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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 人を呪わば? 最終話! なんかよく分からんけど最終回っぽくはなったな!

 ぶっちゃけ「どないやねん」要素もちらほら見える最終話ではあったな。何しろここに来て知らん設定がザクザク出てきて全部が音子ちゃんの都合のいいように進む。具体的には「これまでのホテルの賃金が時間で支払われ、それを使うことで死よりも前の時間に戻って過去改変が可能」「正規の従業員がエレベーターで現世に戻る際は記憶の保持が可能」。あと切子が持っていた「地獄の蓋を開ける箱」もゲームブレイクなアイテムだった(切子はなんで自分に使わないんだろうな)。これらの要素が最終回で怒涛のように押し寄せるのはズルすぎるし、一番の問題として「これ、ここまで描かれてきた物語を色々ひっくり返すのでは?」という懸念がある。やっぱり過去改変が可能だと知らされてしまったら、これまで「ホテルで働く」という発想がなく死を受け入れていったキャラクターたちに対して不誠実な内容だったようには思えてしまう。支配人は単に「説明を忘れてただけ」と言っていたが、そんな大事なことを説明もせずに就労させていたのだとしたらアンフェアってレベルじゃねぇ。まぁ、それを気にしてなかった音子が一番悪いと言われたらそうなのかもしれんが。

 とまぁ、ちゃぶ台が3回転半くらいひっくり返るお話だったわけだが……正直、今作のプロットについて、そこまで整合性を求めているわけではないというのも事実である。なんとなくのツールをなんとなく組み合わせる「なんちゃって推理劇」みたいなテイストは最後の要素もギリ許容できるくらいのユルさだと思えば、ハッピーエンドを仕立てるためにこんな展開にしたのもやむなしと受け入れておくか。実際、これにより3人のメインキャラが全員落ち着くところに落ち着いたわけだしね。これまで茶化すようなテイストだったから許されてたけど、フツーに考えて大外がのうのうと生きてていいわけがないし。まぁ、先週時点で1回地獄行きを確定させてるのに今週もう一回とどめを刺す必要もないのだが……この時間改変による「2人の大外」「2人の阿鳥」のパラレルはこの作品ではどのように説明されるんでしょうね。

 最後の駅のホームでの(余計なまでの)大立ち回りもなかなかの「どないやねん」要素ではあったが、記憶がない(というかまだ持ってない)大外との対峙はそれなりに緊張感と説得力があったので悪くないシーン。ここに来て血染めの三色菫がちょっとした伏線だったことを音子ちゃんが推理から導き出したり、最後の最後で本作のギミックが小技を効かせていたのも悪くない。どうせなら似たようなツールをもうちょっと縦横無尽に張り巡らせておいてもらえたら、ラストバトルももうちょい刺激があった気はするんだけど。最終的には、今作はサイコキラー大外と「サイコだけど単なるオタク」の音子ちゃんの関係性を紡ぐ物語ということになり、阿鳥が割と蚊帳の外だったというオチもいいような悪いような。まぁ、幸せそうなら、OKです。

 最後までちゃんと音子ちゃんは音子ちゃんらしさを貫き、可愛らしかったのはよかったと思います。何はともあれ、1クールお疲れ様。

 

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