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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「忍者と極道」 5→5

 端的に言うと「意義はなんとなく分かった」。言い換えると「好きな人が好きなのはなんとなく分かった」かな。ただ、個人的にはそんなにハマる芸風の作品ではない。

 今作の面白みの大半はワードチョイスにあると思っていて、スタート地点にあった「ヤクザも忍者もプリキュアが大好き」みたいなところから始まって、いちいち王道的なキャラ設定から少しズラしたようなとぼけた味わいで勝負する、いわばキャラクター大喜利みたいなところがある。実際、毎週のようにヘンテコキャラが登場していちいち地口でネタ回しを披露してくれるのでそこをメインで楽しめるなら退屈はしないのだろうが、私の場合はそもそも「絵があんま好みじゃない」のマイナス印象から入ってしまっており、ついでに「ヤクザもの、ヤンキーものがあんま好きじゃない」というデバフまでかかっている状態なので、正直あまり楽しむ姿勢ができていなかった。そうなると、独自のクドさもあまり旨みには繋がらないわけで。残念ながら「あまり好きではない作品」にカウントされる。

 ただ、そうした理由があるので多分に好みによるという感覚もあり、それが「ハマる人にはハマる作品なんだろうな」という結論になっている。まぁ、でなきゃアニメ化にまでこぎつけないと思うしね。ただ、私は単なる出オチバトルを日替わりでされるよりも、もっと頭を使ってバトルの妙を楽しむような作品の方が好きなだけである。まぁ、そんな人間がなんで「聖闘士星矢」や「キン肉マン」のファンなのかと言われると黙り込むしかないのだが……まぁ、一種の「刷り込み」ですよ。

 基本的にほぼ全てのキャラが使い捨てという状況で、特に暴走族編のあたりは毎回違うキャラが「自己紹介→生い立ち回想→必殺技披露→返り討ち」みたいなことを繰り返しており、応援しようにも気持ちを繋いでくれるキャラがいない。「忍者」目線で見るべきか「極道」目線で見るべきかも定まらず、結局ふわふわした状態で気持ちの入れ込み先が見つからなかった。まぁ、2つの勢力をこうしてほぼ対等に描くっていう手法自体が珍しい気もするので、常に二項対立の「正しさ」みたいなものを考えていくところにも面白みはあるのかもしれないが。

 そういう意味では、ある程度キャラを掘り下げられたラストのバトル展開以降はややプラス寄り。ぶっちゃけガムテというキャラが最高に仕上がってたという1点なのだが、あれくらいに組織内での横のつながりが見えたり、それぞれのキャラの生き様が後々に影響を与えたりしてくれれば、もうちょっとこのクドさにも意味は見出せたのかもしれない。そういう意味では、ほんとにここまでは序章でしかなく、シノハとキワミの対立が明確になったこの後から本編スタートなのかもしれません。2期とかあるんかね。

 てなわけで、見どころをあげろと言われたらガムテ一択です。すみぺの殊勲賞です。やっぱ目ん玉ひん剥いてイカレてる方がすみぺは輝くよな。

 
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