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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 30分でやっていい内容じゃねぇだろ、第10話。理不尽を覚悟で観てる作品だからこそ受け入れられるが、こんなに高密度な訳分からん展開、普通はついていけない……いや、やっぱ受け入れられてないわ。

 今回はなんとマリンの生い立ちにスポットが。最終的になんかいい話風にまとめられた極悪姉妹対決だが、そもそも「マリンの姉がやべぇ」っていう情報だって今回初めて明かされた話だし、普通だったら生い立ちのモノローグだけで1話分使えそうなくらいの中身を色々すっ飛ばして理不尽のわんこそばみたいな状態に。

 まずもって「相手を赤ん坊にする薬」の時点でスタート地点の高度がすごいことに。いやまぁ、「対象を葉っぱにする忍術」がある世界なんだから何があってもおかしくはないのだが、一応マリンたちもびっくりしてるってことはこの世界においても脅威すぎる超技術だったのは間違いない。スタンド使いを2、3人単位で消化するレベル。そして今回マリン姉(クレジットによるとミナトというらしい)が開発した薬の恐ろしいところは、よくある「幼児化」ギミックのような暫定的な幻術ではなくがっつり「成長前に戻している」という部分。普通なら打開策として「いかにして元に戻すか」を考えればいいだけのギミックなのだが、なんと「成長速度がかなり速い」「幼児化から急成長を経た際に元の状態に戻らない可能性が高い」というおまけ付き。つまり、これって擬似的なリセットボタン。高峰さんがパンツを脱いだ時のように、人生を手軽にリセットして急激に「別な人生」の可能性を探ることができる次元がひっくり返る仕組みなのである。まー、当人たちはその部分についてあんまり気にしてなかったけども……。

 そうしてこのはを無効化したミナト。赤子状態のこのはに手を焼く2人だったが、若気の至りで子を持ってしまった女子高生を演じることでなんとかさとこも「子育て」を日常にすることができ、表面上は問題を解決してみせる。「今までベッタリだったパートナーを幼児化させてママを演じる」とか、だいぶ極まった性癖に刺さってしまいそうな危険なシチュエーション。しかし、残念ながらそれを甘受する暇は与えられず。ミナトはきっちりと捕縛対象であるマリンを鹵獲(その際にパソコンやスマホをぶっ壊したのが全部マリンの機転だったとしたらマリンもすげぇな)。自らも幼児化して過去の姉妹の姿に戻り、永遠の箱庭を生きることを宣言。濃い濃い、いちいち設定が濃い。ちなみに車椅子状態だったマリンが軟禁先ではピンピンしてたのは、それこそ幼児化薬の「やり直し」の効果が顕著に現れた例だろう。これ、いくらか成分を調整したらガチで「3日前に戻れる薬」とかになるわけで、万能の治療薬になるってことなのよ。ヤベェ。

 マリンを奪われ、このはも無力化。もはやさとこに残された術はない、と挫けたところに駆けつけるのは、なんと(さとこに)殺されたと思っていたロボ子の残滓。あれだけ壮絶な別れを遂げて禍根を残しまくったロボ子があっさり帰ってきちゃった展開もヤベェのよ。だってあのロボ子が帰ってきちゃったら、またこのはがおかしくなる可能性があるわけじゃん。さとこがその辺の心配してないのは、あれからずっとこのはと活動してちゃんと絆を深められた自信があるからなのだろうか。

 幸か不幸か、今のロボ子にはこのはを籠絡する意志はなく、あくまでマリンのために救出劇をお膳立て。前回私がなんとなく妄想した「さとこの能力ってスタンドバトルで最強になる可能性あるってことじゃん」を早速実行しやがった。いや、マジで私はなんも知らんで書いてたんですよ。まさかこの早さで伏線回収するとは思わないじゃん。マジでなんやねんこの漫画。無駄に格好いい突入シーン、そしてスタンド使いや念能力者も滅多に見せられないくらいにバチっと決まった「そう来ると思ったぜ!」などんでん返し。「さとこ格好いい!」と一瞬思ったが、全部デザインしてるのロボ子なんだよな。……ロボ子格好いい!

 そうしていっぱい食わされたミナト。このまま刺客忍者同様に退場するのかと思わせておいて、そこはマリンの姉妹の情(と打算)もあって一命は取り留める。こんだけ濃いキャラが爆速退場は流石にイカレてるよな、と思ったが、よく考えれば似たような濃いキャラが片っ端から死んでる作品で何を言っても説得力はなかった。クレイジーシスターのぐるぐるお目目を見ていると、ほんとにマリンちゃんはなんでこんなにまっすぐに、心の広い子に育ったのだろうと涙が出そうである(殺し屋だけど)。この世界の「善」の成分、全てマリンが担ってるよな。

 終わってみれば何事もなかったかのように日常に戻っていくが、今回あったことも全部過去の話にはなるまいて。どんどんカルマが積み重なる今作のマッドプロット、最終的にはどこに行き着くのだろうか。ちなみに個人的に一番目を引いた「こだわりプロット」は……リーダーの忍者服。サイズがあってないせいで常時さとこがエロく見えるのは作画班もこだわり過ぎでは?

 
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