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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 世紀末のオカルトを僕たちは既に知っている第6話。あんな小さい画面なのに恐ろしいばかりのJKの存在感。どないやねん、と思ったら、A-1つながりでコンテ演出に伊藤智彦かよ。なんだか親族が死ぬ話ばっかり書いてるな!

 仁太の初登校という大きな大きなイベントを描いているにも関わらず、思ったほどそこに重点が置かれていなかったのが意外なエピソード。仁太自身もそのことについては肩すかしを食らっていたが、だからといって鳴子の援交騒動が取りざたされたかと言われるとそうでもない。最終的にスポットがあたったのは、「親子関係」という大きなくくりということになるんだろうか。「めんまの目的」という作中最大の謎に答えが得られていないために、何とも据わりの悪いお話にはなっている。一応、いつものように5人に分けて見ていくしかないかな。

 すっかりメインヒロイン然としております、鳴子。ラブホ顔認定を受けた彼女が今回得たものは、仁太の暴走による、さらなる仁太への憧れの気持ち。自分が窮地に陥り、周りには仲間がいない状態での旧友の暴走は、額面以上に頼りがいがありそうに見えてしまったことだろう。今回の騒ぎにより、「今の悪い友達」との関係性が弱まった鳴子は家にも帰れず、自然と落ち着くのは超平和バスターズの秘密基地。少しずつ「安城鳴子」が「あなる」に立ち戻りつつあることが分かりやすく示されている。仁太にしろぽっぽにしろ、外見があれだけ変わったというのに、鳴子の内面性については何も変わっていないことを疑っていないのである。そんな鳴子を見て、昔の空気に満たされて来たことを感じ取り、俄然元気になるぽっぽ。めんま宅を訪れるという打開策を提案し、相変わらずの行動力で突破口を見いだす。

 すっかり自分を取り戻して活き活きしているゆきあつ。「最近このあたり、変な奴いるから」って、あまりにレベルの高すぎる自虐ネタが清々しい。現実を全て受け入れたからこそ、仁太に対する微妙な感情も包み隠さずに口に出来るようになった。そんなゆきあつにさりげなく付き添う知利子。クラスメイトにやっかまれたり、面と向かって「ゆきあつが好きなのだろう」と指摘されたり、鉄面皮のお嬢さんも年相応に忙しい。他者にもバレバレなゆきあつへの感情だが、電車の中では決して彼の隣に座らずに距離を置き、チクチクと嫌みでせめるあたりが、流石の知利子さんである。

 そして、初登校イベントがよく分からない結果に終わってしまった仁太。鳴子を守る為の彼の活躍ぶりは、在りし日のバスターズのリーダーを思わせる立派なものだった。なんでここまでの行動力がある人間が引きこもりになってしまったのだろうかという疑問は残るが、なかなか華々しい登校デビューではないか。これでますます学校に行きづらくなってしまうのが今後の問題ではあるが……ただ、彼の目下の悩みはやはりめんまの存在そのものである。「見えることの意味」「他人に見えないことの意味」は、答えが出ないばかりに思い悩むしかない。

 「めんまという存在」。それこそがこの作品の最大の焦点である。今回初めてめんまの家を訪れた3人が見たものは、決して娘のことを忘れることが出来ない母イレーヌと、それに反し、跡形もなくなってしまっためんまの私室。「忘れられないこと」と「忘れなければならないこと」が同居するその空間は、まさに仁太たちの現状を表しているかのようである。当のめんま自身も、口では「忘れてもらわなければならない」と主張してはいるものの、仁太が指摘するように、「忘れられること」「存在できないこと」への寂しさはこれまで何度もこぼしていた。死者は「いないもの」であるから、いつかは記憶の中に埋もれる存在である。そんな摂理をねじ曲げて現れためんまは、一体何を伝えようとしているのだろうか。

 そして、ついにその手がかりが1つ浮かび上がることで、物語は転がり始めた。めんまの家で手に入れた彼女の日記と、ゆきあつ達が思い出した「あの日」の記憶。めんまの過去が、6人の「今」をどう変化させていくのか。本当に、目が離せない。

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