最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
おまえさぁ……どんだけ時間経ったか分かってんの? 1章が21年の2月で2章は同じ年の9月、約半年おいて即公開で安定して楽しめた。そこから3章が23年の4月。突然1年半空いたんですよ。その時点でだいぶ記憶も霧散してて「このペースじゃたまったもんじゃねぇな」って言ってて。……ほんで今回である。2年待たされた。60分のアニメ観るのに2年待たされるってぇのはどういうことだい? 流石にちょっと……。いくらファンがついてるって言っても、ファンの耐久力にも限界があるんやぞ。分かってんのか! 製作者!(遠く大洗の方向に向かって) ……というわけでかなーーーーり久しぶりの本作。何もかもを綺麗に忘れてたもんで、とりあえずブログで自分の感想記事を読んで記憶を掘り起こそうとしたのだが、3章は「なんかとんでもない終わり方をした」ことしか分からず、私自身がたいそうショックを受けていたようなのにマジで思い出せない。これはまずい。いかにして2年のブランクを埋めるべきか? ……ということで、今回は初の試み。「前日にアマプラで3章を見直してから劇場に行く」という措置を取りました。もう、それくらいやらないとフォローできないもの。結果的に追加課金してるわけで、これも制作側の思う壺な気もするのだが仕方ない。次はせめて1年以内に出してくれよ! マジで!
<以上、愚痴でした。以下ネタバレあり感想になります>
というわけで、前日に3章を視聴してあの地獄のような引きをしっかり確認してからの続編。「どう転んでもお通夜みたいな雰囲気からしか始まらんし、ここからよっぽどのミラクルを起こさない限りハッピー展開とかありえないじゃん」と思っていたのだが……まぁ、頭からケツまでじっとりしっぱなしでしたわね。そりゃまぁ、そうなるけども。ただ、結果的には「王国側からも丸め込まれて二重スパイに任命されちゃった」という現状こそ苦しいものの、とりあえず身内に死者は出ず、メアリーはメアリーで救済措置が取られたもんだから表面上はそこまで最悪なことになってなかったのはやや肩透かし。ノルマンディー公をはじめとして今作はみんなして「スパイたるもの、失敗したらそりゃもう恐ろしい目に遭うから覚悟しろよ」とか言ってるんだけど、現状はまだぬるま湯の中で生かされている状態。そして共和国側からも王国側からもそんな生殺し状態で宙ぶらりんになったもんだから、悶絶ものの3章からは一転、今回は上っ面のミッションだけ取ったら「すんごい普通の話」に戻ってしまった。以前の感想で1章が「テレビシリーズ4話目か5話目くらいの話」と表現し、2章は「テレビシリーズ1話目でやれ」、3章は「テレビだと10話とか11話目のテンション」とたとえたのだが、今回は7話目と8話目くらいの印象。おそらく制作側としても、6章立てのこの劇場版は3章で1回おっきな山場を迎え、いわば「起承転承」みたいな感じで繋いだのだろう。テレビシリーズのちょうど半分で一回中ボス戦をやり、後半からはラスボス戦へのルートを紡いでいく感覚である。 そんな内容だったこともあり、60分のうち半分以上が「贋金作り師ターナーを亡命させよ!」というテレビシリーズでも普通にやりそうなミッションに充てており、劇場作品としての盛り上がりには欠けるというのが正直な印象。中心に据えられたのがチーム1の常識人にして人情派のベアトリスだったことも「普通さ」に拍車をかけており、あんだけの大事件の後のお話としては「普通すぎる」という感想である。まぁ、別に悪いことはないんだけどさ。一応2つの勢力の間で振り回される「二重裏切り者」の苦悩は描いているわけだし、ノルマンディー公の相変わらずのやり口も分かりやすい。今後の方向性について、ある程度リアリストのドロシーがひたすらにプリンセス至上主義のアンジェとぶつかって不和が起こるのも順当な流れだ。必要な要素は揃っている。ただ、単に「置きにきた」エピソードなのでどうにも印象に残りにくいって話よ。 これがテレビシリーズの単発エピソードなら別に文句はないのよ。「Loudly Laundry」とか嫌いじゃなかったし、なんかこう、「手紙がギミックの中心にいる」感じで「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」味もあったし、亡命者の処遇で一喜一憂する感覚は「エスタブライフ」っぽさもある。舞台となった印刷工場のくすんだ雰囲気とかも、私が好きな今作の「スチームブリティッシュ」っぽさに溢れていて画面の雰囲気は好きなままなんです。でも、今それじゃなくない? とは思うわけで。その辺は正直「2年間待たされた」という恨み節のせいもあってやや辛口評価になってしまった。あと、個人的に血が出て痛いのがとても苦手なので、ターナーさんの最後の決断は(ある程度予想がついちゃったけど)正面から見てられなくてしんどかったです。この時代の医療技術すごいよな。あれってチセの手柄なのかしら。 まぁ、「承」のパートだから仕方ないと飲み込む必要もあるんだろう。大筋の物語もしっかり前には進んでおり、アンジェとドロシーのぶつかり合いからチームの今後の選択の重大さはしっかり提示されているし、苦しみながら未だ目の光を失っていないプリンセスの今後の動向も要注目。そして最後の最後にやっぱりどんでん返しで見せてくれるリチャード。こいつがどこまでの器なのかで今後のノルマンディー公との直接対決の盛り上がりは大きく変わってくるが……前回の肩透かしがまだマイナス評価を引っ張ってるからな。「捕まるとこまでが計画のうち」ってんなら大したもんだが、流石にそうは見えないし……最終的に、これでリチャードを共通の敵に設定してプリンセスとノルマンディー公が手を取り合うような終わり方だけは勘弁ぞ。 追伸:ベアトメインのお話だったおかげで色々と可愛いベアトが見られたのは眼福でした。あとドロシーさんじゅうろくさい。 PR ![]() ![]() |
カレンダー
ブログ内検索
リンク
最新記事
(06/04)
(06/03)
(06/03)
(06/03)
(06/02)
(06/02)
(06/01)
(06/01)
(06/01)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |