようとするりえりーの心遣いから来る何かがある気がするのだ。人を見て、キャラを見て、そして現場を見て。

 豪放にガハハと笑う高橋李依の後ろに、まだまだ見たことのないキャラクターは隠れているんだろう。

 

 

・お勧めキャラ3選(ぐらい)

 今回は頑張って絞りました(3つに絞るとは言ってない)(言ってる)。

 

・「この素晴らしい世界に祝福を!」シリーズより「めぐみん」

 ここまで名前は上げてきたけど、流石に高橋李依を評する際にめぐみんを避けて通ることはできないでしょう。頭のおかしな爆裂魔導士。その不条理とエネルギー、そして愛嬌を全て丸め込むのがりえりーの持つ「エネルギー」。朗々たる厨二詠唱が格好良く決まるのも、なんか81プロデュースの血脈みたいなとこがあるな? めぐみんがソフトエロなんかも挟みつつ絶対にカズマとくっつかない絶妙な距離感を保てているのも、ひとえにりえりーのテンション芸によるところが大きい。

 

 

・「からかい上手の高木さん」より「高木さん」

 すみませんね、これも上で触れた通りですが、「エネルギーに振り切らないりえりーボイス」のサンプルとしてはやっぱり高木さんが最上なのよ。エミリアとの比較はより唯一性が高い方を選ばせてもらいました。あと斉藤もこの枠。斉藤の声はさー、りえりーがこのすばで長らく苦楽を共にした天ちゃんを参考にしてるんじゃないか、って俺は勝手に思ってるんですけどどう思います?

 こうして並べると高木さんとめぐみんとの共通点として「エロくなってもおかしくないシチュエーションにさわやかさ、清涼感を残す」っていう部分があるな。高木さんボイスのりえりーなら1日中リビングでくつろげるだろうが、めぐみんボイスのりえりーだと30分くらいが限界な気がするの、ほんと不思議。

 

 

・「魔法使いプリキュア!」シリーズより「朝日奈みらい」

 時節柄というのもあるが、エネルギー系の役でもやっぱりみらいは選んでおくべきかなぁ。ちゃんと「ニチアサ用のエネルギー」に満ちた、名が体を表す陽光の如き清良なエネルギーである。大学生の朝日奈みらいがどうなるものかと心配してたんだけど、なんの問題もなくみらいのままだったのすごいよね。結局、みらいが大きくなったらどこかしら高橋李依に似るんだろうな。さっき気づいたけどまほプリってゴープリのあとなんだっけ。荒鷲師匠からダイレクトにプリキュアのバトン渡されてたんだな。

 

 

・「トモちゃんは女の子!」より「相沢智」

 りえりーヒストリーを大きく括っちゃうともれてしまいそうなので是非押さえておいてほしいのがこのトモちゃんである。多分りえりーが演じた女性キャラの中では一番低い音域。最初はちょっと無理してる感あるか? とか思っていたけどいつしかそれも馴染んで、直情馬鹿のくせしてやたらめったら可愛いトモちゃんがちゃんと完成してたのすごいのよ。

 

 

・「【推しの子】」より「星野アイ」

 というわけで、現時点でのりえりーステージはアイに集約されることになります。まー、これは完全に贔屓目なんだろうけど、こんだけのバケモンキャラをやりきったのってりえりーの人生遍歴があったおかげな気がするんだよね。いや、別に星野アイのような波乱の人生を歩んでるということではなく、アイドル業、役者業のカルマの飲み込み方が、生半な覚悟のポッと出の声優で拾いきれる領域ではなかったと思ってる。その上で作品すべてに呪いと祝福を与えていくだけの器の大きさも必要で、どれだけのベテランだって躊躇する部分がありますよ。今や推しの子も国民的なアニメ作品として有名になったが、それは間違いなくあのアニメ1話目の功績だし、アニメ1話目が成功したのって高橋李依がいたおかげなんですよ。改めて「アイドル」の歌詞の冒頭とか読むと、「高橋李依だ」ってなりません? ならない? まぁ、個人の感想です。

 

 

 誰よりも強い君以外は認めない。

 

 

・関連リンク集

新番チェック・それが声優!

番組感想・からかい上手の高木さん

番組感想・トモちゃんは女の子!

新番チェック・推しの子

2023年度・俺的アニメグランプリ(声優部門)

 
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