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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「阿波連さんははかれない season2」 ―→7

 あいも変わらず、といえば全てなのだけど、このテイストを2クールの間貫き通し、いろんな感情を巻き起こしてくれたそのカオス・メイカーっぷりは本当にお見事。おそらく、今作をずっと観て得られたこの感情の総体のことを、「あはれ」というに違いない。

 テイストとしては1期と同じではあるが、ミルフィーユのようにその層を重ねてどんどん厚みを増していく世界は不条理のパワーに満ちている。タイトルに名を冠するのはヒロインの阿波連さんだし、そりゃ彼女を中心に作品は展開されるが、今作において真っ当な意味で「主人公」なのは間違いなくライドウ。この手の作品で男側主人公がの方がイカレ野郎でネタを振り回すのも締めるのも投げっぱなしなのも自由自在というのは本当に異質な設定。そしてライドウという男はそんなとんでもないポジションを1人で抱え込めるだけの謎の才能を持っているのである。

 もちろん、ただライドウ1人の手柄というわけではない。2期からの新規参入である玉那覇さんを代表とするお友達軍団は時にちゃらんぽらんなノリに便乗して話を膨らませるし、時に2人の異次元に歯止めをかけるべくツッコミにも回る。石川・佐藤がサブでお届けする「ふつーに真っ当な恋愛ドラマ」はなんならメイン以上にさりげなくて刺さっちゃうくらいにキュンな物語。生徒たちを温かく見守る先生陣もガヤとして一線級の働きをこなし、この手の世界では忘れがちな「大人の責任」も要所でしっかりと果たしたりする、よく見れば教育者としては割と立派な人たち。阿波連シスターズ(?)も姉を盛り立てるために幸せな家族模様を演出し、初登場となる阿波連母はまさかのCVをサプライズ披露。あの時点で既に未来予想図は描かれていたのかも。最終的に繋がれた血脈がCV悠木碧に帰着するという恐怖の家系図もワクワクもんだ(名前がまどかなのはちょっと怖いですが)。

 各所に刺激を抱えて退屈しない2クール目。それでもなお、やはり立役者は阿波連さんか。どれだけの紆余曲折があっても、無駄に壮大で不可思議な人生サーガが紡がれようとも、今作を全て見終わった後の結論は「阿波連さんは可愛いな」でいいのだ。あいがとうスタッフ、そしてありがとう水瀬いのり。いのすけヒストリーに、この「はかれない」1ページを。

 
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