最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
来てしまったか、この時が……。しかし、私ごとき木っ端人間が沢城みゆきについて何を語れるというのだろうか。呼び方はもともと「みゆきち」呼びでしたが、最近はもう「沢城」っていう機会の方が多い気がします。ちなみに、これまで戸松がトップだった(気がする)ブログ内で言及された回数は更新され、ダントツです。あ、一応「沢城」で検索した結果なので、弟が含まれてる可能性も微レ存(弟単体で取り上げることほとんど無かったはずだが)。
・馴れ初め ぷちこにゅ。 ある程度年季の入ったオタクならこれは当然でしょう。ただ、冷静に考えりゃ沢城がぷちこでデビューしたのって今から26年前(!?!?!?!?!)なので、もしかしたらここを見た人で「生まれてないんですが」みたいな人もいるかもしれない。いや、きっとそんな若者はこんな高架下の落書きみたいなブログは見に来てないとは思うが……でもまぁ、もはや「現代史」レベルの出来事であるという事実は、おっさんは受け入れねばなるまい。この26年という長い時間で、いかにしてモンスターが成長したかということも。 そうだ、ぷちこだ。我々が知っている沢城みゆきは、オーディションを勝ち抜いてブロッコリーという企業に拾われた純真無垢な一介の中学生だった。制服姿を見かけることもあったし、何なら妹か娘のように見守っていた人も多いんじゃなかろうか。 ぷちこはさ、あの通り台詞回しが独特で、声量があまり要らない役だったから何となく愛嬌でごまかしてたみたいなとこはあったけど、その次にブロッコリーからあてがわれた「ギャラクシーエンジェル」のミントさん役では「こいつやっぱまだまだ素人だな」みたいな部分が露見してさ。声量出ないし、まだまだ棒だし。まぁ、そこは別にいいじゃないですか。素人の女子中学生に何を求めることがあるのかって話で。隣にはすでに達者だった田村ゆかりもいるんですが、意外とデビュー年が近いこの2人も、年齢だけでいえば10歳差ですからね。「まだまだ成長途中だから」と気楽に見守っていた……。 はずだったんですけど、どっかで一回時間飛んだ? シンゴジラが蒲田くんから成体になるよりも急じゃなかった? いつの間にやら、「女子中学生みゆきち」は「声優・沢城みゆき」になっていた。そしてそこからというもの、周りにある全ての情報を糧として喰らい続け、我々の与り知らぬ、とんでもない化け物へと変貌した。声優の権化、役者のイデア。そんなものが、いつの間にか完成していた。私がだいぶ前に呟いてなんか知らんけどバズったTweetは本心だったし、彼女についての実情を端的に表していると思う。
・良きところ さて、沢城みゆきのいいところか……なんなんでしょうね。あなたの中で「素晴らしい声優」とか「天才役者」を思い浮かべてください、って言ってイメージしてもらったそれが、だいたい沢城みゆきだよ。個人的にはさ、本人の努力を蔑ろにしてるみたいだからあんまり軽々に「天才」って言葉は使わないようにはしてるんだけども、どうしても使わざるを得ない声優ってのも何人かいて、ここまで取り上げた中では感覚の天才・中原麻衣、努力の天才・齋藤千和。そしてこの先の話になるが種﨑敦美の話をするときにはどうしてもこのワードが出てきてしまう(桑島・上田あたりは天才というよりかは「奇才」とか「霊媒」みたいな言葉を使いたくなる勢)。そして沢城については、どうしても「怪物」という言葉を使いたくなる。なんかね、「何でそんなことできちゃうの?」っていう驚きが、尊敬とか感心を超えて恐怖にすらなってしまうというか……これこそが「畏敬」という感情なのだろうな。 改めて、デビュー直後の沢城みゆきは、まだ普通の女の子だったはずだよ。確か「しあわせソウのオコジョさん」でコジョピーをやってた時も、「おいおい、新人に無理させんなよ」って思ってたはず。翌年の「ぴたテン」の時は……「あれ、ショタ普通にできてるな」になり同時期に「ギャラクシーエンジェル」の2期が始まった時には、確かもうミントさんはほぼ完成してたんじゃなかったっけ? この間、およそ2年ってとこか。いったいどこで何を吸収したの? 沢城流の演技論でよく取り上げられるトピックとして「うたわれるものラジオ」で彼女が語っていた一節が引かれることが多い。確か私も当時リアタイで聞いてて「何言ってんだこいつ?」となったせいでやたら印象深かったのだが、ざっくりまとめると、「キャラをもらったら、そのキャラの呼吸で歩いてみる」とか、そんな感じの発言をしている。声質がどうとか、話し方がどうこうのレベルじゃないんですよ。「呼吸」なんですね。これ、役者仲間が聞いたら「なるほどね〜」ってなるんでしょうかね。素人の私からしたら何もピンと来ないんですが、多分、沢城みゆきはそれで事足りたのでしょう。比喩でも何でもなく、「息をするように演技をする」人間なんですよ。 そのほかにも、モノマネなんかを率先してやってる様子から「声」という自分の武器、音声発生装置に並々ならぬ関心があり、口内のどの部分にどう当てるとどんな「音」が出るかを知っている。この辺りはモノマネの大家である山寺宏一が似たようなことを言ってたっけ。その結果、別に「演技」を必要としない「声の仕事」が全て彼女のフィールドに含まれることになり、現在もナレーター業などで引っ張りだこ。自分の声が「商品」であることを一番よく理解している。 思えば、沢城ボイスというのは特別高いものではなく、どちらかというと地声はやや低め、落ち着いた雰囲気で決して前に出る性格ではないはずなのに、デビュー直後からどんどん仕事を増やしていた時点でおかしいことに気づくべきだったのだ。人類は、触れてはならぬ領域に触れてしまったということを。今後とも、沢城みゆきという存在が業界をどのように揺さぶっていくのか、監視を怠ることなきように。
・お勧めキャラ3選(もはや「沢城みゆき」って1つだけ名前あげとけばいいレベル)
・「デ・ジ・キャラット」シリーズより「プチ・キャラット」 上でも散々名前をあげたが、やはり全ての物語の始まり。因果の起点はとらえておく必要があるだろう。何が恐ろしいって、「令和のデ・ジ・キャラット」で明らかになった通り(まぁ、誰も疑っちゃいなかったが)沢城みゆきは25年の時を経た現代でも何の問題もなくぷちこができるという事実である。沢城流の「仕事」は加齢とか関係ないのだ。
・「ギャラクシーエンジェル」シリーズより「ミント・ブランマンシュ」 そしてこのキャラについても触れないわけにはいかない。ブロッコリー渾身のクレイジーアニメであるGAでいろんな無茶振りをされたことが刺激となって怪物が目覚めた可能性は割とあると思っちゃってるし。
・「ローゼンメイデン」シリーズより「真紅」 この時点で「座長」なんですよね。ここでの田中理恵との因縁、そして松尾監督との関係性などなど、後世に影響を与える出会いがあるとかないとか、私が勝手に思ってるだけです。
・「ぱにぽにだっしゅ」より「芹沢茜」 ここで新房組(シャフト)に加入。更なる無茶振りが加速します。ショタができることは知ってたが、割とトバし気味の役でも何の問題もなくアジャストできる。
・「うたわれるもの」シリーズより「アルルゥ」 上述の通り、アルルゥはここにきてぷちこ寄りのキャラに原点回帰したようにも見えるんですが、沢城の中ではこれって単なるパターンではないんですよね。多分彼女の中に「似たキャラ」って存在しないんじゃないかな。「みんな違う人生なんだ」っていう当たり前の理解があると思う。
・「さよなら絶望先生」シリーズより「関内・マリア・太郎」 だから何でシャフト作品は「沢城はどこにつかってもいいだろ」みたいな理解になってんだよ。あってるよ。
・「ひだまりスケッチ」シリーズより「大家さん」 シャフト(略)。この歳ですでに、周りの先輩声優を差し置いて「管理側」に回ってるんですよ。まぁ、この作品の大家が監督側かと言われたら微妙だけど。
・「紅」より「紅真九郎」 真紅で培ったものが、同じく紅の名を冠する男性キャラの主人公に回帰する。この作品は、私としては「沢城みゆきと悠木碧をぶつけた作品」として蠱毒みたいな装置だったと思ってます(結果両方生き残ったが)。
・「CANAAN」より「カナン」 上述の「田中理恵との因縁」がこちら。今作はトップに沢城・田中理恵・坂本真綾と並ぶ地獄絵図なんですよ。怖いよね。怖いよね。
・「〈物語〉」シリーズより「神原駿河」 シャフ(略)。ここまで「飛ばし気味の沢城」は着実に溜まっているのだが、その1つの閾値に達したのが神原かもしれない。沢城に関しては「西尾維新作品はセリフが難しい」みたいなことももはやいう必要がない。
・「荒川アンダーザブリッジ」より「マリア」 千和の項に続いてシャフトの社史みたいになってきた。まぁ、あれを歌われちゃなぁ。
・「デュラララ!!」より「セルティ・ストゥルルソン」 世界の中心に首を置いておくタイプの沢城。いや、喋れないんだけどね! 喋ってないはずなんだけどね!!
・「ルパン三世」シリーズより「峰不二子」 当時は衝撃だったが今となっちゃぁ誰も文句を言うことなどできやしない……。当時はやった「昔ぷちこ、今ふじこ」っていう言い回しは秀逸だった。
・「戦姫絶唱シンフォギア」シリーズより「櫻井了子/フィーネ」 世界を壊すんですよ。沢城ですからね。ゲーム版の方では女史の活躍も多くて嬉しかったですね。この世界でマリアや翼を差し置いての貴重なOTONA枠が沢城なんですよ。
・「PSYCHO-PASS」シリーズより「唐之杜志恩」 そっか、唐之杜さんってフィーネと同時期に出てきたキャラだったのか……了子女史が作中では短命だった分、唐之杜さんはシリーズ通してやりたい放題やんな。沢城ボイスの唯一の(?)欠点としてあんまり百合っぽさが求められないという要素が挙げられるが(??)、それならいっそガチレズでガチタチにしてしまえばいいという解決策である(???)。
・「ダンガンロンパ」シリーズより「腐川冬子」 キャストが贅沢すぎることで有名なロンパシリーズ。1作目も「全員メイン級」にすることでキャストメタが発生しないように意味不明な詰め込み具合になっているわけですが、その中でも沢城キャラはこういう立ち位置になるんだよ。
・「月刊少女野崎くん」より「瀬尾結月」 野崎くんはさぁ、鹿島くんを中原麻衣に任せたり、「そうくるのか!」みたいなキャスティングも面白い作品だと思ってるんだけど、今にして思えばこの瀬尾役に沢城ってのもやりたい放題だったよね。
・「GO!プリンセスプリキュア」より「紅城トワ/キュアスカーレット」 後付けとはいえ、これで3人目の「紅」キャラなのか。ゴープリが私の中で(去年までは)ナンバーワンプリキュアだったのは、トワの立ち位置も重要な要素でしたねぇ。光落ちプリキュアの中でも「高潔さを失わない」という要素が強めに出てるのが推しポイント。
・「賭ケグルイ」シリーズより「桃喰綺羅莉/桃喰リリカ」 賭ケグルイは原作ファンだったのでアニメ化の方を聞いた時は嬉しくて、「夢子役は能登か? 早見か?」ってワクワクしてたって話は書いたと思うんですが、「そういえば、会長はどうする?」って困ったこともありました。まぁ、模範解答がちゃっちゃと出ちゃいましたけど。アニメ化したところまでだとまだリリカとの確執が掘り下げられてないんだけど、その辺ってアニメ化しないのかなぁ。
・「ゲゲゲの鬼太郎」より「鬼太郎」 人類が「不二子だろうが鬼太郎だろうが、だいたいの役は沢城が全部できる」ことに気づいてしまうとパンデミックが起こるので警戒してる。
・「メガトン級ムサシ」より「クロウゼード・ライア」 宇宙を支配する沢城。しかし、単なる「ロボットもののデケェ悪役」というだけでなく、終盤になると娘(黒沢ともよ)との関係で色々と出てくる。
・「よふかしのうた」より「鶯餡子」 よふかししたら夜の街で沢城には会いたくない。沢城と魔性は切ってもきれない。
・「シャイ」シリーズより「ツィベタ/レターナ」 今のご時世にロリ沢城がまた拝めるとは、と思わせておいて、ロリでもなんでもない激重設定だったという。「母が沢城みゆき・娘が能登麻美子」って、どんな輪廻を繰り返したらそんな家庭が出来上がるんだよ。
・「ザ・ファブル」より「佐藤洋子」 最近の沢城ヒストリーの中ではかなりキワモノだけど、これぞ沢城という気もする。現実感が仕事してないのに違和感も職務放棄するの何。
・「BanG Dream! Ave Mujica」より「森みなみ」 ということでせっかくなので直近の地獄沢城で〆。沢城ボイスであんな評価を下されてしまった娘・若葉睦が今後まともな人生なんて送れるはずがないんだよなぁ。あと飲まれてしまったにゃむちもな。
正直、めちゃめちゃ端折ってこの量なので許してください。沢城キャラに重要度の差異なんてつけられねぇよ!
・関連リンク集 戦姫絶唱シンフォギア EPISODE5 「なお昏き深淵の底から」 BanG Dream! Ave Mujica #8 「Belua multorum es capitums.」
ちなみにいちいちリンクは貼りませんが、「沢城」でブログ内検索すると、この「100人名鑑」の既存の記事が大量に引っ掛かります。つまり、私はもはや「声優の何かしらの素性」を語る時の指標として「沢城みゆき」を使っているということがよく分かるのである。 PR ![]() ![]() |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |