最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
鬱上鬱を架す、第10話。まー、クライマックスに向けての「落とす」展開ですし、この世界ならそりゃ遠慮なく落としますよね。QJの死、前回時点でもまだ大したことないと思ってしまってたので、こうも影を落とすとなんか申し訳なくなってくるな。 というわけで「滅び」に向かって一直線ですね。やはり物語の修正力はかなり強いらしく、前回時点では流石に不可能だろうと思われていた「デステニーの結婚話」までもが強引に元鞘に。まぁ、当時と違ってムッキムキモードになったデステニーでも受け入れてくれてるわけで、案外あの理事長もいいやつではあるのかもしれん。原作ではデステニーのゴタゴタがルークとの恋仲から不幸の発端になるわけだが、ルークがナツ子にお熱なこの世界では、別にデステニーが嫁ぐことはあんまりネガティブな要素ではないのかもしれない。 ただ、世界的にはプラスもマイナスもなかったとしても、当然ナツ子目線ではこの事態が示す事実はキツい。「どんだけひっくり返しても元のゴールに向かってますよ」というルート取りがこれ以上ない形で突きつけられてしまうからだ。もちろん「ユニオの死」などの「変わった」事実はあるものの、ディティールは関係ない。あくまでも監督の目指すゴールがルーク闇堕ちのバッドエンドというだけで、滅びに向かうルートはなんでもいい。分かりやすい「修正案」として、「ユニオの死」が「QJの死」に置き換えられ、およそ似たような結果をもたらした。そして今、「デステニーの死」は「ナツ子の死」に置き換えられようとしている。 ナツ子が追い詰められたこの世界の理不尽については、「そういう世界だから」と割り切ってしまえば理解できる範疇だろうか。もともとヴォイド教という厄介な連中がいたことは提示された情報であり、そいつらがいいように情報を扱えば裏切り者に仕立て上げるのはそう難しくはない。ただでさえ限界状態のこの世界、ちょっとの揺さぶりで人心などあっさりと惑うのである。衆愚をコントロールするのは、どう考えてもルーク1人では荷が重すぎる。何か大きなブレイクスルーが必要になるはずなのだが、それが唯一可能な人物であるナツ子も、「自分の創作物がヴォイドに逆利用される」という状況を前に立ち往生。何か、もう1段上の「この世界のルール」に辿り着かなければ、結局は運命に飲み込まれることになるだろう。 ただし、現時点でもいくらかのヒントは提示されている。例えば脚本の「置き換わり」は発生しているものの、大雑把なところで入れ替わっているので当初のシナリオからは想定できないイレギュラーもまだ抱えたままである。その一番分かりやすい存在がメメルンであり、彼女がヴォイド堕ちせずに生き残っていることは、元シナリオにはなかった純然たる「希望」要素。彼女は秘術でQJの復活を企んでいるのだろうか? 何か、「滅びない」方向への修正力が働く可能性がある。今回「元に戻された」デステニーだって、謎マッスル状態なら多少なりとも世界を変える要素になりうるし、QJではなくユニオが生存していること、ジャスティスとの関係性が修復できたことなど、引き続き残っているプラス要素も存在するのだ。 そして、いくらかの置き換わりは「修正が認められた」ことの表れでもある。監督はナツ子に「全修などさせない」と言っており、彼女が恐れているのは結末さえもひっくり返すナツ子の「全とっかえ」である。現時点ではまだ監督の創造力を超えていないのでナツ子の描いたものが模倣され、しっぺ返しを喰らったが、この世界が真似ることすらできない何かを生み出すことで、「修正」がもっと大きな力で影響することも可能かもしれない。そしてもしかしたら、監督はそんな「全修」を待ち侘びているかもしれないのだ。現世では締切に迫られ、こちらの世界では命の危機に迫られ。クリエイターは常に何かに脅かされながら、必死に活動を続けなければならないのだなぁ。 まぁ、ヴォイドに飲み込まれたあとにどうなっちゃったか分からないので、あのまま死んでたらそれでおじゃんですけど。そんな終わり方あるわけないよな。
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