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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
なんかもう……芳しい、第10話。いや、香ばしい? ……とにかく味ついてて美味しいです。噛めば噛むほど滋味が溢れます。 Aパート、はーさん始まりの時点で名作の予感。思わぬ病気で休まなきゃいけなくなったはーさんと、それを取り巻く心優しき人々のお話。「自分がいなくても仕事は回るかもしれない」という不安(?)からちょっとブルーになっちゃうはーさん。彼女のそんな心境の根底には「自分は双見たちとは違うステージの人間だ」というコンプレックスがある。彼女の中では、双見はもちろん、同じ仕事している梨田、その手伝いをしながら具体的な「ものづくり」を指揮する佐藤、そして1人実力だけで戦い続ける塔子さんなどは「唯一無二でこの世に求められる存在」だと思っており、漫画家としてデビューに届かなかった自分は「替えの効くパーツでしかない」という卑屈な意識があるのだ。 別に普段からそこまで卑屈に落ち込むわけじゃないし、だからって生きる意味がなくなるわけでもない。「自分はずっと双見のアシをやっててもいいかな」くらいに考えてもいる。だけど、ふとこういう機会に「自分がいない日常」を目の当たりにしてしまうと、そんな自身の矮小さが身につまされるようで、救いのない劣等感に苛まれてしまうのだ。この感情は決して双見だけに向けられるものではないが、やはり最も身近な太陽である双見に対する感情が前面に押し出される。それは視聴者が渇望しているような熱情でもなく、慕情でもなければもちろん劣情でもないが、どうにもヤな実存を持った救われない感情である。 こと私はこのはーさんの気持ちってのが痛いほど分かる瞬間があって……「自分は別にいなくてもいいんだよなぁ」なんて、普段ならどうってことないマインドなのだが、ふとメンタルに負の傾斜がついてしまった時とか、夜中に寝る前にちょっと精神の噛み合わせが悪かった時なんかにこの感情に襲われると思わず叫び出しそうになる。自分の周りに数多の才能が煌めいていることを認識してしまうと、なおさらのことである。 このどうしようもないはーさんマインド、痛いほど分かるのでほんとに痛いのだけど、今作の腹立たしいところは、これを「女性同士の同性間感情」とまぜこぜにして提供してくるところ。はーさんから双見への憧れ、この感情が一筋縄ではいかず、ヤな形でぽろぽろとこぼれ出してくるのを見て、いちいち盛り上がったり、凹んだりしてしまう。今回はここに「はーさん姉」というもう1人の「良き理解者」も登場し、彼女は「唯一無二なんて所詮は幻想」というなんとも救いのない真理からはーさんを掬い上げてくれる。そしてこのお姉さんは双見の旧友ということで、2人で密会して「ほんとにはーさんたら可愛いわねぇ」と親愛を共有したりする。ずっこいよねこいつら。いいんだはーさん、あなたは周りの人たちに恵まれているし、自分が思っているほど小さな人間じゃない。そりゃ僕らはずっと双見とわちゃわちゃしてるはーさんを見ていたいけど、あなたがいつか自分の足で歩き出す姿も見たいのである。こうしてはーさんが「裏ヒロイン」として活躍する姿は本当に眩しいのだが…… Bパート、「はーさんばかりに好き勝手はさせぬ」とぶっとい釘を刺しにくる正妻ポジション、それが佐藤さんである。今回は将棋の対局イベントにかこつけて、なんとしっぽり温泉旅行。10話目での温泉回はテレビシリーズとしてはいささか遅いサービス回だが、今作はそんなサービスにあまり意味はないし、正直温泉シーンはみんなして同じような格好で雑に湯に浸かっているだけなのであまり萌えもエロも無い絵面であった。挙句佐藤さんのお風呂シーンは1回もないっていう。……せめて髪下ろしたカットくらいくれよ……今回佐藤さんの一番の萌えシーンはスナップショットに映り込んだぎこちないピースサインだよな。 しかし、佐藤のさりげない気遣いは当然のように双見に刺さる刺さる。そしてそれを見守るはーさんも「しょうがないにゃぁ」ってんで正妻のポジションを脅かすつもりもない。はーさんはこの立ち位置でいいと思ってるのだもの。双見の憧れの女流棋士・天野の登場に「さらなるライバル出現か!?」と一瞬腰が浮いたが、まぁ、そういう存在ではないっぽいので座り直そう。あくまで双見が対等に関係性を構築できるのは佐藤さんかはーさんの2択である(梨田? それは流石に……)。今後とも、こちらの関係性だけで笑顔を絶やさず、健やかにお仕事をしていただきたい。 (流石に最近は梨田が不憫には思えてきました) PR
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Thraxi
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自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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