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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「ボールパークでつかまえて!」 4→5

 今期のアニメ、かなりの数が「途中から作画が……」というので評価をガクッと落としているのだが、今作に関しては、「作画は……まぁいいや!」となった貴重な枠。もちろん、これで良い作画だったらもっともっと上に行けたという意味ではやっぱダメなんだけども。

 第一印象の時点で「作画がなぁ」で足を引っ張っていた作品だったのであまり良いスタートではなかったのだが、そこまで画面のクオリティに拘泥するような作品ではなく、次第に「まぁ、なんとなく球場の様子が流れてるだけでも安心するわ」という不思議な馴染み方になった。すげぇガバガバな基準で強引にくくっちゃうと、本作も「色んな人たちが1つの仲間意識で活動しているホームを描いている」という意味ではある種の長屋ものといえなくもない(いや、流石にいえない)。とにかく、こういうわちゃわちゃした群像劇は割と好きではあるんですよ。

 「球場」というテーマ設定自体もきちんと責任を持った筋立てになっており、時に選手を筆頭としたわかりやすい「表の」職業のドラマで真正面から球場全体を動かし、時にあまり注目されない渋い職業を描いて「裏方」仕事をみせる。1クールという短期間とはいえ、その話作りはバラエティに富んでおり、意外に退屈せずにアットホームなヒューマンドラマを見ることができた。気づけば視聴者目線でもモーターサンズを応援しているような気になってくるし、ラスト2話の展開なんていい具合のドラマ展開でちょっと泣きそうになっちゃったもんね。

 思い返せば、私もウン年前はそれなりに熱心に野球の応援をしていた時期があった。知り合いに球場に連れて行ってもらったこともあり、今作ではその時の不思議な熱気、高揚感を思い出せるような気がした。スポーツ観戦は楽しいし、多分好きな職場で働くことも楽しいのだ(こちらはまだ未経験ですが!)。人生なんて受け取り方次第でなんぼでもドラマに仕立てられるもんだな、とちょっと感心した次第。

 まぁ、そうして「真っ当なヒューマンドラマ」をきちんと描ききれたのが嬉しい誤算だっただけに、「これ、もっとしっかりした制作に任せておけば傑作とまでは行かずとも佳作くらいまではランクアップできたのでは……」と悔しさもある。まー、チープだからこその味わいみたいなものがプラスに働いた可能性もゼロではないが……今確認したらコミックが既刊16巻と思いのほか長い作品みたいだし、万が一2期があるなら、いっそスタジオのレベルを一段階上げてみるのはいかがだろうか。そう簡単じゃない? そりゃそうだなぁ。

 
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